2021年10月04日
金融ブラックが体験解説! ネクサスカードとライフカードデポジット(キャッシュレス生活49)
金融ブラックがおそらく唯一持てるであろうクレジットカードがデポジット型クレジットカードです。現在発行されているデポジット型クレジットカードは、ライフカードが発行するライフカード(DP)デポジットとネクサスカードが発行するネクサスカード(Nexus Card)の2種類のみです。
私は現在、自己破産免責を受けてバリバリの金融ブラック喪中の身ですので、クレヒス(クレジットヒストリー)の最新情報では異動・法定免責・貸倒などの最悪ワードのオンパレード状態です(笑)。
ですのでクレカはもちろん、カードローンや消費者ローン、挙句にはスマホの7万円程度の分割購入すら審査が通りません。
そのような状態でもデポジット型クレジットカードは審査通過できます。理由は簡単で、保証金を入れてその範囲内でしか決済できないですし、カード会社からしても貸倒リスクはほぼありません。無いどころか、むしろ手数料と年会費、それと、おそらく金融商品への投資をしていることも想定されますので、はっきり言ってウエルカム状態かもしれません。
ただし、現在、滞納中や債務整理中の現在進行形の金融ブラックの人は審査落ちする可能性はあるかもしれません。それ以外の債務整理が既に終わっている人や、私の様に自己破産免責を受けて無借金状態の金融ブラックの人であれば、ほぼデポジット型のクレジットカードは審査通過し持てるのではと思います。
私自身は2019年11月に免責決定を受け、翌年の2020年2月にヤフーカードを申込むも秒殺で否決。同時期に申し込んだアメックスグリーンも否決で金融ブラックの情けなさを実感しました。
その翌月の3月下旬にライフカードデポジットの存在を知りダメ元で申し込んだところまさかの審査通過です。免責決定から4ヶ月でクレジットカードが持てました。
続く2020年9月にJトラストマスターカードデポジット(現在のネクサスカード)を申し込みこちらも審査が通過ました。
この様に保証金を預けるデポジット型クレジットカードならば自己破産や債務整理した金融ブラックでも審査は通過すると思います。
私はライフカードデポジット(5万円)を1年6ヶ月、ネクサスカード(15万円)を1年間、2枚持ちで使っています。そこで実際に使っている現在の使い勝手をお伝えしてみようと思いますので、これから発行を検討している方は参考にしていただければと思います。
●ライフカードデポジット
3万円と5万円ではETCカードが申込めませんのでETCカードが必須の人は10万円もしくは20万円以上のゴールドカードを申込む必要があります。しかし、実際問題、金融ブラックですので10万円の保証金の捻出が困難な人も多いと思います。私も正直、免責直後で預貯金は全くありませんでしたから10万円の捻出はかなり厳しかったため、5万円で申し込み発行してもらいました。ただ、ETCカードは会社経営者や個人事業主の方であれば高速情報協同組合やETC協同組合といった組織に1万円程度の加盟金を払って会員になればETCカードは発行できます。また、それ以外の方でもデポジットタイプのETCパーソナルカードを発行すればETCカードは持てますので心配はいりません。下の概要欄にリンクを貼っておきますのでそちらも参考にして下さい。
ライフカードデポジットは誕生月ではポイント還元率がアップします。またポイント交換先も多岐に渡っているのでポイントを集めるにも適しています。さらにキャッシュレス決済アイテムのiDを使えるのは魅力です。
iDはNTT docomoが提供するサービスで、Androidスマホのおサイフケータイに紐づけることでスマホをかざすだけで決済できます。国内ではかなりのエリアでiD決済が可能な店舗が多い反面、紐付けできるクレジットカードの種類が少ないのも悩みどころです。ライフカードデポジットはiDと紐付けできる数少ないカードです。また本人認証サービス(3Dセキュア)にも対応しているのでモバイルSuicaへのチャージも出来ます。
付帯サービスは弁護士無料相談や旅行保険、シートベルト保険などがありますが現段階では全く使う必要性はないので特にメリットには感じていません。
ライフカードデポジットのデメリットは年会費が5,500円かかることと、保証金の追加が出来ないことです。
例えば5万円ですと締めの関係で1ヶ月25,000円程度しか決済できないため、決済する項目も厳選しなければなりません。私も実際に不自由さを感じましたので何度か問い合わせてみましたが、手段は2つしかありません。
