自己破産後4年で取得できたアメックスカードでようやく人生再スタートが切れた思いです
私が自己破産申請したのが2018年5月で当時56歳でした。それまでは個人ではダイナースプレミアムカードをメインに利用し、法人カードでアメックスゴールドを利用していました。現在の国内で発行されているクレジットカードではステータス性の高いトップクラスのカードと言えると思います。自己破産申請の際は、ダイナースプレミアムの個人用カードに紐づける形で法人用のカードが利用可能になったこともあり、アメックスゴールドを解約していたので、アメックスには迷惑をかけることはありませんでしたので、いわゆる社内ブラックではありません。
自己破産申請と同時に全てのカードの利用が出来なくなりましたので、デビットカードを利用せざるを得ない状況になりました。自己破産免責が下りてもCICやJICCといった個人信用情報機関では5年間、銀行系のKSCでは現在は7年に短縮されましたが当時は10年間、自己破産した旨が官報情報に掲載されることから、自己破産申請後〜免責〜事故情報が消えるまで、最低でも6〜7年程度はクレジットカードは持てないと諦めました。
若い方ならともかく、免責を受けて事故情報が消えるのが62〜63歳となる私にとっては、「もうクレジットカードは持てることも無いだろうし、デビットカードでしのいで行けば良いか・・・」との思いが正直な当時の気持ちです。
免責が下りるまでの1年半は公共料金は原則、口座振替による引き落とし、家賃はクレカ決済が必須契約だったためデビットカードでしのぎました。それでも決済手段としては問題はありませんでした。
2019年11月に免責が下りてもそのスタンスは変わらず、と言いますか、変えられないというのが実情でした。「身から出た錆」なので仕方ないと思い、また、年齢的にも還暦間近でしたから、「デビットカードで残りの人生は行くしかないな」と覚悟を決めていました。
当然、「ダイナースクラブやアメックスカードなんて二度と手にすることなんか無い」と思いました。
クレジットカードの必要性を実感した免責直後
何とかデビットカードでしのいではいましたが、個人事業主で収益をあげて行く上で、避けて通れないのが一時立替払いです。自己破産直後で金銭的余裕など全く無い中での立替払いはホント、キツイの一言です。クライアントから前金でもらえるケースは良いですが、立て替えとなると入金まで少し時間がかかります。クレジットカードはその問題を解消できるツールなのでクレジットカードが持てない辛さが身にしみました。
その後、保証金を預けるクレジットカードの「ライフカードデポジット」の存在を知り何とかかき集めた55,000円でライフカードデポジットを取得。当時はかなり無理して5万円の保証金を捻出して取得にこぎつけましたが、今思えば、その時の踏ん張りがよかったと思っています。その後、「ネクサスカード」で地道に保証金を預けて25万円の枠を確保しました。
ライフカードデポジット5万円とネクサスカード25万円の2枚で2年程度クレヒス修行に励みました。クレヒス修行もそうですが、やはりクレジットカードは特にキャッシュレス化が進んでいる現在では、必須の決済アイテムです。
自己破産申請後は「クレジットカードは持てなくてもデビットカードを使えば良いから大丈夫」と思ったのは本心で、それが自己破産免責後は「クレジットカードの必要性」を感じるようになり、保証金を預けるデポジット型クレジットカードを利用できるようになると「枠が足りない」と欲求が増してきます。本来ならばクレジットカードは持てない身ですが、デポジット型クレジットカードの誕生で実際に持てるだけでも感謝しなければならない身です。
さて今回、ヒルトンオナーズ アメリカンエキスプレスカードを自己破産免責4年という金融ブラックの身でありながら発行してもらえました。巷では金融ブラックでも取得可能というカードと言われていましたが、私自身、半年ごとのチャレンジで7連敗していたため、そう甘くは無いと実感していましたが、苦節8回目にして取得できました。自己破産して、まだ事故履歴が残っているわけですし、年齢的にも62歳間近の個人事業主、単身者で賃貸暮らしですが取得できました。ライフカードゴールドも30万円の枠でも個人的には満足していますし、メルカードも45万円の枠を設定してくれているので感謝していますが、アメックスはこの2枚に比べるとやはり 『別格』 でした。自己破産する前にアメックスゴールドを普通に使っていた時は感じませんでしたが、自己破産を経て、ネクサスカードやライフカードデポジット、メルカード 、ペイディカードが取得できて決済に不自由はしなくなりましたが、アメックスを取得できたことでようやく人生の再スタートが切れた思いです。
●カード到着時の利用可能額は20万円でした。
それでも発行してくれただけ感謝しないといけません。早速、公共料金の固定費一部を登録し、ウーバーイーツと飲食費で約5,000円を決済。
●その数日後に再度、利用可能額を確認すると50万円まで増えていました。
これだけで十分ですので、家賃を含めた全ての公共料金固定費を登録。概ね毎月9万円程度の固定費を全てアメックスに移行しました。
ライフカードゴールドの30万円では若干、足りないので2年計画で50万円増額修行をしていましたが、アメックスはそれ以上の枠をとってくれています。そこまでは正直必要ないですが、生活向上のモチベーションは高まります。また、アメックスのオペレーターの対応も良くとても満足しています。
金融事故履歴が消えるまで、まだ1年半残っていますので完全復活までは行きませんが、アメックスカードを持てたことでようやく『人生の再スタート』が切れた思いです。
年齢的にも、あと10年元気でいられるかどうかですが、自己破産した時の無念さを忘れずに、楽しみながらながら生きていこうと思います。
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2023年11月28日
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