今思い返しても登録販売者試験合格はヒヤヒヤものでした。
以前書いた通り、第5章の医薬品の適正使用と安全対策は、20問中7問正解の35%の足切りスレスレだったからです。
今更ながらその原因を分析してみました。
1.テキストの順番で勉強すると最終章なのでつい雑になった
短期間で勉強しようとすると、じっくり時間をかけるより、テキストと問題集を何度回せるかに神経がいきがちです。第4章の薬事に関する法規と制度が比較的易しい(理解しやすい)ため、その勢いで第5章もやってしまうことがままありました。
ふり返ると、問題集もつまらない所でけっこう間違えていたのです。それが本番でも出てしまった感じです。制度や安全対策に関するような問題は、本来はあまり間違えてはいけないのです。これで3、4問ほどのミス。丁寧さが足りなかったのです。
ちなみに問題集はこれの平成31年版を使用。
新品価格 |
2.テキストの本文ばかり勉強して総まとめの別冊は放置だった
テキストは厚労省が公開している「試験問題作成に関する手引き」を元に作られており、本番もここから出題されます。手引きを見ると第5章には別表として「主な使用上の注意の記載とその対象成分・薬効群等」が掲載されています。
南関東ブロックは、今年はここから出題された問題が多く慌てました。
私が使ったテキストはこれの第2版だったのですが、別表は別冊の総まとめハンドブックにちゃんと掲載されていました。
らくらく完全攻略! 登録販売者試験合格テキスト&問題集 第3版 新品価格 |
別冊はおまけのまとめ程度に考えていたせいで、ほとんど見ていませんでした。
そもそも手引きをちゃんと見ていれば、別表にある内容の重要さが分かったはず。2点程度は上乗せ可能だったと思います。覚えられるかどうかは置いといて、とりあえず全部見ておけと。ただ時間がなかったのも事実ですが…
3.第3章の問題でかなり疲弊してしまい集中力に欠けた
南関東ブロックの場合、第3章と第5章は午後の試験になります。
ご存じの通り、第3章の問題は他章の倍の問題が出題され、そこでエネルギーが失われます。(ましてや出来が悪いと)
集中力が欠けた状態で臨むと、思わぬミスをするのはよく経験するところですが、第5章では2問ほどやっちまいましたね。落ち着いていれば防げたミスです。
回避策は…頭のスタミナをつけるしかないですね。あとはとにかく粘れということ。
受験される皆さんの何かの参考になれば幸いです。
タグ:登録販売者