アフィリエイト広告を利用しています
アフィリエイト広告を利用しています

2017年07月18日

Hate Eater 後編 レビュー感想 ストーリーは動くが主人公が動かない

前フリである前編と違い後編は序盤から物語がかなり動く






…かと思いきややってることは前編と余り変わらず


主人公は一応、犯人探しをする




その中で百合の裏切りにより葵が不良にレイプされそうになったり、紗江が主人公を昏睡させて臓器売買をしようと目論んだり、百合に殺されそうになったり、結構ハードな展開が続く




が、主人公はヒロイン任せで何もしない





紗江が自殺してしまい物語は急展開を迎える。おお、これには少しショッキングだ。盛り上がってきた










が、主人公はヒロイン任せで何もしない






いよいよ捕食者との直接対決、それに捕食者の正体もいよいよわかるのか


部屋に閉じこもる主人公。葵がやってきてドアを開けるか否か


ここで唐突に選択肢


開けると亜矢も主人公も殺されて(吹き飛んだ腕の断面がモザイク処理ながらにグロイ)バッドエンド


開けなければグッドエンド



…なんだけど、肝心の終盤がグダグダで、葵が捕食者で、もう1匹の捕食者が紗江というのは、余りにもありがち


未来からやってきたのがエルヴィラと亜矢の2人だから実は別の捕食者を追っていたってのも、盛り上がらないオチだね



しかも葵はあくまで精神を乗っ取られただけで中身が正常なので、裏切りによる衝撃とかも全くない。お前が黒幕だったのか!!っていう衝撃がない



紗江に寄生してる捕食者も、紗江の死体をぐちゃぐちゃにしただけで実は生きてたってのも、致命的に盛り上がりに欠ける展開。クリーチャーだからこそ出来るご都合主義でしょ、これ。ミステリーとしては禁じ手でしょ


かまいたちの夜2と同じでやっちゃダメな奴





そして何がマズイかって、この主人公、終始守られて逃げるばかりで、何一つ達成、成長していない。

弱いなら弱いなりに勇気で立ち向うシーンとかも、無し。

主人公に魅力がないってのは致命的。でもなぜかそんな男が女の子たちにモテモテ。これも意味不明




そんあダメオが、美少女未来人二人と別れ、葵と付き合って終わりという余りにもおざなりなエンディング。



ピークが早すぎ、かつ、短いゲームだった。前編ラストシーンがピークで、あとは徐々に萎んでいった



キャラクター、ストーリー、設定の掘り下げも中途半端で、エルヴィラが命懸けで主人公を守って、愛してるとまでいう理由とかさっぱり。落ち着かせるという理由だけで、唐突にディープキスするのも、ただのギャルゲー的な演出だし


未来から来た設定なんで将来主人公の妻になる女性とか、そんな設定があると思いきや、本当に何もなくてスカスカ



なのに最初から主人公を愛してるとか



(゚Д゚)ハァァァ?????




唐沢も本当にただのクズとしか描かれてなくて悪役の魅力サッパリ。昔は地味な陰キャだったというのが設定としてありそうだが、その掘り下げも無し


若くて美人の叔母さん、主人公がこれまで会った事があまりないとまで言ってるのに、なぜか主人公を息子のように可愛がる




そもそもヒロインが幼馴染なのに昔の想い出が一切描かれないから、幼馴染感も0





とかツッコみ出すとキリがないほどチグハグだし、全体的に非常に薄いゲームだった



ホラーでもないし、ミステリでもないし、エロも中途半端だし、恋愛でもないし、このゲームなんなの?何を表現したい?


っていうね



評価25点 ダメ出ししたけど、本当に酷い駄作です。特にストーリーはセオリーから掛け離れており、極めて不勉強さが目立ちます。







シナリオの練り込みが欲しい。化ける可能性はあったと思う。と、ブログのコンセプト的にも、一応のフォローはしておきます






しかしこのデキで1.5G以上とは…

一体どこにそんな容量使ってるのか

音声かなぁ?声優は結構上手いです


高卒、大学中退者の就職支援にも強い!学歴ではなく人物重視の企業と面接ができる!就職ならジェイック!





