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2022年04月20日

残心の心得

こんにちはマッサンです!

本題の前に、このブログの記事数が980を超えてきました!残すところ20記事も切ってきた。さすがにここまでくると締めの構想が見えてきますね…

ブログ更新後、すぐに既読がつくときがあるので新着お知らせをしている方もいるかもしれませんが、解除しておいてくださいね〜ご愛読感謝致しております。

GWの北陸旅記事で最低2枠は使うと思うので、だいぶ記事の内容吟味してるので更新頻度が少なくなると思いますが、今夏には1000記事書ききることになると思います。

では本題へ…

旅記事以外の今後の記事内容については、自営に向けて現在の仕事で気を付けていることや、気付きがメインになると思います。その中でも皆様に少しでも参考になるものがあればと思います。

タイトルにある「残心」は「ザンシン」と呼びます。

この言葉を知らない方もいると思うので簡単に説明すると、武道や茶道その他日本の芸事で使われる和の心を表現した言葉。

意味合いはそれぞれの芸事で異なってくるのだけど、私が嗜んでいた芸事で例に例えると…

・剣道、日本舞踊においての残心:対峙する相手や舞台上で最後まで気を抜かないこと。
・茶道:誠心誠意のおもてなし

簡単に言うとこんな感じです。

剣道で勝った瞬間にガッツポーズをしたらその場で取り消されるのも、この精神と相反するからという理由。

今回はどちらかというと茶道の「残心」のお話になるかな。

ブログだけ見ると私は社会人になってからバスケやらギターやら初めて、「洋」のイメージがあるかもしれませんが、もともとは剣道20年、茶道4年、日本舞踊3年はやっていたゴリゴリの「和」の「ブシドー」精神を基本に修練してきた人間でありますww

その無意識化で身についていた行動が今回仕事上で表面化していたという話。

私は何気なく日頃の仕事の予定ともなる、PC上の予約表で休憩札を調整していました。

同僚は休憩無しでキツキツで予約埋めているのに、マッサンのだけ時々不自然なロング休憩の設定しているのはなぜ?と第2の師匠に問われた。

全部そんなロング休憩しているわけではなく、指名無しのお客様は休憩無しでサクサク次を入れるけど、指名のお客様の後にはロング休憩を設定している。

結構無意識にやっていたので改めて問われると回答に困るのだけど、しばらく考えて自分の行動振り返って、「残心」の心得を意識しているからという結論に行きつきました。

茶道での「残心」というのは、一期一会の精神を大事に、お点前が終わって相手が帰るのが名残惜しくなるくらい誠意を尽くすべしというもの。

例えば予約をキツキツに埋めて、お得意さんを見送る前に次のお得意様が来ていたらどうしてもお別れが流れ作業になってしまって、私自身物足りなく感じる。

もちろんお客様もこちらが商売でやっていることだから気にしない人もいると思うけど、「終わった直後にハイ、サイナラ」では、自分だったらあまり良い気分はしない。

もちろん自分の収益考えるとどんどん施術をこなした方が利益になるし、指名ランキングも上位に行けると思う。でも別にそこに私は固執していない。

なので、施術後も軽く世間話できるくらいの時間の余裕を後ろに持たせるように最近はしています。

あと、指名のお客様にも性格が違う方も当然いて、会話が好きな人と嫌いな人がいます。その方に合わせて接客しているので、対応も違ってくる。その違いをお客様に見られたくないというのもありますかね。

多人数のお客様がさっと来店してさっと退店する飲食店のような場所なら、マニュアルに沿った画一的な接客をすればいいかもしれないけど、一対一の接客で一回の接客が60分以上になると滞在時間の空気も相当大事。

例えばいま施術が終わった常連様は無口な人でこちらも礼儀は尽くすものの無理に明るく接することはしない。ところが入れ違いで陽キャな常連様が来た時に、急に明るく挨拶などしたら、「マッサンの対応あまりにも違くない?」と無口な方のお客様には不快に思われてしまうかもしれない。

もちろん自営をし始めたら準備は全部自分でしなければならなくなるので、必然的に間のインターバルは長くすると思うけど、今の現場では気を付けています。

最後に、なんだかんだいっても「残心」を意識したインターバル設定は遠回しに指名客増加につながっています。

私には、とある事情で来店頻度が少ないものの、予約の際は私を指名をしてくれるお客様が数人おります。

とある事情というのは、関西からこちらに出張してきた時だとか、店付近に自宅はあるのだけど海外赴任している人。

だいたい半年に一回くらいしか来ないので、私のランキングに大きい影響及ぼすほどの利用回数ではないのですがゼロではない、私にとっては大事なお客様。

いつも施術後にお互い「名残惜しいわぁ〜」と言って帰ってくれる。

長年今の仕事をしていればそんな方とも巡り合うかもしれないけど、たかだか1年しか働いてない私にそんなお客様が付くとは思わなかった…

なのでまだそんなに回数こなしてないし、ましてや名刺も渡してないのによく私の事を覚えてくださっているなぁと驚くばかりです。

もちろんいまだ手探り状態なのでこの対応が正解なのかはわからないけど、固定客として獲得できるのであればこの対応は続けていこうかなと思っています。

私が今組織に所属している理由は、自営に向けて「客の固定化の仕方」を体得したいためというのも理由の一つですので。

いや〜それにしても無意識でやっていることは結構あるんだなぁ〜次回もそんな話です。


あとがき:ロングインターバル中では、最後までの接客だけでなく、別れた後、忘れないうちに会話した内容をメモする時間にもあててます。

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