2019年01月30日
出題予測問題<応用栄養学>◎高齢期(嚥下障害、褥瘡)
昨日の問題の解説です。
(2)卵胞刺激ホルモン(FSH)の分泌量が増加する。
(3)プロゲステロンの分泌量が増加する。
(4)インスリン抵抗性は低下する。
(5)血清LDL-コレステロール値は低下する。
【解説】正答(2)
(1)誤り。閉経は卵巣機能が低下して、エストロゲンの分泌量が減少することにより起こる。
エストロゲンの分泌が停止するわけではない。
(2)正しい。エストロゲン分泌低下により、ネガティブ・フィードバック機構による上位ホルモン分泌が
抑制されず、脳下垂体前葉から卵胞刺激ホルモンや黄体形成ホルモンの分泌量が増加する。
(3)誤り。排卵が起こらなくなるため排卵後の卵巣にある黄体から分泌されるプロゲステロンも減少する。
(4)誤り。エストロゲンの分泌低下により、インスリン低下性が上昇するため、
更年期以降の女性は2型糖尿病の発症リスクが上昇する。
(5)誤り。血清LDL-コレステロール値は上昇する。エストロゲンには、
LDL-コレステロールを低下させHDL-コレステロールを上昇させる働きがある。
今日は「高齢期」の問題です。
嚥下障害や褥瘡の問題は必ず出題されます。
それも数問は出題されます。
非常に重要な項目になりますので、しっかりと学習しておいてください。
(2)温度が体温程度の食事は、誤嚥しにくい。
(3)関節訓練による嚥下訓練では、誤嚥の危険性が高い。
(4)舌の運動障害に対しては、食品を細かく刻むとよい。
(5)唾液で食物の表面を覆い付着性を低くするためには、よく噛むとよい。
(2)徐脂肪体重の減少は、フレイル(虚弱)につながる。
(3)簡易栄養状態評価表(MNA-SF)は、65歳未満は対象外である。
(4)褥瘡患者では、水分摂取を制限する。
(5)ロコモティブシンドロームの予防では、筋肉トレーニングが有効である。
(2)結合組織におけるコラーゲンが減少する。
(3)血中副甲状腺ホルモン(PTH)gは、減少する。
(4)残気量は減少する。
(5)腎血流量は減少する。
(2)下痢の場合は、水分を制限する。
(3)低栄養に陥りやすいため、エネルギー摂取量が消費量を上回るようにする。
(4)行動範囲の縮小は、低栄養の要因となる。
(5)リンの欠乏は、骨粗鬆症のリスク要因となる。
明日解説します。
Q1.更年期の女性の生理的特徴に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)閉経により、エストロゲンの分泌が停止する。(2)卵胞刺激ホルモン(FSH)の分泌量が増加する。
(3)プロゲステロンの分泌量が増加する。
(4)インスリン抵抗性は低下する。
(5)血清LDL-コレステロール値は低下する。
【解説】正答(2)
(1)誤り。閉経は卵巣機能が低下して、エストロゲンの分泌量が減少することにより起こる。
エストロゲンの分泌が停止するわけではない。
(2)正しい。エストロゲン分泌低下により、ネガティブ・フィードバック機構による上位ホルモン分泌が
抑制されず、脳下垂体前葉から卵胞刺激ホルモンや黄体形成ホルモンの分泌量が増加する。
(3)誤り。排卵が起こらなくなるため排卵後の卵巣にある黄体から分泌されるプロゲステロンも減少する。
(4)誤り。エストロゲンの分泌低下により、インスリン低下性が上昇するため、
更年期以降の女性は2型糖尿病の発症リスクが上昇する。
(5)誤り。血清LDL-コレステロール値は上昇する。エストロゲンには、
LDL-コレステロールを低下させHDL-コレステロールを上昇させる働きがある。
今日は「高齢期」の問題です。
嚥下障害や褥瘡の問題は必ず出題されます。
それも数問は出題されます。
非常に重要な項目になりますので、しっかりと学習しておいてください。
Q1.高齢期の口腔機能と栄養に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)固ゆで卵は、誤嚥しにくい。(2)温度が体温程度の食事は、誤嚥しにくい。
(3)関節訓練による嚥下訓練では、誤嚥の危険性が高い。
(4)舌の運動障害に対しては、食品を細かく刻むとよい。
(5)唾液で食物の表面を覆い付着性を低くするためには、よく噛むとよい。
Q2.高齢期の栄養に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
(1)うつ状態は、低栄養のリスク因子である。(2)徐脂肪体重の減少は、フレイル(虚弱)につながる。
(3)簡易栄養状態評価表(MNA-SF)は、65歳未満は対象外である。
(4)褥瘡患者では、水分摂取を制限する。
(5)ロコモティブシンドロームの予防では、筋肉トレーニングが有効である。
Q3.成人期に比較して高齢期に起こる身体的・生理的機能の変化に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)体脂肪の割合が減少する。(2)結合組織におけるコラーゲンが減少する。
(3)血中副甲状腺ホルモン(PTH)gは、減少する。
(4)残気量は減少する。
(5)腎血流量は減少する。
Q4.高齢期の栄養管理に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)脱水のリスクは、食事摂取量の減少に伴い低下する。(2)下痢の場合は、水分を制限する。
(3)低栄養に陥りやすいため、エネルギー摂取量が消費量を上回るようにする。
(4)行動範囲の縮小は、低栄養の要因となる。
(5)リンの欠乏は、骨粗鬆症のリスク要因となる。
明日解説します。
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