2017年05月08日
ここまでドイツ女にバカにされて・・・!
5月になってからも10度以下の寒い天気が続いてますが、テニスの外シーズンが始まりました。
ドイツではアマチュアのテニストーナメントが非常に充実していて、チームごとの公式対抗試合が各年齢(10年) ごとにあります。
私の所属チームでのトーナメントも先週から始まりました。
各人今までの対戦実績が点数制になっていて、少ないほどクラスが上ということになり、それを略してLK(Leistungsklasse) と言います。
23点から始まり、自分より4点以上下の対戦相手とプレーして勝った場合、5点が入り、3点以下は10点、2点以下が15点、1点下だと30点、同じLKだったら50点、1ランク上のLKに勝ったら100点で、2ランク以上のLKだったら150点と最高点をもらい、シーズン内で250点に達したら、1ポイント減ってクラスが上がるという仕組みです。
自分より上のクラスの対戦相手とプレーして、勝ち続けるとどんどんポイントが上がって、クラスも上がるので、それを意識してテニスしている人は、結構ヤッキになったりします。
このトーナメントはチームの対抗試合なので、自分が勝つことも大事だけれど、それによってチームに貢献できるかどうかにも関わってきます。
ウチのチームはすっごく弱いので、チームが勝つことは余り期待できないのですが、それでも自分の勝利によって、チームの勝ち星に少しでも貢献できたらと思い、結構プレッシャーがかかります。
私は実力はどうあれLKが15で、この間の対戦相手が18でした。
だから私が彼女に勝っても10点しかもらえないけど、彼女が私に勝つと150点と最高点がもらえます。
因みに私が負けても自分の持ち点から引かれることはないのですが、成績が悪いとLKが下がったりするので、あともう数点でLKが維持あるいは上がるという場合、個人のトーナメントに出たりします。
実際、今まで何度もスレスレの得点で、あとちょっとでランクが上がるという場合があり、トーナメントに出て点を獲得したこともありました。
でも私は見かけによらず、すごく気弱なので(コホン)、あくまでも同じチームの人が一緒に参加してくれた場合に限ってでしたが…。
さてリタというその対戦相手は、ストレートの早い球足で、時々ストップを織り交ぜて1ゲーム目を2-0でリードしていました。
反面私はスロースターターなので、相手の打ち方に慣れるまでに時間がかかるのですが、足が割と早いので、相手がここぞという時に出すストップを拾ったりして得点につなげ、4:4に追いつきました。
段々焦り出してきた対戦相手のリタは、私のヘナチョコサーブを何度も外し、益々それに腹を立てて、プレーのミスが目立つように。
私がサーブを打つたびに「コンチクショウ!」とか「クソッタレめがー!」とブツクサ言ってるのが分かりました。
そんなこんなで1ゲームめを先取した後、私は愛嬌のつもりで「下手なサーブでゴメンね」とアホウにも謝ったりしてしまいました。
リタは「それでもアンタは成功してる」と。
要するに、わたしのLKが15のことを言ってるのです。
結局2ゲーム目は6:0で私が勝ち星を上げる事が出来ました。
終わりに握手して、普通は相手の勝利を讃える言葉を交わしたりするのですが、彼女はその代わりに、「アンタどのくらいテニスしてんの?」と私に聞いてきました。
「んんー17年…。(LK暦は8年だけど…)」
「エエエ〜ッツ?!じゅうしちねんー??!!」
「…。」
「そんな長くやっててあれッ?あのヘナチョコサーブッ?!私だったらとっくにヤメテルワッ!!」
私、なにも言えず…。
コートをならしている時、怒りと云うより、なんだかバカにされているのをこのまま容認しちゃいけないという気持ちになり、最後に「今まで色んな対戦相手とプレーして来たけど、私にテニスを止めろと言ったのは、あなたが初めてダワ」と言ってやりました。
すると彼女は「アンタは解釈が間違ってる。私はアンタに止めろとは言ってない。私だったら、と言った。」
「同じことでしょ!」と言って対抗するも、ドイツ人のへ理屈には太刀打ちできるものではありません。
コートを出て、チームの皆が「おめでとう!」とか「素晴らしかったヨー」と口々にお祝いの言葉を掛けてくれるのですが、ちっとも嬉しそうじゃない私に、「どうしたの?」と聞いて来たのに堰を切って、私が侮辱されたことを話した途端、皆の怒りが浸透し、「ウチのナンバーワンになんてことを言うの?!」と私の肩を持って、数人がリタに抗議してくれました。
「アンタみたいに負けてばっかりいるのと違って、彼女はこの夏中勝ち続けるんだからね!サーブがなんだって言うんだ!客の分際で少し慎みな!!(ホームグランドでの試合だったので)」って私が考えもつかないセリフ。
さすがにドイツ人。歯に衣を着せず、ザックリ、バッタリ、という感じ…。
当の本人の私はアッケラカンと事の成り行きを見守る以外なく、その光景を、まるで映画のように見つめていました。
でもドイツ人の喧嘩は、ケンカというより、意見の交換に留まるので、どんなに毒づいても後でケロッとしてることが多いのです。
この後ダブルスがあり、また同じ対戦相手のリタに当たりましたが、今度はストレートに大敗。
私はこれ見よがしにニコニコ顔で、「おめでとう!!」と握手をしました。
急に機嫌を良くしたリタは、しまいには私をギューっとハグしてその日の幕を閉じました。ヤレヤレ…。
因みにその後何人かのドイツ人に「こんなこと言われちゃった」と話したら、まず全員が、「エエ〜?そんなこと言われたのっつ?!」とビックリして「厚顔無恥!!」というのです。
私の周りのドイツ人は正常なんだ、とホッとしました。
フー…ッツ。何ともはや、ドイツ人の中にも色んな人種がいるのね〜って思わされる出来事でした。
