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2019年08月06日
ワンオペも「個人の裁量」か。
とある顔なじみのお店に行くと、
店員さんが1人で切り盛りしていた。
今日は1人なんですかと尋ねると
「今日はもう1人が休みなので自分だけなんです」と言っていた。
系列店が幾つかある企業だが、
従業員は社員やアルバイトという雇用形態ではないらしい。
会社側は働く場所を提供するだけで、
それぞれが個人事業主としての契約。
だからお店に人員が揃っていれば
個人の裁量でいつ出勤してもいい代わりに
人員不足の店舗があっても異動させられないという。
人気の集中する都心の店舗は人員が余るのに対し、
そうでない店舗は少ない人数でやり繰りするしかないそうだ。
本当に大変な時は他店からヘルプに来てくれるが、
ずっと居てくれるわけではないのでキツイと言っていた。
店頭対応や予約の電話でも
1人しかいない時は断らざるを得ないので、
特にネット予約しづらい年配の人は
次回からお店に来てくれなくなってしまったり、
評判が低下してしまうことも心配だと言っていた。
これが、裁量労働制の現実だろうか。
好きな時間に出勤できて、勤務地も自分で選べる、
突然の異動や転勤の心配をあまりしなくてもいい。
その代わり、人員が足りなくても
例え1人になってもヘルプ以外での応援は望めない。
1人になったら開店〜閉店までの通し勤務もザラ。
僕はかつて、アルバイトという雇用形態ながら
深夜の居酒屋でホールのワンオペを2年経験したので、
すべてを1人でこなす過酷さと
増員を望めない孤独な闘いの辛さは
少しだけわかっているつもり。
会社側も何だか、この裁量労働制や
個人事業主という雇用形態を都合よく利用している気がする。
特に、人が1人でもいないと開店できない店舗勤務では
メリットである勤務時間や出勤時間の自由はなく、
むしろ通しで使っても問題ないぐらいの思惑が見て取れる。
働く場所は貸しました、でも開店はさせてください、
人員は何名だろうと自己責任です、というふうに
暗に「自己責任論」を押し付けている気が
しないでもない。
数年前、とある牛丼屋の深夜ワンオペが
ニュースで大々的に報道され、
人員配置についてはそこら中で問題になったはず。
なのに、今度は雇用形態から何から、
手を変え品を変えては現場の負担をごまかし通す。
人員を使い潰す日本の企業の体質は、変わってない。
僕は店員さんに
「来客や電話が来たら構わず行ってください」と伝えた。
自分がワンオペ経験者ということもあるが、
せめて自分が来ている間はなるべく負担になりたくなかった。
便利な仕組みができるたびに、それを有効利用する人と
都合のいいように利用する人が出る。
世界はそんないたちごっこ。
今、就労移行支援事業所で色んな仕事の経験を積んでいる僕が
就職することに強い拒絶と嫌悪感を抱くのは、
そんないたちごっこに巻き込まれたくないと
思っているからかも知れない。
競争せずに生きてはいけないのかなぁ、と
少しだけ息苦しくなった、暑い夏の日。
店員さんが1人で切り盛りしていた。
今日は1人なんですかと尋ねると
「今日はもう1人が休みなので自分だけなんです」と言っていた。
系列店が幾つかある企業だが、
従業員は社員やアルバイトという雇用形態ではないらしい。
会社側は働く場所を提供するだけで、
それぞれが個人事業主としての契約。
だからお店に人員が揃っていれば
個人の裁量でいつ出勤してもいい代わりに
人員不足の店舗があっても異動させられないという。
人気の集中する都心の店舗は人員が余るのに対し、
そうでない店舗は少ない人数でやり繰りするしかないそうだ。
本当に大変な時は他店からヘルプに来てくれるが、
ずっと居てくれるわけではないのでキツイと言っていた。
店頭対応や予約の電話でも
1人しかいない時は断らざるを得ないので、
特にネット予約しづらい年配の人は
次回からお店に来てくれなくなってしまったり、
評判が低下してしまうことも心配だと言っていた。
これが、裁量労働制の現実だろうか。
好きな時間に出勤できて、勤務地も自分で選べる、
突然の異動や転勤の心配をあまりしなくてもいい。
その代わり、人員が足りなくても
例え1人になってもヘルプ以外での応援は望めない。
1人になったら開店〜閉店までの通し勤務もザラ。
僕はかつて、アルバイトという雇用形態ながら
深夜の居酒屋でホールのワンオペを2年経験したので、
すべてを1人でこなす過酷さと
増員を望めない孤独な闘いの辛さは
少しだけわかっているつもり。
会社側も何だか、この裁量労働制や
個人事業主という雇用形態を都合よく利用している気がする。
特に、人が1人でもいないと開店できない店舗勤務では
メリットである勤務時間や出勤時間の自由はなく、
むしろ通しで使っても問題ないぐらいの思惑が見て取れる。
働く場所は貸しました、でも開店はさせてください、
人員は何名だろうと自己責任です、というふうに
暗に「自己責任論」を押し付けている気が
しないでもない。
数年前、とある牛丼屋の深夜ワンオペが
ニュースで大々的に報道され、
人員配置についてはそこら中で問題になったはず。
なのに、今度は雇用形態から何から、
手を変え品を変えては現場の負担をごまかし通す。
人員を使い潰す日本の企業の体質は、変わってない。
僕は店員さんに
「来客や電話が来たら構わず行ってください」と伝えた。
自分がワンオペ経験者ということもあるが、
せめて自分が来ている間はなるべく負担になりたくなかった。
便利な仕組みができるたびに、それを有効利用する人と
都合のいいように利用する人が出る。
世界はそんないたちごっこ。
今、就労移行支援事業所で色んな仕事の経験を積んでいる僕が
就職することに強い拒絶と嫌悪感を抱くのは、
そんないたちごっこに巻き込まれたくないと
思っているからかも知れない。
競争せずに生きてはいけないのかなぁ、と
少しだけ息苦しくなった、暑い夏の日。
2019年07月11日
最新兵器、折り畳みキーボード。
就労移行支援事業所での昼休み。
今のところ食事15分、読書15分、
昼寝30分で過ごしているものの、
持ち前のタブレットで
ブログ執筆をもっと進めたいと思っていた。
外付けキーボードは1台持ってるが、
テンキー付きの長さを誇り、持ち運びに不向き。
もっとコンパクトな外付けキーボードがほしいと、
虎視眈々と電気店を徘徊していた。
そして今回、満を持して最新兵器、
Bluetoothキーボードの入手に成功。
しかも携帯ゲーム機のように折り畳み可能で、
電池ではなく充電式という親切っぷり。
小さく畳めてバッグの中のスペースを圧迫しない。
文庫本が1冊、多く入っているだけの感覚。
予算は少しオーバーしてしまったが、
家のどこからでも文字が打てるのは、
いい文章を思いついた瞬間に書き残せるので嬉しい。
実は無線キーボードを初めて導入したので、
この手軽さと、文章ひらめきの見逃さない加減に
逆に戸惑っている。
そして自宅で使っているマウスも、
実はこれまでずっと有線。
この無線キーボードに慣れてきたら、
自宅用に無線マウスも導入しようと思ってる。
実はコードが絡まるシーンを見ると、
子どもの頃にゲーム機のコードを絡ませて
イライラを爆発させていた父の姿を思い出して
少しだけ怖くなる。
あまり思い出したくないシーンを避ける、
メンタルケアのためにも早く無線キーボードに慣れよう。
→「ゲーム進行度で父を越してしまう緊張感。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/197/0
キーボードの機動力が大幅アップし、
さっそく昼休みの執筆に役立ててみた。
嬉しい悩みは昼休みの時間配分だが、
初日は食事と読書15分ずつ、昼寝も15分にして
執筆15分にしてみた。
人の目や騒がしい音で簡単に疲れてしまう僕は
