頸髄損傷・・なんか不自由だね

仕事は結構アグレッシブに動いている。頭も体も。社内では気に食わないこともあるが、お客さんとは良好な関係のところが多くプライベートで飲んだりもする。
昨日は家の近くの客先に車で部下と行った。家を通り越して会社に戻るのもしんどい。
「もう帰るから家まで送ってよ」という命令でなく“願い”を聞き入れてくれる優しい部下もいる。

昨日は17時には家に着いた。T君を誘おうかと思ったが、とりあえずベッドに横になった。
目が覚めたら2時間経っていた。まだ風邪が残っているのか、すぐ眠くなる。
飲みに行くのも面倒くさいので、カップラーメンで終わらせる。お湯を張ってゆっくり風呂に。

ヒマだ。一人でいると。貴乃花のドキュメンタリーをやっていたが興味はない。
焼酎を飲みながらテレビを回す。面白い番組はない。「相棒」に助けられた。
昔、広島時代の得意先のFさんを思い出す。当時で50歳くらいか。仲良くて、毎日のように飲みに行った。もちろん割り勘で。Fさんは単身赴任。一人でいることができない人。
でもFさんは21時には眠くなる。21時まで一緒に飲んで、その後は一人で飲みに行ったものだ。

Fさんは東京の本部に転勤になったのは僕が東京に来てから。僕の仕事では直接の関わりは無くなっていたが、一度だけ飲みに行った。偉くなったので、接待が多いようだ。でもイヤな人間とは飲まない人だった。それから随分とご無沙汰してしまった。
Fさんが亡くなったと聞いたのは僕が退院した2015年の秋。癌で入院していたと聞いた。
実家の島根で葬儀があった。残念だが行けなかった。

僕が毎日飲みに行くようになったのも、寂しいからだろう。誰かと一緒にいて話をしていたい。酒を飲むよりそっちか。いや酒も必要だ。
昨日は改めて「寂しい」ということを考えた。老人になったのだろう。
これからの人生を考えると憂鬱になる。身体もいつまで維持できるか。

いや、弱気になるのは死にかけた時でいい。一回死にかけたんだ。カネが回るうちは飲みに行って誰かと楽しく過ごそう。
幸い今週は何かが酷くはなっていない。少し右脚の痺れが強いか。杖なしでも歩ける。