今では維持費は実費支払いが一般的になりました。競走馬は順調に行って2歳夏からの稼働になりますから、維持費が発生する2歳1月から引退までは毎月負担しなければなりません。でも多くの競走馬は順調に行っても1年間に厩舎にて管理される期間はトータルでも3〜4ヶ月程度でなないかと思います。
牧場での育成期間や放牧期間は30〜40万円程度ですが、入厩期間は60万円程度で算出されてますよね。ですので、実費請求なら400口ですと概ね750円〜1,500円程度です。
私が一口馬主を始めた2000年当時はほとんどのクラブは一律制を導入していましたので、400口で1,500円、500口で1,200円でした。最終的に引退時精算されますので持ち出す金額は変わらないのですが、毎月のランニングコストを考えると足かせになりました。入厩期間はレースに使うことが原則になりますので、出走するだけで出走手当が入ります。馬の状態や厩舎によっては月2回出走させてくれる場合もありますので、着外でも出走手当が2回分入りますのでペイできます。8着以内に入ってくれば元以上は回収できますので良いのですが、それ以外のほとんどは牧場暮らしとなりますので、故障などのお見舞金がない限り配当はありませんから、持ち出し状態が続きます。これが結構きつくなります。
当時入会した大樹レーシングクラブと友駿ホースクラブで比較して見ます。
口数は共に400口です。一般会費は除き
大樹は一律1,500円ですので3頭出資すると4,500円かかります。
一方の友駿は実費制でしたので入厩時以外は概ね750円程度ですので単純に倍の6頭出資して4,500円です。引退時精算されるため損得勘定では差はありませんが、楽しみ方や気分的なものを考慮すると断然違いました。
以前のブログで大樹(https://fanblogs.jp/tsukasamarunet/archive/53/0)
と友駿(https://fanblogs.jp/tsukasamarunet/archive/55/0)の出資馬を見ていただければお分かりだと思いますが、友駿の出資頭数の方が大樹より多いのも維持費と関連しています。競走馬のほとんどは稼働期間は少ないです。当時はこの一律制が当たり前の時代でした。
今は多くのクラブで実費制を導入しているので頭数を持ちやすくなりました。無理はできませんが、やっぱり頭数持ちたいですし。
余談になりますが、友駿ホースクラブの入会当時のパンフレットに初めてクラブライフを楽しんでもらうためのアドバイスが掲載されていました。その内容が今でも印象に残っています。
「競走馬は育成や放牧などでの期間が多いですので理想として3頭出資されることをお勧めします。3頭が競争年齢に達した場合、全てがレースに出走できるケースはもちろんありますが、放牧などで稼働しないケースもあります。それでも3頭いればその内の1頭は出走する場合もあります。長く、負担なく、馬主気分を味わうには無理をされない範囲で3頭出資されると良いと思います」とまぁ、こんな感じのことが書いて合った記憶があります。一口馬主をこれから始めようと思われている方の参考になればと思います。
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2021年03月19日
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