少年サッカーを見守るブログ

　『成長の為に試合にださない』と言う検索ワードがありました。

　そう言う考えかたが昔からある事を、私は知っています。

　その一方で、その考え方の是非は私には分かりません。

　しかし、子供達を見ていると・・・『逆効果』となる子の方が圧倒的に多い事は分かります。

　本当に一部には、こう言った事が『発奮』するきっかけとなる子もいる事はいますが・・・殆どは、『腐って行く』だけです。

　いつも言っていますが、選手は試合に出てナンボなのです。

　試合に勝る練習もないのです。

　練習の為の練習だけしているのなら、それは『畳水練』と何ら変わらないと言えます。

　真剣勝負の中に身を置いてこそ、本当の成長を図る事が出来るのだと思います。

　しかし、これであっても『意識の持ち方』１つで変える事が出来るのだと思うのです。

　練習でさえ、真剣勝負の場に変えて行く事が出来るのなら、試合に出た場合と同等とまでは言わなくとも、近付ける事は出来るはずです。

　ただ、やはり子供達は、試合に出場したいのです。

　その為に練習しているのですから・・・。

　試合に出られないのなら、練習中も『モチベーション』が上がりません。

　これは、大人でも同じですよね。

　『成長を促す為』と称して試合に出さないと言うのなら、それに関しては賛成できませんかね。

　僅かな時間でも、試合に出る事を子供達は望み、その為だけに練習をしている事を忘れてはいけないのだと思います。

　その上で、出場させられない理由が別途あるのなら、その事を正直に伝えるべきです。

　なぜ？の部分をしっかりと伝えられないと、子供達もどうしたら良いのか分からなくなってしまいます。

　最悪、『コーチは自分の事が嫌いなんだ』と思い込んでしまう事にもなりかねません。

　こうなってしまえば、もう『立ち直る』事は難しくなってしまいます。

　子供達の成長を望むのは、ありがたい事ではあります。

　しかし、方法論を間違え無い様にしないと・・・目論見が失敗してしまう事になりかねません。

　この辺は、ちょっと注意しないといけない所なのかなと思います。