フリーゲームだけに限らず、ゲームは容量が面白さに直結しない。名作のRUINAなんてたったの17メガなんだもん

これを証明した事だけが、本作の存在価値かもしれない


フォローになってねえ…




Hate Eater 前編 レビュー感想 前フリが長すぎる

選択肢なしの読むだけノベル



絵は線がゆがんでるが塗りが綺麗なので見栄えはいい



あとはいたって平凡なデキ










「貴方は数日後、異形の生命体に捕食されます」
イジメられっ子の主人公、根岸洋介は、ある日とつぜん死の宣告をされる。

死の恐怖や不安、人間関係の崩壊、裏切り、殺人衝動。次々と洋介の身の回りで不幸が起きていく。
しかし、それは決して偶然から生じた出来事ではなかった。






立て続けに不幸が起こる洋介。


最悪の事態として、ついには自分をイジメていた不良が、ずっと片思いしている百合と付き合って完全に洗脳、手籠めにしてしまう。



校内セックスを目撃してしまい、多大な精神的ダメージを受ける主人公


セックスを繰り返した百合が「腰が痛い」とまでいったのは笑った。大体男がいいそうだけどね




このゲーム、一応SFサスペンス、ホラーとして出してるんだけど、延々とこういう主人公が追い詰められる描写が続き、正直ダレてしまった






一応ヒロイン、エルヴィラの正体は!?っていう引きもあるんだけど、まあ未来から主人公を助けるためにやってきたタイムパトロール的な奴って以外には何もないし、たったそれだけの理由で主人公を守るというのは動機もヒロイン力もかなり弱い








主人公の能力が陰気保持者(ネガティブホルダー)ってネーミングも、もうちょっとなんとかならんかったんだろうか











終盤になり、やっとそんな主人公の能力や襲われる理由が明かされる。

要するに未来から来た捕食者は陰気を食っている生物。そして主人公は陰気増大の能力を持つ

登場人物の中に捕食者がいて、陰気を育てるためにわざと不幸を起こしている、というお話



ラストに葵が捕食者だと言われたのがかなり衝撃。最後の引きは結構よかった



でもここに来るまでが長すぎる



これじゃあらすじ=ストーリー




全く進展していないし、たった数行で纏められる話をgdgdやってるだけだ…




某配信者もつまらないと切り捨ててましたが、デキは極めて悪いです。30点の駄作。ほんといいところが全くないくらい。



1G超えの大容量フリーゲームなので大作の予感がしたのですが、ツメの甘すぎる小粒なものでした



なんとなくイヴ・バーストエラーとか、インタールードとかの影響を受けてる気がするが、学べてない









背景作画もかなりひどくて、作画崩壊がデフォ。フリー素材だろうか。


特に酷いのが屋上。これもうただの意味不明な空間になってるよ。描いた人は屋上に上がったことすらないんじゃないだろうか…
6_mini.jpg




構図も遠近感もめちゃくちゃ(笑)。


雲も近すぎるでしょ。どんだけ高い所にあるんだよ。

ベンチなども置いてないし…なんじゃこりゃ…











水泳部の幼馴染が部活の日だといってスクール水着を着てたり、意味不明な点も多い(水泳部は、普通競泳水着でしょ)




もうツッコみ出すとキリがないほど酷いので、これまでとします。


高卒、大学中退者の就職支援にも強い!学歴ではなく人物重視の企業と面接ができる!就職ならジェイック!


