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2014年11月27日

十三月の翼・56(天使のしっぽ・二次創作作品)




 「十三月の翼」56話掲載!!
 最終回まで、あと2話(多分w)



トウハ戦闘.jpg


                       ―白翼―


 オォオァアオ オォオア アォオオオ

 夜空を青く染めながら回る焔車。
 地に在る者達に、氷風の様な声が降り注ぐ。
 「あ・・あぁ・・・」
 「胸が・・・痛い・・・」
 冷たい水が、直接心臓に流れ込む様な感覚。
 何人かが、胸を押さえて座り込む。

 オォアアァオオ オォオオオ

 「何て・・・悲しい声・・・。」
 「胸が、裂けそうだよ・・・。」 
 ランやツバサが、顔を歪めながら呟く。
 「皆・・・」
 それを見た悟郎が、皆の盾になる様に立つ。
 「何だか分からないけど、この娘達を傷つけさせはしない!!」
 言葉と共に、その身体が再び光を放ち始める。
 しかし―
 「ご主人様!!駄目!!」
 ”それ”の正体を知るトウハが叫ぶ。
 途端、空を舞っていた虚魄達が雪崩を打つ様に悟郎に殺到する。
 「なっ!?」
 驚く悟郎。
 彼が放つ光に、”それ”の末端が触れた瞬間―

 『・・・サビシイ・・・サビシイ・・・。』
 『・・・サムイ・・・サムイ・・・』
 『・・・ホシイ・・・ホシイ・・・』
 『・・・ソバニ・・・ソバニ・・・』
 『・・・イヤダ・・・イヤダ・・・』
 『・・・オネガイ・・・オネガイ・・・』