1つは、一度解約をして10万円もしくは20万円以上のゴールドカードを申し込む方法です。10万円のカードを持たれている場合は20万円以上のゴールドカードを選ぶ必要があります。
2つ目ですが、もう1枚の発行をすることです。解約するとなると保証金の返金まで2ヶ月程度要しますし、新たに保証金を捻出しないといけませんので手間もコストも面倒です。私は10万円の枠が欲しかったので年会費はかかりますが5万円をもう1枚発行しました。今年の2月からはライフカードデポジット5万円を2枚とネクサスカード15万円の3枚持ちです。しかしライフカードデポジット5万円2枚では10万円の枠はあるものの使い勝手はとても悪く、正直、オススメはしません。結局、後から作った5万円は半年ほど使い解約しました。
●ネクサスカード
2020年8月1日よりJトラストカードから発行されたJトラストマスターカードデポジットが、2021年5月1日にネクサスカードに社名変更されたことで券面もネクサスカードに変更になりました。
このカードの年会費は税込み1.375円で初回のみ発行手数料が税込みで550円の計1,925円、次年度からは年会費のみ税込みで1,375円がかかりますがライフカードデポジットよりも安いです。
保証金は最低5万円〜最高200万円で、1万円刻みで保証金の追加が可能です。年会費も変更はないため枠を増やしたいと考えている人にはとても良いカードです。私も最初は5万円からスタートしましたが、その後に5万円の追加を2回実施し15万円に増やしました。保証金の増加にはその都度審査があり、CICへの申し込み履歴は残りますが、返済の遅れなどがなければ問題なく増枠はできると思います。私は午前中に電話で申請し1時間程度で承認されました。承認された場合は原則2週間以内に追加保証金を入れる必要があります。尚、保証金を追加で入れてもすぐには枠は増えません。入金確認に金融機関の実営業日で2〜3日程度かかります。入金確認されるとカード会社からメールで連絡が届きますので、それ以降は増枠反映されています。
ネクサスカードはポイント還元率は0.5%で誕生月などのポイント増加とかもありませんのでライフカードに比べるとポイントホルダーには魅力はないでしょう。ポイント交換先のオススメはPeXのポイントサイトです。
ネクサスポイントは500ポイント以上溜まるとデジコのデジタルギフトに交換できます。そこからPeXにポイント移行するとマイルや商品、各種ポイント移行などができます。私はdocomoユーザーなのでDポイントをためているためライフカードポイントもネクサスポイントも全てDポイントへ移行しています。
ネクサスカードも本人認証サービス(3Dセキュア)に対応していますのでモバイルSuicaへのチャージができるようになっていますが、総体的ではライフカードに比べると見劣ります。
ネクサスカードはETCカードが発行できません。いずれは対応可能になるかもしれませんが、電話で確認したところ、現段階では検討していないとの回答でしたのでしばらくは発行はなさそうです。しかしETCパーソナルカードなどで持つことも出来ますのであまり心配はいらないのではと思います。
ネクサスカードはリボルビング払いと分割払いが出来ます。しかし自分のお金を預けているのに利息を取られるリボ払いや分割払いは?マークがつきますのでオススメは出来ません。ただ2回分割ならば利息は取られませんので、少し使いすぎた場合は検討しても良いと思います。
このように実際にデポジット型クレジットカードしか持てない金融ブラックの人間が、実際に2種類のカードを使ってみた体験を書いてみましたが、では現在の使い方はどんな風に使っているかを最後にお伝えしますと、メインカードとしてネクサスカードを使っています。理由としては増枠が可能であることや、ポイント交換先も改善されたことで通常決済には問題がないことです。
サブカードとしてライフカードデポジット(5万円)を使っています。ネクサスカードにはないiDとの紐付けができることやサービス面でネクサスカードの欠点を補ってくれます。
金融ブラックでなければもっと良いカードはたくさんありますが、選択肢はほぼ無いためこの2種類のカードでやいくりする以外はないです。
<こちらも参考にしてください!>
◆ETCカード目的ならライフカードデポジット10万円タイプより良い方法があります
https://fanblogs.jp/tsukasamarunet/archive/126/0
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