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2024年02月23日

ナメクジが大量にいるとSNSに投稿し威力業務妨害で逮捕












2022年7月、SNSで、仙台市内の飲食店が不衛生であるかのような内容を投稿し、業務を妨害した疑いで無職の男が威力業務妨害の疑いで逮捕・送検されました。


警察によりますと、圓谷容疑者は2022年7月24日、飲食店の店内が不衛生であるかのような内容をSNSに投稿するなどし、業務を妨害した疑いが持たれています。


容疑者の「ナメクジ大量にいる」などの書き込みで保健所の立ち入り検査を受けナメクジなどは確認されなかったものの、その後閉店していました。 警察の調べに対し容疑者は、「間違いない」と容疑を認めているということで、警察が余罪や動機について詳しく調べているようです。

飲食店の店内が不衛生であるかのような内容をSNSに投稿するなどし、業務を妨害したとのことで逮捕されるとは信じがたいことです。店の名誉や信用を毀損したといわれても、その事実が真実であり、公共性、公益性があるから、いいのではと単純に考えるが、そうではないのでしょうか。
店や来店客のことを優先して考え、現状の問題点や店の衛生管理に関する改善策を意見したように本人は主張されていたはずですが、そこまでして逮捕とは理不尽のような気もします。


では、こういったケースの場合に、内部告発をしようとした時、どのような手順を踏むべきでしょうか。弁護士ドットコムによると、(1)社内→(2)行政機関→(3)外部という順番が適正な対応ということです。その理由は、なぜ、こういった順番で考えるかというと、「公益通報者保護法」は、法が保護するための要件を厳しく定めているからです。
公益通報保護法の「保護の対象」となる公益通報にあたれば、解雇などの不利益な取扱いは禁止され、会社に損害が生じても賠償請求はできないとされています。
SNSへの投稿についても、要件を満たせば、外部への通報として公益通報者保護法の定める保護を受けられる場合があるようです。
ただ、社内の窓口や行政機関に通報しても「解雇などの不利益な取扱いを受けると信じるに足りる相当の理由がある場合」や、会社に通報すると「証拠が隠滅・偽造・変造されるおそれがあると信じるに足りる相当の理由がある場合」などでは、報道機関などの外部機関への通報を検討していくことになるそうです。
内部告発をしたことを理由として解雇されたとしても、客観的合理性・社会的相当性を欠くとして労働契約法16条で無効となることもあります。会社の名誉を毀損したとして、会社から損害賠償請求されたとしても、内部告発が公共性・公益性・真実性または真実相当性を満たすとして請求が棄却されることもあるそうです。

飲食店で働いた事が無い人は分からないでしょうが、飲食店の衛生管理は本当に大変です。人の口に入るものだから食品管理(賞味期限や消費期限)に細心の注意を図ることは当然で、今はノロウィルスなど見えない菌との戦いにも苦労します。

いくら清潔にしてても外部からちょっとした隙にゴキブリが入ってくるのには驚きます。きます。一度は入られたら繁殖し、どんどんゴキブリは増えてきます。害虫駆除をしても絶対大丈夫とは言い切れません。

また、食材を使うのでネズミも入ってきます。ダクトや下水道色々な所から入って来ますから大変です。大阪のミナミや梅田の繁華街の裏地に生息するネズミは猫のように巨大化していますから遭遇した時は驚きました。

先日も誰もが知る大型老舗和食レスストランチェーンで集団食中毒があり社会を騒がせていました。あれだけしっかりと衛生管理している店でも、そういうことが起きますから怖いですね。

ある大阪でも有名な老舗焼肉店で電気工事のために厨房裏に入ったら、ネズミだらけでその駆除のために相当な時間を費やしたと聞きました。中にはネズミ対策のために猫を飼っている店も存在し呆れた思いをしたものです。


今回の件は、個人のSNSでフォロワーに英雄扱いされて調子に乗って、あれやこれやと書き立ててやり過ぎた結果、その店に反撃をされたのではという声もあります。

しかし、内部告発をするなという事では無く、「やる場所とやり方はきちんと選びなさい」よということです。 個人がSNSでやるのはいろいろなリスクも想定してやらねばなりません。

私も自ら飲食店を経営していましたから、衛生管理の大変さはよくわかります。ましてや飲食店はイメージが大切ですから、いくら美味しくても不衛生状態ならお客さんは寄り付きもしません。

「衛生」とは命を守るとのことで、ご来店いただいたお客様の命を守るとは大げさですが、最近、集団食中毒で命を絶たれたという話も聞きます。

外食はハレの場の代表格でもあり、大切な記念日や喜びの時に訪問するのが外食店です。何のために外食しに行ったのかとお客さんに思わせてはなりません。その自覚と責任を持ちお客様のおもてなしをしないといけませんね。

2024年02月03日

契約はお互いが合意した内容で!





