2013年01月31日
現状に満足している人は洗脳されている(1)
zeraniumのブログ より転載
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現状に満足している人は洗脳されている
http://8729-13.cocolog-nifty.com/blog/2012/11/index.html#entry-83458264
人間が快適に生活できる外部環境にはある程度の幅があり、その幅のことを「コンフォートゾーン」と言います。
人間だけでなく生物というものは、そのコンフォートゾーンから外れそうになると、体温や血圧を調整してその環境に合わせようとし、自動的に自分の身体をコントロールします。
これが恒常性維持機能「ホメオスタシス」と呼ばれているものです。
重要なのは、これらのことは物理的な側面だけでなく、心理的な面においても、快適環境コンフォートゾーンがあるということです。
この快適環境は固定されたものではなく訓練次第では、ずらしたり、外すことができます。
しかし我々は安全で快適な環境から外れることを、本能的に忌避するものでもあります。
たとえば、毎回テストで30点しか取れない子供がいたとします。
その子にとっては30点くらいの成績でいることが当たり前であり、コンフォートゾーンになっています。
しかしある日、突然その子が偶然にも試験で80点を取ったとします。
すると彼の無意識は、「ヤバイ、これは変だ。自分が80点を取るなんておかしい」と思います。
そして次のテストでは、無意識のうちに0点を取ってバランスを取ろうとするのです。
なぜなら彼にとって80点は、彼のコンフォートゾーンから外れているからです。
30点に戻すためには、次に0点を取ってバランスをとらねばならないと無意識が判断するのです。そして実際に0点を取ると、「ほらね」と安心します。
では彼のコンフォートゾーンを80点にすることができればどうなるでしょうか。
「今度のテストでまた30点を取るのはイヤだから、次も80点を取ろう」と思うようになるはずです。
そのためには勉強しなければならないでしょうが、もはやそれは「自ら進んでやりたいこと」になっています。
このように子供の学力を伸ばすためには、コンフォートゾーンを上の方向にずらして移動させることが有効です。そしてこうした考え方は、もちろん大人にもそのまま適用できます。
例えば年収300万の人が、ある日、宝くじに当たって1億円を手に入れたとします。
多くの場合、そういう人はあっという間にそのお金を使い果たしてしまいます。
そしてまた年収300万円の生活に戻ります。
それはその人にとって1億円という金額が、彼のコンフォートゾーンの外にあるからです。
年収300万の世界で生きている自分にとって、1億円はあまりにも不自然なお金なので、一刻も早く無意味なことに使い果たしてしまいたくなるものなのです。
しかし年収1億の人が、宝くじで1億円当たったらどうでしょうか。その人にとっては1億円の価値や重みがわかっているので、かえって無駄遣いせず、有意義に使うことができるでしょう。
その人のお金に関するコンフォートゾーンが、すでに1億円に設定されているからです。
つまり、今年収が300万円の人でも、コンフォートゾーンを600万円にすれば、自然とそれにふさわしい働き方をするように無意識が動き出します。
自分のコンフォートゾーンをずらしていくことで、無理せずとも自分の生き方をよい方向へ変えることができるのです。
ではどのようにすればコンフォートゾーンを外していくことができるのでしょうか。
そのためにはまず、どこにコンフォートゾーンを移動させるかを明確にしなければなりません。
つまり、自分の行きたいコンフォートゾーンを見つける必要があります。
そのためには、次のようなプロセスが有効です。
暫定的なゴールを一つ設定する。
そのゴールを満たした未来が必ず来ることをリアルに思い浮かべる。
その場合、それに対して現在の自分はどうあるべきかを徹底的に吟味する。
たとえば暫定的なゴールを、「5年後に社長になる」とします。
「5年後に今の会社で社長になりたいのであれば、今の自分は少なくとも課長以上になっている必要があるだろう」、「でも現在の自分は課長になっていない」「なぜなのか」「この状態はおかしい」 このように考えていくと、「5年後に社長になるのが当然の自分」がコンフォートゾーンになります。
そうすると、平社員で満足していた時には気づかなかった、自分に足りない能力や努力、人脈などの、「社長になるための道筋」が自然と見えてくるようになります。
まずは暫定的なゴールでいいのです。
それが場合によっては、他人に植え付けられた価値感に依存したゴールでもかまいません。
どんなゴールであれ、それを満たした時の自分のイメージを持つと、その結果として今の自分があるべき姿が決まってきます。その姿は、現実の今の自分とは絶対に違うはずなのです。
そのようにして暫定的なゴールを目指すことを繰り返していくうちに、「これだ!」と確信できるゴールがいつしか見えてくることがあります。
それこそが、本当に自分が目指すべきゴールなのです。
それが見つかったら、そのゴールを常にリアルにイメージし続けることで、自分のコンフォートゾーンが着実に外れていくようになり、無意識が勝手に自分をそのゴールへと連れて行ってくれるはずです。
「テレビは見てはいけない(脱・奴隷の生き方)」 苫米地英人著 PHP新書
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『50倍速英語脳プログラム─超実践トレーニング編─』天才脳機能学者・苫米地英人