とりあえず昼寝が必須なので、
毎日の実戦経験の中で調整してみよう。
今のところ食事15分、読書15分、
昼寝30分で過ごしているものの、
持ち前のタブレットで
ブログ執筆をもっと進めたいと思っていた。
外付けキーボードは1台持ってるが、
テンキー付きの長さを誇り、持ち運びに不向き。
もっとコンパクトな外付けキーボードがほしいと、
虎視眈々と電気店を徘徊していた。
そして今回、満を持して最新兵器、
Bluetoothキーボードの入手に成功。
しかも携帯ゲーム機のように折り畳み可能で、
電池ではなく充電式という親切っぷり。
小さく畳めてバッグの中のスペースを圧迫しない。
文庫本が1冊、多く入っているだけの感覚。
予算は少しオーバーしてしまったが、
家のどこからでも文字が打てるのは、
いい文章を思いついた瞬間に書き残せるので嬉しい。
実は無線キーボードを初めて導入したので、
この手軽さと、文章ひらめきの見逃さない加減に
逆に戸惑っている。
そして自宅で使っているマウスも、
実はこれまでずっと有線。
この無線キーボードに慣れてきたら、
自宅用に無線マウスも導入しようと思ってる。
実はコードが絡まるシーンを見ると、
子どもの頃にゲーム機のコードを絡ませて
イライラを爆発させていた父の姿を思い出して
少しだけ怖くなる。
あまり思い出したくないシーンを避ける、
メンタルケアのためにも早く無線キーボードに慣れよう。
→「ゲーム進行度で父を越してしまう緊張感。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/197/0
キーボードの機動力が大幅アップし、
さっそく昼休みの執筆に役立ててみた。
嬉しい悩みは昼休みの時間配分だが、
初日は食事と読書15分ずつ、昼寝も15分にして
執筆15分にしてみた。
人の目や騒がしい音で簡単に疲れてしまう僕は
とりあえず昼寝が必須なので、
毎日の実戦経験の中で調整してみよう。
2019年06月18日
求人への未整理な気持ちの正体。
就労移行支援事業所のメンバーの1人の就職が決まり、
昨日の終業後に小さな壮行会があった。
この流れか、今日は作業がなく、
終日、履歴書の書き方や求人の見方などの
就職対策に関するプログラムの日となった。
僕は恥ずかしながら、今日のような
しっかりした就職対策に身を置いたことがなく、
新卒時に就職活動をした時ですら、
何をしたいのか定まらず、流れのまま決めてしまった。
→「父との関係。(5) -大学〜就職-」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/43/0
まして障害者雇用枠での採用を目指すのは初めてで、
求人の見方、志望動機やアピールの書き方など、
すごくためになる、学びで溢れた1日だった。
過去の求人から、応募する会社を疑似的に選び、
それに合わせたアピール、志望動機を書いて、
次に職務経歴書の添削、と。
間違いなく、ためになることだらけだった、
はずなのに。
どこの求人を見ても、魅力的な待遇を読んでも、
「応募したい、採用されたい」という気持ちが
どうしても湧いて来なかった。
最終的には「副業OK」「リモートワーク可能」
を掲げる求人を見つけ、
それに合わせた書類は作成したものの、
この素晴らしい経験に相反して
「企業に応募なんかしたくない」と叫んでいる心に
整理を付けられないまま今日を終えた。
したくないのか、怖気づいているのか、
自分でもまだ心の分析が不完全なまま。
だけどそんな中で、ぼんやりと浮かんだことは
勤務時間の欄に記載された長い拘束時間と、
限られた期日内で多くの結果を求められることへの
プレッシャーだった。
またあの追い立てられる日々に戻るのか、
早く早くと急かされるのか、
有無を言わせない理不尽の世界に
また飛び込まないと生きていけないのか。
そんな疑問が一気に駆け巡っていたかも知れない。
僕はバスケというスポーツをしているが、
本質的に競争するのが好きではないんだろう。
だけど今は、これまでのような追い立てられる環境に
身を置かないために日々学んでいる。
働く環境がどこになっても、
僕は今やりたいことだけをやって生きているから、
自由に生きられる環境を選ぶはずだし、
自分から飛び込むはず。
僕はまだ、そうやって
自分を信じ切れていないのかも知れない。
求人、応募、そこには沢山の水面下での駆け引きがある。
今日、一気に色んな情報を知ってしまった僕は
表面的な駆け引きや結果に心を奪われて、
あの瞬間、「あ、これいいかも」という
自分の直感を消してしまっていた。
履歴書、求人、志望動機、どれも大切だけど、
やってみたいか、みたくないかが何より大切。
やってみたい気持ちよりも不安が勝ったということは
僕はその求人を他者目線で、自分以外の要因を重視して
選んだということ。
であれば、今日のような不安な気持ちには
これから何度も出逢うことを受け入れよう。
そして、不安よりもやってみたいわくわくが勝ったら
そこに応募すればいい。それだけのこと。
シンプルに、シンプルに。
昨日の終業後に小さな壮行会があった。
この流れか、今日は作業がなく、
終日、履歴書の書き方や求人の見方などの
就職対策に関するプログラムの日となった。
僕は恥ずかしながら、今日のような
しっかりした就職対策に身を置いたことがなく、
新卒時に就職活動をした時ですら、
何をしたいのか定まらず、流れのまま決めてしまった。
→「父との関係。(5) -大学〜就職-」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/43/0
まして障害者雇用枠での採用を目指すのは初めてで、
求人の見方、志望動機やアピールの書き方など、
すごくためになる、学びで溢れた1日だった。
過去の求人から、応募する会社を疑似的に選び、
それに合わせたアピール、志望動機を書いて、
次に職務経歴書の添削、と。
間違いなく、ためになることだらけだった、
はずなのに。
どこの求人を見ても、魅力的な待遇を読んでも、
「応募したい、採用されたい」という気持ちが
どうしても湧いて来なかった。
最終的には「副業OK」「リモートワーク可能」
を掲げる求人を見つけ、
それに合わせた書類は作成したものの、
この素晴らしい経験に相反して
「企業に応募なんかしたくない」と叫んでいる心に
整理を付けられないまま今日を終えた。
したくないのか、怖気づいているのか、
自分でもまだ心の分析が不完全なまま。
だけどそんな中で、ぼんやりと浮かんだことは
勤務時間の欄に記載された長い拘束時間と、
限られた期日内で多くの結果を求められることへの
プレッシャーだった。
またあの追い立てられる日々に戻るのか、
早く早くと急かされるのか、
有無を言わせない理不尽の世界に
また飛び込まないと生きていけないのか。
そんな疑問が一気に駆け巡っていたかも知れない。
僕はバスケというスポーツをしているが、
本質的に競争するのが好きではないんだろう。
だけど今は、これまでのような追い立てられる環境に
身を置かないために日々学んでいる。
働く環境がどこになっても、
僕は今やりたいことだけをやって生きているから、
自由に生きられる環境を選ぶはずだし、
自分から飛び込むはず。
僕はまだ、そうやって
自分を信じ切れていないのかも知れない。
求人、応募、そこには沢山の水面下での駆け引きがある。
今日、一気に色んな情報を知ってしまった僕は
表面的な駆け引きや結果に心を奪われて、
あの瞬間、「あ、これいいかも」という
自分の直感を消してしまっていた。
履歴書、求人、志望動機、どれも大切だけど、
やってみたいか、みたくないかが何より大切。
ただ夢中になっていると結果は「ついてくる」。
応援してくれる人も「現れる」。
結果のために、応援してくれる人のために。
の前に、自分に夢中になっている?
