宣弘社の特撮作品、シルバー仮面とレッドバロンの2作をクロスしつつリブートした映画。もともとアイアンキングもリブート予定だったらしいが、無理があったので2作になった模様。
敵はシルバー仮面サイドのキルギス星人、そして迎えうつのはレッドバロンという図式、そして敵組織にはレッドバロンの鉄面党の奴隷人間(人間の脳を改造して支配下に置いた人間)が使われているなど、両作品の設定をクロスしつつリブートしている。
レッドバロン建造までの経緯は大幅に変わっているものの、敵がロボット開発者を狙ってさらっていくなどの展開はそのままなど、いろいろとネタが使われています。
MX4Dと2D版があり、MX4D版は椅子が揺れたり風などの演出が加わります。
あらすじ
2050年の未来、人類はキルギスの惑星改造兵器を搭載したブラックバロンによって滅亡を迎えようとしていた、キルギス星人に対抗するために春日光二はシルバースーツを着てキルギス星人の拠点からブラックバロンの設計図を奪うことに成功する。
そして過去の地球、紅健は賭けボクシングを行っていた、そこに一人の女が現れ健は今日死ぬという、健は相手にせずにボクシングを始めるが、2人の対戦相手は地味な中年男、しかしその男はロボットだった、健は危うく殺されかけるが、謎の男の介入で難を逃れ、そのまま倉庫のようなところへと連れていかれる、そこに現れたのは兄、紅健一郎だった。
紅健一郎は健に話があるというが、健は家族を捨てて行方不明になった健一郎に怒りをあらわにするのだった。その健に対して、春日はるかは未来の地球に何が起こったか、そしてなぜ春日兄弟が現在の地球に来たか、そしてなぜ健一郎が行方不明になったかを健に記憶を投影する形で説明を始めるのだった。
登場メカ
レッドバロン:紅健、紅健一郎(AI)
紅健一郎博士が作ったロボット、ベースが未来から持ち込まれたブラックバロンの設計図となっており、建造までの経緯はかなり変わっているほか、AIの紅健一郎が搭載されていたり、いろいろ変更されている。
武装には明言はないがたぶんエレクトリッガーとバロンミサイル。バロンパンチはたぶん未搭載。自力で月まで行ける、宇宙での滞在可能時間は2週間らしい。
ブラックバロン:?
キルギス星人の地球環境改変メカ、大多数の人類がこのブラックバロンの環境改変で死滅している。地球の資材で作れるロボットとして設計されている。
シルバースーツ:春日光二
シルバー仮面側のスーツ。途中で強化版が完成する。キルギス星人のアジトを探索したりブラックバロンの設計図を奪ったりするのに使われている。
感想など
マイナー作品で宣伝も少なく、私がこれを放映中に知ったのも、たまたま通りかかったサイトの広告で「なんだこれレッドバロンっぽい→レッドバロンだった…」という流れ。
いざ見てみようと思ったらいつもいってる映画館ではやっておらず、巨大でマニアックな作品も取り扱っているシネコンですらやってなくまず見に行くまでが大変という。そしてMX4Dは通常映画2本分なので、またちょっと覚悟がと見るまでが大変という。
そしてなんだろうか、ギガンティックドライブとかのサンドロットのゲームみたいな雰囲気。サンドロットのゲームを遊んでいる人間なんてそんな多くないのでわかりにくいたとえ。
※11/23、放送も終了したのでネタバレちょっと追加
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