2013年02月02日
中世の「魔女狩り」は教会が邪魔者を消すことだった
zeraniumのブログ より転載
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中世の「魔女狩り」は教会が邪魔者を消すことだった
http://8729-13.cocolog-nifty.com/blog/2012/11/index.html#entry-83591250
あなたは、15世紀の大ベストセラー『魔女に与える鉄槌』(Malleus Maleficarum)を知っていますか?
これは、1486年にドミニコ会士で異端審問間であったハインリヒ・クラマーとヤーコブ・シュプレンガーによって書かれた「魔女狩り」に関する論文です。
それは魔女発見の手順と、その審問と拷問についてこと細かに記されており、中世において大きな影響を与えたことで知られています。
「魔女狩り」は、中性末期から近代にかけてのヨーロッパや北アメリカにおいてみられた魔女や魔術行為に対する追求のことで、魔女と認定された膨大な数の人々が処刑されました。
犠牲者数については諸説ありますが、900万人とも言われています。
本書では、なぜこのような残酷なことが行なわれたのか?
なぜ「魔女狩り」についての書物が大ベストセラーになったのか? なぜ現代において「魔女狩り」が甦ったのか? を解明していきます。
私は脳機能科学者です。
つまり脳のことを研究している脳の専門家です。
「脳がどうやって世界を認知し、人の行動や思考を支配しているか」を研究し続けています。
そこでわかったことは、「脳は見たいものしか見ない」ということでした。
では脳が見たいものとは何でしょうか? それは「過去の自分にとって価値のあるもの」です。
それはたとえば私が「ドリームキラー」と呼ぶ、親や教師や友人などからの情報によって植え付けられる価値のことです。
さらにはテレビ、新聞、インターネット、ソーシャルメディアから与えられた価値のことです。
これは非常に恐ろしいことです。
もしも、ある一部の権力者によってメディアがコントロールされてしまえば、あなたは「他人によって作られた人生」を生きることになります。
つまりあなたが見ているものは「過去の自分にとって価値のあるもの」だけであり、それは「他人によって作られた世界」なのです。
あなたの生きている世界はすべて「他人によって作られた世界」で、あなたが見ているもの、あなたの行動、あなたの思考は他人によって作られている可能性が高いのです。
よくITの発明は当時の印刷術の発明と比較され、ITが新しい「知」の世界を切り開くと礼賛されるのを聞きます。
確かにその通りではあるのですが、それを手放しで受け入れるだけでは罠にはまる危険性が高いと考える私は、警鐘を鳴らしてきました。
私がそう考える理由は、ヨーロッパ中世は魔女狩りに象徴される暗黒時代であり、中性の人々をその暗闇へ誘った力として、グーテンベルクの印刷術の発明が大きかったと考えるからです。
グーテンベルクの発明によってもたらされた印刷書物は、時の権力者によって極めて強力な洗脳の道具として利用されました。その特筆すべき1冊が、『魔女に与える鉄槌』という書物です。
一般的に、中世のベストセラーは印刷術によって爆発的に普及した「聖書」であるとされています。
ところがさまざまな文献を調べていくと、どうもそうではなかったことがわかってきました。
その一つは、ローマカトリック教会が聖書の普及を好ましく思っていなかったことです。
カトリック教会は、祈りの場を唯一教会にのみ定め、聖書の解釈は唯一教会が行なうものと決めていたからです。
聖書の普及が宗教改革運動を拡大させたことを考えると、教会は、聖書が複製によって大衆化していくことを嫌っていたのは当然です。
15世紀から17世紀にかけて、ヨーロッパは異端審問と魔女狩りに明け暮れた時代でした。
それに伴って「魔女論」という魔女について書かれた書物が相次いで出版されました。
「魔女」という一つのテーマだけでこれだけ多くの書物が書かれた事実は、それだけ大きな社会的関心がそのテーマにあったことを示しています。
「魔女論」の一群の中でも、もっともよく売れたとされていたのが『魔女の鉄槌』です。
しかも短期間のうちに多くの版が重ねられた事実から見て、私はヨーロッパ中世のベストセラーは聖書ではなく、『魔女の鉄槌』であったという結論を得ました。
私はこの書物の英語訳現代版とラテン語のオリジナル版の両方を手に入れ、目を通したところ、案の定、そこには魔女狩りを流行させた「企み」が潜んでいたのです。
ところでグーテンベルクの印刷術で製本されるまでは、聖書は写本で作られていました。
しかし現代人は写本と聞くと、写し間違いや改竄を考えるせいか、それにあまり信頼を寄せる気になりません。
ところがそれが印刷された活字になると、どういうわけか間違いないものと感じ、内容にも信頼を置くようになります。不思議なことですが、どういうわけかそう受け止めるのです。
しかしこれは明らかに錯覚です。
そのために、聖書に書かれている情報が批判的に検証されることはまったくありません。