2017年07月17日

ナツメフリー版 レビュー感想 独特の狂気を醸し出しているが、EDで途端に陳腐になって残念

ナツメフリー版クリアしました。

本作はノベルゲー制作集団sark.stripperが同人ゲームとして販売していたものをフリーウェア化したもの。内容は恐らく同じ


186015926.jpg










殺人事件の容疑者にされたニートが、事件の真相に迫ろうとするホラー


このゲームを公開して以来、
とにかく「イカれてる」という感想以外頂いた事がありません。
そんなノベルゲームです。

謎が謎を呼ぶような感じのストーリーです。
答えはあなた自身で見つけてください。















冒頭の心理ゲームにいきなり引き込まれる



ニートが容疑者というポイントにブラックコメディを感じたんだが、思ったほどのものでもなかった。


容疑者といっても疑ってるのはヒロインの東子だけだし、もっと世間や警察から完全に容疑者として見られるストーリーだと思ってたら、一夜の惨劇で終わってしまう





文章センスは素晴らしく、キャラデザも相まって、コミックビーム系のシニカルさがある


こういう文章、小説ではよくあるが、ゲームではあまり読んだことがない



ギャグと狂気がミックスした世界観で、謎の殺人鬼を追うサイコホラー&ミステリは面白いが、終盤、アイコンにもなっているキリヱ(真弓子)が登場してから世界観は一変


栄一郎の正体が主人公で、結局エンディングも化物になった主人公がいかにもゲーム的な槍で突き殺され、私たちは高次元存在ガー!!ここはお前らの作られた世界ガー!!このゲームガー!!


というありがちでチープなメタフィクション、業界風刺に終わってしまったことが残念。

これが「答え」とは肩透かしもいいとこ



評価 70点。オチは弱いがそれでも良作だった

















ところでこのゲームの凶悪犯である栄一郎、固定ネームなのね(初回プレーで確定し、主人公の名前を変更しても変わらない可能性もあるが)


主人公を上山一郎にしたので、てっきり名前で改変されるんだと思ってた(刑事に名前を呼ばれるシーンで、主人公の名前が「0一郎」になってたし、これは名前に関するプログラムがバグったなって)



なので、栄一郎=一郎というのがべたべたの誘導だと呆れてしまった

でも三郎にしても栄一郎のままだったよ

実際には偶然だったようだ
SnapCrab_NoName_2017-7-17_21-16-20_No-00.jpg







だが、二周目を始めたらエンディングの文章から始まった。これは本当にバグだったようだ





ノベルゲー制作集団sark.stripperはサイトも消えているし、同人ゲーム業界から失踪するというありがちな末路を辿ったようだが、間違いなく消えるには惜しい類まれなるセンスの持ち主たちだろう。現在はどうしているのか



開発タイトルも、結局、ナツメ、かにば!第一話、ミクドールの3作だけと思われる。かにばはもちろん未完




チームなんで、一人くらいは残っててもよさそうなもんだが、ネットに上がってるのがこのナツメだけなんで、ますます惜しい。もっと創作活動して欲しかったですね





アニメポケモン初代主題歌 めざせポケモンマスター「待ってる」の怪

▼突然だが、初代めざせポケモンマスターには(待ってる)という謎の歌詞が存在する

後年ネットで知ったところによると、タケシのセリフであるらしい
ライバルだったタケシだが、後々の仲間としてもニビシティにて、文字通り(待ってる)ということだろう

都市伝説に事欠かないポケモンだが、この(待ってる)の何が不気味かって、聴こえる人には聴こえるが、聴こえない人には全く聴こえないのだ



分かりやすくするために(待ってる)などと文字を大きくしたが、実際には小さいどころか、そもそも無である。



つまり全く聴こえないのだ。








▼当時子供だった私は、この(待ってる)が意味不明で、なんのことやらサッパリだったものだ
何かを言いかけたようなゴニョゴニョっとした音が(肉声には聴こえない)一瞬聴こえるだけである

しかもこの(待ってる)、なぜかこのOP以外の音源からは歌詞ごと削除されているのがまた不可解だ



もし調整をミスしたなら、大事な歌詞の一部だ、聴こえるように修正すればいいだけである
なのになぜか当時のスタッフは、この(待ってる)を歌詞ごと消し去ったのである


なんとも理解しがたい謎の行動だ





▼そしてあれから20年が経ち、私も一端の大人へと成長した
今はもうモスキート音も聴こえないし、聴覚が変化してタケシの(待ってる)が聴こえるのではないか

私は久々に見るポケモンOPに耳を澄ませてみた

fa4dc357ec5ffb215f2dbeb25bca490a.jpg









ほら、ま、待って…



き、聴こえねえ…




そう今でも全く聴こえないのだ、これはどういうことか。




聴く人によって音声が変わる有名なネタで「エーアイアイ」「撮ったのかよ」というものがある
あれは私にはどう聞いてもエーアイアイとしか聴こえないが、(待ってる)が聴こえないほかの人はどうだろうか




あれと同じで、何か深い理由があるのではないか
恐らく聴力と関係なく、聴こえない人には全く聴こえないというのが不気味である

もしかして私は死ぬまでタケシの(待ってる)が聴けないのではないか



一体タケシはいつまで私を待たなければいけないのだと思っていたが、先日、ネットを俳諧していたら面白い動画を見つけた










これはすごい。まさに長年探し求めていた検証だ。
私は飛びつくように動画を再生した







す、すげええ!いってる!
本当にいってるよ(待ってる)って!