1月29日に急逝した漫画家の芦原妃名子さん(享年50)をめぐり、日本テレビに批判が殺到しているみたいである。
芦原さんは、2023年10月から放映された人気ドラマ「セクシー田中さん」の原作者で、1月28日にドラマ版の脚本を巡るトラブルをX(旧ツイッター)で詳細に発信していた。

そして、投稿を削除後に行方不明になり、29日に死亡が確認された。自殺とみられ、事情を知った多くの人が日テレや脚本家に怒りの矛先を向け、今ネット上で大騒動になっている。
報道によると、芦原さんがXで発信した時点で、原作者に対して不誠実な対応を取っていたととられた日本テレビには批判の声が上がっていたが、芦原さんの逝去後に発表した声明も、完全に保身に走ったようにとられる内容であり、火に油を注ぐ形になっているようだ。
このドラマは私も毎週見ており、なかなか面白いなと感心していたが、まさか裏でそんな騒動があったとはと驚きである。数字を取りたいテレビ側・脚本家と自分の連載中の作品のイメージを守りたいという、原作者の思惑もよく理解できる。
私は仕事柄、契約書の作成依頼が多いが、お互いが契約目的を明確にし、内容を納得した上で、権利義務や取り決めを具体的かつ網羅的に記載した文書が契約書であると認識している。

そして、契約に基づき当事者がその内容を厳守し、相手の信頼を裏切ることがないようにしなければいけない。報道されているような、力関係を前面に出し自分の勝手で反故するのは問題外である。真実はどうなのか分からないが、原作者が命を絶つとは、あまりにも悲しい出来事である。

やはり多くの人に支持されているのは、原作の大事な部分を外すことなく、原作をリスペクトして実写化しているドラマのようである。



原作者から苦言を呈される実写作品は、関係者の一体感がなく、失敗していることが多い印象を受ける。
それらを踏まえ、関係者みんなが考え直さねばならないと思う。情報を入手するための手段であるメディアは、多様化が進んでいる。





テレビ、ラジオや新聞などのマスメディアだけではなく、SNSやオンラインのニュース配信など、インターネットを利用したメディアの普及が進み、スマートフォンでいつでも情報が入手できるようになるなど、時代は大きく変化している。

これだけメディアも多様化している中、いつまでもテレビ局が強い力関係は維持できないであろう。
結局、原作者が逝去されたため連載が打ち切りとなったが、自分の作品を我が子のように大切にする原作者はずいぶんと心残りであっただろう。そして次作を楽しみに待っていた愛読者はさぞかし残念だったと思う。
二度とこういうことが起きないようにしてもらいたい。

2024年01月18日

マクドナルドの値上げ!





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早くて安くてサービスがいいと、顧客満足度の高いイメージがあるマクドナルドが、また値上げをするようです。


物価高・人件費上昇・物流コストの上昇など、様々なコスト上昇でやむを得ないでしょうね。


ビッグマック指数は現在世界44位ですから、外国から見たら安いと思うでしょうが、安さに慣れた日本人には辛いものです。


特に学生さんなどは、小遣いで買うのは難しいでしょう。昔、ハンバーガーが59円だった頃や100円マックが懐かしいですね。


ですが、市場に於いて絶対的な存在感のあるマクドナルドだけに、それでも客足への影響は軽微でしょうかね。

マクドナルドが値上げでモスバーガーと価格差がなくなり、普通であれば、
価格で差別化ができなくなれば、商品力のあるモスバーガーを選ぶものですが、どうなるでしょうか見ものですね。


でもマクドナルドはCMに相当費用を投入するなど、マーケティング力で優れていますから、大丈夫のような気もします。


店内飲食、テイクアウト、デリバリーと各機能が有効に活かされ、特にドライブスルーなどはお客さんの利便性を考慮したオペレーションになっています。


これら、収益機会の確実な増大は、他社への明確な差別化になっているようです。マクドナルドの絶対的地位を脅かす存在が出てきてほしいものですが、あまりにも経営資源が豊富すぎて、ちょっと難しいような気がします。

今後のハンバーガー業界の動向に注視しておきましょう。

2023年12月28日

餃子の王将の人気がすごい!