『で、ほんとはどうしたいの?』 第四章
”絶対に成功するとしたらどんな仕事がしたい?” より
やってみたい気持ちよりも不安が勝ったということは
僕はその求人を他者目線で、自分以外の要因を重視して
選んだということ。
であれば、今日のような不安な気持ちには
これから何度も出逢うことを受け入れよう。
そして、不安よりもやってみたいわくわくが勝ったら
そこに応募すればいい。それだけのこと。
シンプルに、シンプルに。
2019年06月04日
就労移行支援事業所へ正式通所。
2日経ってしまったが、昨日から
就労移行支援事業所と正式契約し通所している。
担当してくれてる相談員さんと作成した
サービス利用計画案は区役所に問題なく受理され、
先週、区役所からサービス利用受給者証が無事に届いた。
→「サービス利用受給者証の申請。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/182/0
雇用契約ではなく、何て呼ぶのだろう。
ともあれ作業や実習で工賃が発生するので
利用契約を交わして今に至る。
3日間の体験通所時と、やることは変わらないが、
初日、そして今日とあまり眠れず、予想以上に疲れた。
→「就労移行支援事業所への体験通所-1日目-。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/173/0
「就労移行支援事業所への体験通所-2日目-。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/175/0
「就労移行支援事業所への体験通所-3日目-。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/176/0
作業内容は検品、封入、折り込みがメイン。
やること自体には慣れてきたのと、
壁に向かった部屋の隅の席というのが、とてもいい場所。
部屋の真ん中から背を向けているような格好で、
他の人が作業しているのを背中で感じるのは少し怖いけど、
自分の前と右側から人の目が刺さらないというのは
とても安心できるし落ち着く。
何だかんだで僕はまだ人の視線への怯えが抜けきらない。
初日は僕の他に2人、今日から正式通所の人がいた。
2日目は2人ともお休みだったけど、
何だかこの場所に慣れているように社交的な人だった。
初対面でも僕の名前の読み方について
「”理琉”ってどう読むんですか?かっこいいですね」と
気さくに話しかけてくれたので、
ぱっと見ただけではわからない、
複雑な事情がそれぞれにあってここに辿り着いたのかなぁと、
笑顔で応えながらも、思いを巡らせてみた。
今のところは月、火、水、金の週4日通う。
慣れるまではけっこう体力的にきついかも知れない。
でも、少しずつだけど充実してる実感はある。
基本的に「就労」を目指す人たちの集まりで、
スタッフさんもそのための支援をする人たち。
だけど僕には
「雇用にこだわらない働き方を見つける手助けになれば」
と声をかけてくれたことに感謝している。
「底辺」というと施設をけなしているように
誤解されるかも知れないが、決してそうではなく、
底辺とは僕自身の人生が、ということ。
”KAZOKU”や”OYA”と繋がりを断ち切った時も、
離婚した時も、鬱病になった時も、
ここが人生の底辺と思っていただろう。
僕はこのチームで、この施設で、
この人たちに囲まれて、人生を駆け上がっていく。
就労移行支援事業所と正式契約し通所している。
担当してくれてる相談員さんと作成した
サービス利用計画案は区役所に問題なく受理され、
先週、区役所からサービス利用受給者証が無事に届いた。
→「サービス利用受給者証の申請。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/182/0
雇用契約ではなく、何て呼ぶのだろう。
ともあれ作業や実習で工賃が発生するので
利用契約を交わして今に至る。
3日間の体験通所時と、やることは変わらないが、
初日、そして今日とあまり眠れず、予想以上に疲れた。
→「就労移行支援事業所への体験通所-1日目-。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/173/0
「就労移行支援事業所への体験通所-2日目-。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/175/0
「就労移行支援事業所への体験通所-3日目-。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/176/0
作業内容は検品、封入、折り込みがメイン。
やること自体には慣れてきたのと、
壁に向かった部屋の隅の席というのが、とてもいい場所。
部屋の真ん中から背を向けているような格好で、
他の人が作業しているのを背中で感じるのは少し怖いけど、
自分の前と右側から人の目が刺さらないというのは
とても安心できるし落ち着く。
何だかんだで僕はまだ人の視線への怯えが抜けきらない。
初日は僕の他に2人、今日から正式通所の人がいた。
2日目は2人ともお休みだったけど、
何だかこの場所に慣れているように社交的な人だった。
初対面でも僕の名前の読み方について
「”理琉”ってどう読むんですか?かっこいいですね」と
気さくに話しかけてくれたので、
ぱっと見ただけではわからない、
複雑な事情がそれぞれにあってここに辿り着いたのかなぁと、
笑顔で応えながらも、思いを巡らせてみた。
今のところは月、火、水、金の週4日通う。
慣れるまではけっこう体力的にきついかも知れない。
でも、少しずつだけど充実してる実感はある。
基本的に「就労」を目指す人たちの集まりで、
スタッフさんもそのための支援をする人たち。
だけど僕には
「雇用にこだわらない働き方を見つける手助けになれば」
と声をかけてくれたことに感謝している。
ここは底辺じゃ。これ以上の下はない。
だったらあとは見上げるだけじゃ。
わしはこのチームで上がっていくで…!!
