先日ラジオを聞いていたら、だめんずうぉ~かで有名な漫画家のくらたま(倉田真由美)さんが、このようなことを話していました。
「ちゃんとデッサンを学んでいないと、こういう角度から描きたいと思っても描けない」
私も若い時、ちょっと漫画を描いていたことがあるので分かるのですが、例えば顔をいろいろな方向から描くのって、素人にはすごく難しいのです。しょうがないので、いくつか描ける方向の中から選んで描かざるを得ない。でもそれじゃバリエーションが乏しくて、表現が限られてしまいます。
それでもギャグ系のルポマンガ?なら、ネタがしっかりしていればさほど問題にはならないのでしょう。でもマンガの魅力って絵ですからね。
くらたまさんは一橋大学出身ですが、特別な絵の勉強はせずに漫画家になった人です。そういう人がしみじみと発言する言葉は重いです。
自分を振り返ると、若い時算数や数学に真面目に取り組まなかったツケは大きいと反省しています。そもそも計算スピードは遅いし、解き方をパターンで覚えていない問題の対処ができない。電気や電波系の資格の計算問題は、時間がかかりまくりですわ。
オッサンにもほどがある今は、出題の意図を読むという裏ワザでなんとかなっている感じ。
ただ公務員試験にある数的処理・判断推理レベルなら、学生のときかなり集中して勉強したので得意ではあるのですが。(かつて家庭裁判所調査官補の教養試験にまぐれで合格したのは、たぶんこのおかげ)
いつも主張していることすが、苦手なことは普通レベルになるように克服した方がいいですよ。絶対幅が広がるから。他のことをしてもね。
以前noteにも書きましたが、特に体が動かなくなる高齢者になったら頭の中を充実されておかないと、選択肢が極端に少なくなって無駄に嘆くことになるのです。
戦中に田舎育ちの私の母親は、ローマ字すら読めなくてすごく損をしていると思うんです。国民学校時代は優等賞だったらしいですからバカじゃないのに。(漢字は人並みに読めます)
簡単だから覚えればといったこともあるのですが、自分の殻に閉じこもって一切受け付けません。克服するのに何が障害になっているのか分かりませんが、我が親ながら非常に残念です。
勉強に限らず苦手なこと、やらずにスルーしてきたことは、少しずつチャレンジしておきましょうよ。もし好きになったらもうけもん。少なくとも妙なコンプレックスは少しは解消します。話のネタにもなりますしね。
自分の弱点を明るく話せるって人間関係の潤滑剤ですし。
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