2022年03月21日
自己破産者数からデポジット型クレジットカードの今後を探ってみました(キャッシュレス生活87)
私は2019年11月に自己破産免責を受けました。その翌年2020年以降、世界中に蔓延した新型コロナウイルスの影響で国内でも多くの方が職を失い生活が厳しくなった方々も多いのではないでしょうか。その中には止むを得ず債務整理や自己破産という選択をされた方もいらっしゃるのではとも思います。
裁判所の司法統計で自己破産数を調べて見ました。それによりますと
2016年(平成28年)71,317人
2017年(平成29年)75,069人
2018年(平成30年)78,516人
2019年(令和元年)79,318人
2020年(令和2年)79,348人
2016年〜2020年の5年間で383,566人の自己破産数となっています。そのほとんどが個人の方で残りが法人の破産になります。法人ではその社長も含まれてきます。統計では2020年までですが、2021年や今年以降もほぼ同様の数字になるのではと推測されます。この数字は自己破産者数のもので、任意整理なども含めた債務整理者数を加えるとさらにこの数は増えます。
債務整理や自己破産をすると個人信用情報機関CIC、JICCに5年間、銀行系のKSCはさらに2年間(計7年)に渡り事故履歴が掲載されます。前述の数字では2017年以降に該当する方は事故履歴が掲載されている状態です。
ご存知の通り、事故履歴が掲載されている場合、新たにクレジットカードを作ることが大変困難になります。国が推進するキャッシュレス化の政策により、少しずつ現金を使わない生活が浸透してきた感じです。この傾向は今後さらに拍車がかかるはずです。
そうなるとスマホ決済で利用するApple PayやGoogle Payにクレジットカードを登録したり、クレジットカードからチャージしたりと、クレジットカードの必要性が高まります。プリベイトカードやデビットカードでも対応は可能ですが、やはり現金の温存や支払いの先送りができるクレジットカードは持ちたいところです。
とはいえ、自己破産や債務整理で5年以下の場合、クレジットカードを取得するのが困難です。
そういった中で、保証金を預けるデポジット型クレジットカードであれば持つことが可能になります。現在、ライフカードとネクサスカードの2社がデポジット型クレジットカードを発行しています。自己破産直後は正直、預貯金はほとんど無いため、保証金の捻出にも苦労すると思います。私も実際に自己破産免責4ヶ月後にライフカードデポジットの審査が通った時の5万円のお金を捻出するのに苦労しました。その後、少しずつですが生活も安定し、ネクサスカードの審査も通過し、現在はネクサスカードとライフカードデポジットの2枚を利用し重宝しています。
自己破産者数は毎年、ある一定数はいますが、これまではデポジット型クレジットカードもなく、現在のようなキャッシュレスの流れもありませんでしたが、やはり今後はクレジットカードの1枚は無いと不便ですので、債務整理や自己破産者の方でも持てるデポジット型クレジットカードへの要望は増えると思います。実際に私は助かっていますし、例えば、それまでプラチナカードを持っていた方でも、自己破産などで事故履歴が残ってしまった場合、残念ながら、当分の間はクレジットカードは持てなくなります。しかしデポジット型クレジットカードならば持つことは可能です。心機一転、やり直すための貴重なカードになることは間違いないです。
58歳で自己破産してしまった還暦のオヤジですが、なんとか立て直しできています。若ければまだまだ先は長いですから、5年先、10年先を見据えて、デポジット型クレジットカードでクレヒスを積んで再起出来ます。
ネクサスカードもライフカードもおおよそ毎年一定数の割合で発生する自己破産者の方に向けたビジネスモデルとしてデポジットカードを発行しています。5年経てば解約されることも想定しているでしょう。しかし、毎年、例えば5年前の自己破産者が6年経てば事故履歴が消え、新たなカードを発行し解約されても、また新たな自己破産者や債務整理者は出ますから、結局のところ、ある一定数は抱え込むことができます。
私もそうですが、良くも悪くも事故履歴が残っている間はネクサスカードやライフカードデポジットを使うしかありません。
そういった背景から、ネクサスカードもライフカードデポジットも金融ブラックには欠かせないカードとして存在感を出していくのではと思います。
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