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37兆の細胞を作るもの

37兆の細胞を作るもの 人間は食べたもので出来ている。
 60兆じゃなかったのね、私が習った時は人間の細胞は60兆ということだったんだけど、半分近く減るとは、ぜんぜん関係ないけどちょっとがっかり。

その37兆の細胞を毎日動かしているのが、空気と水と食事。特に食事は運動能力の向上からメンタルの安定まで影響が大きい。

毎日の食事は薬ではないので即効性は無いが、半年後、1年後、3年後の体調に大きくかかわってると、言えば皆納得してくれるが、それでも、毎食何を食べてるかに気を使うのはめんどくさいという。

具体的には、めんどくさがる人は、買い物をするときに食品表示を見ないのだ。そこに全部表示されているわけではないが、必ず表示を見る癖をつけておくとわずかな抵抗ではあるが体を守ることが出来る。

 私は添加物全否定でも自然食品原理主義者でもないが、避けれるものはなるべく避けようというスタンスで食品を選んでいる。目を皿のようにして表示をチェックする必要は無いが必ず見ておく癖をつけると無意識に健康に悪そうなものを買う確率が減っていくはずだ。

添加物の父阿部司
やっぱり添加物と言えば触れなければならないのがこの人、阿部司だ。「食品の裏側」という本の著者で高度成長時代に食品メーカーと組んで日本の食品を添加物まみれにした一人だ。その開き直りとも、懺悔とも思える暴露は読んでいて怒りを感じるが、彼が書いてくれなければ、知りようもなかった話ではある。

では、添加物が悪いのか、と言うと、国は安全ですの一点張りだが、複数の添加物が人体に長期にわたって複合的に働く影響など複雑すぎて誰も因果関係を証明できないだけの話だ。

ただ、漠然となんで日本人はこんなにガンになる人が多いんだろうとか自殺者が多いなと感じるだけである。

結局はお金
なるべく体にいい食品をどう選んだらいいのか、結局、悲しい結論になってしまうが、お金次第だ。
極論を言えば体にいいものほど高いということになる。
調味料も食材も添加物少ない自然に近いものに比例して値段は高くなる。逆に言えば添加物を使うとすごくコストを下げられるということ。
味噌、醤油、みりん、内容表示と値段を見比べてほしい。単純な原料だけのものほど値段が高いはずだ。

安くておいしくて便利 それが問題
添加物が可能にしていることがすべて表現されているのが、安い、おいしい、便利の3つに尽きると思う。これを提示されるとだれも反抗できない絶対正義のような呪文で、その効果は日本中から本当の食品を駆逐しつつある。

誰もわざわざ手間のかかる方法で作りたくない、一日中家族の食事を作ることだけで終わるような暮らしをしたくない。昔だったら年に数回しか食べれなかったような食事を毎日食べたい。一つ一つはそんなあたりまえの、贅沢とも言えないような欲求をかなえてくれたのが添加物なのだが、引き換えに何を差し出しているのだろうか。

そんなこと言ってたら食べるもの無いよ
そう、無いのだ、特にコンビニには食べれるものが無い。一回、コンビニに入って添加物の入っているものは想像上で消してみたことがある。棚はガラガラになってしまった。水とゆで卵ぐらいしか残ってなかった。酒も添加物入ってるしね。

「食べれるもの無いよ」と思考停止しないで、さらに思考してどうやったら食べれるものを増やせるかを考えていくのも楽しいと思うのだが。添加物も食べたとたんに死ぬわけじゃないから、ゲーム感覚で減らしていけばいいと思うが、こういった話をするとすぐに極端に反応して怖がるか、あきらめて考えようとしないか、という人が多い。

外食を減らす→コンビニで買い物を減らす→自炊を増やす→加工食品をなるべく買わない→食品表示を見る癖をつける→季節の食材を買う→産地や生産方法を意識する

ゆっくりできる出来るところまで、進めていけばいいと思う。




筋肉とスーパーカー

筋肉とスーパーカーは似ている

「あんな車、日本のどこで性能を発揮できるんだろう」助手席の彼女が言う。
車高の低いスパルタンなスーパーカーをたまに見ると、大体言うので、お決まりのフレーズになっている。
高速コーナリング性能や300キロ以上の最高時速、地面にスレスレのエアロフォルム。
確かに、サーキット以外では性能を発揮できないだろう。

ボディビルダー達の鍛え上げられた筋肉を見ると、同じ思いにかられることがある。
その、極度に発達させた大胸筋は何のため、ものすごい広背筋は何に使うのか。
フライパンをへし曲げる怪力は日常では必要ない。