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「餃子の王将」は2022年2月から2023年11月まで、月度売上が前年比で22カ月連続で過去最高を更新しています。そのことを受け、今年の冬季ボーナスの平均加算額も過去最高と働く人には嬉しい話ですね。


行動制限が解除され来店客数が増えている中で、値上げの効果が好調の要因のようです。値上げ後も来店客数が増加し、中華チェーンとしての絶対的基盤を確立しており流石だと思います。

24、25日の創業祭が開催されましたが、開店すぐに多くの人が訪れていました。





直営既存店の2024年3月期第2四半期(2023年4月−9月)の平均の来店客数は前年同期比106.3%、客単価も103.2%と好調に推移しました。
その結果、直営既存店の売上高の平均伸び率は109.7%と10%近い伸びを記録。その後、10月(前年同月比105.5%)、11月(同109.9%)も陰りは見えず、22カ月連続で過去最高の更新が続いています。
こうした情勢を踏まえ、2023年の冬季賞与を、労働組合から要求のあった額に20%を上乗せしており、上乗せ額(9万2755円)としては過去最高となりました。

従業員の皆さんはやりがいを感じながら、会社「餃子の王将」に対する忠誠心が増していくでしょう。この好循環が更なる飛躍につながることになり客は期待していると思います。
すでに2024年3月期の業績予想を上方修正しており、売上高は期初予想よりも30億円ほど多い1013億9400万円(前年度比9.0%増)に、営業利益は同11億円ほど多い93億円(同16.5%増)にそれぞれ引き上げています。
2024年3月期はコロナ禍前の2019年3月期を、売上高で24%ほど、営業利益で34%ほど上回ることになるようで、頼もしいですね。

今、この会社には明るいニュースしかありません。





もちろん、これらの数字はお客さんからの更なる期待が含まれており、会社も中長期的視野に基づき顧客満足への挑戦が必須になり、良いプレッシャーを感じながらやるしかありませんね。

ところで、同じ王将でも違いが明白で、同じような看板でも、お客さんにとって紛らわしいのが、別会社である「大阪王将」です。

王将フードサービスが展開する「餃子の王将」とイートアンドが展開する「大阪王将」で双方が餃子を主力商品にして事業展開しています。
私は個人的には「餃子の王将」によく行き常連であります。一人で行くこともあれば家族で行くこともあります。

一人でいけばカウンターに座り調理人の華麗なる鍋捌きを見ながら、美味しくボリュームのある中華料理を堪能するのが楽しみです。
あの価格であの品質は本当に客にとってお得感がありますが、さすがは天下の「餃子の王将」さんで原価率31%ときちんと原価管理もされており、店も存続できるくらいの利益は確保されているようで、ずっと店を応援していきたい客としては安心するものです。

会社概要から見て、2社の違いを簡潔に説明していきたいと思います。
「餃子の王将」の王将フードサービスは、飲食店の運営がコア事業で売上構成比を見ても8割ほどあります。店舗数から見ても一般の人がいく「王将」=「餃子の王将」のイメージが多いのではないでしょうか。
一方、「イートアンド」は食品販売・卸が中心の会社だといえます。

「イートアンド」の冷凍食品である「大阪王将 羽根つき餃子」がCMでも有名であり、主力商品でもあります。同社は2023年2月末時点で463店舗もの飲食店も運営し、売上高の4割は飲食事業で構成されています。
「イートアンド」の業績は、2023年2月期の売上高は前期比7.0%増の330億3300万円でした。昨年9月に関東第三工場を竣工し、国内最大最速級の焼き餃子製造ラインを導入した。生産力を増強したことで、食品事業の売上高が前期比6.7%増の200億5300万円となったようです。新ラインを相次ぎ稼働させており、製造力の増強に努めています。
 ちなみに463店舗の飲食店を運営しているが、そのうちの8割程度はフランチャイズ加盟店です。要は他人の経営資源を活用し積極的で迅速な店舗展開を進展させ、スケールメリットとブランド力の強化を図っているようですね。


