2015年12月05日
判断力について
『判断力』は、サッカーにおいて最も重要な能力の1つです。
子供達の試合でも、練習でも、見ていて気が付くのは・・・『判断の悪さ』ではないのでしょうか?
今年注目を集めた『ラグビー日本代表』のヘッドコーチであった『エディー・ジョーンズ』氏は、『日本人の従順さ』が判断力に『悪影響』を与えていると見ていた様です。
氏は、『自身で判断しプレイする』事を選手達に求め、判断をするトレーニングを行ったと言います。
それが、実を結んだのが・・・有名なあの南アフリカ戦でのワンシーンです。
氏は、あの時キックをする様に叫び続けていたそうです。
しかし、フィールド上で何が起きたかと言えば・・・『トライ』を選手達自らが選択し行動に移したのでした。
そうしないと勝つ事が出来ない・・・そう考えての事だったと言います。
結果は、御存知の通り日本の勝利・・・奇跡とまで言われた勝利の裏には、この判断力を高めるトレーニングがあったと言う訳です。
勿論、これだけで勝利を手に入れた訳ではありませんが、『心技体』がほぼ互角なら、勝敗を分けるのは・・・こう言った頭脳の部分だと言えるのかと思います。
もっと言えば、『優れた判断』が出来るのなら・・・『体格』や『技術』等で劣るチームにも勝つチャンスは十分あるのだと言う事でもあるのだと思います。
さて、では実際にどの様に判断力をトレーニングしてゆくのか・・・これが、難しいのです。(^^;
例えばですが、言葉と反対の事を体にさせる様な事も有効なのだと言います。
右と言ったら左を、左と言ったら右を、足と言ったら手を、後ろと言ったら前を・・・こう言った相反するアクションで、『脳への刺激』を常に与える事は判断力を高める事に役に立つのだそうです。
これなら、低学年の子でも楽しみながら出来そうですよね?
もう少し学年が上がって来たら・・・対人練習等でも、何か『縛り』を設ける事でも判断力を磨く事が出来るのだそうです。
例えば、『ワンタッチで』とか『3秒以内で』とか・・・縛りを設ける事で、子供達は最善手を考え挑戦する事に努める様になるそうです。
息子のチームは、こう言った練習を比較的多くしていますかね。
他にも、ポイントを競うゲームにしてしまう事も有効なのだとか・・・。
例えばパスを5本通したら1点とか、門を通すパスが通ったら2点とか・・・難易度によって得点に違いを与える事で、子供達が難しい事に挑戦する意欲をくすぐるのと同時に、より効率的にポイントを得る為に色々な判断をする様になる事が期待できるのだそうです。
但しです。
こう言ったトレーニングを行う場合、絶対にその子の『判断と挑戦を否定しない』と言う事が必要になって来るそうです。
出来ますかね?(笑)
日本人には、これが最も苦手な様に思います。
最善手では無くとも、その子の判断を受け入れてあげる、理解してあげる寛容さが必要です。
その上で、もっと良い選択肢が無かったか・・・を皆で一緒に考えさせる(教えてはダメ)時間を取る様な事も大事なのかも知れません。
このトレーニングには、『焦りは禁物』なのです。
時間を掛けて行ってゆく事が大事だと言えます。
つ・ま・り、低学年の内からじっくりと・・・と言うスタンスでやってゆく必要があるのだと言えます。
高学年ともなれば、更に『戦術練習』の中でのトレーニングが可能になって来るのかも知れません。
試合中の様々な状況を想定して、実際に判断させるトレーニングです。
ボールを使ってでも良いのでしょうし、皆で意見を出し合うと言う事でもよいのかも知れません。
ラグビー日本代表は、こう言ったトレーニングをしたと言います。
話を元に戻しますが・・・エディー氏が感じたのは、おそらくですが・・・日本人プレイヤーは、監督の指示通りに動く事は得意だが、自ら考え判断してプレイする事が非常に苦手であると言う事なのだと思います。
氏は、「従順さはラグビー選手にとって良く無い事」だと言っています。
ラグビーと根を同じくするサッカーでも同じ事が言えるのかと思います。
従順さ故に『ストライカー』が育ち難い土壌が日本中に広がっているとも言えそうです。
指導者側も従順なプレイヤーを求める傾向がある事も原因なのかも知れません。
これは、日本の社会全体に言える事なのだと思います。
サッカーの上達には勿論ですが、1人の人間としても自分で考え、判断して、それに基づいた行動をすると言う習慣が身に付いてもらえると、サッカーをやって来た甲斐があると言うものです。
色々な方法で、この判断力を鍛えて上げて下さい!