もちろん、ボディビルダー達の常人を超えた努力と克己心に心から尊敬と憧れを持っているが、その鍛えられた筋肉が大きく美しければ美しいほど、ふと、その用途を考えてしまうことがある。

しかし、そう言ってしまえば、現代の文明社会において、一部のプロスポーツ選手を除けば、健康維持以上の筋肉のトレーニングは不要なものなのかもしれない。古代のように腕力で社会活動を行うわけでもなく、肉体労働の延長として機械文明が発達したので、肉体の強さが労働の対価になることも無い。

どちらも維持費が高い

スーパーカーは価格もそうだが維持費が高い、それも含めての裕福さの社会的ステイタスとして誇示できるのだが、筋肉も維持費が高いのだ、まず、トレーニングを欠かさないとすぐにサイズダウンしてしまうし、食費やサプリ費用も結構かかる。体形を作り上げそれを維持するのに結構な金銭的時間的コストがかかるのもスーパーカーと似ている。 筋肉は裕福さのステイタスにはなっていないが、裕福になってステイタスが上がると、筋トレをやりだすのは時間とお金の余裕が無いと筋肉は維持できないからなのか。

用の美 美の美
日本刀は高価で世界的にも美術価値が高く美しいが、その実用性を問題にする人はあまりいない。いくら試し切りをして切れ味を誇示しても、武器として、使用する機会はまず無いからだ。
にもかかわらず、その美しさと価値は実用性を突き詰めて生まれた形にある。
現代では使用されることの無い日本刀の実用性が美に昇華したように、筋肉の美しさはもともと戦う戦士の肉体美からきているとしたら、ボディビルダーの肉体は日本刀とも似ている。

戦士のプロポーション
古代ギリシャパンクラティオンの戦士を描いた壺絵や彫刻、どれもボディビルダーのような隆々とした筋肉表現でそのままミスターオリンピアに出れそう。金剛力士像などもものすごい筋肉をしている。これも当時の武人をモデルに作られたものと思われるので、ウエイトトレーニングという概念が無い時代から武術的身体運用で鍛えられた肉体の在り方が美しいと感じる感性があった証拠だ。

ところが真逆の話が江戸時代の日本にある。

日本の美意識 日本人女性は筋肉が苦手
最近はマッチョと言って筋肉男子がもてはやされたりするが(ただしイケメンに限る)、外国に比べると日本人女性は筋肉美を気持悪がる傾向がある。

男の性能ディスプレイとしての筋肉をあまり重要視していないようだ。

なぜか、と考えると日本という島国で働いた進化圧が複雑で私にはわからないが、明治維新前の日本では逆三角形6パックのマッチョは犬腹と言われるカッコ悪い体形とされていたと言う驚きの話がある。
(古武術研究家の甲野善紀の著作による)

丹田(下腹)が充実して、6パックどころかお腹が出た状態で肩の力が抜けてどっしりと重心の落ちた物腰、体形が良しとされ、国吉の武者絵などみなこの体形で描かれている。
これはどう考えればいいのだろう、東洋武術、日本武術では丹田を重視し、含胸抜背(がんきょうばっぱい)という言葉もある。だとすると東洋武術の発達とともに美意識も発達変化したということなのだろうか。
そして、武術が近代兵器に敗れた維新を境に美意識も変化したと見ていいのだろうか。
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強い男、使える男は下腹が出てなで肩で重心が低い、と言うのが維新以前の美意識だったとすると、西洋ボディビルの美意識とは真逆なので、この集合的無意識の記憶を持っている日本女性がムキムキマッチョを嫌っていると考えるのはSFすぎるかしら。



アイスマン2

アイスマン なぜ私は真冬の海で泳いだか

アイスマン ヴィムホフの超人的挑戦と肉体改造のメソッドを記録した。「サバイバルボディー」を読みとうとう真冬の海で泳ぎだした。本を読むと影響されて、自分の体で試してみたくなるが、これはなかなかハードなトレーニングだった。
まず、トレーニングの意味と目的をはっきりさせるため、なぜこれを行うのかの言語化をしてみた。