九頭龍高校 #11 夏目健二
あひるの空 16巻より
「底辺」というと施設をけなしているように
誤解されるかも知れないが、決してそうではなく、
底辺とは僕自身の人生が、ということ。
”KAZOKU”や”OYA”と繋がりを断ち切った時も、
離婚した時も、鬱病になった時も、
ここが人生の底辺と思っていただろう。
僕はこのチームで、この施設で、
この人たちに囲まれて、人生を駆け上がっていく。
2019年05月23日
サービス利用受給者証の申請。
就労移行支援事業所へ正式に通所するため、
これまでサポートしてもらってる相談室の担当者さんと
区役所へ「サービス利用受給者証」の申請に行ってきた。
受給者証が発行されれば、いろいろ種類はあるが
その日から以下のようなサービスが利用できる。
・就労継続支援A型、B型
・就労移行支援、など
これらは障害や難病のある人が働く準備をする場所なので、
一般の求人のようにすぐ応募できるわけではなく、
市区町村へ「利用したいです」と申請が必要になる。
年表みたいになってしまうが、
僕が経て来た申請までのプロセスはこんな感じ↓
ーーーーーーーーーー
1. 障害や病気のある人の支援をしている相談施設と
コンタクトを取る(任意、ただし利用を推奨)
→「障害者の就労相談室へ。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/61/0
2. 就労移行支援事業所を紹介してもらい、
気になるところがあれば幾つか見学に行く(任意だが推奨)
→「就労移行支援事業所の見学。-1回目-」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/132/0
「就労移行支援事業所の見学。-2回目-」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/142/0
「就労移行支援事業所の見学。-3回目-」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/145/0
人によっては「A型事業所がいい」「私はB型」などへ変化するので、
その事業所がどんなサービスを持っているか
見学の時点で確認しておければベター。
※2回目に見学した事業所は「就労移行支援」のみ、
3回目に見学した事業所は
「就労移行支援」と「就労継続支援A型」を持っていた。
3. 気に入った事業所があれば数日間の体験通所
(任意だが雰囲気や過ごし易さの感触を掴む上では推奨)
→「就労移行支援事業所への体験通所-1日目-。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/173/0
「就労移行支援事業所への体験通所-2日目-。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/175/0
「就労移行支援事業所への体験通所-3日目-。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/176/0
4. 通所する施設と、利用するサービスが決まったら
市区町村の保健福祉課へ「サービス利用計画書」を提出し
「サービス利用受給者証」を申請(必須)
※「サービス利用計画書」は自分で作っての提出も可能だが、
相談室の担当者さんと話し合った上で作成してもらうことを推奨。
※保健福祉課の職員さんとの面談あり。
過去の大まかな就労状況や障害特性、
家族との関係や生活状況の聞き取りがメイン。
5. 受給者証を引っ提げて、通所を決めたところで
作業やスキルアップ訓練など、再出発の準備をする(工賃は安価)
ーーーーーーーーーー
僕は今「4.」まで終わったところ。
任意が多いが、何だかんだで全部見てみた方がいいと思う。
区役所での聞き取りといっても審査ではないので、
どうしても話したくないことを白状する雰囲気ではなかった。
あと、一応聞いてみたのが
このサービスを利用することを家族に連絡されるのか、という点と、
緊急連絡先は空欄でも問題ないか、という点。
「連絡しないんで大丈夫ですよ」
「親族との関係が破綻している場合はアレなんで空欄でいいですよ」
という答えが返ってきたので一安心した。思ったより緩かった。
予定としては今月末に「サービス利用受給者証」が発行され、
6月1日の誕生日を挟んで3日から正式通所する。
通所頻度は週1回から選択可能だが、
先日の体験通所で思った以上に疲れたので
いきなり週5日通う自信がなく、週4日にした。
誕生日を迎えてからというのは
手続きのタイミングでそうなっただけだが、
まるで狙ったかのようなドラマ性だ。
RPGゲームや漫画で言うところの
「新たなる旅立ち!」という感じ。
誕生日を迎え心機一転、人生を1からやり直し、
まさに今、新世界に飛び込む…!
みたいなシナリオが書けるだろうか(笑)
それは冗談としても、本当に僕は今、
自分の足で人生を歩き直すための岐路に差し掛かってる。
精神的にも、経済的にも、
誰に依存するでもされるでもなく。
縛られていた過去の延長線上をなぞるでもなく、
浴びせられ続けた否定や罵声に無意識に従うでもない。
本当の意味での”自分の意志”で紡いでいく、
自分にしか描けない物語。
就労移行支援事業所での作業は工賃が出る、
とはいえ高くて数万円。
僕は審査に落ちてしまったけど、通所している人の中には
障害年金を受給しながらという人もいるし、
その他のセーフティーネットを使ったり、
実家住まいでひとまず生活を守りつつ、という人もいる。
※僕の5年間にわたる障害年金エピソード。
「ダメモト障害年金。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/9/0
「障害年金、落ちた。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/99/0
何が待ってるんだろう。
でも何が待っていても大丈夫。
じいちゃんとばあちゃんが守ってくれてるから。
これまでサポートしてもらってる相談室の担当者さんと
区役所へ「サービス利用受給者証」の申請に行ってきた。
受給者証が発行されれば、いろいろ種類はあるが
その日から以下のようなサービスが利用できる。
・就労継続支援A型、B型
・就労移行支援、など
これらは障害や難病のある人が働く準備をする場所なので、
一般の求人のようにすぐ応募できるわけではなく、
市区町村へ「利用したいです」と申請が必要になる。
年表みたいになってしまうが、
僕が経て来た申請までのプロセスはこんな感じ↓
ーーーーーーーーーー
1. 障害や病気のある人の支援をしている相談施設と
コンタクトを取る(任意、ただし利用を推奨)
→「障害者の就労相談室へ。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/61/0
2. 就労移行支援事業所を紹介してもらい、
気になるところがあれば幾つか見学に行く(任意だが推奨)
→「就労移行支援事業所の見学。-1回目-」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/132/0
「就労移行支援事業所の見学。-2回目-」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/142/0
「就労移行支援事業所の見学。-3回目-」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/145/0
人によっては「A型事業所がいい」「私はB型」などへ変化するので、
その事業所がどんなサービスを持っているか
見学の時点で確認しておければベター。
※2回目に見学した事業所は「就労移行支援」のみ、
3回目に見学した事業所は
「就労移行支援」と「就労継続支援A型」を持っていた。
3. 気に入った事業所があれば数日間の体験通所
(任意だが雰囲気や過ごし易さの感触を掴む上では推奨)
→「就労移行支援事業所への体験通所-1日目-。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/173/0
「就労移行支援事業所への体験通所-2日目-。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/175/0
「就労移行支援事業所への体験通所-3日目-。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/176/0
4. 通所する施設と、利用するサービスが決まったら
市区町村の保健福祉課へ「サービス利用計画書」を提出し
「サービス利用受給者証」を申請(必須)
※「サービス利用計画書」は自分で作っての提出も可能だが、
相談室の担当者さんと話し合った上で作成してもらうことを推奨。
※保健福祉課の職員さんとの面談あり。
過去の大まかな就労状況や障害特性、
家族との関係や生活状況の聞き取りがメイン。
5. 受給者証を引っ提げて、通所を決めたところで
作業やスキルアップ訓練など、再出発の準備をする(工賃は安価)
ーーーーーーーーーー
僕は今「4.」まで終わったところ。
任意が多いが、何だかんだで全部見てみた方がいいと思う。
区役所での聞き取りといっても審査ではないので、
どうしても話したくないことを白状する雰囲気ではなかった。
あと、一応聞いてみたのが
このサービスを利用することを家族に連絡されるのか、という点と、
緊急連絡先は空欄でも問題ないか、という点。
「連絡しないんで大丈夫ですよ」
「親族との関係が破綻している場合はアレなんで空欄でいいですよ」
という答えが返ってきたので一安心した。思ったより緩かった。
予定としては今月末に「サービス利用受給者証」が発行され、
6月1日の誕生日を挟んで3日から正式通所する。
通所頻度は週1回から選択可能だが、
先日の体験通所で思った以上に疲れたので
いきなり週5日通う自信がなく、週4日にした。
誕生日を迎えてからというのは
手続きのタイミングでそうなっただけだが、
まるで狙ったかのようなドラマ性だ。
RPGゲームや漫画で言うところの
「新たなる旅立ち!」という感じ。
誕生日を迎え心機一転、人生を1からやり直し、
まさに今、新世界に飛び込む…!