また、「イートアンド」の飲食事業の主な役割は、フランチャイズ加盟店への食材の卸です。店舗運営にかかる人件費や家賃などの固定費をカットしやすく、販売管理費を抑えやすいという特徴がありますが、変動費である原価率が高くなる傾向があります。その為、直営店の飲食店比率が高い「王将フードサービス」との費用構造の違いは明白ですね。
「王将フードサービス」の原価率は31.6%、「イートアンド」は59.5%。「王将フードサービス」の販管費率は59.9%で、「イートアンド」は37.7%で割合は真逆になっています。




これからは、「王将フードサービス」=「餃子の王将」、「イートアンド」=「大阪王将」と表現します。
「餃子の王将」は2023年3月期の売上高が前期比9.7%増の930億2200万円で2024年3月期の売上高は同5.7%増の1014億円を予想しているようです。1000億円企業を実現しつつあり、勢いのある会社です。2023年3月末の店舗数は732店。そのうち、フランチャイズ加盟店は190店舗。FC比率は26.0%で、直営店主体の店舗展開を行っています。
先程説明したように、2社の違いは原価率と販管費率によく表れています。

「餃子の王将」は直営店の比率が高い為、家賃や人件費の負担が重く、固定費が高いために損益分岐点の高いハイリスク・ハイリターンのビジネスを展開している。
したがって、コロナ禍のように急激な客数の減少が起こると、たちどころに営業赤字に転落することになります。

しかし、「餃子の王将」は2021年3月期に60億7300万円もの営業利益を出しています。前期と比較し、わずか2割の減益に留めるといった健闘をしているのです。

その主要因の一つが、テイクアウト・デリバリーの業容拡大に努めたことであり、コロナ禍に「レンチンシリーズ」の新発売やデリバリーサービスの対応店舗拡大に動いたことが功を奏したようです。2021年3月期のテイクアウト・デリバリーの売上高は前期の1.6倍となる246億800万円で、売上高の構成比率は2割から3割に増加しています。
「餃子の王将」と「大阪王将」の2社は、経営戦略も大きく異なります。「大阪王将」は食品事業や店舗経営でも他業態を有して事業ポートフォリオの拡大に動いている一方、「餃子の王将」は主力事業である飲食店経営に集中しています。
「餃子の王将」は店舗を出店して拡大するという基本戦略を貫いていますが、効率化の為の食品加工工場を5つ所有しており、餃子はもちろん、から揚げや春巻き、チャーハンなどの人気メニューもありますから、冷凍食品などとして販売してもいけそうだがしていません。

それをしない背景の一つに株主構成があるようです。「餃子の王将」の筆頭株主はアサヒビールで、10.90%を保有しています。

筆頭株主であるアサヒビールにとっては、王将が店舗を拡大して供給するビールの量が増えた方がメリットはありますが、冷凍食品を販売しても利益には繋がらないからあまり好まないようです。

もちろんそれを実施して業績が向上して株価が上昇すればいいのですが、あえてそれをするインセンティブがあまりないようですね。
一方で、「大阪王将」は創業者とその資産管理会社が、株式の3割近くを所有しており、株主をあまり気にすることなく創業者の意向が強く反映されているみたいです。

うるさい物言う株主を気にすることなく、自らのやりたい経営を思うがまま、できるとの良さが発揮されているようです。
以上ですが、どちらの王将も、今後、顧客満足を更に追求され企業価値を高めて頂きたいと思います。切磋琢磨してもらって品質向上して頂くことで、お客さんも喜ぶと思います。

2023年12月15日

店を不愉快にするカスハラ客!






ホテルや旅館で従業員に土下座を強要したり、過剰なサービスを繰り返し求めたりする、迷惑客の宿泊を13日から拒否できるようになりました。こうした「カスタマーハラスメント」は宿泊業に限らず、様々な業種で、特に接客業に於いて問題となっています。




以前、コンビニで客が一方的にクレームをつけ、店長と店員を土下座させている動画が拡散され、ゾッとしましたが、こういった類の動画はユーチューブで出回っており、情けなく思います。







これまで原則、「宿泊を拒んではならない」としていた旅館業法が、13日から変わり、悪質な迷惑行為、カスタマーハラスメントを行う客の宿泊を拒むことができるようになりました。今まで拒めなかったのですね。本当に大変だったと思います。




私もホテルマンや外食店での勤務経験がありますから、クレームを言う客の対応にサービスを提供する側の大変さが分かります。














テレビ報道によりますと、犯罪心理学が専門で、カスタマーハラスメントの調査・分析などを行う、東洋大学・桐生正幸教授に聞きました。桐生教授が全国2060人を対象に行った調査では、約45%の人が「“カスハラ”した経験がある」と回答しています。