極寒トレーニングを行うことで体感能力と運動能力が向上するというのは本当だろうか。

呼吸の操作によって耐寒能力を向上させることが出来るのだろうか。

以上の2点を考えて、彼が行うような氷点下や雪のなかでの環境は難しいが出来るだけ寒い環境で試してみる。

海はそれほど寒くない
薄着でランニングしていると手足が凍えてくる。運動によって体の中心部は温まるが、末端はやはり感覚が無くなって来る。そして、海に入ると風に吹かれているよりはぜんぜん寒くない、むしろ心地良い。
本当は氷が張っているような川とかに入るのが、ヴィムホフメソッドとしては理想に近いのだろうが、そこまでの寒さにはならないので仕方が無い。外気温5度から7度ぐらいで行っていた。

だいたいトレーニングは夜になってしまうので海に入るのも夜になる。夜の海、しかも真冬に一人でジャブジャブ入っていくのは、傍から見れば自殺志願者のように見えたかもしれない。

そんなに泳ぎが上手でもないので一応危険防止のためにペットボトルで作ったブイをロープで腰につないでおく。
それでも夜の海は怖い。でも怖いと同時に神秘を感じる。真冬なので水も澄んでいてきれいだ。
夜の海に浮かび星を眺めていると不思議な気持ちになってくる。

白状すると、震えるような寒さの中、裸で海に浮かんでいると、環境に左右されない自由を手に入れた超人になったような気がして楽しかった。

しかし、しばらくすると夜の海は様々な不安と恐怖を呼び起こしてくるので、ほどほどにして砂浜へ上がる。
体、を拭いて呼吸法をやって、帰宅する。

一度、波が荒いときに入ってしまい、波に飲まれたことがある。その時海パンに砂が入ってしまい、風呂場が砂だらけになってしまった。女房にマジ切れされて大変だった。

目の前を魚が跳ねる
休みの日は、早朝海に行って泳ぐ、厚着をして釣りをしている人からなるべく離れて、海パン一枚で海に入っていく。気持ちよく泳いでいると突然、目のに鯵がはねた。結構大きい。海岸から近いのにこんなのもいるんだなぁ。と感心していたが、ふと、魚は捕食されそうになり危険を感じると跳ねたりする、というのを思い出して、シュモクザメやイタチザメの姿が脳裏に浮かびあわてて引き返した。

効果はあった?なかった?
やってみなけりゃわからない、とは言うが、やってみてもこの程度では良く分からなかったというのが本当のところ1月から4月までやっていたが、水温も上がり効果も良く分からなくなった。その期間健康的ではあったが。

至極当たり前だが、「一人で夜に海で泳いだら危ない」という忠告と心配を何度もいただいたので、
だんだんと夜海で泳ぐのは控えるようになった。
もう少し徹底してやりたかったが、なかなか難しいメソッドだった。

アイスマン 

アイスマン ヴィムホフ 超人なのか変人なのか。

パンツ一枚でエベレストに登頂した男
明治のヨーグルトのCMにも出ていたので知ってる人も多いのかもしれないが、私の周りでは誰も知らなかったヴィムホフさんというオランダ人。

超人的な耐寒能力を持ちさまざまな記録に挑戦していくつかのギネス記録を持っている。
登頂は成功しなかったが、ショーツとサンダルでエベレストに途中まで登っていたり、北極海の氷の下で泳いだり、ほぼ裸でキリマンジャロ登頂を成功させたしている。

独自の呼吸法とトレーニングメソッドを提唱して自身がサンプルとなり人間の能力の限界を押し広げて見せた。
その挑戦と記録から様々なアスリートが彼のメソッドを学ぶため、セミナーを受けている。
最初は半信半疑だった人々も信じざる得ない記録の数々に彼のメソッドの効果を認めざる得ないようだ。

「サバイバルボディー」の著者スコットカーニーもその一人だ。
最初はヴィムホフのインチキの化けの皮をはがそうとセミナーに参加するが、彼のメソッドを自身の体で試すうちに彼も超人化していきとうとう過酷な耐寒サバイバルレースにも出場してしまう。

ルポライターだけあってセミナーを受ける前に入念な運動能力と生理機能のチェックを受けて数値を提示しているが、セミナーを受けトレーニングを繰り返したあと同じチェックを受けると、運動能力、生理機能ともに顕著な上昇がみられたとなっている。

秘密は褐色脂肪
人類がもともと持っていたが、文明により、退化させてしまった能力に関係があるのが褐色脂肪細胞と言われている。

体全体でもティースプーン一杯分ぐらいしかない褐色脂肪細胞を活性化させると超人的な耐寒能力が発現するという。
寒さに極端に強くなり運動能力が向上し、氷河期を生き抜いた人類が持っていた能力を再装備できるのだ。

