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2019年02月15日

出題予測問題<臨床栄養学>食物アレルギー

昨日の問題の解説です。

Q1.貧血とその病態・症状の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)鉄欠乏性貧血ー不飽和鉄結合能(UIBC)低下
(2)再生不良性貧血ー網赤血球増加
(3)溶血性貧血ー血清ハプトグロビン減少
(4)葉酸欠乏性貧血ースプーンネイル
(5)腎性貧血ーハンター舌炎
 


【解説】正答(3)
(1)誤り。鉄欠乏性貧血では、不飽和鉄結合能(UIBC)は増加する。
   血中での鉄輸送たんぱく質であるトランスフェリンと結合できる鉄の総量を
   総鉄結合能(TIBC)といい、未結合のトランスフェリンと結合できる鉄量を不飽和結合能という。
   鉄欠乏時にはトランスフェリンの産生が亢進するので、総鉄結合能、不飽和鉄結合能ともに上昇する。
(2)誤り。再生不良性貧血では、骨髄での造血機能低下に伴い、赤血球、白血球、血小板の減少をきたし、
   網赤血球も減少する。
   網赤血球は、成熟赤血球になる前段階の幼若な赤血球で、
   その測定により骨盤の造血能を推定することができる。
(3)正しい。ハプトグロビンは、ヘモグロビンの輸送たんぱく質であり、
   溶血した赤血球から遊離するヘモグロビンに結合して肝臓に運ぶ。
   溶血性貧血では、溶血の亢進に伴い、ハプトグロビンの消費が増大するため、
   血清ハプトグロビンが減少する。
(4)誤り。葉酸欠乏性貧血では、スプーンネイルはみられない。
   スプーンネイルは鉄欠乏性貧血でみられる。
(5)誤り。腎性貧血は、腎機能の低下によってエリスロポエチンの産生が低下することにより起こる
   貧血であり、ハンター舌炎はみられない。
   ハンター舌炎は巨赤芽球性貧血でみられる。


今日は、「食物アレルギー」の問題です。
食物アレルギーからは最近出題されることが増えていますので、必ず抑えておきたい項目です。
「食物アレルギーに対する栄養指導」についても問われることが多いので、
その視点で学習すると良いでしょう。


Q1.食物アレルギーに関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)診断として最も有用なのは、食物除去試験である。
(2)口腔アレルギー症候群は、新生児・乳児期からの発症が多い。
(3)食物依存性運動誘発アナフィラキシーの主な原因食品は、牛乳である。
(4)牛乳は、加熱処理によりアレルゲン性が減弱する。
(5)卵アレルギー患者は、卵殻カルシウムを含んだ食品を摂取できる。
 


Q2.食物アレルギーに関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)牛乳のアレルゲンは、乳糖である。
(2)ピーナッツは、アナフィラキシーの原因となる。
(3)食物経口負荷試験は、日常生活環境下で行う。
(4)耐性を獲得すれば、再発することはない。
(5)ハイリスク乳児は、離乳食の開始時期を遅らせることで、発症リスクを低減できる。




明日解説します。
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食品会社で勤務しながら、半年間の独学を経て管理栄養士の国家試験に合格。その後、管理栄養士として勤務するために病院へ転職。6年間で3つの病院を経験。現在は、管理栄養士国家試験の参考書の校正や答案添削を行っています。 <取得資格>管理栄養士、栄養教諭、糖尿病療養指導士、病態栄養認定管理栄養士、NST専門療養士
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