2018年11月25日
アレクサンダー・ツヴェレフ (ズベレフ) 2018最後の勝利!ドイツテニス界の歴史を塗り替える
今年最後のマスターズATP Finalsで、ジョコヴィッチを破り、ついに勝利した21歳の新鋭テニス選手アレクサンダー・ツヴェレフ。
ドイツ人ではボリス・ベッカー以来23年ぶりの勝利で、世界最年少だそう。
因みにこの「ツヴェレフ」は日本だとズベレフと書かれていますが、これはドイツ語読みでツヴェレフが正しい読み方です。
ドイツ語では「Z」を「ツ」と発音します。
例えば砂糖はツッカー/Zuckerだし、一文字違いで数字の12はツヴェルフ/Zwelf、部屋はツィンマー/Zimmerだし、時間はツァイト/Zeitというように苗字も例外を除いて「ツ」と発音します。
ロシア系ドイツ国籍の通称サーシャ・ツヴェレフもだから「ツヴェレフ」。
サーシャがグランドスラムで優勝でもすれば名前が正しい発音で呼ばれるかも知れないけれど、英語人が「ズベレフ」と呼んでいる間は無理かもね〜?
このATPファイナルズって今まであまり(というか殆ど)見たことなかったのですが、最近「bet365」でタダみたいな料金で見れるようになってから、しょっちゅう小さい大会に目を向けるようになって、これが結構テニス界のコアなんだということが分かってきました。(今更ですが…)
いつもグランドスラムしか見ていなかった私にとって(というかテレビではそれしか映らないし)、ATP(男子プロテニス教会:Association of Tennis Professionals ATP)とか WTAって(女子プロテニス教会:Women's Tennis Association)あまりピントとこなかったのですが、今回ATPファイナルズを最初から見ていたのでその経過がワクワクものだったのです。
このATPファイナルズはその名もその年最後の大会で、男子テニス世界ランキング上位8名を選出し、4名ずつ2つのグループに分けて総当りでプレーをし、上位2名ずつが選抜され、各グループの1位 v 2位が競うというもの。
今年は世界ランキング9位の錦織選手も、ナダールとデルポトロの欠場から上位8名に入って、出場しましたね。
私の大好きなフェデラーを下して、わーっつ、すごいっ!と思いましたが、その後は全て負けてしまいました。残念。
対して女子テニス協会の同じような大会に当たるのがシンガポールで開催されたWTAファイナルズで、大坂なおみ選手が出場し、残念ながら3戦3敗してました。(最後は負傷で棄権)
さて、アレクサンダー・ツヴェレフの話に戻ります。
通称サーシャことアレクサンダー・ツヴェレフはドイツはもちろん、今世界中が注目を集めている選手のひとりです。
若干21歳の若さでこのATPファイナルズで優勝できたことは、彼の今後のキャリアを積む上でとてつもなく大きな意味を持ったことでしょう。
誰もがジョコビッチが勝利すると疑わなかったこの試合。
現にグループ内での対戦ではジョコビッチと同じグループだったため、一度既に対戦していてその時は6-4、 6-1と勝敗は歴然としていました。
ただこの時、最後はもう本人やる気が殆どなかった、というか、もうあきらめのプレーでしたね。
準決勝ではフェデラーと対戦し思わず勝利して、いよいよジョコビッチとの対戦できっと本人も志気が高ぶったと思います。
それまでジョコビッチは1セットも落としてなかったというから驚きです。
怪我から復帰して早くも1年で世界ランキング1位に返り咲いたジョコビッチ。
このまま勝利は間違いないと多くの人が思ったに違いありません。
bet365の掛け率も1.14のジョコに対しツヴェレフは 6.00でした。
私も小額ながら2€をツヴェレフに賭けて「どうせ勝つわけないけど、ジョコが勝っても28セントにしかならないし、2€なら別に失っても…。」という思いで賭けておいたのです。
bet365というのはネット上でサッカーや、ゴルフ等さまざまなスポーツ始め、あらゆる賭け事ができるサイトで、私はテニスしか興味がないので、今までテニスしか賭けたことはありませんが、ポーカーや、ロト、トレードまであるみたいです。
本当は賭けることもあまりしたくないのですが、賭けないと(ちょっと小さいのですが)ライブ画像がみられないので、ちびちび賭けて観ています。しかし塵も積もればなんとやらでこれが結構溜まってきて、最近負けこんで2千円くらいしか残ってなかったのに、ATPファイナルズで1−2€を賭けてたら、結構当たって最終的には7千円くらいになってました。
興味のある方はこちら。bet365
さて、この決勝では一体サーシャに何があったのか?
何故ならそれまでのサーシャとは別人かと思えるほど丁寧なプレーをしていたからデス。
彼は時々若さにまけて力ずくで相手を負かそうという思いが仇になり、ミスをしたりするのですが、この日はまるで経験豊かな熟年のプレーヤーみたいでした
ラリーになってミスを誘ったところなど、きっとコーチ兼のお父さんの助言か、最近コーチに就任したイワン・レンドル助言か、とにかく辛抱強くプレーしているうちにミスをしたのはジョコの方でした。
(因みにコーチ就任劇にはボリス・ベッカーかイワン・レンドルかの選択肢があったようですが、最終的にはレンドルに決まったのでした。)
すごい、これはいけるかも!と思い出してきました。
試合の終盤あたりはもうサーシャが優勝するだろうという雰囲気に包まれていました。
そしてついにマッチバル。ジョコのミスプレーで6−4,6−3とストレートで勝利。
その瞬間サーシャはコートにうつぶせになり感涙しているようでした。
ジョコが相手コートにお祝いの言葉を言いに歩み寄ってお互いにハグした時は、サーシャのちょっと無邪気な感じが印象的でした。
ジョコは「おめでとう。よくやったな」と言ったそうな。
サーシャは14歳の頃から10歳年上のやはりテニス選手の兄、ミッシャ・ツヴェレフとATPで注目されていました。兄と組んでツアーでダブルスを優勝したこともあります。
兄とは兄弟仲が良く、兄が怪我で選手を辞めようと思ったときにも弟の励ましで立ち直ったそうですよ。
詳しくは過去ログをご覧ください。
テニス界の貴公子
ドイツの男子テニス界に新星現る★ツベレフ
今年2018年は他にも全仏でベスト8に初進出するなど、サーシャにとって大きく飛躍する年となりました。
若干21歳で普通なら恋人を作って、ルンルンしていてもおかしくない年頃。
そんなサーシャにまだ特定の恋人という存在はないそう。
今はテニスのことで頭がいぱいのようです。
更に来年の活躍が大きく期待されます。これからも私はサーシャウォッチングしていきますヨン。
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