超低速で、初めて聴き取れた
残念ながらスローなのでタケシの声ではないが、本当にいってたんだね……(待ってる)って




それ以外ではせいぜいまっ!しか聴こえないが、形はどうあれ20年経ち遂に(待ってる)を確認できたことが嬉しい













しかし根本的な謎として、スタッフが黒歴史にした理由が意味不明である
しかもこの初代めざポケには議題のタケシを含むレギュラーメンバーが、総登場している……かのように見える。




サトシは「ポケモン、ゲットだぜーッ!」といつものキメゼリフ


ピカチュウは(ピカチュウ〜)と恒例の鳴き声


オーキド博士の口癖、(そりゃそうじゃ)


モブのミニスカートまで(きゃ〜〜〜!!)(これは松本梨香の声らしい)



…までが全てバックボーカルとして収録されているが、なぜか肝心のヒロインのカスミだけ、セリフが無いのだ



ヒロインなのに、まさかのハブられ





またも不可解だ






▼98バージョンには忘れていたのを誤魔化すように「しつこ〜いッ!」がカスミのセリフに変更されている

初代「しつこ〜いッ!」も飯塚雅弓だという説もあるが、少なくともキャラクターのカスミの声ではないので、カスミではないとする。
98バージョンとは全くの別人の声質だし、飯塚雅弓の地声とも違うからだ。

更に指摘すると、サトシ、ピカチュウ、タケシ、オーキドの4人がキャラクターに則したセリフなのに、カスミだけ「しつこ〜いッ!」とまるで無関係なセリフであることは、根本的におかしいだろう。

即ち、初代「しつこ〜いッ!」はカスミではないという考えがロジカルである。
98バージョンは、まさにその存在を忘れていたかのように、無理矢理カスミに当てはめた結果だ。






▼アニメ挿入歌版には2番にハナコママの「早く寝なさい」というセリフがあったが、これも何故かアルバムではカットだ


更に意味不明だ







▼大長編に渡るストーリー。

国民的人気タイトルのポケモンアニメ(最近はそうでもないか)だが、初代主題歌はこれほどまでに不可解である。
そろそろスタッフには、(待ってる)の裏話をして欲しい



スタッフの暴露話を、(待ってる)








StarDust-星ふる夜のひととき- レビュー感想 一発芸にしても芸が無い

ギャルゲーやギャルゲーオタを皮肉ったゲームでソフトが強制終了したり、データが破損したり、
演出は結構頑張ってるんだけど、
既に他のゲームで見た事あるんだよなあ…


タイムトラベラーズのTTフォンのほうが皮肉もずっと上手いし


肝心のストーリーが薄すぎて、ヒロインに感情移入する間もなく終わってしまうほど短いし、非常につまらないゲームだった。


しかも絵が汚すぎて、ヒロインがちっとも可愛くない。パートボイスで喋るが、酷い棒読みで声も可愛くない…

動くのはいいんだけどね


そして致命的な欠点が、ヒロインのキャラクターがギャルゲー的ではないこと

このくらいならまあ現実にいるかなレベル

テーマを考えるともっと媚媚のキャラじゃないとおかしい(主人公がアップデートした後もキャラは殆ど変わってないし)


ヒロインの友達のほうがまだそれっぽいキャラクターだ








『主人公以外が、ヒロインに恋したら、どうする?』
--お使いのPCは正常です。


『主人公じゃないやつが、ハッピーエンドを、創るの?』
--アップデートを行っています。





この部分に期待したが、なんらヒネリの無いオチだし…




評価 15点 駄作というほかない



これだけだとあれなのでアドバイスらしきことも書くと、まずシナリオが突飛すぎるのが問題ではないか。



唐突に始まって何の脈絡もなく唐突に展開するので、主人公がヒロインを他の男に取られることに何の感情も湧かなかった



また、主人公の人物像もほとんど描写されない。クラスのボッチかと思えば一応クラスメイトに認識はされているし、ポジションが中途半端


しっかりと最低1時間はかけてプレイヤー、主人公とヒロインの関係を描写し、プレイヤーに感情移入させ、その後寝取られるほうが遥かにインパクトがあるだろう



ところでこのゲーム、主人公がゲームをアップデートした直後、バグってヒロインの顔が暗黒面に落ちたみたいに真っ黒になってびびった。最初演出かと思ったよ

このゲームの演出なんかより、このバグのがこえーよ!