 「うわぁああああああっ!!」
 頭を抱えて崩れ落ちる悟郎。
 脳髄に直結された様に流れ込んでくる、無数の声。
 それが放つ悲痛な響きが、脳漿を掻き毟る。
 「ご主人様!?」
 そのただならぬ様に、駆け寄ろうとする天使達。
 と、
 「そいつらに触れるんじゃねぇ!!」
 突然降ってきた怒号とともに、神気を纏った足が青白い光を蹴り砕く。
 そのまま、ズドンと地面に着地。
 「つっ・・・あぁーっ!!いってぇえー!!」
 蹴足に、ビリビリと走る激痛。
 それをこらえながら、ガイが叫ぶ。
 「お前ら、離れろ!!絶対に虚魄(そいつら)に触れるなよ!!」
 「ガ・・・ガイ!!あんた、どうして・・・!?」
 「説明してる暇はねぇ!!いいから、とにかく聖者(そいつ)を守れ!!」
 狼狽える天使達と、地に伏した悟郎をかばいながらまた一つ、虚魄(レイス)を拳で弾く。
 しかし、虚魄(レイス)の数はあまりに膨大。
 まるで大海を染める魚群の様に動き回り、四方八方から喰いかかる。
 「だ、駄目だよ!!防ぎ切れない!!」
 悲鳴を上げるツバサ。
 その向こうの悟郎に襲いかかる光達。
 バサァッ
 すんでのところで、朱い翼がそれを凪ぐ。
 「こ・・・こいつら・・・」
 「ご主人様を!?」
 「そうです!!虚魄(こいつら)の狙いは聖者殿です!!」
 殺到する光をもう一凪しながら、レイが言う。
 「彼らは慈愛を喰らいます!!」
 回り込んできた一群を玄武の甲羅で弾くシン。
 「聖者殿にとっては最悪の相性だ!!辛いだろうが、何とか守り切れ!!」
 叫ぶゴウ。青龍の牙からほとばしる雷光が、幾つもの虚魄(レイス)をまとめて粉砕する。
 しかし―
 砕かれた虚魄(それ)は一瞬散りはするものの、すぐに水玉が集まる様に集合し再生する。
 「んだとぉ・・・!!」
 ガイが呻く。
 神気でガードしているものの、虚魄(それら)に触れた手足には素手でドライアイスを触った様な痛みと痺れが残る。
 長くは持たない事は、明白だった。
 光は泣く。
 『・・・サミシイ・・・サミシイ・・・』
 『・・・イヤダヨ・・・イヤダヨ・・・ソバニイテ・・・』
 『・・・イヤダ・・・イヤダ・・・ヒトリハ、イヤダ・・・』
 『・・・イッショニイコウ・・・イッショニ・・・』
 虚魄(レイス)。
 それは神に救われず。
 悪魔にも成りきれず。
 流れ、流れる果てに行き着いた。
 悲しい想いの、成れの果て。
 もう、救えない。
 もう、満たされない。
 だけども、求める。
 けれども、欲する。
 埋める術を。
 満たされる術を。
 己の想いを。
 己の虚ろを。
 いつまでも。
 いつまでも。
 「くぅっ!!」
 悟郎がまた膝を落とす。
 「ご主人様!!」
 ランが。アカネが。その身を支えようとするが、氷の様に冷えたその身体は、鉛の様に重い。
 「駄目だ・・・。ラン、せめて君達だけでも逃げてくれ・・・!!」
 「そんな事、出来る訳ありません!!」
 彼の言葉を、ランは涙を散らしながら拒絶する。
 無数の虚魄(それら)から注がれる思念。
 慈愛の権化たる聖者の力は、それを受け止め浄化しようと試みる。
 しかし、それを成す事は叶わない。
 何故なら虚魄(それ)に、先はないから。
 行き着くべき、未来がないから。
 ないから。
 ないから。
 無いから。
 もう、”どうにもならない”から。
 「ゴウ、結界を!!」
 ユキが叫ぶ。
 けれど、ゴウは首を縦には振らない。
 「駄目だ!!聖者殿に手が届かなくなったら、こいつらはこの星そのものに食らいつく!!それを許せば、この星自体が吹き飛ぶ!!」
 「な・・・!?」
 息を呑むユキの前で、ゴウの稲妻が走る。
 砕かれ、そして再び元に戻る虚魄(レイス)達。
 既に”行き着くところ”の存在となった彼らに、滅びはない。
 泣き続けるだけ。
 求め続けるだけ。
 いつまでも。
 どこまでも。
 永遠に。
 「シン!!レイ!!ガイ!!気を抜くな!!虚魄(こいつら)を、聖者殿にもこの星にも触れさせるな!!」
 「分かっていますが・・・」
 「無限ループもいい所ですね・・・。」
 「ちくしょ!!何か良い手はないのかよ!?」
 数の減らない虚魄(レイス)。
 一方的に蓄積していくダメージ。
 四聖獣達の限界も、近づいてきていた。
 ギョルル・・・
 青白い焔が渦を巻く。
 手に入らないモノを求めて。
 埋まらない空ろを埋めたくて。
 求めて。
 欲しくて。
 手を、伸ばす。
 その先にあるのが、全ての終わりだとしても。
 もう、どうでもよくて。
 雪崩落ちる光。
 それは容易に悟郎を呑み込むだろう。
 でも。
 それに届く者達は、ほんの少し。
 届かなかった者達は、わずかな残滓を求めて。
 天使に。
 神に。
 そして、星に喰いかかる。
 後に残るは、全ての終わり。
 けれど、それも虚魄(彼ら)にはどうでもいい事。
 だって、もう何も無いのだから。 
 迫る滅火(ほろび)。
 叫ぶ神。
 せめても盾になろうとする天使達。
 そんな彼女達を抱き締める悟郎。
 皆の視界が、真っ青な光に覆われて―