ドイツではアマチュアのテニストーナメントが非常に充実していて、チームごとの公式対抗試合が各年齢(10年) ごとにあります。
私の所属チームでのトーナメントも先週から始まりました。
各人今までの対戦実績が点数制になっていて、少ないほどクラスが上ということになり、それを略してLK(Leistungsklasse) と言います。
23点から始まり、自分より4点以上下の対戦相手とプレーして勝った場合、5点が入り、3点以下は10点、2点以下が15点、1点下だと30点、同じLKだったら50点、1ランク上のLKに勝ったら100点で、2ランク以上のLKだったら150点と最高点をもらい、シーズン内で250点に達したら、1ポイント減ってクラスが上がるという仕組みです。
自分より上のクラスの対戦相手とプレーして、勝ち続けるとどんどんポイントが上がって、クラスも上がるので、それを意識してテニスしている人は、結構ヤッキになったりします。
このトーナメントはチームの対抗試合なので、自分が勝つことも大事だけれど、それによってチームに貢献できるかどうかにも関わってきます。
ウチのチームはすっごく弱いので、チームが勝つことは余り期待できないのですが、それでも自分の勝利によって、チームの勝ち星に少しでも貢献できたらと思い、結構プレッシャーがかかります。
私は実力はどうあれLKが15で、この間の対戦相手が18でした。
だから私が彼女に勝っても10点しかもらえないけど、彼女が私に勝つと150点と最高点がもらえます。
因みに私が負けても自分の持ち点から引かれることはないのですが、成績が悪いとLKが下がったりするので、あともう数点でLKが維持あるいは上がるという場合、個人のトーナメントに出たりします。
実際、今まで何度もスレスレの得点で、あとちょっとでランクが上がるという場合があり、トーナメントに出て点を獲得したこともありました。
でも私は見かけによらず、すごく気弱なので(コホン)、あくまでも同じチームの人が一緒に参加してくれた場合に限ってでしたが…。
さてリタというその対戦相手は、ストレートの早い球足で、時々ストップを織り交ぜて1ゲーム目を2-0でリードしていました。
反面私はスロースターターなので、相手の打ち方に慣れるまでに時間がかかるのですが、足が割と早いので、相手がここぞという時に出すストップを拾ったりして得点につなげ、4:4に追いつきました。
段々焦り出してきた対戦相手のリタは、私のヘナチョコサーブを何度も外し、益々それに腹を立てて、プレーのミスが目立つように。
私がサーブを打つたびに「コンチクショウ!」とか「クソッタレめがー!」とブツクサ言ってるのが分かりました。
そんなこんなで1ゲームめを先取した後、私は愛嬌のつもりで「下手なサーブでゴメンね」とアホウにも謝ったりしてしまいました。
リタは「それでもアンタは成功してる」と。
要するに、わたしのLKが15のことを言ってるのです。
結局2ゲーム目は6:0で私が勝ち星を上げる事が出来ました。
終わりに握手して、普通は相手の勝利を讃える言葉を交わしたりするのですが、彼女はその代わりに、「アンタどのくらいテニスしてんの?」と私に聞いてきました。
「んんー17年…。(LK暦は8年だけど…)」
「エエエ〜ッツ?!じゅうしちねんー??!!」
「…。」
「そんな長くやっててあれッ?あのヘナチョコサーブッ?!私だったらとっくにヤメテルワッ!!」
私、なにも言えず…。
コートをならしている時、怒りと云うより、なんだかバカにされているのをこのまま容認しちゃいけないという気持ちになり、最後に「今まで色んな対戦相手とプレーして来たけど、私にテニスを止めろと言ったのは、あなたが初めてダワ」と言ってやりました。
すると彼女は「アンタは解釈が間違ってる。私はアンタに止めろとは言ってない。私だったら、と言った。」
「同じことでしょ!」と言って対抗するも、ドイツ人のへ理屈には太刀打ちできるものではありません。
コートを出て、チームの皆が「おめでとう!」とか「素晴らしかったヨー」と口々にお祝いの言葉を掛けてくれるのですが、ちっとも嬉しそうじゃない私に、「どうしたの?」と聞いて来たのに堰を切って、私が侮辱されたことを話した途端、皆の怒りが浸透し、「ウチのナンバーワンになんてことを言うの?!」と私の肩を持って、数人がリタに抗議してくれました。
「アンタみたいに負けてばっかりいるのと違って、彼女はこの夏中勝ち続けるんだからね!サーブがなんだって言うんだ!客の分際で少し慎みな!!(ホームグランドでの試合だったので)」って私が考えもつかないセリフ。
さすがにドイツ人。歯に衣を着せず、ザックリ、バッタリ、という感じ…。
当の本人の私はアッケラカンと事の成り行きを見守る以外なく、その光景を、まるで映画のように見つめていました。
でもドイツ人の喧嘩は、ケンカというより、意見の交換に留まるので、どんなに毒づいても後でケロッとしてることが多いのです。
この後ダブルスがあり、また同じ対戦相手のリタに当たりましたが、今度はストレートに大敗。
私はこれ見よがしにニコニコ顔で、「おめでとう!!」と握手をしました。
急に機嫌を良くしたリタは、しまいには私をギューっとハグしてその日の幕を閉じました。ヤレヤレ…。
因みにその後何人かのドイツ人に「こんなこと言われちゃった」と話したら、まず全員が、「エエ〜?そんなこと言われたのっつ?!」とビックリして「厚顔無恥!!」というのです。
私の周りのドイツ人は正常なんだ、とホッとしました。
フー…ッツ。何ともはや、ドイツ人の中にも色んな人種がいるのね〜って思わされる出来事でした。
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