2019年01月22日
出題予測問題<基礎栄養学>◎各栄養素の体内動態
昨日の問題の解説です。
(2)不飽和脂肪酸は、n-3系とn-6系に分けて収載している。
(3)収載食品数は、日本食品標準成分表2010と同じである。
(4)食品名に英名を併記して収載している。
(5)利用可能炭水化物(単糖当量)は、食品中の単糖の合計量である。
【解説】正答(1)
(1)正しい。魚介類、肉類及び卵類の原材料的食品を除く食品の炭水化物の含量は、
水分、たんぱく質、脂質及び灰分の合計(g)を100gから差し引いて算出される。
(2)誤り。脂肪酸の項目は、飽和脂肪酸、一価不飽和脂肪酸及び多価不飽和脂肪酸で構成されている。
(3)誤り。日本食品標準成分表2010の収載食品数は1,878食品であったが、
その改訂版の日本食品標準成分表2015年版では2,191食品に増加した。
(4)誤り。日本食品標準成分表2010では食品名に英名を併記していたが、
日本食品標準成分表2015年版では英名が削除された。
(5)誤り。利用可能炭水化物は、炭水化物成分表2015年版の各利用可能炭水化物料を
単糖に換算した量の総和として算出されている。
本日は、「各栄養素の体内動態」の問題です。
基礎栄養学の山となる項目です。
必ず何問か出題されるので、苦手意識を感じる方も多いと思いますが確実に理解しておきましょう。
各栄養は三大栄養素からの出題がメインとなります。
(2)膜消化とは、大腸において行われる最終的な消化のことである。
(3)分泌された胆汁中の胆汁酸は、胆嚢で吸収され、再び肝臓へ戻る。
(4)能動輸送では、消化された栄養素は濃度の高い側から低い側へ輸送される。
(5)フルクトースは、促進核酸により小腸上皮細胞内に取り込まれる。
(2)食事由来のアミノ酸は、リンパ管を経て全身に運ばれる。
(3)グルコースの小腸上皮細胞内への取り込みには、Na⁺が必要である。
(4)脂溶性ビタミンの吸収は、胆汁酸によって抑制される。
(5)葉酸の吸収には、胃液分泌が必要である。
(2)胃酸の分泌は、アセチルコリンによって抑制される。
(3)ガストリンの分泌は、アルコールによって促進される。
(4)ペプシノーゲンの分泌は、GIPによって促進される。
(5)コレシストキニンの分泌は、十二指腸内H⁺濃度の上昇によって促進される。
(2)小腸上皮細胞のペプチド輸送単体は、H⁺依存性である。
(3)小腸上皮細胞内に取り込まれた中鎖脂肪酸は、リンパ管に移行する。
(4)小腸上皮細胞内に取り込まれたβ-カロテンは、門脈に移行する。
(5)吸収された鉄は、セルロプラスミンと結合して血中を輸送される。
(2)真の消化吸収率は、見かけの消化吸収率に比べて低値となる。
(3)見かけの消化吸収率には、シュウ酸との共存により高まる。
(4)カルシウムの吸収率は、シュウ酸との共存により高まる。
(5)ビオチンの吸収率は、アジピンとの共存により高まる。
明日解説します。
Q1.日本食品成分表2015年版(七訂)に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)灰分は、差し引き法で求める炭水化物の算出に用いられる。(2)不飽和脂肪酸は、n-3系とn-6系に分けて収載している。
(3)収載食品数は、日本食品標準成分表2010と同じである。
(4)食品名に英名を併記して収載している。
(5)利用可能炭水化物(単糖当量)は、食品中の単糖の合計量である。
【解説】正答(1)
(1)正しい。魚介類、肉類及び卵類の原材料的食品を除く食品の炭水化物の含量は、
水分、たんぱく質、脂質及び灰分の合計(g)を100gから差し引いて算出される。
(2)誤り。脂肪酸の項目は、飽和脂肪酸、一価不飽和脂肪酸及び多価不飽和脂肪酸で構成されている。
(3)誤り。日本食品標準成分表2010の収載食品数は1,878食品であったが、
その改訂版の日本食品標準成分表2015年版では2,191食品に増加した。
(4)誤り。日本食品標準成分表2010では食品名に英名を併記していたが、
日本食品標準成分表2015年版では英名が削除された。
(5)誤り。利用可能炭水化物は、炭水化物成分表2015年版の各利用可能炭水化物料を
単糖に換算した量の総和として算出されている。
本日は、「各栄養素の体内動態」の問題です。
基礎栄養学の山となる項目です。
必ず何問か出題されるので、苦手意識を感じる方も多いと思いますが確実に理解しておきましょう。
各栄養は三大栄養素からの出題がメインとなります。
Q1.消化と吸収に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)生物学的消化とは、消化酵素による加水分解のことである。(2)膜消化とは、大腸において行われる最終的な消化のことである。
(3)分泌された胆汁中の胆汁酸は、胆嚢で吸収され、再び肝臓へ戻る。
(4)能動輸送では、消化された栄養素は濃度の高い側から低い側へ輸送される。
(5)フルクトースは、促進核酸により小腸上皮細胞内に取り込まれる。
Q2.栄養素の吸収と体内動態に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)ジペプチドは、そのままの形では小腸上皮細胞に吸収されない。(2)食事由来のアミノ酸は、リンパ管を経て全身に運ばれる。
(3)グルコースの小腸上皮細胞内への取り込みには、Na⁺が必要である。
(4)脂溶性ビタミンの吸収は、胆汁酸によって抑制される。
(5)葉酸の吸収には、胃液分泌が必要である。
Q3.管腔内消化の調整に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)唾液の分泌は、副交感神経の興奮によって抑制される。(2)胃酸の分泌は、アセチルコリンによって抑制される。
(3)ガストリンの分泌は、アルコールによって促進される。
(4)ペプシノーゲンの分泌は、GIPによって促進される。
(5)コレシストキニンの分泌は、十二指腸内H⁺濃度の上昇によって促進される。
Q4.栄養素別の消化・吸収に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)グルコースは、受動輸送で小腸上皮細胞内に取り込まれる。(2)小腸上皮細胞のペプチド輸送単体は、H⁺依存性である。
(3)小腸上皮細胞内に取り込まれた中鎖脂肪酸は、リンパ管に移行する。
(4)小腸上皮細胞内に取り込まれたβ-カロテンは、門脈に移行する。
(5)吸収された鉄は、セルロプラスミンと結合して血中を輸送される。
Q5.栄養素の消化吸収率に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)消化吸収率は、摂取栄養素量に対する体内保留栄養素量の割合である。(2)真の消化吸収率は、見かけの消化吸収率に比べて低値となる。
(3)見かけの消化吸収率には、シュウ酸との共存により高まる。
(4)カルシウムの吸収率は、シュウ酸との共存により高まる。
(5)ビオチンの吸収率は、アジピンとの共存により高まる。
明日解説します。
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