また、 「カスハラ」をする人にはどんな特徴があるのか問うと、@正義感が強い(自分の意見が正しいと考え、他人にも押し付けがち。)A自尊感情が高い(知識・経験が豊富で、他人の意見を受け入れづらい)B職業的な傾向として仕事のキャリアがある(自分の会社など、労働環境での常識を外に向けても無意識に強いている。)との事でした。




 今後の課題については、真心あふれるおもてなしといったホスピタリティ精神は当たりまえ、小さなミスも謝罪するのは当然といった、こうした日本の独自の文化が「カスハラ」を生んだ側面もあるので、今後は行き過ぎた接客など「価値観」を変える必要があります。







とは言っても。高級ホテルとしては、高額の対価を得るために過剰なサービスの提供は仕方ない側面もあり線引きが難しいですね。







 




 




ある定食チェーン店に行ったら、隣席で「この店はできへんの、他の店ならやってくれるのに、頭固すぎるわ」と店員さんに文句を言う中年女性がおられました。




聞くと、豚カツ定食で脂を取り除いて提供するように要求したようです。店員さんが断ったため、よほど気に入らなかったのかその後も人に聞こえる声でぼやいていました。







少しの事なら店側もお客さんの要望に応えるんでしょうが、ちょうど昼のピーク時であったこともあり、その無理難題に対応できなかったんだと思います。




飲食店の常連さんの中には、自分のメニューを勝手に作る客もおられ、わがまま放題をいう常連さんもおられ、呆れます。




飲食店では売上を安定させる為に固定客の確保が重要になります。その為、新規客誘致〜常連化〜固定客化に向け相当な努力をします。




政治の選挙のように、浮動票より固定票の獲得で選挙活動を安定させるのと同様です。







こういったカスハラ客の存在は、楽しく食事をしに来た一般のお客様まで不愉快にします。店員さんだけでなく、総ての人を不愉快にするカスハラ客は本当に見苦しいものです。こんなお客がいるから飲食店で働く人が少なくなるのだと思います。













お客様とは、基本的にわがままなもので、日本は特に、「お客様は神様です」とお客さんに対してきたこともあり、金を使ってやると勘違いしたお客さんを作ってきました。30年以上にも渡るデフレの中で、お店は安く提供して当たり前、その中でいかにお客さんに差別化した品質の高い商品を提供するかと競争に埋没してきた背景があります。










そのお客様迎合主義が、お客さんをよりわがままにさせた原因でもあります。だから、無理難題を当然のように言う人もおられ、自分だけのオリジナル商品を店側に作らせるお客さんもいます。それを連れてきた客に、なんでも自分のいう事を聞く店を見せて、自分の力を誇示する自慢する輩も存在します。




私が飲食店を経営している時も、あまり好きになれないそういう常連さんがいました。私が思うに、それらを全てかなえる必要はないと思います。店にわがまま放題をいうお客さんは店のことをあまり考えてくれないお客さんであり、あまりお付き合いをする客ではないと思います。







できないことは、できないとはっきりと断る勇気が必要です。そうしないとそのわがままを言う客の要求はどんどんエスカレートして歯止めが利かなくなります。また、それを見て他の客までわがままを言い出したら、店の作業負担が増えるだけです。




もちろん、お客様の言い分はしっかり聞くことは大切です。そういうお客様の声を集約し、店の料理やサービスに反映したほうが店にとって最適だと思えば取り入れるのは当然です。

力関係上、客の方が強いとはいえ、あまり下手にでる必要はありません。




個々のお客さん向けに、カスタマイズした商品サービスを提供することは単価の高い業態では可能かもしれませんが、あまり単価を望めないファミレスなどはすることは無理があります。







DX化の推進に於いて、再建した旅館で、仲居さんの各自がタブレット端末を持ち顧客情報を共有化させて、顧客サービスの充実と業務を効率化を両立させたことは有名ですが、それは単価の高い旅館業だからできることであります。







アナログ手法からデジタル手法に業務プロセスを刷新し、生産性を高めることは、人手不足で苦しむ外食業界では必須となりますが、容易ではありまえん。。




私が勤務時代によく「どのお客様も特別扱い」という標語がありました。どのお客様も他のお客さんにわからないように、店にとって特別なお客様としてサービスするようにとの事でした。