みたいなシナリオが書けるだろうか(笑)
それは冗談としても、本当に僕は今、
自分の足で人生を歩き直すための岐路に差し掛かってる。
精神的にも、経済的にも、
誰に依存するでもされるでもなく。
縛られていた過去の延長線上をなぞるでもなく、
浴びせられ続けた否定や罵声に無意識に従うでもない。
本当の意味での”自分の意志”で紡いでいく、
自分にしか描けない物語。
誰かが用意した、
あるいは先人たちが残したパスワードじゃつまらんだろう。
地図は常に自分で開拓したい、
それがゲーマーというものであり、かつ、男の生き様だ。
これは俺の物語だ。
九頭龍高校 #7 花園千秋
『あひるの空』 39巻 ”EARLY LAST DAYS” より
就労移行支援事業所での作業は工賃が出る、
とはいえ高くて数万円。
僕は審査に落ちてしまったけど、通所している人の中には
障害年金を受給しながらという人もいるし、
その他のセーフティーネットを使ったり、
実家住まいでひとまず生活を守りつつ、という人もいる。
※僕の5年間にわたる障害年金エピソード。
「ダメモト障害年金。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/9/0
「障害年金、落ちた。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/99/0
何が待ってるんだろう。
でも何が待っていても大丈夫。
じいちゃんとばあちゃんが守ってくれてるから。
2019年05月16日
就労移行支援事業所への体験通所-3日目-。
3日間の就労移行支援事業所への体験通所、
最終日は今後の利用を含めての感想を書いてみる。
※1日目、2日目。
「就労移行支援事業所への体験通所-1日目-。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/173/0
「就労移行支援事業所への体験通所-2日目-。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/175/0
結果から言うと、スタッフさんへ利用したい旨を伝え、
”障害福祉サービス受給者証”の申請準備へ入った。
受給者証の申請については、事業所へ繋いでくれた
障害者支援施設の担当スタッフさんと相談して
”サービス利用計画書”を作成し区役所へ出す。
早ければ6月から正式通所すると思われる。
今日は午前中に医療用キットの封入作業、
午後からはポスティング資料の作成作業。
50〜100個作る中で、どうすれば封入漏れなく、
スムーズに効率的に作業できるか考えて、
実際に手を動かして試すのが楽しい。
実際の作業が得意な人と、
作業の仕組み作りが得意な人がいるというが、
僕は今のところ両方好きみたいだ。
この事業所では、PCを使う作業は
基本的に個別に希望しない限りは行わず、
軽作業や清掃実習が中心となる。
1回目と、3回目に見学した事業所では
PCでの作業がメインだったにも関わらず
そこを選ばなかった理由は環境。
正直、通所した先で行う内容は何でもよかった。
※体験通所した事業所を含め3箇所を見学。
「就労移行支援事業所の見学。-1回目-」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/132/0
「就労移行支援事業所の見学。-2回目-」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/142/0
「就労移行支援事業所の見学。-3回目-」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/145/0
「普通なら、社会人ならできるでしょ」
という横並び推奨の環境に長くいたせいか、
「一人一人の特性に配慮し、適材適所の環境で活躍」
などという言葉をあまり信じられていなかった。
だけど今回の見学、そして体験を経て、
まさか本当にそんな環境があるとは思いもせず、
前回も書いたが手厚いサポートと
穏やかで優しい人たちとの出逢いに戸惑った。
職場、働く環境という面で僕の世界は狭かった。
その思い込みを壊せたことは目から鱗が落ちる思いだ。
障害者の就労相談室へ初めて行った時、
現在も担当してくれてるスタッフさんが
「理琉さんは適切な環境に身を置けば活躍できる」
と言ってくれたのを思い出した。
※「障害者の就労相談室へ。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/61/0
その言葉をずっと疑っていた僕は
疑う必要がない場所が本当にあるとわかったこと、
そして、同じように新しい環境を探して
前を向いている人に囲まれたことで、
自分だけではなかったという安心ができた。
自分に合った環境探し。
それが結果的に、一度はしないと決めた
「就職」という道になるとしても、
この事業所への正式通所や、携わる実習や
人との出逢いを経て、本当にあるなら
探ってみたいなと思い始めることができた。
最終日は今後の利用を含めての感想を書いてみる。
※1日目、2日目。
「就労移行支援事業所への体験通所-1日目-。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/173/0
「就労移行支援事業所への体験通所-2日目-。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/175/0
結果から言うと、スタッフさんへ利用したい旨を伝え、
”障害福祉サービス受給者証”の申請準備へ入った。
受給者証の申請については、事業所へ繋いでくれた
障害者支援施設の担当スタッフさんと相談して
”サービス利用計画書”を作成し区役所へ出す。
早ければ6月から正式通所すると思われる。
今日は午前中に医療用キットの封入作業、
午後からはポスティング資料の作成作業。
50〜100個作る中で、どうすれば封入漏れなく、
スムーズに効率的に作業できるか考えて、
実際に手を動かして試すのが楽しい。
実際の作業が得意な人と、
作業の仕組み作りが得意な人がいるというが、
僕は今のところ両方好きみたいだ。
この事業所では、PCを使う作業は
基本的に個別に希望しない限りは行わず、
軽作業や清掃実習が中心となる。
1回目と、3回目に見学した事業所では
PCでの作業がメインだったにも関わらず
そこを選ばなかった理由は環境。
正直、通所した先で行う内容は何でもよかった。
※体験通所した事業所を含め3箇所を見学。
「就労移行支援事業所の見学。-1回目-」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/132/0
「就労移行支援事業所の見学。-2回目-」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/142/0
「就労移行支援事業所の見学。-3回目-」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/145/0
「普通なら、社会人ならできるでしょ」
という横並び推奨の環境に長くいたせいか、
「一人一人の特性に配慮し、適材適所の環境で活躍」
などという言葉をあまり信じられていなかった。
だけど今回の見学、そして体験を経て、
まさか本当にそんな環境があるとは思いもせず、
前回も書いたが手厚いサポートと
穏やかで優しい人たちとの出逢いに戸惑った。
職場、働く環境という面で僕の世界は狭かった。
その思い込みを壊せたことは目から鱗が落ちる思いだ。
いい!?二度とここへ戻っちゃダメよ!!
