前回からの引き続きで、北陸旅の記事になります!
ブログ閉鎖までの残りで最後の旅記事になるかな…やはり旅記事だけは閉鎖後も継続しようかな…
本当は既に旅から帰ってきているのだけど、今回は一人旅ではないので道中でなかなか記事更新できず、帰宅後すぐに仕事もあったので更新が遅くなりました。
今回で感じたのが、やはりGWは前乗りで行くのがベストかなと思った次第。過去に記事にしてますが昨年のGWも前乗りで長崎に一人旅して、ゆったりできたので。天候はまだまだ不安定な時期だけど、ずっと雨というわけでもないし、コロナの中でだいぶ密を避けられる。
では本題へ。
旅の最終日は私の意見と同行者の意見をミックスして行先を決めてました。
朝起きて、一度も行ったことない人もいたので金沢市内の「兼六園」を散歩。朝7時過ぎくらい?
3回目の訪問の私にとって、園内で有名な霞ヶ池とかの写真はもう充分なので、展望台からの景色。前日と180度変わって、晴天になった!
園内も坂だらけだし、意外に標高高い所にあるんですよね〜
早朝散歩で兼六園使うとかなかなかの贅沢。
写真に収めてはいないのだけど、この後「近江町市場」に行って買い物を少ししました。
さて、能登半島から続いてきた石川県観光も今回はここでおしまい!
GW2日目の土曜日で続々と各地から観光客が到着する前に金沢を後にして向かった先は…
「富山県」二つ目のキーワード「蜃気楼」はこちらにあります。
脱サラ前の前回の富山訪問は、セミナー参加のため観光半分勉強半分。しかも南砺市の山側を訪問していたけど、今回は海沿いです!
まずは富山あいのかぜ鉄道の「滑川駅」(なめりかわ)で下車して寄り道!ここは私のリクエスト!
生き物が好きなのと、「マニアック」というのが同行者との旅の共通テーマだったので、
「ほたるいかミュージアム」
ここでホタルイカを見て、隣接する港から富山湾クルージングをしようと思ってました!が…
なんとなく嫌な予感はしてた!
晴れてるし、綺麗な海なのだけど荒天だった前日の余波で海は大荒れ(汗)
クルージングは欠航。現地で知ったのだけど、ミュージアムのホタルイカもその日に捕獲したものを展示して入れ替えてるらしいので、漁に出れず数が揃ってないとのこと。その分入館料は安くなるのですが…
晴れてても波が高ければ無理はできないという判断は正しいし。残念だけど知床沈没船の件もあるからホッとした。
ミュージアムもそんな事情なら無理しなくて見学しなくてもよいかなと判断し、すぐにその場を離れました。
同行者には不測の事態が起こりえることは事前に伝えてるし、また来ればいい話で別に私も引きずることはない。
そのままタクシーを呼んで、さらに海沿いを糸魚川(新潟)方面に向かっていきついた先が今回の旅の終着地「魚津」
まず向かったのが「魚津埋没林博物館」
さっそくインパクトがある展示が…
水の中にある古木。
これが埋没林の一部。正確に言うと水に沈んだ杉。
ん?埋没した林ってどゆこと!木が水に浸かってて腐らないの?と色々な疑問はあるかと思います。しかも発掘で見つかったのは、海より深い位置に地中部分にあったらしい。
さすがに私もこの古代のロマンというか謎にはときめいたww
これが今回の記事タイトルの由来。
まぁ、詳細な説明はパネルを参照ください。
私はタモさんじゃないけど地形の話は好きだし、この博物館はこの地元で有名な埋没林と蜃気楼について自然科学の見地から映像やパネルで説明してくれてるところ。私の総合的解釈では、埋没林とは紀元前のはるか昔氷河期だったころからの杉がタイムトラベルしてきたものという認識。
氷河期時代は海水面が低くその時は杉林も地表で生き生きしてた。ところが火山噴火が続き、地球規模の気候変動が起きて、近隣の河川の頻繁に氾濫も起きた。杉林はマングローブの森の如く水没して結果、杉の幹や枝葉は腐って枯れたが地中の根っこは環境適応して水耐性を得た。
その後に川の土砂と火山灰で埋没。
それでも海面が上がって海水が入ることで塩害で腐るんじゃないの?と思ったのですが、杉にとって好条件が重なって、火山灰で堤防が出来て直接的な流入は防げた。そして海水が浸水してきても「片貝川」からの豊富な地下水の湧き水で守られて海水が押し出されていたらしい。
先ほどの水没した古木も、発見した木はそのままで、人工的に片貝川から水を引っ張ってきて循環させているもの。
いくつもの奇跡が重なってタイムトラベルされた杉なんてロマンを感じませんか?これを最初に発掘した人はどんな気持ちだったのだろう?
私も学芸員研修で発掘に携わったことがあるので、自分だったらその日は興奮して眠れませんねww
ここの存在を知らなかったけど、なんてマニアックで面白い発見のある所だろうと思いました!
さて、見学を終えて一階でやたら女性客が集中しているスペースがあったので気になって行ったら、甘味処がありました。
入館券無くても入れるっぽい?
果物をまるまる使った映えるスイーツがあるらしいが、あいにくGWということもあり品薄になってたけど、表面ギリギリまでゼリー入れたこれもなかなか…
そして、博物館から徒歩数分のところにある「海の駅蜃気楼」で地魚寿司パック500円を買って食べてました!
付近の飲食店の行列が凄くてここでサクッと食べて最終目的地へ!あ、時間があれば浜焼きとかも出来るようなので…
海の駅に隣接するところが最終目的地の「蜃気楼ロード」
みんなで富山湾沖をじーっとみつめてぇ~
博物館での春の蜃気楼の解説を思い出しながらァ~
・・・見えないやないかぃー!!
ただの沖。ただの海。景色がユラユラと重なって見えることも無く…
それもそのはず。条件の1つ気温20度以上がまず整ってない。4月はやたらと暑かったのに。昨日の荒天もあり、さむいさむい。
今回は天気の影響で目的の3割くらいしか、全体行程でクリア出来てなかった気がするけど、一人旅ならまだしもみんなで予定合わせてとなるとずらせないし、仕方ないですね。
上手くいかない事も旅の醍醐味ということで。
その分また行きたくもなるし、面白い発見も沢山ありました。
今後はどんな所に行くことになるのか分かりませんが、人生と同じで精一杯楽しみたいと思いますね!
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