2013年02月08日
ウラ天皇と堀川政略 ; 明治維新の極秘計画
nueq lab より転載
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落合莞爾 「 明治維新の極秘計画 」 を読み解く
「 堀川政略 」の信憑性と発表の意図
http://nueq.exblog.jp/19958138/
落合莞爾の新著 「 明治維新の極秘計画 〜 堀川政略とウラ天皇 」 が話題になっています。
この中で、落合氏は孝明天皇暗殺を世に知らしめた鹿島昇氏の説は拙劣粗雑であると断じ、本当は孝明天皇暗殺は偽装であるばかりか、偽装工作の張本人は孝明天皇その人と尹(いん)宮(中川宮:久邇宮朝彦親王) であると主張されています。
そして孝明天皇は息子:睦仁親王と共に堀川御所に移って「 京都ウラ天皇 」 となり、その息子が堀川辰吉郎であると。
またこの本では触れられていませんが、堀川辰吉郎と云えば、中丸薫。
中丸薫自身は、「 自分は堀川辰吉郎の娘:明治天皇の孫 」と主張してるのは皆さんご存知の通りですが、果たしてこれらはどこまで真実を語っているのでしょうか?
気になるのは、情報源として紹介されている 「 さる筋 」 と 「 お方 」。
これらの人物は一体どういう筋のものなのか?
実はここにこの本の出版の意図があるようです。
つまり、落合さんは知ってか知らないでか、情報源による情報操作の息吹がこの本の中にはしっかりと忍ばされているようなのです。
なぜこの時期、孝明天皇暗殺の信憑性を覆し、明治維新のプロデューサー役を徳川慶喜から孝明天皇&尹宮に移す必要があるのか?
なぜその情報操作は必要なのか?
そして 「 さる筋 」 の奥にいる 「 その筋 」 とは?
一般に歴史の解析に於いては以下の要素・立場から学者・著者の主張が構成されます。
1) 事実 ・・・ 遺跡・遺物・地名など物的証拠
2) 史書 ・・・ 時の政権・著者に都合の良いように書かれた歴史書
3) 日記 ・・・ 個人の知り得る比較的赤裸々な記述
4) 伝聞・口伝
5) 1・2・3・4から導き出される客観的( 中立的 )推論 ( 但し 2・3・4 は客観的ではない )
6) 1・2・3・4から、及び学者・著者の先入観・思い込みから
導き出される主観的推論
しかし、5)6)の境界は曖昧であるばかりか、極論を云えば 「 客観性 」 などと云う立場は存在し得ない。と云うこともあります。
落合さんの新著は、これら6要素をすべて含んだものであるものの、1)2)が 「 さる筋 」「 お方 」 の4)によって巧妙に誘導され、6)を形成するに至った様を行間に読み取ることが出来ます。
最近はデジタル文化隆盛のためか、「 行間を読む 」、
或いは「 背景を読む 」と云う読書に於いて最も大切な行為が
おざなりにされ、皮相的な解釈が特にWEB場でまかり通ってるのは、
日本文化凋落の象徴的事象としてまことに憂慮すべき事態と云えるでしょう。
「 デジタル 」はその波形通り、「 アナログ 」的な連続性・意味性を
読み取ることがどうやら出来ないようです。
つまり豊穣な意味性から、痩せこけ皮相的な意味性への堕落です。
主張の誘導性問題とは裏腹に、この著書は非常に詳しく素晴らしもので優れた指摘もまた多くあります。
政体天皇 ( 東京表天皇 ) と 國体天皇 ( 京都ウラ天皇 ) の双文制を執った理由として、政体帝都江戸を維持しなければならないことと、國体護持のために天皇は国家シャーマンとして富獄( 富士山 )を西( 大峰山 )から拝さねばならない。
とする点は、うっかり納得してしまいそうになる素晴らしい論拠ですが、ウラ天皇( 國体天皇 )をもって欧州王室連合 = ワンワールドとの血縁関係と国際金融連合への加入を目論んだ( 受け入れた )との主張には首をかしげざるを得ないものの重要な示唆を与えてくれます。
しかし、これまで誰も語ることのなかった久邇宮( 尹宮 )と光格天皇にスポットを当てた点や、小栗上野介等による金銀レート操作や徳川埋蔵金に纏わる話などは目からウロコです。
金融面における実行役が、小栗上野介忠順と榎本武揚、渋沢栄一であるとしてその実態をおそらくは初めて詳しく紹介したのはさすがは元野村證券マン! と云った感があります。
金融・経済面に関してはまた、大鉄屋から淀屋辰五郎、紀伊国屋文左衛門に至るくだり( p.158 )も圧巻で、特に注目したのが初代紀文が偽装倒産して下北郡大畑湊に移って、弁財船ネットワークを創ったとの指摘。
「 フクシマは核兵器製造工場? 」に書いた金正日の父親 = 金策( キムチャク )= 本名:畑中里 と その兄:笹川良一 の故郷は下北半島。
弁財船ネットワークと日本船舶振興会、大畑湊と畑中、妙に符合するのは気のせいでしょうか?