アルバイト中心の体制が多い外食店に於いては、ちょっと無理がありますが、そういう気持ちで顧客満足度を高めよとの事でした。







しかし、これも仕組化されていないといけまえん。できる時とできない時があれば、かえって店の印象を悪くします。







よく「パレードの法則」を用いて、2割の常連様が売上の8割を作ると言って、その2割の常連さんをうまく管理していけば、そういう店に好ましくない客は排除すればいいという理屈があります。




ちょっと乱暴な理屈ですが、店を中長期的に支えてくれる2割の優良顧客の基盤を盤石にして、安定した売り上げが達成できる店づくりをしていくことが、必要かもしれませんね。










お客様のわがままもピンキリです。わがままの中にお店の飛躍のヒントが隠されている場合もあります。

お客様のわがままを店の明確な基準で取捨選択し、最適な店づくりをしていきましょう。

2023年12月03日

定年退職を近々迎えるご主人

ファミリーレストラン「ガスト」で隣席に老夫婦が座っておられた。

聞くと、定年退職を近々迎えるご主人と奥様のようでした。

恰幅のあるご主人は、家族の為に仕事人間に徹してこられたようで、それを奥様は陰で支えてこられたきたみたいです。

長年勤務した会社の組織では、相当な立場におられたようなご主人様で、見るからに亭主関白そのものでした。


仕事人間だったこともあり、これといった趣味を持たず、休日も会社に出かける、まさしく昭和の仕事人間です。


今後は奥様と共に第二の人生に入られるようですが阿吽の呼吸で今まで来られたご夫婦で、いちいちあれこれ言わなくても、奥様が察してご主人さまのお世話をする長年だったのであろうと推察されます。


来店され、当然のように奥様がドリンクバーに飲み物を取りに行かれていました。そしてドリンクを注いだ奥様が、席でふんぞり返るご主人に向けて、「もうこれからは仕事もないんですから、自分の事は自分でして下さいね」と言われていました。

ご主人は頷いていましたが、どこか表情は寂しそうでありました。

人生の全てを会社に捧げ、そういう人が定年を迎えて、これといってやることがない人をよく見かけます。

私もそろそろそういう年齢に近くなってきていますから、他人ごとではありません。

年金など社会保障の原資確保や人手不足の問題から、国は定年の延長へ移行しようと考え、社会保障政策や労働政策の転換がされそうです。

人生100年時代と言われ、加えて今の高齢者は元気だから、そうなるのは仕方ありませんね。

中小企業の社長が息子に事業承継し、引退後に現場に顔を出すことで昔の感を取る戻したり、経営に親の立場で関与して頭を使うことで、認知症対策にも役に立つと聞きます。

一方で、会社員の定年退職後は、たまに表敬訪問などでは、みんなが喜んでくれ、懐かしく集まってきてくれますが、頻繁に訪問すると鬱陶しくされ、見向きもされなくなります。

だから、あまり気軽に行けるものではありません。

その為、趣味もなく仕事一筋だった人は、退職後はすることが極端になくなり時間を持て余してくる日々を送ることになり、認知症になる人も多いと聞きますから、要注意です。

そういう人は孤独になりやすく、周りからも距離を置かれそうで、人間関係上は、悪循環に陥りそうです。


老後の人生をどう有意義に暮らすか、考えないといけませんね。

とりあえず、奥様とご一緒に旅行でも行ってこられてはいかがでしょうか。









2023年11月06日

ラーメン店経営は難しい







物価高騰や水光熱費の上昇でラーメン店も廃業が相次いでいます。

段階的に価格を上げて客の動向を見ますが、競争が激しいから神経を使ってますね。



物価の高い米国ではゆで卵や焼豚などオプションの付加や飲食税・チップを加算すると20ドル(約3000円)と、高額のラーメン1杯になるようです。日本では考えられない価格ですね。