海は広い…いつか…必ず優しい人達に会えるから!!
サンジの姉 ヴィンスモーク・レイジュ
ONE PIECE 84巻 841話より
障害者の就労相談室へ初めて行った時、
現在も担当してくれてるスタッフさんが
「理琉さんは適切な環境に身を置けば活躍できる」
と言ってくれたのを思い出した。
※「障害者の就労相談室へ。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/61/0
その言葉をずっと疑っていた僕は
疑う必要がない場所が本当にあるとわかったこと、
そして、同じように新しい環境を探して
前を向いている人に囲まれたことで、
自分だけではなかったという安心ができた。
自分に合った環境探し。
それが結果的に、一度はしないと決めた
「就職」という道になるとしても、
この事業所への正式通所や、携わる実習や
人との出逢いを経て、本当にあるなら
探ってみたいなと思い始めることができた。
2019年05月15日
就労移行支援事業所への体験通所-2日目-。
昨日に引き続き、就労移行支援事業所への
体験通所レポート。
2日目の今日は主に作業内容について。
→初日。
「就労移行支援事業所への体験通所-1日目-。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/173/0
昨夜は変な疲れ方をしたのか朝方まで眠れず
午前中の検品、包装作業中は眠くてふらふら。
座ったり立ったり姿勢は自由で、
調子が悪ければ申し出ても問題ないが、
これまで一般枠でしか働いたことがない僕は
ここまで手厚いサポートに慣れていないのか、
結局言えないまま午前中を乗り切る。
初日の作業時も面食らったのは
ノルマ、効率、秒単位の時間に追われず、
店長に胸ぐらをつかまれず、怒鳴り声が飛んで来ないこと。
昨年まで在席したデスクワーク一筋の職場のように
「立ち上がって背伸び中はPCに向かってないからサボり」
などと言われることもない。
一般の会社と、障害者支援施設という違いはあれど
こんなに楽に仕事ができる環境があるのかと、
実は夢だったパターンを疑ってしまった。
僕のように発達障害がある人も多いのだろう。
施設のスタッフさんは「あそこのこれやって」というような
指示代名詞を使ったあいまいな指示の仕方はしないし、
「何をすればいいか普通ならわかるでしょ、
あとは大人なんだから空気を読んで察して」
という想像力を試すスタンスでもない。
この棚の何段目のここからこの3種類を何個持って行って
これこれの順番で何個作る、というような
具体的でわかりやすい指示をしてくれる
言葉の裏側やあいまいな指示の理解が苦手な身としては
写真という視覚情報まで用意されていることも含めて
ありがたい限りだ。
※僕のあいまい指示に困惑する特性について。
「あいまい表現が苦手。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/6/0
※自閉症スペクトラム、特に旧・アスペルガー症候群の特性が
漫画でわかり易く描かれた本のレビュー。
「旦那さんはアスペルガー 奥さんはカサンドラ。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/101/0
初日終了後の振り返り面談で
自分を受け入れてくれる職場があるなんて
思いもしなかった、世界が広がったと伝えた。
するとスタッフさんがこう質問した。
「もっと早く知れていればよかったと思いますか?」
一般枠で就労し、上手くいかなかった経験から、
確かにもっと早く知ればよかったと後悔はある。
だけど、自分にとって厳しい世界を先に知ってから
遠回りしてここに辿り着いた自分だからこそ
見えるもの、積めるものがあると思いますと伝えた。
いつかこの遠回りした日々が、
自分にとって良い肥しになったと
言えるようになりたい。
体験通所レポート。
2日目の今日は主に作業内容について。
→初日。
「就労移行支援事業所への体験通所-1日目-。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/173/0
昨夜は変な疲れ方をしたのか朝方まで眠れず
午前中の検品、包装作業中は眠くてふらふら。
座ったり立ったり姿勢は自由で、
調子が悪ければ申し出ても問題ないが、
これまで一般枠でしか働いたことがない僕は
ここまで手厚いサポートに慣れていないのか、
結局言えないまま午前中を乗り切る。
初日の作業時も面食らったのは
ノルマ、効率、秒単位の時間に追われず、
店長に胸ぐらをつかまれず、怒鳴り声が飛んで来ないこと。
昨年まで在席したデスクワーク一筋の職場のように
「立ち上がって背伸び中はPCに向かってないからサボり」
などと言われることもない。
一般の会社と、障害者支援施設という違いはあれど
こんなに楽に仕事ができる環境があるのかと、
実は夢だったパターンを疑ってしまった。
僕のように発達障害がある人も多いのだろう。
施設のスタッフさんは「あそこのこれやって」というような
指示代名詞を使ったあいまいな指示の仕方はしないし、
「何をすればいいか普通ならわかるでしょ、
あとは大人なんだから空気を読んで察して」
という想像力を試すスタンスでもない。
この棚の何段目のここからこの3種類を何個持って行って
これこれの順番で何個作る、というような
具体的でわかりやすい指示をしてくれる
言葉の裏側やあいまいな指示の理解が苦手な身としては
写真という視覚情報まで用意されていることも含めて
ありがたい限りだ。
※僕のあいまい指示に困惑する特性について。
「あいまい表現が苦手。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/6/0
※自閉症スペクトラム、特に旧・アスペルガー症候群の特性が
漫画でわかり易く描かれた本のレビュー。
「旦那さんはアスペルガー 奥さんはカサンドラ。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/101/0
初日終了後の振り返り面談で
自分を受け入れてくれる職場があるなんて
思いもしなかった、世界が広がったと伝えた。
するとスタッフさんがこう質問した。
「もっと早く知れていればよかったと思いますか?」
一般枠で就労し、上手くいかなかった経験から、
確かにもっと早く知ればよかったと後悔はある。
だけど、自分にとって厳しい世界を先に知ってから
遠回りしてここに辿り着いた自分だからこそ
見えるもの、積めるものがあると思いますと伝えた。
囲碁界では才能の開花は早くないとダメなように言われていますが
私は成長のペースは人それぞれだと常々思っています。
人生遠回りは悪くない。
篠田院生師範
ヒカルの碁 17巻 より
いつかこの遠回りした日々が、
自分にとって良い肥しになったと
言えるようになりたい。
2019年05月14日
就労移行支援事業所への体験通所-1日目-。
本当は4月末に行く予定が、熱を出して延期になった
就労移行支援事業所への体験通所の初日を終えた。
これまで3箇所の施設見学へ行った中で
しっくり来そうな2回目の事業所へ行き、
今日を含めて3日間通い、長期通所するか決める。
→過去3回の見学エピソード。
「就労移行支援事業所の見学。-1回目-」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/132/0
「就労移行支援事業所の見学。-2回目-」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/142/0