 皆が絶望と恐怖に蝕まれる中、彼女だけは酷く冷静な思いで全てを見つめていた。
 周囲を覆う、負の想い。
 嘆き。
 悲しみ。
 孤独。
 その想いの全てを、彼女は察する。
 痛く。
 痛く。
 理解する。
 ああ、そうだよね。
 辛いよね。
 悲しいよね。
 苦しいよね。
 でも・・・。
 でも・・・。
 だからこそ!!
 バサァッ
 次の瞬間、広がった闇が迫る光を遮った。
 「!!」
 気づいたアカネが、視線を上げる。
 そして、その光景に目を見開いた。
 翡翠の瞳に映ったもの。
 それは、今までにない程大きく広がった黒翅と、虚魄(レイス)の群れを囲む様に展開する幾つもの魔法陣。
 「トウハ!?」
 その声に、皆が顔を上げる。
 それを朱い瞳でチロリと見ると、トウハはふふんと鼻で笑う。
 「何だ。起きてんじゃん。皆して縮こまってるから、寝てんのかと思ったわ。」
 蒼白な顔で痙攣する様に震えながら、それでも軽口を叩く。
 「ほら、四聖獣(アンタ達)!!」
 その激は、突然の事に立ち尽くしていた四聖獣達にも向けられる。
 「いつまで呆けてんのよ!!本群はわたしが押さえるから、アンタ達は取りこぼしをどうにかなさい!!」
 「お、おう!!」
 「承知!!」
 トウハの鬼気迫る勢いに押される様に、四聖獣は辺りを漂う虚魄(レイス)に向かう。
 「全く・・・世話が、焼けるんだから・・・。」
 そう言うと、視線を眼前の虚魄(レイス)達へと戻す。
 『・・・ホシイ・・・チョウダイ・・・』
 『・・・サムイヨ・・・サビシイヨ・・・』
 『・・・オネガイ・・・オネガイ・・・オネガイ・・・』
 耳朶を覆う、無数の声。
 けれど、それにトウハは微笑みで返す。
 「分かるよ・・・。」
 優しく。酷く、優しく。
 語りかける。
 「アンタ達の気持ち、よく分かる・・・。」
 ギュル・・・
 魔法陣の檻に閉じ込められた虚魄(レイス)達が、身動ぎする様に蠢く。
 ミシリ・・・
 軋みを上げる魔法陣。
 「・・・くっ!!」
 苦しげな息を吐き、歯を食い縛る。
 「でもね・・・。」
 荒い息をつきながら、言う。
 「”これ”は、駄目・・・。」
 震える両手に、力を込める。
 霞む視界を、必死に見開く。
 「”この人”は・・・”この娘”達は、駄目・・・。」
 食い縛る牙。
 血の味が、口内に広がる。
 「この人達は・・・」
 そして、あっりったけの力を込めて。
 叫ぶ。
 「わたしの”家族”なんだから!!」
 一際大きく輝く黒翅。
 幾重にも展開する、魔法陣。
 無数のそれらが、無数の虚魄(レイス)を押さえ込む。
 瞬間―
 ピシリ
 翅に入る、一筋のヒビ。
 それを見たガイが叫ぶ。
 「お、おい!!ヤベェぞ!!ありゃあ!!」
 ゴウも叫ぶ。
 「よせ!!それ以上はお前の身が!!」
 「五月蝿い!!」
 しかし、それはトウハの怒鳴り声に一蹴される。
 「わたしの事なんかどうでもいい!!アンタ達は、自分の仕事をやれ!!」
 まるで、己の身を奮い立たせる様に声を張り上げる。
 そして、その間にも翅のヒビは広がり続ける。
 アカネが、悲鳴の様な声を上げる。
 「駄目だ、トウハ!!それ以上魔力を使ったら・・・!!」
 「五月蝿いって言ってる!!」
 しかし、その声をもトウハは跳ね除ける。
 「余計な事気にすんな!!アンタ達はご主人様を守れ!!」
 「け・・・けど・・・」
 「”けど”じゃない!!」
 翅から欠け散る欠片。
 その痛みに耐えながら、トウハは叫ぶ。
 「アンタ達は何!?天使でしょ!?ご主人様の、守護天使でしょう!!」
 「トウハ・・・。」
 「なら、守りなさい!!ご主人様を!!果たしなさい!!貴女達の使命を!!」
 その言葉が、皆の心を揺さぶる。
 やがて、何かを決意したかの様にユキが声を上げる。
 「皆さん!!護封陣を、エンジェルサークルを張ります!!」
 「ユキさん!?」
 「でも、それじゃあ・・・」
 「それが、私達の使命です!!」
 狼狽える皆を、ユキが一喝する。
 「今、私達がすべきは何に代えても、ご主人様をお守りする事です!!」
 「・・・!!」
 「理解してください・・・。それが、彼女の・・・トウハさんの想いに応える事だと・・・!!」
 一拍の間。
 そして、皆が頷く。
 ダダッ
 四方に散らばる天使達。
 所定の位置につくと、それぞれが印を結ぶ。
 眩く光。
 十二の光が結ばれ、絆の守護陣を作り出す。
 その様を見たトウハが、微かに微笑んだ。