子供達の試合でも、練習でも、見ていて気が付くのは・・・『判断の悪さ』ではないのでしょうか?
今年注目を集めた『ラグビー日本代表』のヘッドコーチであった『エディー・ジョーンズ』氏は、『日本人の従順さ』が判断力に『悪影響』を与えていると見ていた様です。
氏は、『自身で判断しプレイする』事を選手達に求め、判断をするトレーニングを行ったと言います。
それが、実を結んだのが・・・有名なあの南アフリカ戦でのワンシーンです。
氏は、あの時キックをする様に叫び続けていたそうです。
しかし、フィールド上で何が起きたかと言えば・・・『トライ』を選手達自らが選択し行動に移したのでした。
そうしないと勝つ事が出来ない・・・そう考えての事だったと言います。
結果は、御存知の通り日本の勝利・・・奇跡とまで言われた勝利の裏には、この判断力を高めるトレーニングがあったと言う訳です。
勿論、これだけで勝利を手に入れた訳ではありませんが、『心技体』がほぼ互角なら、勝敗を分けるのは・・・こう言った頭脳の部分だと言えるのかと思います。
もっと言えば、『優れた判断』が出来るのなら・・・『体格』や『技術』等で劣るチームにも勝つチャンスは十分あるのだと言う事でもあるのだと思います。
さて、では実際にどの様に判断力をトレーニングしてゆくのか・・・これが、難しいのです。(^^;
例えばですが、言葉と反対の事を体にさせる様な事も有効なのだと言います。
右と言ったら左を、左と言ったら右を、足と言ったら手を、後ろと言ったら前を・・・こう言った相反するアクションで、『脳への刺激』を常に与える事は判断力を高める事に役に立つのだそうです。
これなら、低学年の子でも楽しみながら出来そうですよね?
もう少し学年が上がって来たら・・・対人練習等でも、何か『縛り』を設ける事でも判断力を磨く事が出来るのだそうです。
例えば、『ワンタッチで』とか『3秒以内で』とか・・・縛りを設ける事で、子供達は最善手を考え挑戦する事に努める様になるそうです。
息子のチームは、こう言った練習を比較的多くしていますかね。
他にも、ポイントを競うゲームにしてしまう事も有効なのだとか・・・。
例えばパスを5本通したら1点とか、門を通すパスが通ったら2点とか・・・難易度によって得点に違いを与える事で、子供達が難しい事に挑戦する意欲をくすぐるのと同時に、より効率的にポイントを得る為に色々な判断をする様になる事が期待できるのだそうです。
但しです。
こう言ったトレーニングを行う場合、絶対にその子の『判断と挑戦を否定しない』と言う事が必要になって来るそうです。
出来ますかね?(笑)
日本人には、これが最も苦手な様に思います。
最善手では無くとも、その子の判断を受け入れてあげる、理解してあげる寛容さが必要です。
その上で、もっと良い選択肢が無かったか・・・を皆で一緒に考えさせる(教えてはダメ)時間を取る様な事も大事なのかも知れません。
このトレーニングには、『焦りは禁物』なのです。
時間を掛けて行ってゆく事が大事だと言えます。
つ・ま・り、低学年の内からじっくりと・・・と言うスタンスでやってゆく必要があるのだと言えます。
高学年ともなれば、更に『戦術練習』の中でのトレーニングが可能になって来るのかも知れません。
試合中の様々な状況を想定して、実際に判断させるトレーニングです。
ボールを使ってでも良いのでしょうし、皆で意見を出し合うと言う事でもよいのかも知れません。
ラグビー日本代表は、こう言ったトレーニングをしたと言います。
話を元に戻しますが・・・エディー氏が感じたのは、おそらくですが・・・日本人プレイヤーは、監督の指示通りに動く事は得意だが、自ら考え判断してプレイする事が非常に苦手であると言う事なのだと思います。
氏は、「従順さはラグビー選手にとって良く無い事」だと言っています。
ラグビーと根を同じくするサッカーでも同じ事が言えるのかと思います。
従順さ故に『ストライカー』が育ち難い土壌が日本中に広がっているとも言えそうです。
指導者側も従順なプレイヤーを求める傾向がある事も原因なのかも知れません。
これは、日本の社会全体に言える事なのだと思います。
サッカーの上達には勿論ですが、1人の人間としても自分で考え、判断して、それに基づいた行動をすると言う習慣が身に付いてもらえると、サッカーをやって来た甲斐があると言うものです。
色々な方法で、この判断力を鍛えて上げて下さい!
