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2019年01月26日

出題予測問題<応用栄養学>◎妊娠期・授乳期

昨日の問題の解説です。

Q1.日本人の食事摂取基準(2015年版)に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)使用期間は、平成27(2015)年度から平成31(2019)年度の5年間である。
(2)耐容上限量(UL)の健康障害に関する今までの報告数は多い。
(3)目標量(DG)の主な算定根拠は、疫学研究である。
(4)国内外の学術論文および入手可能な学術資料を最大限に活用している。
(5)摂取源には、栄養機能食品やサプリメントも含まれる。



【解説】回答(2)
(1)正しい。なお、日本人の食事摂取基準は健康増進法に基づき厚生労働省が定めるもので、
   国民の健康の保持・増進を図る上で摂取することが望ましいエネルギー
   及び栄養素の量の基準を示すものである。
(2)誤り。耐容上限量(UL)の健康障害に関する今までの報告数は
  「極めて少ない」〜「少ない」とされている。
(3)正しい。目標量(DG)の主な算定根拠は、介入研究を含む疫学研究である。
(4)正しい。系統的レビューの手法を用い、
   可能な限り化学的根拠に基づいた策定を行うことを基本とした。
(5)正しい。摂取源には、通常の食品以外に、いわゆるドリンク剤、栄養剤、栄養素を強化した食品、
   特定保健用食品、栄養機能食品、いわゆる健康食品やサプリメントも含まれる。
   疾病の治癒を目的とせず、健康増進の目的で摂取される食品に含まれるエネルギーと
   栄養素も含むものとする。


Q2.日本人の食事摂取基準(2015年版)に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)エネルギーの摂取量及び消費量のバランスの維持を示す指標として、推定エネルギー必要量が採用された。
(2)ナトリウム(食塩摂取量)の目標(DG)は、6歳以上のすべての年齢区分で設定されている。
(3)目安量(AI)は、推定平均必要量(EAR)を用いて算出される。
(4)耐容上限量(UL)は、十分な科学根拠が得られない栄養素については設定していない。
(5)鉄の推定平均必要量(EAR)は、出納法を用いて設定している。



【解説】正答(4)
(1)誤り。エネルギーの摂取量及び消費量のバランスの維持を示す指標として、BMIが採用された。
(2)誤り。ナトリウム(食塩相当量)の目標量(DG)は、1歳以上のすべての年齢区分で設定されている。
   1歳未満では、目安量(AI)が設定されている。
(3)誤り。目安量(AI)は、十分な科学的根拠が得られず推定平均必要量(EAR)を算定できない場合の
   代替指標である。
   推定平均必要量を用いて算出するのは、推奨量である。
   推奨量は、推定平均必要量×(1+2×変動係数)で算出され、その変動係数は、栄養素によって異なる。
(4)正しい。十分な科学的根拠が得られた場合には、新たに耐容条件量(UL)を設定するとされている。
(5)誤り。鉄の推定平均必要量(EAR)は、要因加算法を用いて算出している(0〜5月児を除く)。
   要因加算法とは、蓄積に必要な量や排泄される量などを足していく方法で、
   1日に必要な栄養素の量を見かけの吸収率で割って計算する。
   出納法とは、体に入った量と出した量を調べて、維持量を計算する方法である。


Q3.日本人の食事摂取基準(2015年版)における成人期の目標量に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)エネルギー産生栄養素バランス(%エネルギー)の脂質は、20〜25%である。
(2)食塩相当量は、男女とも7.0g/日未満である。
(3)食物繊維は、男女で20g/日以上、女性で18g/日以上である。
(4)カリウムは、男女で2,800r/日以上、女性で2,600r/日以上である。
(5)リンは、男性で1,000r/日以上、女性で800r/日以上である。



【解説】正答(3)
(1)誤り。エネルギー産生栄養素バランスの脂質は、20〜30%である。
   その他は、たんぱく質13〜20%、炭水化物50〜65%、飽和脂肪酸7%以下と設定されている。
(2)誤り。食塩相当量は、男性で8.0g/日未満、女性で7.0g/日未満である。
(3)正しい。なお、食物繊維の摂取不足で生活習慣病の発症に関連するという報告が多いことから、
   目標量を設定することが適当であると判断された。
(4)誤り。カリウムの目標量は、男性で3,000r/日以上、女性で2,600mg/日以上である。
(5)誤り。リンは目標量が設定されていない。
   目安量として男性で1,000r/日、女性で800r/日が設定されている。