2017年07月16日

きみの夢をみている プレイ日記1 立花秋穂編 少年少女の再生ストーリー










きみ夢、秋穂編をプレー


アイリと夢の中で会えなくなってしまった優人は、現実世界のどこかにいる彼女の姿を必死で追い求める


そんなとき、街でそっくりな女性を見かけ追いすがるも、見失ってしまう


あれは幻影だったんだろうかと意気消沈



だがある時ふたたび目にし、今度こそ追いすがり、念願の再会を果たす



だが、なぜ今まで気づかなかったのだろう、それは、眼鏡を外し、髪をほどいた秋穂だった…



はーあ、


アイリの正体が秋穂の妹だというのは意外と読めなかった。

というかぶっちゃけ秋穂がアイリ本人だと思ってた。もうひとつの姿というかね。

それは違うだろうし、会話に出てきた姉が思いっきりキーワードなんだけど、秋穂がアイリだったほうがきっと盛り上がるだろうと思って



妹とおそろいの、キャミワンピ一枚で秋の街をうろつく秋穂…


キミ、寒くない?



▼秋穂が自分を人ではないと自称していることや、自分なりの正義に固執している理由が、かつてアイリを傷つけてしまい、それきり会えなくなってしまったことへの後悔だというのは、とてもストンと胸に落ちる展開だ




▼突如、容体が悪化するアイリ。力を振り絞ったのか、最期に夢の中で再会


アイリへの感情が既に「助けないといけない秋穂の妹」で、依存対象ではなくなってるのが印象深かった。もう秋穂に惹かれてるから、秋穂のために助けたいという気持ちのが強い。

アイリは現実世界に優人の居場所を作りたいと願ってたけど、結果それが姉の元だというのがなんとも切ないね(後述する三角関係、こっちのほうが、余程それっぽい)


現実世界の秋穂からのメッセージを夢の世界のアイリに伝え、今度は夢の世界のアイリからのメッセージを現実世界の秋穂に伝える優人。見事に姉妹をつないで、有能な働きぶり




エンディングはいきなり数年後。展開、速っ!



アイリの夢だった冒険家(写真家)になった優等生2人が、彼女の眠る故郷(夢の世界と同じ場所)を訪れハッピーエンド。

完全に打ち解けて恋人になった、のんびりした性格の2人がほほえましい


非常に綺麗なラストシーンで、現実世界なのに幻想的に見せる演出は見事




…が、街で出会ったとき同様、秋穂がいまだにアイリと瓜二つの恰好をしている理由がちょっと分からない。


優人も秋穂も流石にもうアイリのことは吹っ切れてるだろうけど、何かうっすらと闇の深さを感じた





▼ひとつ残念なのは、シナリオ入ってから終始ドスルーされた理子


秋穂編に入ってからは、いないも同然の扱い



三角関係が主題じゃないにしても、その場にいるはずなのに、優人と秋穂が抱き合うシーンに全く登場しないのはおかしい。




トイレにでも行ってたんでしょうか?





定石では、抱き合う2人を見てしまった理子。2人の間には入れないと悟り、親友に優人を任せ、身を引く


…なんてのがいいんじゃないか。でも、2人がいい関係になってるのすら殆ど知らない蚊帳の外っぷり



ずっと好きだった男をぽっと出の親友に取られた理子…


可哀そうだけど、このことにも触れられないまま出番ほぼなしって、扱いまで可哀そう(エンディングでも勿論スルー。名前すら出てこない…)