宗教だから当たり前といえば当たり前です。歴史的考察がされることはあっても、聖書が編纂されておよそ1700年の間、信徒にとって問題なのはその解釈であって、書かれたことが正しいかどうかは論外で検証の対象にすらなりません。
この事実は、現代人が抱いている印刷出版文化への無批判な信頼感に対して、一つの示唆を与えています。
それは私たち現代人が、活字化された情報によって翻弄され惑わされる危険というリスクを、常に持っていることを意味します。
それは「誰かがその情報をあなたに信じ込ませたいために用意した偽書であるかもしれない」、ということです。それはテレビやラジオも同様です。
ヨーロッパ中世で起こった魔女狩りは、20世紀半ばころから著名な学者たちによって研究され、その成果はいくつもの書物に著わされてきました。
そして魔女とは何だったのかということや、教会権力と社会との関係を明らかにしようとするものなどでした。
研究者たちを捉えたのは、15世紀から17世紀という長期間にわたって、なぜこれほど大規模に流行することになったのかという謎でした。
人間社会は歴史的にも心理学的にも、しばしば大虐殺や集団リンチを行なう傾向が見られます。
しかしそれがヨーロッパ全域というきわめて広い地域で、かつ二百数十年という長期にわたり猛威を振るい続けた事実は、いまだに解きがたい謎であり続けています。
私が本書を著わす目的は、この謎を解き明かすことではなく、私の問題意識である、現代において魔女狩りが再び猛威を振るい始めていることにあります。
現代の魔女狩りを端的に表現すれば、「都合の悪い者は消せ」というものです。
それらはたとえばテレビなどでマスコミが行なう、御用学者や御用評論家による考え方の誘導や、風評被害を口実にしたネット言論規制、掲示板荒らしを専門にする雇われ工作員の存在などで、特定の人物を容赦なく追い落とす行為の数々は、これまでにもさんざん行なわれており、決して珍しいものではありません。
ところがこの21世紀に始まる新しい魔女狩りでは、誰かが追い落とされて社会的に抹殺され、あるいは殺されたとしても、おそらくその痕跡すら残りません。
それだけでなく裏で暗躍する存在と彼らの目的も、私たちの目に映らなくなるのです。
なぜ見えないかといえば、水面下に隠れたアンダーグラウンドメディアが目的達成の手段として使用されるからです。
今権力者は、大衆洗脳の道具を求めるという強烈なニーズを持っています。
私は近々、その道具の代表にツイッターがなる、と考えています。わずか数行の「つぶやき」が人間を変えるということを、彼らは発見したからです。
そしてグーグルの検索エンジンが思想調査に使用され、フェイスブックが中東の民主化を促し、さらにツイッターではつぶやきを自然言語処理することによって、それが国家の政策立案に使えるという研究成果が出されました。
このことはつまり、これらをすべて反対の目的に作用させる使い方ができるということです。
私が見る限り、その兆候は、すでにあちこちで顕在化しています。たとえば最近では、
「放射能を心配しすぎるのはバカ」
「20ミリシーベルトと国が決めたのだから、国民はそれに従う義務がある」
「東日本大震災は神の仕業」
いずれもブログやツイッターで繰り返し取り上げられている言葉です。
批判も検証もなされることなく、無意識のうちにこうした言葉が何度も何度も、私たちの中に刷り込まれています。
しかしそれをアホらしいと感じればいいのですが、そうは感じない人間が増えているのです。
これは、21世紀に新しい魔女狩りが流行する、非常に大きなシグナルであるといえます。
私がなぜそれを魔女狩りと位置づけるのか、中世との類似性はどこにあり、拡大を推進するメカニズムは何か、なぜアンダーグラウンドメディアがそれほど強い影響力を持つのかについて明らかにすることは、同時に、中世の魔女狩りが広範囲かつ長期にわたって流行した謎に、一つの答えを与えることにもなるでしょう。
「現代版 魔女の鉄槌」 苫米地英人著 フォレスト出版
抜粋したもの
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現代の「魔女狩り」、植草事件、鈴木ムネオ事件、小沢事件、などデッチ上げで社会的リンチを受けている。
中世の印刷技術による人々の洗脳...今は、マスコミによる大衆への執拗な洗脳。
中世でも人々はおかしいと少しは思いながらも権威には逆らえなかった。
無抵抗な人々は生贄にされていった。
今も無名な人々は「自殺」ということで闇に葬られているのだろう。
不審死が毎年10万人、自殺の9割は他殺と言われている。
現代も魔女狩りは続いている。( ̄^ ̄)
「成功の9ステップ」で有名なジェームス・スキナー
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中世の「魔女狩り」は教会が邪魔者を消すことだった
http://8729-13.cocolog-nifty.com/blog/2012/11/index.html#entry-83591250
あなたは、15世紀の大ベストセラー『魔女に与える鉄槌』(Malleus Maleficarum)を知っていますか?