【サッカー】人気ジャケット・上下セットランキングを見る
【サッカー】人気スパイク・トレーニングシューズランキングを見る
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
この記事へのコメント
まぁ、良いサラリーマンになる為の学校と言われていたりしますから・・・従順さと引き換えに自分を無くしてしまう様な事だけは・・・そう思わずにはいられません。
考えてみれば、私なんかもそうなのですよね。
サラリーマンとして生きていますが、教えられた手順通り、マニュアル通りに仕事をしているだけですから・・・。
自分の考えなんて必要無いシーンが多いとは言えます。
ただ、工夫をしたり、問題点を指摘したりは出来ます。
その程度ですが、考える余地はどんな状況でもあるのですよね。
最初から、考える事を放棄してしまう新入社員達を見ていると・・・息子達の将来にも不安が無い訳でもないのです。
聞いてみれば、クラブチームでサッカーしていたなんて子もいたりして・・・大丈夫なのか・・・と思ってしまう事もしばしばなのです。
自分で考えて決断し、行動する・・・そんな大人になって欲しいとは思います。
頭の柔軟性って大切ですよね。
息子と話していても「こういう風にやらないといけないんでしょ?」という発言がしばしば…
他が見えていても教科書通りにしか出来ないのは、日本人の最大の欠点かもしれません。
自ら判断して失敗をしないと、独自の技術は生まれないような気がします。
息子のコーチも、似た感じですかね。
そんなに怖い訳では無いのですが、何も考えていないプレイには厳しい指導が入ります。
受け止め方は子供達それぞれなのですが、高学年ともなると素直さが多少無くなって来るのか・・・返事もしない子もチラホラ。
素直じゃないと言うよりも、自己が確立され始めた証なのかも知れませんね。
反抗期的な物なのかも知れませんが、指導すると言うのも難しいものだと見ていて思います。
ただ、やはり全て教えてしまうのは、考える姿勢を削ぐ事になりそうです。
自分の意思で行動できる子になってもらいたい・・・息子にはそう思います。
頭の柔軟性に欠けるのが「玉にキズ」ですが。(^^;
息子の学年のコーチは「怖い」と有名なんですが、「何やってるんだ〜」とか「それ違うだろ〜」とは言えません。
「反対側見えて自分でシュート?」
「うん」
「じゃあ良いよ」
という感じで、ベンチの判断とは違っても、選択の結果の判断ならOKとしてくれます。
その反面、判断なしにしたプレーには厳しいです。
その違いに気付いた子どもは楽しそうにナイスプレーをしますが、気付かない子どもは全てを否定されたと感じてしまうようで、さらに判断しなくなってしまいました。
というより、判断の対象となるものが何なのか理解できていない感じです。だからボールも身体も止めてしまうようで、指示待ちが悪化です…
頭の体操は、より若い年代から必要ですね。