このテの恋愛ゲームでは、シナリオに入ると他のヒロインが出てこないってのが多々あるが、それは、登場人物が多いゲームのこと。


きみ夢は主人公を含めてもたった4人しかいないゲームなんで、フル出場させて欲しかったな



評価85点 いいシナリオだった
このメンバーの今後のベンチャー活動は知らないが、ゲーム制作には期待が持てそうです




ところで…



凄い気になったんだけど、秋穂の巨乳…






キャミワンピだと極小

E784A1E9A18C-f81bb.jpg







まさか制服では盛ってたんだろうか。





images.jpg
images (1).jpg







【悲報】秋穂、やっぱり人でなしだった









きみの夢をみている レビュー感想 瑞々しい良作

きみ夢、1周目攻略しました。


本作品はフリーゲーム制作者ではなく、女子学生が立ち上げたとりおんというベンチャーのファーストゲーム作品らしい、少し変わったポジションのゲーム

PCだけじゃなくスマホでも遊べて、スマホ用DLランキング3位らしい

新ベンチャーの新作としては相当な好スタートじゃないか


そんなゲームのレビュー




尚、何故かイメージビジュアルが海中

アイリの服、長すぎてワカメみたいだな








ストーリーは過去の体験で心に傷を負った少年の再生と恋愛青春もの




市川優人は幼い頃から眠りにつく度に、ある女の子と会い続けている。
彼女の名前はアイリ。
現実に存在しているかどうかも分からない彼女は、優人の夢の中で生活しているという。

彼女はいったい何者なのか?俺の空想の産物に過ぎないのだろうか?
疑問を抱きつつも、優人にとって一番大切な存在はアイリだけ。

現実世界を蔑ろにする優人を見て、アイリは心を痛める。
このままで良いのだろうか?私の存在がゆぅくんを縛っている?

優人には、幸せになって欲しいアイリ。存在の不確かな自分に囚われないで……
アイリは、もっと優人が現実に目を向けさせようと、『青春計画』を始める。

現実に絶望した少年
自分を忘れてしまった少女
少年を一途に想う幼馴染
何かを抱えた孤独なクラスメイト

誰もが心を軋ませて、止まった歯車を動かし始める。
ほろ苦くて忘れられない、きっとそんな夏になる。




▼オリジナリティ
至って平凡な設定で、中身勝負。タイトルが余りにも平凡すぎて検索でヒットしないのがマイナス


▼BGM
ほぼすべての楽曲がピアノ系で、綺麗なのを揃えてる。


▼システム
相当劣悪でスキップが非常に遅い。

しかもエフェクトが少しでも掛かると飛ばせなくなるので、とにかく無駄に時間を浪費してしまう。OPからEDまでスキップでも35分も掛かった。もちろん既読スキップすらないし、バックログすらない。


▼グラフィック、キャラクターデザイン
絵は決して上手くはないが世界観にマッチした清涼感のあるデザインは好感触。

ただ立ち絵のあるキャラがアイリ、立花秋穂、園田理子のヒロイントリオだけで、一枚絵すら無いので、もうちょっと描いて欲しかった。ポーズ・衣装もたったの一種類しかないので、動きも相当固い。


▼コンセプト
こんな人にオススメ
・静かなピアノサウンドで物語を楽しみたい
・かわいい女の子と青春してみたい
・どぎつい恋愛ゲームには飽きた
・ちょっとした非日常を感じたい
・小説読むのはメンドクサイけど、ゲームならやってみたい


ほぼこの通りに忠実に制作出来ている。でも小説はダメでもゲームなら〜〜という狙い的には、前述の通りビジュアルが薄いのでビジュアルノベルとして成立したかは微妙なところ

私が読書が趣味で本をかなり読むので、本を読まない人のレビューは他所に任せたい



▼シナリオ(ネタバレあり)
序盤が冗長過ぎて、とにかくダレる。現実世界と夢の世界が交互に描かれるので、話がなかなか進まない

(余りにもグダグダなので、実は序盤で切ろうとさえ思った。中盤から盛り上がるので、結果として続けて良かったが、ここで切った人は多そう)