「就労移行支援事業所の見学。-3回目-」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/145/0
この日のプログラムは知らされていなかったが、
たまたま月に1度の、就職した卒業生が訪れて
話をしたり質問に答えてくれる日だった。
先月、熱を出していなかったら逢えなかったので、
とても幸運でラッキーだ。
「今、障害者枠で就職して2年経ちますが、
実はピアサポートに携わりたくて転職も視野に入れてます。
僕の場合、引きこもってた頃から数えると
転職というビジョンが見えるまでに10年かかりましたけど、
人それぞれのペースで立ち直っていけばいいと思います。」
この言葉にどれほど勇気付けられただろう。
その方は引きこもりを数年経験した後、数ヵ月の入院、
就労支援B型事業所へ3年間通い、
今日、僕が行った就労移行支援事業所へ1年半、
そこから障害者枠で就職という道を辿っていた。
実家住まいで寝床の心配はないものの親との関係が良くなく、
生活保護の受給を何度も考えたという。
「B型事業所の時、そして就労移行支援事業所の時、
生活保護は何度も考えました。
だけど自分の人生ですし、生き易くなるなら
一時的にそういう制度を使ったって別にいいと思います。
人と出逢い、繋がりたい人と繋がり、縁に恵まれれば
サポートしてくれる人はいっぱいいます。
周りの助けを借りて、
少しずつステップアップしていけばいいんです。」
時間にもお金にも追われることなく、
好きな時に好きな場所へ行き、好きなことをして
やりたいことをやって自由に生きる。
その道のりに生活保護があったっていいじゃないか、
一時的にそういう期間があったっていいじゃないか。
安心を得て初めて動き出せることもあるし、
安心できるからこそ新しいことに挑戦する勇気も生まれる。
狭い視界と世界に閉じこもって不安に潰されていた僕は
そう思えただけで心が軽くなるのがわかった。
全体への話が終わった後、個人的に色々質問したり
話させてもらった。
10年積み上げた年輪、
想像できないような辛い経験を乗り越えた強さ、
たくましさと謙虚さが滲み出ていて、光り輝いて見えた。
例え歩みは遅くとも、引き返すことなく
ゆっくり確実に自分のペースで上ってきた人に
この日逢えて本当に良かった。
2日目、3日目のどこかで、作業内容や
作業以外のワーク、講座についても書こうと思う。
就労移行支援事業所への体験通所の初日を終えた。
これまで3箇所の施設見学へ行った中で
しっくり来そうな2回目の事業所へ行き、
今日を含めて3日間通い、長期通所するか決める。
→過去3回の見学エピソード。
「就労移行支援事業所の見学。-1回目-」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/132/0
「就労移行支援事業所の見学。-2回目-」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/142/0
「就労移行支援事業所の見学。-3回目-」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/145/0
この日のプログラムは知らされていなかったが、
たまたま月に1度の、就職した卒業生が訪れて
話をしたり質問に答えてくれる日だった。
先月、熱を出していなかったら逢えなかったので、
とても幸運でラッキーだ。
「今、障害者枠で就職して2年経ちますが、
実はピアサポートに携わりたくて転職も視野に入れてます。
僕の場合、引きこもってた頃から数えると
転職というビジョンが見えるまでに10年かかりましたけど、
人それぞれのペースで立ち直っていけばいいと思います。」
この言葉にどれほど勇気付けられただろう。
その方は引きこもりを数年経験した後、数ヵ月の入院、
就労支援B型事業所へ3年間通い、
今日、僕が行った就労移行支援事業所へ1年半、
そこから障害者枠で就職という道を辿っていた。
実家住まいで寝床の心配はないものの親との関係が良くなく、
生活保護の受給を何度も考えたという。
「B型事業所の時、そして就労移行支援事業所の時、
生活保護は何度も考えました。
だけど自分の人生ですし、生き易くなるなら
一時的にそういう制度を使ったって別にいいと思います。
人と出逢い、繋がりたい人と繋がり、縁に恵まれれば
サポートしてくれる人はいっぱいいます。
周りの助けを借りて、
少しずつステップアップしていけばいいんです。」
時間にもお金にも追われることなく、
好きな時に好きな場所へ行き、好きなことをして
やりたいことをやって自由に生きる。
その道のりに生活保護があったっていいじゃないか、
一時的にそういう期間があったっていいじゃないか。
安心を得て初めて動き出せることもあるし、
安心できるからこそ新しいことに挑戦する勇気も生まれる。
狭い視界と世界に閉じこもって不安に潰されていた僕は
そう思えただけで心が軽くなるのがわかった。
私の歩みは遅い…だが…引き返す事はない!!!
バリウッド王国 国王ハン・バーガー
ONE PIECE 90巻 より
全体への話が終わった後、個人的に色々質問したり
話させてもらった。
10年積み上げた年輪、
想像できないような辛い経験を乗り越えた強さ、
たくましさと謙虚さが滲み出ていて、光り輝いて見えた。
例え歩みは遅くとも、引き返すことなく
ゆっくり確実に自分のペースで上ってきた人に
この日逢えて本当に良かった。
2日目、3日目のどこかで、作業内容や
作業以外のワーク、講座についても書こうと思う。
2019年05月11日
「文字起こし」に初挑戦。
色んなことの「なぜ?」を知るために情報を集めて分析したり、
それをタイピングもしくは書くことが好きなので、
その作業を多く含む仕事がないかなと
ぼんやり探してみた。
→「「なぜ」を知りたい、分析が好き。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/168/0
ちなみにブラインドタッチは「速い!」「自信がある!」
ほどではないが、人並みにできるくらい。
というわけで探し、辿り着いた「文字起こし」。
「テープ起こし」とも呼ぶらしい。
会議などの対話音声、本や商品の紹介などを
指定されたルールに従って文字に直す。
経験談を幾つか見つけたので読んでみると
およそ10分の音声に平均でその5〜6倍の所要時間、
音源の質など条件によっては
慣れない内はそれ以上にかかったとの声が多い。
CrowdWorks(クラウドワークス)や、
同じクラウドソーシングの
ランサーズを見てみると、文字起こしの案件は幾つかあった。
いきなり60分や90分の音声を
仕事として受けることに日和ってしまい、
短時間の音声で練習できないかと更に探したところ、
音声テキスト化協会のサイトに
模範解答付きの練習問題が掲載されているのを見つけた。
→「テープ起こし」にチャレンジ 音声テキスト化協会
https://www.voitex-as.or.jp/voitexas/try/
50秒前後のサンプル音声が3問。
文字起こしのルールを知らず、
全くの初めてとして臨んだ割には
思ったよりスムーズにできたかも知れない。
結果的に模範解答に近いものを完成させるまでに
1問8〜10分程度かかったので、
先の「音声の長さ×5〜6倍」よりも
ずっと苦戦したことになる。確かに難しかった。
ただ、それなりに楽しい。
最初に通して聴いて全体像をぼんやり把握し、
少しずつ肉付けしていくイメージで進めるのが
自分には合っている気がした。
色々な形式の音声を文章にする際のルールを