そしてこの本からの別の大きな収穫の一つは、横田めぐみさんの母親:横田早紀江さんの出自に関して確信が持てたことです。
著名ブロガーの多くがその母親を梨本方子さんであるとしていますが、梨本宮家と浅からぬ縁のある僕は講演会でこれを否定、別の宮家をお伝えして来ましたがどうやら正解だったようです。
また、ワンワールド側からの情報として、「 天皇のルーツはシュメールである 」 と書かれてますが、これは鹿島昇さんが非常に詳しく論じた内容とも合致するものです。
落合さんは紀州和歌山在住。 紀伊国屋文左衛門の故郷でもあり、紀州徳川家の城下町でもあります。
幕末 〜 維新期の金融・経済に関して小栗上野介忠順と榎本武揚、渋沢栄一を描いていますが、もう一人忘れてはならない重要人物がいます。
日本初の株式会社:亀山社中の副官にして、日清戦争講和条約で清國贈収賄帝王とも云える李鴻章と下関会談を行った陸奥宗則 。
父親は紀州徳川家の勘定奉行だったが政争に敗れて切腹。
そう、紀州徳川藩経済金融トップの息子、「 脱藩浪人 」なのです。
いろは丸事件を始め、幕末 〜 日清戦争の重要ポイントに必ず顔を見せながら、これまで誰も語ることのなかった陸奥宗則。
幕末以来の不平等条約を全て対等条約に改正させ、日清講和条約では、清國から賠償金として2億テールの金塊をせしめる大功績を上げています。
(中略)
さて、問題は賠償金の2億テール = 2億円 = 2億ポンド( いずれも当時のレート )金塊の行方と運用です。
ここに紀州徳川家や 「 天皇の金塊 」、イングランド銀行の秘密などが関わってくるはずなのですが、落合さんは知らずか故意にかその根源となる陸奥宗則と落合さんの地元:紀州徳川家のことには全く触れようとしません。( 尤も維新後のことは次作で書かれるようです。)
情報操作とは、「 驚くべき事実の一端 」を開示しつつ、その裏にあるより大きな事実を隠蔽し、情報元の意図に即した方向性に世論を形成していくものです。
明治維新のプロデューサー役を徳川慶喜から孝明天皇&尹宮にすり替える問題についても、水戸光圀、或いは徳川家康に関する最も重要な南朝復帰命題の根幹に触れることなく論旨を進めています。
つまり、北朝とは何か? と云う重大な問題を知らないでいるのか、知りながら無視してるのか、、、、、しかし、鹿島昇さんの著書を読んでるならば、あえて触れない。 と云う態度をとってるとも云えます。
更に、鎌倉〜室町時代を遥かに遡る古代の南北朝について、北方騎馬民族系の北朝と、南方海洋系の南朝としていますが、この問題は単純に割り切れるものではありません。
しかし、あえて大雑把に捉えるなら、南方海洋系が北朝であり、北方満州系が南朝であると云えます。
こうした日本の古代史に対する錯綜した認識が前著「 金融ワンワールド 」以来、全編を貫いています。
偽書である古事記・日本書紀を前提にしてあたかも事実のごとく語ってる点も問題であると云えるでしょう。
(転載、終わり。)
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なるほど。 やっぱり、孝明天皇は暗殺されていなかったのか?