これは、1486年にドミニコ会士で異端審問間であったハインリヒ・クラマーとヤーコブ・シュプレンガーによって書かれた「魔女狩り」に関する論文です。
それは魔女発見の手順と、その審問と拷問についてこと細かに記されており、中世において大きな影響を与えたことで知られています。
「魔女狩り」は、中性末期から近代にかけてのヨーロッパや北アメリカにおいてみられた魔女や魔術行為に対する追求のことで、魔女と認定された膨大な数の人々が処刑されました。
犠牲者数については諸説ありますが、900万人とも言われています。
本書では、なぜこのような残酷なことが行なわれたのか?
なぜ「魔女狩り」についての書物が大ベストセラーになったのか? なぜ現代において「魔女狩り」が甦ったのか? を解明していきます。
私は脳機能科学者です。
つまり脳のことを研究している脳の専門家です。
「脳がどうやって世界を認知し、人の行動や思考を支配しているか」を研究し続けています。
そこでわかったことは、「脳は見たいものしか見ない」ということでした。
では脳が見たいものとは何でしょうか? それは「過去の自分にとって価値のあるもの」です。
それはたとえば私が「ドリームキラー」と呼ぶ、親や教師や友人などからの情報によって植え付けられる価値のことです。
さらにはテレビ、新聞、インターネット、ソーシャルメディアから与えられた価値のことです。
これは非常に恐ろしいことです。
もしも、ある一部の権力者によってメディアがコントロールされてしまえば、あなたは「他人によって作られた人生」を生きることになります。
つまりあなたが見ているものは「過去の自分にとって価値のあるもの」だけであり、それは「他人によって作られた世界」なのです。
あなたの生きている世界はすべて「他人によって作られた世界」で、あなたが見ているもの、あなたの行動、あなたの思考は他人によって作られている可能性が高いのです。
よくITの発明は当時の印刷術の発明と比較され、ITが新しい「知」の世界を切り開くと礼賛されるのを聞きます。
確かにその通りではあるのですが、それを手放しで受け入れるだけでは罠にはまる危険性が高いと考える私は、警鐘を鳴らしてきました。
私がそう考える理由は、ヨーロッパ中世は魔女狩りに象徴される暗黒時代であり、中性の人々をその暗闇へ誘った力として、グーテンベルクの印刷術の発明が大きかったと考えるからです。
グーテンベルクの発明によってもたらされた印刷書物は、時の権力者によって極めて強力な洗脳の道具として利用されました。その特筆すべき1冊が、『魔女に与える鉄槌』という書物です。
一般的に、中世のベストセラーは印刷術によって爆発的に普及した「聖書」であるとされています。
ところがさまざまな文献を調べていくと、どうもそうではなかったことがわかってきました。
その一つは、ローマカトリック教会が聖書の普及を好ましく思っていなかったことです。
カトリック教会は、祈りの場を唯一教会にのみ定め、聖書の解釈は唯一教会が行なうものと決めていたからです。
聖書の普及が宗教改革運動を拡大させたことを考えると、教会は、聖書が複製によって大衆化していくことを嫌っていたのは当然です。
15世紀から17世紀にかけて、ヨーロッパは異端審問と魔女狩りに明け暮れた時代でした。
それに伴って「魔女論」という魔女について書かれた書物が相次いで出版されました。
「魔女」という一つのテーマだけでこれだけ多くの書物が書かれた事実は、それだけ大きな社会的関心がそのテーマにあったことを示しています。
「魔女論」の一群の中でも、もっともよく売れたとされていたのが『魔女の鉄槌』です。
しかも短期間のうちに多くの版が重ねられた事実から見て、私はヨーロッパ中世のベストセラーは聖書ではなく、『魔女の鉄槌』であったという結論を得ました。
私はこの書物の英語訳現代版とラテン語のオリジナル版の両方を手に入れ、目を通したところ、案の定、そこには魔女狩りを流行させた「企み」が潜んでいたのです。
ところでグーテンベルクの印刷術で製本されるまでは、聖書は写本で作られていました。
しかし現代人は写本と聞くと、写し間違いや改竄を考えるせいか、それにあまり信頼を寄せる気になりません。
ところがそれが印刷された活字になると、どういうわけか間違いないものと感じ、内容にも信頼を置くようになります。不思議なことですが、どういうわけかそう受け止めるのです。
しかしこれは明らかに錯覚です。
そのために、聖書に書かれている情報が批判的に検証されることはまったくありません。
宗教だから当たり前といえば当たり前です。歴史的考察がされることはあっても、聖書が編纂されておよそ1700年の間、信徒にとって問題なのはその解釈であって、書かれたことが正しいかどうかは論外で検証の対象にすらなりません。