小説というには会話文が多過ぎるし、ラノベというには余り弾けた雰囲気もない。オレンジ文庫あたりの女性向け小説の文章に近い



「きみの夢」というアイリのいる夢の世界へ逃避する優人。持ち前の秀才で現実世界では無難にこなすが、心を許せる友人もおらず人間関係がずっと疎かになっている。

そのことをずっと気に病んでいるアイリは優人が現実世界でも生きていけるように願うのだが…


という非常にありがちなストーリーだが、タイトルにもなっている「きみの夢」というのが実はアイリ視点から見た優人のことも示唆しているのが面白い。


アイリも実は現実世界の人間で、つらいことがあったから夢を見ているわけだ。恋愛というより共依存の関係で、この繊細な感情の描写は上手かった


テーマが恋愛ではなく「青春」なので、主人公とヒロインの恋愛だけではなく、ヒロイン同士も他人から親友になるストーリーがあり、理子が秋穂に名前で呼ばせるシーンは微笑ましすぎた(寧ろ主人公に同性の親友がいない 笑)



だが、展開が遅い割に描写が浅い部分も多く、優人と秋穂がクラスの一員として受け入れられるまでが余りにもアッサリ



え????バケモノとまで忌み嫌われてたのに、たったこれだけで???と拍子抜けした。




学園祭の資金がたった3000円というのはいくらなんでも現実離れしているし、その3000円で具体的に学園祭の撮影をどうこなしたか、などの要素もスルーされている(作者は沖縄の人らしいが、まさか実体験?)


(詳しくは後述するが)秋穂編もエンディングが綺麗なんだけどちょっと薄味で、もっと他に文章量を使うポイントがあるでしょ?とも思った


選択肢は結構多いが攻略はいたってシンプルで、修学旅行で選んだヒロインのシナリオにそのまま入る。そこまでの選択肢での好感度の変動や、バッドエンドは恐らくないと思われる




シナリオもフリーゲーム、スマホゲームにしてはやや長く、システムも劣悪でダレるが、ストーリーなどはなかなか。

80点の良作です。おすすめ。






桃娘監禁飼育(トウニャンネグレクト) レビュー感想 もう一工夫欲しい

桃娘監禁飼育(トウニャンネグレクト)クリアしました



彼女は監禁されています
……が来なくなってからの最期の4日間を過ごしてください
脱出を目指しても良いし、目指さなくてもいいです
どうせ彼女は……



監禁されてるのに、何故かパンツだけは履いている少女を操作して脱出を目指すゲームだが、あらすじの通り、どのエンディングでも最後死亡してしまう。


常時お腹に手を当ててるのは空腹だからなんだね。……が来なくなってってのは、生理が来ないんだと思ってたけどね!


違うね!





伏線の消化はちゃんとしてて、生まれた時から監禁されていて言葉を喋れないから終始無言である、ってのは面白かった(心の声はあるが)

だが母親の狂気の書き方がもうありがち過ぎるほどありがちで、ふーんそうなんだあ以上に感想がない感じ。地味すぎるのでもう少しギミックが欲しい



評価 50点 極普通の凡作です





しかしこの主人公、桃しか与えられずに育ったにしては恵体すぎだろ










2017年07月15日

今夜12時学校で レビュー感想 絵だけはいいが…

今夜12時学校でという、かまいたちの夜を連想するタイトルのゲームを攻略(内容は全く違うが)


黒先輩とかと同じく、主人公が巨乳の可愛い女の子とペアで脱出を図る、エロテイストゲーム







■ゲーム紹介文
 今日は年に一度の楽しいお祭りだ!
 憧れのちな先輩と花火を見るハズが
 気がついたら夜の学校に閉じ込められて…?
 えーっ!コレって全部…幽霊の仕業なんっすか!?
 夜の学校で巻き起こるちょっとエッチな幽霊探索型ラブコメADV!

 エンディングは3種類!










