2週間くらいしかなかったと記憶しています。
私の兄が大学生で、夏休みが2ヶ月以上あったので「大学って何しに行ってるんだろう?」と思ってました。(兄だけかと思いますが…。)
その短い夏休みを、購入したMSX2+の機能検証に費やしました。
CPU的な違いはないので、その他の機能強化となります。
まずは追加機能。
「HB-F1XDJ」だけになりますが、FM音源が内蔵されています。
音色が綺麗。
次に漢字ROMが内蔵されています。
んー、漢字表示ですがMSXの解像度では文字が大きくなりすぎてやっぱり使いづらい。
小さくするとインターレースになり、ブレるし…。
あと、スピードコントロールと、連射機能が付いています。
ゲームプレイではお世話になりました。
次にグラフィック関係。
やはり、特筆すべきはSCREEN12の自然画モード。
YJK方式により19,268色の同時発色が可能で、とても綺麗でした。
…が、それだけ。
元々グラフィックデータのフロッピーディスクからの読み込みに時間が掛かるところ、圧縮掛けてるので展開に更に時間が掛かる。
しかも、1画面に必要なVRAM容量は128KB(2画面)。
2DDのフロッピーディスクしかないMSX2+では容量的にも扱いにくく、コンパイルの「真・魔王ゴルベリアス」のようにオープニング、エンディングくらいでしか使えない…。
画像出典: 『電撃オンライン』 真・魔王ゴルベリアス MSX2+版
https://dengekionline.com/articles/96649/
本編を自然画モードで作ったら、フロッピーディスク何枚組のゲームになるんだろう…。
他にはハードウェア横スクロールの実装!
ただ、これも後にコナミの「スペースマンボウ」のようなSETADJUSTの応用による1ドット横スクロールがMSX2で実現されてからは、MSX2+だけの特徴ではなくなりました。
画像出典: 『GameFAQS』 スペースマンボウ MSX2版
https://gamefaqs.gamespot.com/msx/917251-space-manbow/images?pid=917251&img=6
と言う訳で、特にMSX2+だからこれが出来る!と言うのもなく、結局そのまま今まで通りのゲーム作りとなりました。
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