この事実は、現代人が抱いている印刷出版文化への無批判な信頼感に対して、一つの示唆を与えています。
それは私たち現代人が、活字化された情報によって翻弄され惑わされる危険というリスクを、常に持っていることを意味します。
それは「誰かがその情報をあなたに信じ込ませたいために用意した偽書であるかもしれない」、ということです。それはテレビやラジオも同様です。
ヨーロッパ中世で起こった魔女狩りは、20世紀半ばころから著名な学者たちによって研究され、その成果はいくつもの書物に著わされてきました。
そして魔女とは何だったのかということや、教会権力と社会との関係を明らかにしようとするものなどでした。
研究者たちを捉えたのは、15世紀から17世紀という長期間にわたって、なぜこれほど大規模に流行することになったのかという謎でした。
人間社会は歴史的にも心理学的にも、しばしば大虐殺や集団リンチを行なう傾向が見られます。
しかしそれがヨーロッパ全域というきわめて広い地域で、かつ二百数十年という長期にわたり猛威を振るい続けた事実は、いまだに解きがたい謎であり続けています。
私が本書を著わす目的は、この謎を解き明かすことではなく、私の問題意識である、現代において魔女狩りが再び猛威を振るい始めていることにあります。
現代の魔女狩りを端的に表現すれば、「都合の悪い者は消せ」というものです。
それらはたとえばテレビなどでマスコミが行なう、御用学者や御用評論家による考え方の誘導や、風評被害を口実にしたネット言論規制、掲示板荒らしを専門にする雇われ工作員の存在などで、特定の人物を容赦なく追い落とす行為の数々は、これまでにもさんざん行なわれており、決して珍しいものではありません。
ところがこの21世紀に始まる新しい魔女狩りでは、誰かが追い落とされて社会的に抹殺され、あるいは殺されたとしても、おそらくその痕跡すら残りません。
それだけでなく裏で暗躍する存在と彼らの目的も、私たちの目に映らなくなるのです。
なぜ見えないかといえば、水面下に隠れたアンダーグラウンドメディアが目的達成の手段として使用されるからです。
今権力者は、大衆洗脳の道具を求めるという強烈なニーズを持っています。
私は近々、その道具の代表にツイッターがなる、と考えています。わずか数行の「つぶやき」が人間を変えるということを、彼らは発見したからです。
そしてグーグルの検索エンジンが思想調査に使用され、フェイスブックが中東の民主化を促し、さらにツイッターではつぶやきを自然言語処理することによって、それが国家の政策立案に使えるという研究成果が出されました。
このことはつまり、これらをすべて反対の目的に作用させる使い方ができるということです。
私が見る限り、その兆候は、すでにあちこちで顕在化しています。たとえば最近では、
「放射能を心配しすぎるのはバカ」
「20ミリシーベルトと国が決めたのだから、国民はそれに従う義務がある」
「東日本大震災は神の仕業」
いずれもブログやツイッターで繰り返し取り上げられている言葉です。
批判も検証もなされることなく、無意識のうちにこうした言葉が何度も何度も、私たちの中に刷り込まれています。
しかしそれをアホらしいと感じればいいのですが、そうは感じない人間が増えているのです。
これは、21世紀に新しい魔女狩りが流行する、非常に大きなシグナルであるといえます。
私がなぜそれを魔女狩りと位置づけるのか、中世との類似性はどこにあり、拡大を推進するメカニズムは何か、なぜアンダーグラウンドメディアがそれほど強い影響力を持つのかについて明らかにすることは、同時に、中世の魔女狩りが広範囲かつ長期にわたって流行した謎に、一つの答えを与えることにもなるでしょう。
「現代版 魔女の鉄槌」 苫米地英人著 フォレスト出版
抜粋したもの
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現代の「魔女狩り」、植草事件、鈴木ムネオ事件、小沢事件、などデッチ上げで社会的リンチを受けている。
中世の印刷技術による人々の洗脳...今は、マスコミによる大衆への執拗な洗脳。
中世でも人々はおかしいと少しは思いながらも権威には逆らえなかった。
無抵抗な人々は生贄にされていった。
今も無名な人々は「自殺」ということで闇に葬られているのだろう。
不審死が毎年10万人、自殺の9割は他殺と言われている。
現代も魔女狩りは続いている。( ̄^ ̄)
「成功の9ステップ」で有名なジェームス・スキナー
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