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現状に満足している人は洗脳されている
http://8729-13.cocolog-nifty.com/blog/2012/11/index.html#entry-83458264
人間が快適に生活できる外部環境にはある程度の幅があり、その幅のことを「コンフォートゾーン」と言います。
人間だけでなく生物というものは、そのコンフォートゾーンから外れそうになると、体温や血圧を調整してその環境に合わせようとし、自動的に自分の身体をコントロールします。
これが恒常性維持機能「ホメオスタシス」と呼ばれているものです。
重要なのは、これらのことは物理的な側面だけでなく、心理的な面においても、快適環境コンフォートゾーンがあるということです。
この快適環境は固定されたものではなく訓練次第では、ずらしたり、外すことができます。
しかし我々は安全で快適な環境から外れることを、本能的に忌避するものでもあります。
たとえば、毎回テストで30点しか取れない子供がいたとします。
その子にとっては30点くらいの成績でいることが当たり前であり、コンフォートゾーンになっています。
しかしある日、突然その子が偶然にも試験で80点を取ったとします。
すると彼の無意識は、「ヤバイ、これは変だ。自分が80点を取るなんておかしい」と思います。
そして次のテストでは、無意識のうちに0点を取ってバランスを取ろうとするのです。
なぜなら彼にとって80点は、彼のコンフォートゾーンから外れているからです。
30点に戻すためには、次に0点を取ってバランスをとらねばならないと無意識が判断するのです。そして実際に0点を取ると、「ほらね」と安心します。
では彼のコンフォートゾーンを80点にすることができればどうなるでしょうか。
「今度のテストでまた30点を取るのはイヤだから、次も80点を取ろう」と思うようになるはずです。
そのためには勉強しなければならないでしょうが、もはやそれは「自ら進んでやりたいこと」になっています。
このように子供の学力を伸ばすためには、コンフォートゾーンを上の方向にずらして移動させることが有効です。そしてこうした考え方は、もちろん大人にもそのまま適用できます。
例えば年収300万の人が、ある日、宝くじに当たって1億円を手に入れたとします。
多くの場合、そういう人はあっという間にそのお金を使い果たしてしまいます。
そしてまた年収300万円の生活に戻ります。
それはその人にとって1億円という金額が、彼のコンフォートゾーンの外にあるからです。
年収300万の世界で生きている自分にとって、1億円はあまりにも不自然なお金なので、一刻も早く無意味なことに使い果たしてしまいたくなるものなのです。
しかし年収1億の人が、宝くじで1億円当たったらどうでしょうか。その人にとっては1億円の価値や重みがわかっているので、かえって無駄遣いせず、有意義に使うことができるでしょう。
その人のお金に関するコンフォートゾーンが、すでに1億円に設定されているからです。
つまり、今年収が300万円の人でも、コンフォートゾーンを600万円にすれば、自然とそれにふさわしい働き方をするように無意識が動き出します。
自分のコンフォートゾーンをずらしていくことで、無理せずとも自分の生き方をよい方向へ変えることができるのです。
ではどのようにすればコンフォートゾーンを外していくことができるのでしょうか。
そのためにはまず、どこにコンフォートゾーンを移動させるかを明確にしなければなりません。
つまり、自分の行きたいコンフォートゾーンを見つける必要があります。
そのためには、次のようなプロセスが有効です。
暫定的なゴールを一つ設定する。
そのゴールを満たした未来が必ず来ることをリアルに思い浮かべる。
その場合、それに対して現在の自分はどうあるべきかを徹底的に吟味する。
たとえば暫定的なゴールを、「5年後に社長になる」とします。
「5年後に今の会社で社長になりたいのであれば、今の自分は少なくとも課長以上になっている必要があるだろう」、「でも現在の自分は課長になっていない」「なぜなのか」「この状態はおかしい」 このように考えていくと、「5年後に社長になるのが当然の自分」がコンフォートゾーンになります。
そうすると、平社員で満足していた時には気づかなかった、自分に足りない能力や努力、人脈などの、「社長になるための道筋」が自然と見えてくるようになります。
まずは暫定的なゴールでいいのです。
それが場合によっては、他人に植え付けられた価値感に依存したゴールでもかまいません。
どんなゴールであれ、それを満たした時の自分のイメージを持つと、その結果として今の自分があるべき姿が決まってきます。その姿は、現実の今の自分とは絶対に違うはずなのです。
そのようにして暫定的なゴールを目指すことを繰り返していくうちに、「これだ!」と確信できるゴールがいつしか見えてくることがあります。
それこそが、本当に自分が目指すべきゴールなのです。
それが見つかったら、そのゴールを常にリアルにイメージし続けることで、自分のコンフォートゾーンが着実に外れていくようになり、無意識が勝手に自分をそのゴールへと連れて行ってくれるはずです。
「テレビは見てはいけない(脱・奴隷の生き方)」 苫米地英人著 PHP新書
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『50倍速英語脳プログラム─超実践トレーニング編─』天才脳機能学者・苫米地英人
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