トランスフォーマーシリーズの1作。
和製では2作目で、一応HMの続編なものの前作とのつながりはわずかに言及される程度でほぼ謎。
今作はほかと違い、人間がトランスフォーマーになるという事に主眼を置いた作りで、かなりシリーズとしては異質な作品。
冒頭あらすじ数千年前に地球に墜落したあるサイバトロンとデストロンの一団は、サイバトロンは人間に、デストロンは悪魔の姿をして戦い続け、最終的にデストロンは封印された、しかしデストロンが再び復活、人間社会に溶け込んで暮らしていたサイバトロンプリテンダーは再びデストロンと戦う事になる。
そんな中サイバトロンの協力者の剛博士がデストロンに殺され、その息子秀太は仲間2人とヘッドマスターjrとなりサイバトロンに加わる、デストロンもまた暴走族少年をヘッドマスターjrとしてやはり戦力を増強、戦いは激しくなっていく。そんな中超ロボットと人間が融合して誕生する新たらトランスフォーマー、ゴッドマスターの存在が明らかになっていき、双方にゴッドマスターが加わり、それらが中心となって戦いは続いていく。
登場メカトランスフォーマーなれど人間主体だったりそれ以外もメカモチーフでなかったりしてかなりトランスフォーマーとは違う雰囲気。
サイバトロン人間主体になっている。
ゴッドマスター人間とトランスてクターがゴッドオンして誕生する。頭にヘッドマスターと違いその際にエンジンに変形する。
ジンライ
なんと司令官なのに登場は10話より、元々トラック運転手の人間ジンライだったのが使っていたトラックが壊れたため代わりにどこかで見たようなデザインの赤いトラックを借りたらそれがトランステクターで、そのままゴッドブレスをハメてしまいゴッドマスターになってしまうという流れ。なおその際にお約束の崖落ちも経験している。その姿はまさにコンボイ司令官なのだが、言及はなかった。
その後スーパージンライ、ゴッドジンライとパワーアップしていく。因みに(人間としては)19歳であり(トランステクターの方は不明、そもそもどう考えればいいのかよくわからない)、50万歳でも若いと言われる司令官としては相当若い。
続編であるVでトランステクターの方のジンライが死亡してしまうが、人間の方のジンライは一切登場せず。
ゴッドボンバー
スーパージンライと合体するメカ、意思はなくゴッドジンライの力で動くがヘッドマスターjr3人でも動かせる、つまり3人で1人前らしい。
ライトフット
2人目のサイバトロンゴッドマスター、自動車会社ブリティッシュモーターズの社長の息子、父の名前はレフトフットらしい。ブリティッシュモーターズが儲かりだしたのがトランステクターのおかげらしかった。
レインジャー
3人目のサイバトロンゴッドマスター、自然が好きであり、その為自然を破壊するデストロンと戦うために仲間になる形。
ロードキング
4人目、本業はレーサー。
プリテンダートランスフォーマーの種族の一つ、他の生物に擬態する能力を持っている。地球に墜落してその後地球の環境に合わせて進化した姿みたい、地球での生活は長い。最終回では宇宙に飛んでいったゴッドジンライ達の一行には加わっておらずどうなったか全く不明なものの、元々地球と人間が好きだという発言から、地球に残ったのかなと。
話が明確に地続きのVでは登場せず。
ホーク(メタルホーク)
プリテンダーのリーダー、ジンライが来るまで一応リーダー的なポジションだった、秀太の兄貴分。
ランダー
デート好き、登場時はデートの約束をしていたがデストロンが出てきたために戦う羽目に。
フェニックス
普段は航空基地にいる。
ダイバー
普段は海洋学者。
ヘッドマスターjrデストロンの活動が活発化する中、対抗手段の一つとして人間をTFにするシステムを開発した。戦闘力は大して高くはなかく、また子供なので主に人命救助が仕事。通常のヘッドマスターと違いメーターが逆に出る。
ゴーシューター
剛博士の息子である剛秀太がヘッドマスターjrになった姿。
キャブ
カリン国のキャブ王子がヘッドマスターjrになった姿。
ミネルバ
モンパルタ国大使の娘ミネルバがヘッドマスターjrになった姿、戦闘は苦手。Vではパーセプターの部下になっていた。
その他グランド
ヘッドマスターでありプリテンダーでもあるTF。フォートレスとそっくりな形のグランドマキシマスにヘッドオンする。
クロームドーム
前作よりちょっとだけ登場、唯一マトモにセリフがある、ヘッドマスターjrのトランステクターの開発に関わっている。
トレインボット
OPでなぜか写っているが出番はなかった。
ロディマス
前作のOP流用の画像で出てきただけ、前作で行方不明状態だったけど今どこで何をしているのだろう。