Q4.日本人の食事摂取基準(2015年版)に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)50〜69歳で目標とするBMIは、18.5〜24.9s/uである。
(2)70歳以上の目標とするBMIは、虚弱の予防及び生活習慣病の重症化の両者に配慮している。
(3)食物繊維の目標量(DG)は、6歳以上で範囲の下の値のみを設定している。
(4)コレステロールの目標量(DG)は、18歳以上で範囲の上の値のみを設定している。
(5)推定平均必要量(EAR)から推奨量(RDA)を算定する際の変動係数は、
   ビタミンAよりビタミンCの方が大きい。



【解説】正答(3)
(1)誤り。50〜69歳で目標とするBMIは、20.0〜24.9s/uである。
(2)誤り。70歳以上の目標とするBMIは、虚弱の予防及び生活習慣病の予防の両者に配慮している。
(3)正しい。
(4)誤り。日本人の食事摂取基準(2015年版)では、コレステロールの基準は設定されていない。
   脂質の中で飽和脂肪酸の目標量(DG)は、18歳以上で範囲の上の値のみを設定している。
(5)誤り。推定平均必要量(EAR)から推奨量(RDA)を算定する際の変動係数は、
   ビタミンCよりビタミンAの方が大きい。


Q5.日本人の食事摂取基準(2015年版)におけるビタミン及びミネラルの推定平均必要量(EAR)に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
(1)ビタミンAは、夜盲症を予防できる最小摂取量から算定された。
(2)ビタミンB₁は、尿中にビタミンB₁の排泄量が増大し始める摂取量から算定された。
(3)ナイアシンは、ペラグラを予防できる最小摂取量から算定された。
(4)ナトリウムは、不可避損失量を補う量から算定された。
(5)マグネシウムは、出納試験結果による平衡維持量から算定された。



【解説】正答(1)
(1)誤り。ビタミンAは、ビタミンA欠乏症を示さないで、
   肝臓内ビタミンA貯蔵量の最低値を維持できる量から算定された。
(2)正しい。欠乏症の予防を指標とはせず、
   尿中にビタミンB₁の排泄量が増大し始める摂取量から算定された。
   ビタミンB₁についても同様である。
(3)正しい。
(4)正しい。
(5)正しい。


今日は、「妊娠期・授乳期」の問題です。
国家試験では色々な疾患や成長段階からの出題がありますが、
この妊娠期・授乳期は非常に出題率が高い項目です。
成人と比べてどんな栄養素の付加が推奨されているのか、
また前期・中期・後期によっても数字が違うことを理解しておいてください。
細かい数字が出題されることもあるので、数字もインプットしておきましょう。


Q1.妊娠による母体の変化に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)循環血液量は、妊娠前と比べて変化がみられない。
(2)つわりは、初妊婦より経産婦で多い。
(3)基礎代謝は、妊娠により低下する。
(4)インスリンの感受性が増大する。
(5)血漿フィブリノーゲン値は、増加する。




Q2.妊娠期・授乳期の栄養ケアに関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)非妊娠時の体格区分が「やせ」の妊婦では、妊娠中の推奨体重増加量を7〜12sとする。
(2)日本人の食事摂取基準(2015年版)におけるエネルギーの負荷量は、授乳期で最も多い。
(3)葉酸の摂取は、1日当たり1rを超えるべきではないとされている。
(4)βカロテンの過剰摂取により先天奇形が増加する。
(5)妊娠高血圧症候群の場合は、カルシウム付加は必要ない。




Q3.授乳期の生理的特徴に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)妊娠中に増加した脂肪は、産後8〜10か月で妊娠前の状態に戻すことが望ましい。
(2)吸啜刺激は、プロラクチンの分泌を低下させる。
(3)プロラクチンは、射乳を起こす。
(4)オキシトシンは、子宮筋の収縮を促進する。
(5)母乳は、牛乳に比べ飽和脂肪酸を多く含んでいる。




Q4.日本人の食事摂取基準(2015年版)において、妊婦に負荷量が設定されている栄養素である。正しいのはどれか。2つ選べ。
(1)ナイアシン
(2)葉酸
(3)ナトリウム
(4)カルシウム
(5)ヨウ素



明日解説します。
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食品会社で勤務しながら、半年間の独学を経て管理栄養士の国家試験に合格。その後、管理栄養士として勤務するために病院へ転職。6年間で3つの病院を経験。現在は、管理栄養士国家試験の参考書の校正や答案添削を行っています。 <取得資格>管理栄養士、栄養教諭、糖尿病療養指導士、病態栄養認定管理栄養士、NST専門療養士
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