私もそんな気がしていた。 身代わりを殺して、社会的に抹殺しただけだと。
日本では、昔から、重要人物を殺したことにして、歴史が続く。
横田めぐみさんは梨本宮家とは別の宮家が関係しているらしい。
いずれにしろ、めぐみさんは、皇族とかかわりのある高貴な血筋であることに違いない。
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落合莞爾 「 明治維新の極秘計画 」 を読み解く
「 堀川政略 」の信憑性と発表の意図
http://nueq.exblog.jp/19958138/
落合莞爾の新著 「 明治維新の極秘計画 〜 堀川政略とウラ天皇 」 が話題になっています。
この中で、落合氏は孝明天皇暗殺を世に知らしめた鹿島昇氏の説は拙劣粗雑であると断じ、本当は孝明天皇暗殺は偽装であるばかりか、偽装工作の張本人は孝明天皇その人と尹(いん)宮(中川宮:久邇宮朝彦親王) であると主張されています。
そして孝明天皇は息子:睦仁親王と共に堀川御所に移って「 京都ウラ天皇 」 となり、その息子が堀川辰吉郎であると。
またこの本では触れられていませんが、堀川辰吉郎と云えば、中丸薫。
中丸薫自身は、「 自分は堀川辰吉郎の娘:明治天皇の孫 」と主張してるのは皆さんご存知の通りですが、果たしてこれらはどこまで真実を語っているのでしょうか?
気になるのは、情報源として紹介されている 「 さる筋 」 と 「 お方 」。
これらの人物は一体どういう筋のものなのか?
実はここにこの本の出版の意図があるようです。
つまり、落合さんは知ってか知らないでか、情報源による情報操作の息吹がこの本の中にはしっかりと忍ばされているようなのです。
なぜこの時期、孝明天皇暗殺の信憑性を覆し、明治維新のプロデューサー役を徳川慶喜から孝明天皇&尹宮に移す必要があるのか?
なぜその情報操作は必要なのか?
そして 「 さる筋 」 の奥にいる 「 その筋 」 とは?
一般に歴史の解析に於いては以下の要素・立場から学者・著者の主張が構成されます。
1) 事実 ・・・ 遺跡・遺物・地名など物的証拠
2) 史書 ・・・ 時の政権・著者に都合の良いように書かれた歴史書
3) 日記 ・・・ 個人の知り得る比較的赤裸々な記述
4) 伝聞・口伝
5) 1・2・3・4から導き出される客観的( 中立的 )推論 ( 但し 2・3・4 は客観的ではない )
6) 1・2・3・4から、及び学者・著者の先入観・思い込みから
導き出される主観的推論
しかし、5)6)の境界は曖昧であるばかりか、極論を云えば 「 客観性 」 などと云う立場は存在し得ない。と云うこともあります。
落合さんの新著は、これら6要素をすべて含んだものであるものの、1)2)が 「 さる筋 」「 お方 」 の4)によって巧妙に誘導され、6)を形成するに至った様を行間に読み取ることが出来ます。
最近はデジタル文化隆盛のためか、「 行間を読む 」、
或いは「 背景を読む 」と云う読書に於いて最も大切な行為が
おざなりにされ、皮相的な解釈が特にWEB場でまかり通ってるのは、
日本文化凋落の象徴的事象としてまことに憂慮すべき事態と云えるでしょう。
「 デジタル 」はその波形通り、「 アナログ 」的な連続性・意味性を
読み取ることがどうやら出来ないようです。
つまり豊穣な意味性から、痩せこけ皮相的な意味性への堕落です。
主張の誘導性問題とは裏腹に、この著書は非常に詳しく素晴らしもので優れた指摘もまた多くあります。
政体天皇 ( 東京表天皇 ) と 國体天皇 ( 京都ウラ天皇 ) の双文制を執った理由として、政体帝都江戸を維持しなければならないことと、國体護持のために天皇は国家シャーマンとして富獄( 富士山 )を西( 大峰山 )から拝さねばならない。
とする点は、うっかり納得してしまいそうになる素晴らしい論拠ですが、ウラ天皇( 國体天皇 )をもって欧州王室連合 = ワンワールドとの血縁関係と国際金融連合への加入を目論んだ( 受け入れた )との主張には首をかしげざるを得ないものの重要な示唆を与えてくれます。
しかし、これまで誰も語ることのなかった久邇宮( 尹宮 )と光格天皇にスポットを当てた点や、小栗上野介等による金銀レート操作や徳川埋蔵金に纏わる話などは目からウロコです。
金融面における実行役が、小栗上野介忠順と榎本武揚、渋沢栄一であるとしてその実態をおそらくは初めて詳しく紹介したのはさすがは元野村證券マン! と云った感があります。
金融・経済面に関してはまた、大鉄屋から淀屋辰五郎、紀伊国屋文左衛門に至るくだり( p.158 )も圧巻で、特に注目したのが初代紀文が偽装倒産して下北郡大畑湊に移って、弁財船ネットワークを創ったとの指摘。
「 フクシマは核兵器製造工場? 」に書いた金正日の父親 = 金策( キムチャク )= 本名:畑中里 と その兄:笹川良一 の故郷は下北半島。
弁財船ネットワークと日本船舶振興会、大畑湊と畑中、妙に符合するのは気のせいでしょうか?