ストーリーが相当お粗末だが、ホラーとしても全く怖くなく、つまらなかったです



一番酷いのが凡雑すぎるマップ。ムダに広い上、同じような構造で飽きます。



一番酷いのがすべての階層に階段、踊り場があること。これによって移動テンポを極端に悪くしてる




ストーリー上唯一必要なのは屋上前だけなので、それさえあればよかったのに




グラフィックこそファミコン時代のFFっぽいレゲー風だが、絵は非常に綺麗で、フリーゲームとしては上級


ゲーム性をもっと練ってほしかった


オープニングからエンディングまで、延々お使いの連続だけなんですぐ飽きる

絵と萌えが本体とはいえ、これは余りにもショボイ



評価 30点、ありがちな凡作でした



エンディングだけは結構綺麗。主人公、ぐう聖すぎる。ヒロインが惚れるのも分かる



666laboratory レビュー感想 相当薄味

まずアレに似ていると思った


大昔に初代プレステで出た『NOëL』だ


近年のゲームでいうと、タイムトラベラーズのTTフォンも連想した




『NOëL』は女子高生とテレクラするゲームと揶揄されたが、今作はまさに幼女とテレクラするゲームだ



デキはイマイチだが、幼女テレクラゲーがやりたい人には、無条件でおすすめだ



この条件を満たしたゲームが他に余り、ないからだ









イオとの会話で拾ったヒントから、謎を解いていく


アニメが好きとかただの雑談からも謎解きがあり、ヒントは文字が青色になるが、難易度は結構高い


推奨年齢6歳以上とあるがまずこの年齢ではクリアできないだろう


シナリオもオチもホラーもありがちで、もう一工夫欲しかった

怖いのもせいぜいイオの絵が壁紙になるところくらい


ただアミーの能力が他人を自殺に導くってのだけはちょっと面白い



評価 30点 よくある凡作









最新記事
(04/22)日影が強いから日陰を歩きたい レビュー感想 誰もが幼少期に遊んだ児戯を、大人になっても…
(04/22)ウマ娘 プリティーダービーを攻略し瞳の先にあるゴールを目指す 399周目 サイゲ……トレセン学園の屋上へ…行こうぜ…久しぶりに…キレちまったよ……(301日ぶり2回目)
(04/18)SUSPENTION レビュー感想 ほーいいじゃないか。こういうのでいいんだよこういうので
(04/18)ウマ娘 プリティーダービーを攻略し瞳の先にあるゴールを目指す 398周目 最愛バメジロアルダンと挑んだ決勝だったが…
(04/16)血怨 -完全版-の完全攻略を目指す 六景 名作がアップデート。約1年ぶりに追加された血末を攻略する
(04/16)ウマ娘 プリティーダービーを攻略し瞳の先にあるゴールを目指す 397周目 過去最低レベルの勝率で幕を下したラウンド2だが… 
(04/15)ウマ娘 プリティーダービーを攻略し瞳の先にあるゴールを目指す 396周目 過去最低レベルの勝率で幕を開けたラウンド2だが… 
(04/14)ウマ娘 プリティーダービーを攻略し瞳の先にあるゴールを目指す 395周目 ◎ ◎ ×
(04/13)ウマ娘 プリティーダービーを攻略し瞳の先にあるゴールを目指す 394周目 15%。負けるんだぞ(迫真)
(04/12)【定期コラム】管理人のレビュー感想をAIに批評させた結果……
最新コメント
おすすめ名作フリーゲーム
  1. 1. 死月妖花〜四月八日〜 レビュー感想 守りたい、この世界
  2. 2. 夜底奇劇・星空物語 プレイ日記2(クリアまで)と総評 夜明け
  3. 3. 夏ゆめ彼方 レビュー感想 将棋を通じて少年の人生を描く一大叙情詩。傑作!(ネタバレ)
  4. 4. ほろびのゆりかご レビュー感想 ラストシーンで判明する真相は、最早SFファンタジーのスケールを超えた(ネタバレ)
  5. 5. 鼓草 レビュー感想 極限の花婿たち
  6. 6. 色は黒に包まれて レビュー感想 深い光に包まれて
  7. 7. 怨溺 ―ONDEKI― レビュー感想 世界は救われる、彼女を失えば
  8. 8. 籠の街 レビュー感想 少年の爽やかな成長物語と思いきや、まさかの欝ゲー展開に…
  9. 9. かわいいは壊せる レビュー感想 七つの愛憎
  10. 10. 決戦前のヒトリ 〜主人公以外全員『カップル』がいるアドベンチャー〜 レビュー感想 うげっ、なんでそこまで分かるんじゃ!!?ロリコンは皆こうなのか……?
  11. 11. 電波障害ノベルADV AlexiA〜アレクシア〜 レビュー感想 もう、勇者しない。
  12. 12. Human killing レビュー感想 東出大好き