価格決定要因には、@コストプラス法A需要志向的価格決定法B競争志向的価格決定法があります。

コストプラス法のようにかかった費用に自店の利益を加えて売価にすれば簡単で赤字になる事はありませんが、そう単純に行く話ではなく、お客さんは価格に敏感です。


特に今のように賃金上昇が物価高騰に追いついていかない経済状況では、需要志向や競争価格志向が大きく影響します。






近くでラーメン店を開業する準備をしているご夫婦に遭遇しました。


ご夫婦がお互いに好きなラーメンを実際にやってみようと退職金を元手に居抜き店舗を賃借し開業する予定です。


ずっと会社勤めをしていて飲食店の経営経験がなく、美味しいラーメン作りの為に繁盛店に修行することなくやられるようで、すごい大胆な行動に驚きました。

廃業が多く費用構造的にも逆風が吹くラーメン業界の中、この挑戦は無謀すぎないかと心配します。


ラーメンを好きな日本人は多いです。

またインバウンド効果で外国人旅行者にも日本の高品質のラーメンは高い評価で人気店はいつもいっぱいです。


ラーメン店は比較的簡単に開業できると思う人が多いし、また、素人でも趣味の延長で経営が可能と思いがちなので、ラーメン店を開業したい考える人が増えています。


しかし、人気店になるのは難しく、開業から1年以内に閉店するラーメン店は実に4割、開業から3年以内にはさらに3割近くが閉店に追い込まれているのがラーメン業界の実情です。


そういう安易な気持ちで開業する人たちが増え続けることで競合店数は増え続け、多くのラーメン店が価格競争に埋没し、結果的には閉店へと追い込まれています。

開業費用は決して安くありません。老後の生活資金として蓄えていたお金を無駄に使わないようにしないといけませんね。




2023年10月28日

外国人旅行者でいっぱい

大阪の難波や新世界は外国人旅行者でいっぱいです。


昼時の飲食店は満席で地元客が入れない店もあります。


コロナ過で営業自粛を強いられてきた店主は嬉しい悲鳴です。

通天閣近くの古い昔ながらのレトロ調の喫茶店も観光客で満席状態でした。

日本の飲食店は品質と価格に対して、世界で最も厳しい国とも言われ、外食のトレンドに日本の人は敏感です。

こういう懐かしさ漂う喫茶店はもう見かねなくなりましたので、感動ものです。


外国人観光客で賑わう大阪ミナミの黒門市場。インバウンド需要向けの高額設定にSNS上では批判の声もあるが、ほぼ外国人でかなりの賑わいでした。

新世界1.png

外国人旅行者のお金の使いっぷりは半端じゃなく、一本4000円の神戸牛串を当たり前のように注文され、高級寿司店や海鮮焼き店は長蛇の列でした。

その結果、地元住民は入れない状態です。正直、観光客向けのプライスになっており、地元住民が気軽に入れる価格ではありませんから、当然でしょうか。








通天閣は大阪のシンボル!凱旋門をモチーフとするビルディングの上にエッフェル塔風の鉄塔が建てられ、現在も「なにわのエッフェル塔」と呼ばれています。


外国の街と間違うくらい外国人がいっぱいの新世界。


久しぶりに夜の新世界を訪ねましたが、夜間のライトアップも再開されていい感じです。外国人旅行客には、これを機会に日本の良さがアピールできたらいいですね。


2023年10月20日

焼肉店の高齢店主から店を譲受!



焼肉店の高齢店主が腰を痛めたことをきっかけに体力・気力共に低下し、事業継続が困難になったので廃業を検討していた。しかし、廃業するには賃借物件をスケルトンにして貸主に返す契約だったから、相当な廃業コストがかかりその負担が大きく悩んでいた。


店によくきて店主とも気心が知れている客が、「それなら自分にやらせてほしい」と店主に譲渡を希望した。しかし、その客はやる気はあるが、開業費用が全くないといった経済状態。聞くとけっこう年収がいい会社に勤めており、コツコツとお金を貯める性格でしっかりした経済観念を持つ40歳だが、実家の借金を立替えた為に、今はお金がない状態らしい。

店の常連さんでもあり、お互いをよく知っていたので、店主もこのまま引き継いでくれるなら、造作物・厨房機器・什器備品は無償で譲渡し、建物の賃貸借契約だけ別途、ビルオーナーと締結してくれたらいいとの事で、譲渡希望者からしたら破格の条件なので、大変喜んだものだった。

形態にもよるが、通常、焼肉店を開業するなら、焼肉ロースター設置とダクト工事にかなりの初期投資が必要で、坪当たり100万は必要とされる。それが開業後10年を経過しているとはいえ、タダでもらえるということは非常にラッキーな話である。

