前回のカヤックフィッシングから3週間弱経過。
猛暑、台風、大雨の影響で今年の8月はわずか1日しか浮かなかった。
こんなことはカヤックフィッシングを始めてから初めての事。
実りの秋こそはという事で、風の弱い予報の今日、9月最初のカヤックフィッシングへ愛艇ホビーカヤックレボリューション13に乗り込んだ。
まだ気温は朝でも20度以上あるのだけれど、ホームの海岸はカツオノエボシなる、毒クラゲが多く漂着しているため、下半身はドライ仕様。
愛用しているのは、オシッコチャックが嬉しいDSパドリングパンツ。
朝確認した天気予報でも風速1-2m、曇り、波0.9m、波周期8→10秒ということで、自分的には大して不安を感じてなかったのだけれど、朝5時過ぎ、日出前に海岸に着くと、既に沖縄付近を通過した台風の影響なのか?ウネリがかなりあって波足の長いそこそこの良い波(サーファー目線を予想)が押し寄せ、既にサーファーがボチボチ居る。
サーフィンには縁がないけれど、サーファーの波予想を勉強しないとダメだなぁ、と思いつつ、まだ安全な範囲と判断してカヤックに乗り込んだ。
前回、近場はカマスカマスカマス、ワカシも居なけりゃ夏の名物シイラもトビウオも全くみかけない何の面白みもない状況だったので全く期待出来ないと判断。
最初から沖の水深30m根周りへ向かう。
ノンビリ足漕ぎして6時前、いつものポイント付近に到着。
しかし、本命ポイントには既に2人乗りの小型ボートが張り付いている。
お仲間同士来ていれば当たり前だけれど、釣れたらワイワイするし、コマセを撒いてればこちらは芳しくない気がするし・・・というわけで、小心者の自分は心静かに釣りが堪能できなくなっちゃうことが多い。
丁度いい機会なので、新しいポイントを開拓することにして、時々遊漁船が船を乗せるあたりに移動してみる。
最初にここかなぁ、と思ったところは特に根もなく魚群
魚群探知機探知機にも目立った反応はなし。
でも、遊漁船が来るんだから何もないはずはない、と魚群探
魚群探知機知機を睨みながら付近をグルグル回っていると、ようやく海底の変化が現れて、少し大きな根を発見。
その付近だけ、
魚群探知機に猛烈な反応が出ている。
小魚の群れの中をフィッシュイーターが通った様な感じの筋も出来ていて、ちょっといい感じ。
しばらくその付近にいると、海面にもパチャパチャとカタクチイワシかウルメイワシらしき小魚が跳ね始める。
これは、これからマスターしたいタイラバのデビュー環境としては最高のシチュエーション、という事で、タイラバ開始。
魚
魚群探知機群探知機の画面を埋め尽くさんばかりの猛烈な魚の反応の中、何度も何度もタイラバを通過させる。
しかし、30分、いや、20分かなぁ、やり続けても何もなし。
このビッグチャンスを信用できないタイラバに委ね続ける根性もなく、禁断のショットガンに手が伸びて・・・
1投目フォール中にイワシか何かがサビキにヒット、魚を確認して落とし込もうと早まきで上げ始めた途端、ドン、とアタリ!
サビキ仕掛けなのでビビってドラグを緩めにして対応。
しばし格闘して、ようやく水面に見えてきたのはイナダ、と言うにはやや小さいワカシ。35cmくらい。
ワカシと言えど、久々の青物の引きはやっぱり楽しい。
すぐに締めて、もう一度ショットガンを投下。何投目かでまたイワシがヒット。
そのまま泳がせると、またしても青物らしき強い引き。
リールのベールに上手くラインがかからず、ドラグが働かなかったので、仕方なくベールを返して少しラインを送ってから、巻き始めるけれど、勢いついた魚は止まらず走り続けて、どうやら根に仕掛けを巻かれてしまった模様で、最後は根掛かりになってしまった。
痛恨のバラシ。逃がした魚はいつも大きい。
ガックリする自分を慰めながら、ポイントにカヤックを戻して、同じようにショットガンからの落とし込み釣りを続けると、ヒラメ30cm、カサゴ20cmが釣れたものの、青物は姿を消してしまった。
また結局、ショットガンに手を出してしまったという罪悪感から、最後30分程、再びタイラバを群れの中に落としてみたけれど、やはり何も釣れず。
早くタイラバで一匹結果を出さないと、いつまでもショットガンから卒業できない・・・持っていかないのが一番なんどけどねぇ。悩ましい。
さて、そんなこんなで8時過ぎまで釣りを楽しんだけれど、小雨もぱらついてきたので、ここで納竿。
全てがもう一回り大きかったら良かったのに、というサイズながらも一応、新ポイントも発見したし、満足。
40分程かけて岸近くに戻ると、そこは地獄模様。
沖では感じなかったのに、ウネリがさらに大きくなって、山盛りのサーファーが波を楽しんでいる。
これは沈没必死か?ということで、ロッドなどの荷物をまとめて固定、被害を最小限にどどめる用に備え、ミラージュドライブを上げて、手漕ぎパドリングで岸に向かう。
セットを見極められればいいけど、よくわからないので、適当に進んでいってみたら、たまたまセットの間に収まったようで、着岸ギリギリの頃に、後ろから大波が2つ来た程度で、無難にいなせて無事着岸。
カヤックフィッシングの最大のリスクと言ってもいい大きなウネリ、波打ち際でも転覆すれば海底直撃や色々なロープの絡まりなど、たくさんの危険があるのだから、今回のような行き当たりばったり、偶然助かったではいけない。
早速サーファー専用のアプリでもダウンロードして研究してみよう。