2019年01月27日
流通環境の変化に目が離せない!
日本の小売市場は欧米とは違い上位企業によ
る寡占化は進まない。二強のイオンとセブン
でも両社計で14兆円、140兆市場の10%だ。
通常、チェーンストアは規模の利益があるが
日本では限定される。規模の経済が発揮でき
るのは大手食品メーカーや消耗材メーカーが
販売するナショナルブランド品が大量仕入れ
によるコストダウンができた場合くらいだ。
欧米のように、週末に大手ディスカウントな
どでまとめ買いをする習慣が日本にはない。
日本の消費者は生鮮三品に対する鮮度要求が
高く毎日買物する習慣がある。その結果、全
国大手より地場スーパーの方が生鮮市場や卸
を抑え優位性があるからだ。資本力のある全
国大手が地場スーパーを買収し、より規模の
メリットを追求しようと思い、おいしい買収
提案を地場スーパーにしても、単独でも存続
できる地場は話に乗らないのが正直なところ
だろう。
今後、業態間競争も激化する中で、メーカー
と商社や小売など流通環境がどう変化するか
目が離せない。
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