また、賃貸借契約では、差入れ保証金350万、賃料36万、仲介手数料40万程度が必要とされたが、新店主はそのお金も用意できない状態だった。

そこで旧店主は、「差入れ保証金の350万は分割で私に返済することとし、ビルオーナーには自らが差し入れた保証金をそのまま充当してもらうことにして転貸借といった形にしてもらう」といった交渉をしてくれ、仲介手数料と在庫商品、釣銭5万は、別途自らの退職金で旧借主に返済するといった契約にしてもらった。一般の起業であればそれなりの退職金である程度、開業資金の原資になるが、新借主の勤務していた会社は給与の一ヶ月分しかない退職金だったので、預貯金もない状態の新店主はそういう条件をお願いして、旧店主には納得してもらった。





一式揃っており、譲渡価格を安くまた分割支払いで契約を締結してもらい新店主にしては千載一遇のチャンスである。自分の店を持てた新店主は信頼して店を譲渡してくれた旧店主を裏切らないよう、必死に働き1年で完済し、お互いが安心していた。

店の屋号もメニューもそのままで、末日に旧店主の営業が終了し、間に入替えの休日を入れず、翌月度1日から新店主の営業にさせてもらった。地域住民には告知せずそのままサイレントなオープンにさせてもらい、広告費など本来必要な費用をかけず、また内外装などの余計な費用も一切かけなかった。


元々、新店主は調理師免許を有し、バイトで飲食店の厨房経験も豊富であったおかげで、肉を切るのはうまかった。そういう調理技術と旧店主がおいて行ってくれた各メニューのレシピがあったので、問題なく料理提供はできた。

調理補助や接客スタッフもそのまま店に残ってくれたので、運営自体は何の問題もなくできた。


ランチも営業し、ディナーも工夫したことでし客単価も上がり、売上も急増したものであった。とにかく現金をかき集め、旧店主の支払いなど出金を極力遅らせる取引を踏襲し、入金を早めた工夫の回転差資金により、現金を毎日できるだけストックした。


そして、不測の事態に対応できる資金管理を徹底した上で、旧店主への支払いを確実にしていった。

旧店主の様々なサポートもあり、また、新店主も不退転の決意で挑んだだけに、何とか予定よりも早く1年で弁済できて旧店主は大変驚いていた。

今は一国一城の主として頑張ることができた新店主は旧店主に大変な感謝をしている。旧店主も費用の負担なく廃業できたので、新借主には感謝しているとの事だった。

お互いがウィンウィンの関係になれて良かったものである。

2023年10月03日

店主の高齢化!

老舗飲食店が店主の体調不良で店を休みがちとなった末に、体力・気力の低下及び、後継者不在で味の伝承が困難だからと長い歴史に幕を閉じるというケースが増えてきました。


よく店頭に「今日は体調不良のために休業します」という案内文が貼られているのをよく目にします。飲食業界特有の問題点である店主の高齢化、後継者不在、人手不足から代替人材の不在が指摘されています。

そういった中、昔から地域で愛された店の存続に向けて、地域ぐるみで活動もされているようです。

その店が過去から受け継がれたその店独自の味を守ろうとする常連さん達が店の存続を願って頑張っているようです。

そして、創業意欲はあるが、お金がないといった若手とのマッチングをさせる支援も行われています。その味を守り続けたい店主がその店を継いで経営者になりたい若手起業家に円滑に伝承していく取り組みです


若手起業家にとっては既に店舗を経営する有形資産(厨房機器、造作物、什器備品)と無形資産(営業ノウハウ、調理レシピ、顧客リスト)がある訳ですから、ゼロから作る人に比べれば優位性があると思います。


また既に営業実績が数字としてあるわけですから、蓋をあえて見なければわからない飲食店特有の新規開業とは違うメリットもあるでしょう。


とりあえず、スタートは既存の店のスタイルを踏襲し、いずれ前経営者が敷いたレールに自分なりのアイデアを加えて自分色を出せばいいと思います。

今まで地域のお客さんの為に食を通じて喜びを提供してきた、「歴史ある老舗飲食店」を様々な手法で存続させていくことは、とても価値あることだと思います。頑張っていただきたいものですね。



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中小企業診断士として中小企業の経営支援をしています。外食企業出身で飲食店コンサルティングを得意分野として活動しています。もちろんその他の業種・業態の創業支援、経営改善、経営革新、資金調達、事業承継等も支援いたします。事業承継に於いては後継者育成から相続問題も含めサポートします。ご相談はご遠慮なく申し付けください。保有資格=中小企業診断士、行政書士
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