 光の中で、悟郎は叫ぶ。
 「トウハ!!」
 自分の目の前で、虚無の奔流に耐える少女に駆け寄ろうと立ち上がる。
 しかし―
 「駄目だ!!ご主人様!!」
 一つの声が、彼を押し留める。
 「アカネ・・・でも、このままじゃトウハが・・・」
 戸惑う悟郎に向かって、アカネは叩きつける様に言葉を投げかける。
 「あの娘が、何のために命をかけてると思ってるの!?」
 「――――っ!!」
 答えにつまる悟郎に向かって、震える声で乞う。
 「お願い・・・。あの娘の・・・トウハの事を想うなら、今は・・・今は!!」
 血を吐く様な願い。
 そこに込められた想いが、悟郎の足を留める。
 そんな彼らに、声がかけられる。
 「はは、分かってんじゃん・・・。流石、アカネちゃん・・・。」
 「トウハ・・・。」
 黒曜の欠片を散らしながら、トウハは笑う。
 「大丈夫だよ。ご主人様・・・。わたしは、負けないから・・・」
 かけるべき言葉が見つからない。
 ただ、立ち尽くす。
 そんな彼に向かって。
 「ご主人様・・・一言だけ・・・」
 「・・・・・・?」
 トウハは、言う。
 「一言だけ、言いたい事、あるんだ・・・。」
 「・・・何、だい・・・?」
 こみ上げるものを必死で抑え、悟郎は問う。
 そんな彼に向かって、トウハはもう一度微笑み。
 「・・・ご主人様・・・」
 そして、紡ぐ。
 「トウハは・・・貴方の事を・・・」
 その、言葉を。

 「この身に代えても・・・お守りします・・・。」

 「――――っ!!」
 聞いた者全てが、息を呑む。
 「はは・・・。いっぺん、言ってみたかったんだよね・・・。」
 そう言って、照れた様にはにかむ。
 ほんの一瞬だけ浸る、満ち足りた思い。
 けれど、次の瞬間にはそれを振り切る。
 目を見開き、見上げるのは空。
 そこに座す、濁赤の月。
 それに向かって、トウハは叫ぶ。
 「バアル!!」
 残る力の、全てを使って。
 「聞いてたぞ!!言ったな!!この”劇”は、”こちらが与えた代価以上の展開だ”と!!それなら―」
 最期の、言葉を投げつける。
 
 「残りの”代価”!!今すぐ、払えっ!!」

 途端―
 ヴォン
 濁った月が、崩れる様に歪む。

 ―苦・・・苦禍・・・苦禍禍禍禍禍禍禍っ―

 響き渡る哄笑。
 揺れ溢れる月。
 染まる、世界。

 ―禍禍禍禍禍禍禍っ 禍禍っ 禍禍禍禍っ―

 震える鼓膜。
 竦む心臓。
 霞む魂。
 
 ―繰るか!?繰るか!?―

 ”それ”は嗤う。
 愉悦のままに。

 ―魔を!!魔王をも!!絡繰るか!!―

 凶気。
 狂気。
 そして、狂喜。

 ―それでこそ!!それでこそ!!―

 溶け落ちる月。
 染め上げる紅。
 響く歓喜。

 ―正しく!!正しく!!其は代価!!―

 雪崩落ちる濁赤が、虚魄(レイス)達を絡め取る。
 群れ成すものは、その巨群ごと。
 溢れたものは、その一片まで。
 絡めとり。
 捕らえ込み。
 喰らい込み。

 ―なれば!!なれば!!―

 無数の虚魄(レイス)達が悲鳴を上げる。
 もう、何も思わない筈の彼らが。
 恐怖に、泣き叫ぶ。

 ―受け取とりたまえ!!其が報酬を!!―

 声が告げる。
 終わりの刻を。
 そして―

 ゴ ク リ

 ・・・其の力は、”存在”を喰らう。
 不死であろうと。
 不変であろうと。
 無限であろうと。
 無敵であろうと。
 絶対であろうと。
 永遠であろうと。
 無意味。
 其は、その全てが存在する”可能性”を喰らう。
 可能性がないものは、存在しない。
 する筈もない。
 ただ、無い事になるだけ。
 過去にも。
 現在にも。
 そして、未来にも。