フォートレス
バンクで登場、数年前にデストロンと戦っていた、現在何してるか不明。
デストロン人間主体で構成されているが、あくまでトップは人類殲滅を企てるデビルZなので結局バラバラになってしまう。
デビルZ
デストロンのトップ、精神体のような存在で、人類抹殺を企む。歴代の破壊大帝の中でもかなり酷い性格で部下をガンガン切り捨てる。
ブラックザラック
メガザラックと似た姿を持つ巨大トランステクター、ただしメガザラックと比べると小さい。最終的にデビルZの肉体となりラスボスと化す。
ゴッドマスターデストロンのゴッドマスター。
オーバーロード
メガ、ギガの夫婦からなるゴッドマスター。
最終回でデビルZに処刑されかかり、それをジンライに救われたためにジンライに協力したが、やられて死亡したかと思えば、メガ、ギガの二人が外に放り出されてそのままその2名だけが死亡、オーバーロードのトランステクターはそのまま動いて今度はまたデビルZに味方してデストロン側に付くと言う流れ。
そしてデビルZがやられた後にほかの意思を持ったトランステクター達と宇宙へ逃走した、Vでは引き続きオーバーロード派として戦い続けていることだけが語られた。
ハイドラーとバスター
デストロン側のゴッドマスター、ハイドラーが兄で弟がバスター、幾度となくジンライと戦い敗れていた。
ほかのメンバーが最終的にに元に戻っていった中、彼らはジンライに勝つために機械の体を手に入れており、もう人間の姿に戻ることはできない模様。合体することでダークウィングスになる事が出来る。
プリテンダーデストロン側のプリテンダー、モンスター型の擬態をしている。長らく地球で活動しており、ホークたちに封印されていたが復活、最初に出てきたデストロンで、序盤はデストロンの中核だったが直ぐに脇役落ちした。
ブラッド、ギルマー、ダウロスの3名からなる。
ヘッドマスターjrデストロン側のヘッドマスターjr。元暴走族の3人組からなるが、終盤にデビルZのやり方からデストロンを脱退するが、ヘッドマスターの力を奪われ普通の人間に、トランステクターは意思を持ちオーバーロードに従った。
ワイルダー
元暴走族のリーダー、別のグループとの抗争に負けたことから力を望みヘッドマスターjrとなった。
ブルホーン
一番厳つい、メンバー中最年長だったりする。
キャンサー
デストロンヘッドマスターjrの最年少の子供。ミネルバに救われて離反フラグが立つ。
シーコンズ(タートラー、オーバーバイト、ロブクロウ、クラーケン、ガルフ、テンタキル)
タートラーをリーダーとしたトランスフォーマーのグループ。基本海産物がモチーフ、後にBWUに流用された。タートラー以外はしゃべることが出来ず、量産型でボコボコ落とされていく。
タートラーをベースに全員が合体してキングポセイドンになる、タートラー以外は脆いのでタートラー以外はすぐ壊れる。終盤キングポセイドンが破壊された際にはタートラーも死んだような死んでないような微妙な描写でその後は不明。
その他クラウダー
サイバトロン、デストロンの両方の姿を持つゴッドマスター、最初はデストロン側に付きサイバトロンにスパイとして潜入するが捨てられる。その後サイバトロンに味方するがヘッドマスターjrらとともにマスターブレスを奪われる。独立したトランステクターはデストロン側に付いた模様。
シックスナイト
所謂シックスチェンジャー(六段階変形できるTF)、本作では珍しい普通のTF。一応デストロン側として登場したものの、ジンライに敗れ最終的にサイバトロン寄りに、最終回で死亡。
余談BGMは後のVに一部流用されている、逆にHMから一部のBGMが流用されている。
感想他シリーズ内では最も異質な内容なんじゃないでしょうか、メインキャラが人間で、デストロンの基地もあまりメカっぽくない作りで機械は少なめになっており、プリテンダーも人間体があり、普通のTFっぽいのはごく少数に留まっています。
あと雰囲気が序盤と後半で結構違います、司令官は序盤はいませんし。
最終回周辺はやや消化不良な印象を受けました、シックスナイトやオーバーロードのイベントの急ぎ足っぷりや、プリテンダーがどうなったかイマイチわからないラストシーン等、気になって調べて見たら私がわからなかった点はネットで調べても色々説があったり、WIKIによるとエンジンがかかってきたところで終わってしまったみたいな事が書いてあったりして、割と納得。
序盤の謎のトレインボットや、OPには写ってるもののなかなか出てこない司令官、司令官登場後空気化するホーク達(トランスフォーマーではよくある事とは言え)、微妙な話数等何か色々予定変更があったのではないかと思える部分が有ります。