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2021年12月に中国海軍空母遼寧を中心とした、空母打撃群が再び太平洋に進出するという事態となりました。
図1 発艦シーン
引用URL:http://military.cnr.cn/ycdj/20211230/W020211230726793485477.jpg
中国空母の戦闘機発艦シーンを撮影することができましたが、中国側からも撮影されるという状況となっています。
単艦での防御力が低い護衛艦「いずも」を洋上監視に駆り出すのには、海上自衛隊内の艦船やりくりで悲痛な状況も関わってきます。
早く哨戒艦を多数建造して、洋上監視業務を交代してくれ〜!
(前回記事):『【防衛省】MV-22オスプレイを見た感想!』
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(1)護衛艦「いずも」中国空母と対峙する!
2021年12月15日に、宮古海峡を通過した空母遼寧を中心とする部隊は太平洋上にて訓練を実施いたしました。
12月30日に母港に帰還して、写真や動画を多数公開しています。
1.1 撮られたら撮り返す!倍返しだ!
12月19日には、中国空母からJ-15戦闘機の発艦シーンを撮影することに成功した護衛艦「いずも」については、大変な功績となったといえます。
図2 戦闘機離陸
引用URL:https://www.mod.go.jp/js/Press/press2021/press_pdf/p20211221_01.pdf
なかなかお目にかかれない、中国空母からの戦闘機離陸シーンは今後の役に立つでしょう。
さらには、貴重なJ-15戦闘機の武装形態を見ることができました。
1.2 センターパイロンにミサイル搭載できたんか!
別の日には、J1-5戦闘機が飛行している状況を撮影している中でほとんど見かけない構図がありました。
図3 J-15ミサイル搭載
引用URL:https://www.mod.go.jp/js/Press/press2021/press_pdf/p20211221_03.pdf
『J-15!お前センターパイロンにミサイル搭載できたんかワレェ!』
なかなかお目にかかれない貴重な情報を提供していただいたといえます。
1.3 しまいにゃ中国艦隊に合流してみたり!
護衛艦「いずも」については、洋上監視で色々頑張ってみたようです。
中国側もあまりにしつこかったのか、わざわざ動画付きで護衛艦「いずも」を紹介するほどです。
図4 艦隊行動
引用URL:https://twitter.com/i/status/1476554009133518849
本来ならば、個艦防御力の低い護衛艦「いずも」は単艦で送り出すのはおすすめできないのですが海上自衛隊の事情からも贅沢は言えません。
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(2)船が足りないんだよお〜!
海上自衛隊の慢性的な悩みとしては、海賊対処派遣行動やらインド太平洋方面派遣訓練(IPD)などで、長期に艦艇が取られ可動艦艇不足が起きています。
2.1 海上自衛隊演習の後は年次検査になだれ込む!
毎年11月には、海上自衛隊演習や自衛隊統合演習などで多数の艦艇が訓練に参加します。
図5 海上自衛隊演習
引用URL:https://pbs.twimg.com/media/FE9euonaQAAnMrV.jpg
その後は、年1回行われる年次検査を実施する艦艇も結構あります。
図6 艦艇年次検査
引用URL:http://www.hakodate-dock.co.jp/jp/03_repair/img/takanami-goeikan.jpg
年次検査について、歳出での検査を行うとなると12月には造船所へ入る必要があるためどんどんと艦艇がいなくなります。
その結果、即応艦として待機する船について訓練支援艦や動ける船なら何でもいい!となってしまいます。
2.2 船がいね~んだよ!(総監部運用幕僚ガン泣き)
そんな中で、中国空母などがひょっこり出動してくると少ない可動艦の中からさらに緊急出港して対応することになります。
護衛艦「いずも」は、2021年6月に定期検査と第1次改修工事を終えて出てきたばかりです。
2021年度中には年次検査に入る必要が無いため、ちょうどよい可動艦艇だったといえます。
横須賀地方総監部運用幕僚が、
『船がいないんじゃ〜(泣)!とにかく行ってこいや〜!』
そんな感じで送り出されたかもしれません。
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(3)はよ哨戒艦整備しようせ!
計画が進んでいる哨戒艦12隻については、これから基本設計となりますがもっと早期に配備が進んでいれば護衛艦「いずも」を単艦で洋上監視に送ることもなかったかもしれません。
3.1 30大綱の想定通り?!
うがった見方をすれば、30大綱にて「いずも」型護衛艦を改修してSTOVL機運用可能にする理由を見せつけたとも言えます。
図7 30大綱パンフレット
引用URL:https://www.mod.go.jp/j/approach/agenda/guideline/pdf/20190801.pdf
いずも型護衛艦を改修する理由を宣伝するために、わざわざ護衛艦「いずも」だけで空母打撃群の監視に向かわせたとも考えられます。
財務省へのアピールとしては、この上ない宣伝材料になるでしょう。
まあ、ほんとに横須賀港から動ける艦艇が「いずも」だけだった可能性もあるでしょう。
なかなか年末にかけて、人騒がせな空母遼寧の出港だったといえます。
今後の中国空母の動きに注目いたしましょう!
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