 ―つくづく、味気ない―

 ため息混じりに響く声。
 ジュデッカより溢れた、幾万の虚魄(レイス)。
 それはもう、どこにも無かった。


 視界は、唐突に晴れた。
 周囲を覆っていた紅は消え、正常な五感が戻ってくる。
 かの変事の痕跡は、何処にもない。
 空を仰げば、輝く星空に真っ白な十三夜。
 並ぶ街灯は淡い光を灯し、夜の路地を薄く照らしていた。
 そのあえかな光の中、彼女はポツンと立っていた。
 ひび割れだらけの黒翅を背負い、その小さな肩を乱れた呼吸で揺らしながら。
 誰もが、何も言わない。
 言えない。
 まるで、繊細なガラス細工を息を潜めて見つめる様に。
 漂う静謐。
 その中で、彼女が動く。
 ゆっくりと振り返り、彼らを見る。
 琥珀の瞳に次々と映る、顔。
 一つ一つを大切に収めて、そして問う。
 「怪我・・・ない?」
 誰かが、ゆっくりと頷く。
 それを見て、彼女は綻ぶ様に微笑む。
 微笑んで、そして―

 パリィン

 薄氷が壊れる様な音を立てて、黒い翅が砕けた。
 キラキラと舞う破片。
 一片一片が、街灯の光を反する。
 その様はまるで、煌く純白の翼。
 呆然と見つめる、皆の瞳。
 その中に、忘れ得ぬ軌跡を残して。
 泡沫の翼は、夢の様に散って消えた。



                                      続く
この記事へのコメント
・・・ふ、待たせたな!(ス○ーク風)

どもどもー。お久しぶりの感想ですよん。このおいらがトウハちんのことを忘れるわけないではないかw

市政獣・・・あわわ、四聖獣たちも生き生きと働いていることだしのぅw

さてさて、この虚魄(レイス)たちですが、つまりは無念をこじらせた思念体の成れの果てですな。思念を持った純粋なるネガティブエネルギーとでもいうか。
こんなんにはなりたくないものですなー。やっぱ毎日楽しい方がええよw

このレイスたちの嗚咽というか救いを求める叫びの描写はなんか悲しい、救いがたい何かを感じますな。
以前から思っていたが、土斑猫さんのこうした文章表現はなんというか、詩的というか、別に悪い意味ではないのですが、心情的なセンチメンタリズムを感じますな。
結構今回それが長く文書として続いたので、もしかしたら人によっては胸焼けするかもw 私はこれはこれで土斑猫さんの文章の特徴ってことでアリだと思いますけどねb
(逆に、私の場合は、なんかこー理屈っぽい文章になりがちなんだよなぁ・・・)

さてさて、本題に戻るけど!
ものの数体ならば本来、四聖獣たちの敵ではないはずが・・・退けるにはあまりにもその数が多すぎますな。
結界を張るにしても、今度は地球に救いを求めてさっとして地球が終わるとか、もう如何ともしがたいw
じりじりと敗北色が高まってきた時に・・・きましたよ。ナイストウハw

っていうか、なんだこの絶妙のタイミングのイケメン登場ぶりは。
王道的なタイミングですが、王道だからこそ、グッと来るんだよね。

しまいにはあの守護天使の決め台詞まで言っちまうし。その後の照れっぷりも可愛いしな。
クソっ、おじさんのハートは鷲掴みされちまったぜw

そして思うのが、ここでこの人を死なせたくない。でも、ここで自分が動けば、別の人を助けられない。
というパラドックスというかなんというか、物語で良くある系のピンチだけど、こういう時に
どう行動するかで、そのキャラの特徴がわかりますな。
ユキさんは、やはり年長者かつメガミということで、ブレませんでしたね。そこはさすがじゃ。
でも、迷ってしまう子たちも、それはそれで優しさゆえなので、非常にグーよ。グーw

で、なんかもうエネルギー同士がぶつかってどうなったの?どうなったの?
状態ですが、どうなったんでしょうね。
最後まで読んだはずだが、記憶がw

まぁまた、来週楽しみに次読もう。また近々感想をつけますぞよ。
新しい守護天使作品の執筆も、頑張ってね。

じゃねー。きゃるーん♪
Posted by エマ at 2018年04月23日 08:54
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