そしてこの本からの別の大きな収穫の一つは、横田めぐみさんの母親:横田早紀江さんの出自に関して確信が持てたことです。
著名ブロガーの多くがその母親を梨本方子さんであるとしていますが、梨本宮家と浅からぬ縁のある僕は講演会でこれを否定、別の宮家をお伝えして来ましたがどうやら正解だったようです。
また、ワンワールド側からの情報として、「 天皇のルーツはシュメールである 」 と書かれてますが、これは鹿島昇さんが非常に詳しく論じた内容とも合致するものです。
落合さんは紀州和歌山在住。 紀伊国屋文左衛門の故郷でもあり、紀州徳川家の城下町でもあります。
幕末 〜 維新期の金融・経済に関して小栗上野介忠順と榎本武揚、渋沢栄一を描いていますが、もう一人忘れてはならない重要人物がいます。
日本初の株式会社:亀山社中の副官にして、日清戦争講和条約で清國贈収賄帝王とも云える李鴻章と下関会談を行った陸奥宗則 。
父親は紀州徳川家の勘定奉行だったが政争に敗れて切腹。
そう、紀州徳川藩経済金融トップの息子、「 脱藩浪人 」なのです。
いろは丸事件を始め、幕末 〜 日清戦争の重要ポイントに必ず顔を見せながら、これまで誰も語ることのなかった陸奥宗則。
幕末以来の不平等条約を全て対等条約に改正させ、日清講和条約では、清國から賠償金として2億テールの金塊をせしめる大功績を上げています。
(中略)
さて、問題は賠償金の2億テール = 2億円 = 2億ポンド( いずれも当時のレート )金塊の行方と運用です。
ここに紀州徳川家や 「 天皇の金塊 」、イングランド銀行の秘密などが関わってくるはずなのですが、落合さんは知らずか故意にかその根源となる陸奥宗則と落合さんの地元:紀州徳川家のことには全く触れようとしません。( 尤も維新後のことは次作で書かれるようです。)
情報操作とは、「 驚くべき事実の一端 」を開示しつつ、その裏にあるより大きな事実を隠蔽し、情報元の意図に即した方向性に世論を形成していくものです。
明治維新のプロデューサー役を徳川慶喜から孝明天皇&尹宮にすり替える問題についても、水戸光圀、或いは徳川家康に関する最も重要な南朝復帰命題の根幹に触れることなく論旨を進めています。
つまり、北朝とは何か? と云う重大な問題を知らないでいるのか、知りながら無視してるのか、、、、、しかし、鹿島昇さんの著書を読んでるならば、あえて触れない。 と云う態度をとってるとも云えます。
更に、鎌倉〜室町時代を遥かに遡る古代の南北朝について、北方騎馬民族系の北朝と、南方海洋系の南朝としていますが、この問題は単純に割り切れるものではありません。
しかし、あえて大雑把に捉えるなら、南方海洋系が北朝であり、北方満州系が南朝であると云えます。
こうした日本の古代史に対する錯綜した認識が前著「 金融ワンワールド 」以来、全編を貫いています。
偽書である古事記・日本書紀を前提にしてあたかも事実のごとく語ってる点も問題であると云えるでしょう。
(転載、終わり。)
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なるほど。 やっぱり、孝明天皇は暗殺されていなかったのか?
私もそんな気がしていた。 身代わりを殺して、社会的に抹殺しただけだと。
日本では、昔から、重要人物を殺したことにして、歴史が続く。
横田めぐみさんは梨本宮家とは別の宮家が関係しているらしい。
いずれにしろ、めぐみさんは、皇族とかかわりのある高貴な血筋であることに違いない。
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