もっと学んでいくことで、スムーズにできる手応えはある。
もっと長い音声に取り組んだら違うとは思うが、
楽しく集中してできることなので、
隙間時間を見つけて
練習を少しずつ繰り返すのもいいかなと思う。
それをタイピングもしくは書くことが好きなので、
その作業を多く含む仕事がないかなと
ぼんやり探してみた。
→「「なぜ」を知りたい、分析が好き。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/168/0
ちなみにブラインドタッチは「速い!」「自信がある!」
ほどではないが、人並みにできるくらい。
というわけで探し、辿り着いた「文字起こし」。
「テープ起こし」とも呼ぶらしい。
会議などの対話音声、本や商品の紹介などを
指定されたルールに従って文字に直す。
経験談を幾つか見つけたので読んでみると
およそ10分の音声に平均でその5〜6倍の所要時間、
音源の質など条件によっては
慣れない内はそれ以上にかかったとの声が多い。
CrowdWorks(クラウドワークス)や、
同じクラウドソーシングの
ランサーズを見てみると、文字起こしの案件は幾つかあった。
いきなり60分や90分の音声を
仕事として受けることに日和ってしまい、
短時間の音声で練習できないかと更に探したところ、
音声テキスト化協会のサイトに
模範解答付きの練習問題が掲載されているのを見つけた。
→「テープ起こし」にチャレンジ 音声テキスト化協会
https://www.voitex-as.or.jp/voitexas/try/
50秒前後のサンプル音声が3問。
文字起こしのルールを知らず、
全くの初めてとして臨んだ割には
思ったよりスムーズにできたかも知れない。
結果的に模範解答に近いものを完成させるまでに
1問8〜10分程度かかったので、
先の「音声の長さ×5〜6倍」よりも
ずっと苦戦したことになる。確かに難しかった。
ただ、それなりに楽しい。
最初に通して聴いて全体像をぼんやり把握し、
少しずつ肉付けしていくイメージで進めるのが
自分には合っている気がした。
色々な形式の音声を文章にする際のルールを
もっと学んでいくことで、スムーズにできる手応えはある。
もっと長い音声に取り組んだら違うとは思うが、
楽しく集中してできることなので、
隙間時間を見つけて
練習を少しずつ繰り返すのもいいかなと思う。
2019年04月15日
就労移行支援事業所の見学。-3回目-
今日は三箇所目の
就労移行支援事業所の見学に行って来た。
→過去二回の見学について。
「就労移行支援事業所の見学。-1回目-」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/132/0
「就労移行支援事業所の見学。-2回目-」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/142/0
今日行った事業所はPCスキルに特化していて、
・主にWord、Excel、PowerPointの利用
・PCに関する資格取得の学習時間有り
・PCに関する講座多数
それと、これまで見学に行った事業所と違うのは
学校のように全員が同じプログラムで進むこと。
午前は全員でこの講座を受けて、
午後はこの作業を全員でする、というように
決まった時間割の中でみんなが過ごすのが特徴だった。
入ってみると施設内はとてもきれいで
デスクは一人ひとり仕切られていて静か。
今日はたまたまWordの基礎講座をやっていて
見学することができたが楽しそうだった。
アットホームというよりは
割ときっちりした場所という印象だった。
一口に就労移行支援と言っても
環境は本当に多様なことに驚いた。
今日行った事業所はスキルを身に付けるという面では
最も役立ちそうに思えた。
だけど、僕は静かな場所が好きは好きだが
何となく利用者とスタッフの間に”壁”を感じるような
ぴりぴりとした空気、勝手な疎外感を抱いてしまった。
作業所とスタッフのスペースが
かなりきっちり仕切られていたからだろうか。
僕は小学校に入る前から両親との会話がゼロとなり、
たまに家族で食卓を囲んでも「シーン…」と静まり返っていて、
無言が重い空気の中で緊迫し続けてきたので、
あまりにもきちんと区分けされていたり、
和気あいあいよりも静けさが漂う場所が
もしかすると苦手なのかも知れない。
これまで三箇所の事業所を見学した限りでは
二回目に見学した場所がとても居心地が良さそうに感じた。
帯同してくれた相談室のスタッフさんに、
二回目に見学した施設の体験通所を希望し、
来週から三日間の体験通所OKとの返事をもらった。
正式に通所すれば最長で二年間、
”一般就労”を目指した活動をしつつ、また人と繋がれる。
最終的にまた就職するかはわからないし、
やりたいことがまた何か見つけるかも知れないけど、
時間とお金に縛られず、自分で考え自分で動き、
自由に生きるためのステップアップになるのなら、
何にでも飛び込んでみようと思う。
そういう度胸をようやく取り戻してきた。
就労移行支援事業所の見学に行って来た。
→過去二回の見学について。
「就労移行支援事業所の見学。-1回目-」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/132/0
「就労移行支援事業所の見学。-2回目-」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/142/0
今日行った事業所はPCスキルに特化していて、
・主にWord、Excel、PowerPointの利用
・PCに関する資格取得の学習時間有り
・PCに関する講座多数
それと、これまで見学に行った事業所と違うのは
学校のように全員が同じプログラムで進むこと。
午前は全員でこの講座を受けて、
午後はこの作業を全員でする、というように
決まった時間割の中でみんなが過ごすのが特徴だった。
入ってみると施設内はとてもきれいで
デスクは一人ひとり仕切られていて静か。
今日はたまたまWordの基礎講座をやっていて
見学することができたが楽しそうだった。
アットホームというよりは
割ときっちりした場所という印象だった。
一口に就労移行支援と言っても
環境は本当に多様なことに驚いた。
今日行った事業所はスキルを身に付けるという面では
最も役立ちそうに思えた。
だけど、僕は静かな場所が好きは好きだが
何となく利用者とスタッフの間に”壁”を感じるような
ぴりぴりとした空気、勝手な疎外感を抱いてしまった。
作業所とスタッフのスペースが
かなりきっちり仕切られていたからだろうか。
僕は小学校に入る前から両親との会話がゼロとなり、
たまに家族で食卓を囲んでも「シーン…」と静まり返っていて、
無言が重い空気の中で緊迫し続けてきたので、
あまりにもきちんと区分けされていたり、
和気あいあいよりも静けさが漂う場所が
もしかすると苦手なのかも知れない。
これまで三箇所の事業所を見学した限りでは
二回目に見学した場所がとても居心地が良さそうに感じた。
帯同してくれた相談室のスタッフさんに、
二回目に見学した施設の体験通所を希望し、
来週から三日間の体験通所OKとの返事をもらった。
正式に通所すれば最長で二年間、
”一般就労”を目指した活動をしつつ、また人と繋がれる。
最終的にまた就職するかはわからないし、
やりたいことがまた何か見つけるかも知れないけど、
時間とお金に縛られず、自分で考え自分で動き、
自由に生きるためのステップアップになるのなら、
何にでも飛び込んでみようと思う。
そういう度胸をようやく取り戻してきた。