2019年01月28日
本格的な高齢化社会に備えて!
厚労省が年金の受給開始年齢を75歳の繰り下
げ支給が検討されている。人手不足対策、社
会保障費の負担軽減が目的だが、認知症対策
にもなるだろう。65歳程度で仕事中心の企業
戦士が行き場をなくしたら生きがいをなくし
認知症になるのが早いようだ。中小企業社長
が認知症になるのが遅いのは、引退してもい
つでも会社に行けるからとも言われている。
この認知症対策は高齢化が進展する中で、家
族にとっても大変な負担である。成年後見人
制度の申立ても年々増えているが、この制度
を知らずに将来を不安がっている高齢者が多
い。成年後見人制度は被成年後見人である本
人の、@身上配慮義務、A自己決定の尊重、
B残存能力の活用、Cノーマライゼーション、
を政策理念として、本人の財産管理(法律行
為)と療養監護を支援している。もう既に判
断能力が衰えている人は法定後見制度を申立
てをすることになるが、今はまだ大丈夫とい
う人は任意後見人制度を活用することを検討
しよう。これは今のうちに将来の後見人にな
ってもらう為の契約を結んでおくことであ
る。ご家族の方と相談して検討しましょう。
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