アフィリエイト広告を利用しています

2017年07月07日

退院して仕事復帰後の様子

会社へ行き始めた頃の症状は、【なんとか一人で歩けるが疲れる】【両手の痺れは変わらず】【右脚は痺れて感覚なし】【胴体の右は感覚なし】【両手に皮膚の異常感覚】【両肩に疼痛】という状態だった。
通勤で杖は必要だった。無理やり杖で勢いをつけて足を出しているという状態。また、スマホを見ながら歩く人は、急に立ち止まることもあり杖が無いと止まれなかった。社内では病院と同じくフラットなので何とか歩けた。

時々強く痺れや痛みを感じる時がある。それはどうも気圧に影響されるようだった。
また、身体に悪いと解りながらなので自業自得なのだが、タバコを吸うと右脚全体が熱くなり痺れがひどくなった。これは血管が収縮しておこる現象と思った。
夜、酒を飲みながらタバコを吸ってもこのようにはならなかった。酒で血行が良いからなのだろうか。

朝は最寄駅発の始発に乗った。これまでよりも10分早く起きないと朝の準備が追いつかなかった。特にワイシャツのボタンに手間取った。
ボタンを引っかけて止める器具は壊れたら困るので2個購入していた。これを使ってボタンを閉めていたのだが、リハビリのため使わないようにしていた。

入院している間に通勤の風景が変わった。始発は違うホームから出るので並ぶのだが、大体顔を見知った人が同じ場所にいた。
109日の不在期間で見知った顔が少なくなっていた。いつも心の中で「あの子はかわいいな」とか「あの人は太ったな」とか色んなことを考えながら並んでいた。大都会、人は入れ替わる。自分も109日間消えた人だったのだ。

会社は定時の18時に出た。これまでは帰って毎日飲みに行っていたが、それほど食欲もないので適当なインスタント食品や弁当を食べ、マッサージ器に乗って21時半には寝る生活が続いた。
ひとりで家の近く・倒れた前の日に行っていた居酒屋Yに飲みに行っても21時には帰ってシャワーして寝ていた。酒についてのリハビリは順調で、これまでと変わらない量を飲むようになっていた。
飲み仲間のT君とは週末によく飲んだ。相変わらず毎週ゴルフに行っているようだった。

毎年10月にT君の関係者で盛大なゴルフコンペを開いていた。大体60人位集まり、宴会して泊まってもう1ラウンドというコンペ。OBや池ポチャに罰金を科し、毎年5.6万円程度を震災の子供たちを支援する団体に寄付していた。
このコンペの幹事や宴会の司会をずっと受け持っていた。ゴルフもそろそろ復帰したかった。
左腕の可動域も少しずつ広くなってきた。しかし痺れや皮膚の異常感覚、痙性、便秘の他に発汗障害があった。夏場のゴルフは不安があった。

病院のリハビリは6月末で終わった。一般的に脳梗塞や脊髄損傷などはリハビリ期間が受傷後6か月らしい。(それ以降は保険点数が下がると何かに書いてあったが)
最初はPTさんOTさんで一時間ずつだったが、6月に入ってOTさんだけになった。
PTさんが、もう足のリハビリの必要はないと院長に言ったようだ。世話になったのだが、3月の退院騒動の時も、このPTさんは「もうリハビリの必要はない」との意見を病棟医に言っている。またか。
症状は変わらない。何かをしないと。

家のすぐ近くにU接骨院があった。かなりの年輩の方だが、柔整師の大会で1位とかHPに書いてあった。そこにも通うことにした。
その先生は「背骨が肝心」といって背骨周りを軽い力で押す。その時に「ウー・ウー」と声を出す。
自身の身体に効いたのかどうかは判らない。ただ、嫌な感覚ではなかったのでしばらく通った。
「気」という治療を僕は全面否定しない。確かにそのようなものはあるのでは?と思っている。

これまで行っていたO鍼灸院には不信感が芽生えてきた。何かを売ろうとするのだ。最初は冷え予防ということで、足首のサポーターを勧められた。そんなものはネットで安く買えるので断ったが。
血流検査をしきりに勧める。かつて仕事で、確か医療器系の展示会でやったことがある。指に針をさして少し血を出して顕微鏡で見るというものだ。その血液検査の後に酵素ドリンクを飲んで血行が良くなったということをやりたかったようだ。
ある日、いきなり血液検査をされた。血を見るのが嫌だったので断っていたのが、その日の支払いに血液検査代1080円と記載されていた。
その場では文句は言わなかった。次2回予約を入れていたので、それを終わらせてこことはお別れすることにした。次の予約をしないことと微妙な雰囲気を感じてか、その次の診療では、仕事復帰のお祝いといって酵素ドリンクを頂いた。でも、もう次で終わると決めていた。
さあ、替わりの鍼灸院を探さないと。

西洋医学ではもう治す限界を感じていた。薬を飲んで良くなっていくわけでもない。痛みは色々な抑え方があるようだが、何とか我慢できる程度。何らかの“力”が働かないと良くはならないことは解っていた。
【このカテゴリーの最新記事】
posted by shigenon at 11:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 入院
この記事へのコメント
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/6447119
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
ファン
検索
<< 2024年11月 >>
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最新記事
写真ギャラリー
最新コメント
孤独ではないこと by shigenon (11/15)
孤独ではないこと by 頸髄損傷ママ (11/12)
痛みを感じるのは大事だが… by shigenon (11/02)
痛みを感じるのは大事だが… by shigenon (11/02)
痛みを感じるのは大事だが… by 三姉妹ママ (11/02)
タグクラウド
カテゴリーアーカイブ
プロフィール
shigenonさんの画像
shigenon
2014年クリスマスイブのプレゼントは最悪でした。 「頸髄損傷」というケガなのか病気なのか・・その症状との戦いの記録と現在の日々をアップします。 (2018年4月追加) 不全の頸髄損傷は「健常な人」に見えます。“ふつうに見える”様に努力をしています。が、反面、「もう良くなったんだ」と思われがち。 骨折とは違い、中枢神経の損傷は完全回復はしないという現実。 「健常に見える」「もっと良くなるよう努力する」「もう治っているんでしょ」の狭間で何とか毎日を過ごしています。
プロフィール