2020年12月17日
世にも奇妙な物語 A
美女缶
賞味期限ではなく消費期限のある、おてがる人造人間缶。缶の中身はタイトル通り、美女が出て来るというもので、最近放映されたコインランドリーのような内容(ストーリーは全く違うが)。
ある日、美女缶を見つけた男は消費期限があることを知らず、順風満帆な日々を送るが美女缶である彼女が消えてしまう。男は理想かつ同一の彼女を求めていくつも美女缶を開けては繰り返すなどの日々を過ごす。喪失感に苛む男であるがラストには首元に美女缶の彼女同様、日付が刻印されている。
なお、独自に推察するところ、男が美女缶同様の人造人間であることはほぼ間違いないのだが、なぜか一人暮らしであり、男といた住民はどうなったのか、美女缶同様、缶出身の人物なのかどうか疑問が尽きないストーリーである。
作中で男は消えてはいないが、美女缶の女性より早く消費期限を過ごしてしまった場合、男女の差こそあれども同じような内容を繰り返すことが予想される。
そもそも、一番の問題は最初の住民は誰で、どっちの缶を開けたのかということなのだが。
一番最初の缶を開けた人は、消費期限があることを知らず勢い余ってアパートを借りたのだろうか。それとも缶の人物がアパートを借りるようにしたのだろうか……。
嘘が生まれた日
虚偽の概念がない世界。
ある種の人間にとっては理想郷といって差し支えない世界だろうが、CMなどでは「太る」と大体的にお茶の間で流すなど、誤魔化しさえないものとなっている。
だが、ある青年は「嘘」がつけることに気が付き、「俺の親は◯◯だ」と述べ、仲間は一瞬信じるも、「そうじゃない」ことを自ら自白して「嘘」の概念に気が付くことになる。
仲間たちは嘘が吐けることにかなりの驚愕を覚え、悪知恵を生み、幸福を呼ぶ水(ただの水)を販売することになる。
当然のことながら嘘を知らない人は何の効果もない水を購入していくのだが、何の効果も得られないことから、仲間(販売元)に詰め寄ることになる。しかし、効果は現れるのたった一声で嘘を知らない人たちが納得していくのだが、嘘を信じる少女の泣きながらの訴えで良心を痛め、水には何の効果もないことを言い、嘘の概念が蔓延した。
その他にも「世にも奇妙な物語」の傑作として、ファナモ・缶蹴り・雪山・山田(血)祭り・昨日公園・ハイヌーンなどがある。
個人的にファナモのオチは衝撃的であり、
となったのは言うまでもない。
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