人類がもともと持っていた能力
「サバイバルボディー」によると人類はもともと寒さに耐える能力は現代人とは比較にならないほど高かったとしてアメリカ先住民の話を紹介している。「氷点下の野外でも、彼らはほとんど裸にマント一枚はおっただけで平気な顔をして歩き回っている。子供たちは皆裸で遊んでいる。」と紹介している。

耐寒能力が高かったからなのか、気候が温暖だったからなのかは分からないが、古代の壺絵やレリーフ、絵画は半裸が多い。
裸で戦う兵士やゴリアテを倒したダビデも半裸だ。

毛皮を失い毛皮を求める矛盾
しかし、疑問も残る。ヴィムホフと彼のメソッドについてというより、人類の進化の過程がよくわからなくなる。もともと持っていた毛皮を捨ててるのに、防寒のためにまた毛皮をまとうという一見無駄にみえる進化を行っているような感じだ。全身で発汗して体温を下げる能力と極寒にも耐える能力を同時に獲得するために毛皮を捨てたのだろうか。地球規模で繁栄するために?
遺伝子が、そこまで考えてとは思わないが、行き当たりばったりの進化にしては入念なデザイン過ぎる。

科学的にも証明された非科学的な能力
そして、ヴィムホフメソッドは免疫系も強化してるることが科学的実験で確かめられている。
オランダの大学病院で大腸菌由来の人体に無害だが、インフルエンザそっくりの症状を起こすウイルスを注射し経過を観察するという実験に参加している。彼はウイルスに打ち勝ち症状を抑え込んでしまった。
こんなことありえるのだろうか。

そして私も海へ

さて、裸足で走っていた私はだんだん我慢できなくなり真冬の海へ入ることを決意した。
この本を読んだのが、12月の真冬で決意したのが1月と時期的にはちょうどよかった。
それでも最初はなかなか決心できず、風呂場で冷水のシャワーを浴びて寒さに震えあがったりしていた。

いきなり海に入るのは勇気がいるので3キロ走ってから体があったまった状態で真冬の海に入ってみた。
予想はしていたが、外気より暖かく気持ちがいい。5分から始めて2月の終わりには10分ぐらいはつかっていられるようになった。帰宅して浴びる冷水のシャワーの方が冷たい。

冷え切った状態で湯船につかると足先から数千の針で刺されるような痛痒感に見舞われる。
本の中では「生理機能のボディビルだと思って耐えるんだ」と表現されていた痛みを追体験。

今年の冬は「サバイバルボディー」の影響で寒中水泳と冷水シャワーで過ごしたが、数値化した運動テストを行っていないので効果は不明。ただ、一度も風邪をひいたり体調が悪くなったりはなかった。
残念なのは、少し体が慣れてきたかなとというところで季節が変わって夏になり、冷水シャワーのただの気持ちいい水浴びになってしまったこと。

毎日アイスバス作るのは不可能だし、関東に住んでいるので一年中このトレーニングを行えないのが少しもったいないが、また今年の冬も海に入るつもりだ。「よかったら、一緒にどっスか?」と友達を誘うが激しく拒否されてしまった。

BORN TO RUN 

BORN TO RUN 走るために生まれたからシューズは不要?

クリストファー・マクドゥーガルという方が書いた「ボーントゥラン」という本、
読んでない方のために超絶ざっくり説明すると、

人間は走るように進化したんだからランニングシューズとか履くとかえっ怪我をするよ。

という本だった。

414ページの分厚い本だがこの結論に向かって、人間はなぜ走るのか、という根源的、哲学的問いをメキシコの山岳民族を探索する話やウルトラマラソン出場、サバンナに降り立ったサルがどうやって走るようになりどうゆう生理機能を獲得してどうやって他の動物に走り勝ったのか。ランナーはなぜ怪我に悩まされるのか。いまだにわれわれが走るのはなぜなのか。などなどの話が巻きついているイメージだ。

メキシコの秘境に住む山岳民族はものすごい健脚で走るのが速い。
ほとんどはだしで走っているのに最新シューズのランナー達より成績が良くて怪我をしない。
人間が進化の過程で獲得した走る能力に対してシューズは逆効果なのではないかという考察から裸足、もしくは裸足に近い(日本で言うと足袋ですね)みたいなもので走るのを提唱している。

途中間延びしてしまう部分もあるが、刺激的で面白く何より読むと、裸足で走りたくなる。
読了後、しばらくは裸足でランニングしていた。ただ、アスファルトの上を裸足で走るのは結構危険なので、裸足で走りながらすぐに履けるクロックスみたいなサンダルを片手に走っていた。

危険な路面や汚い場所、不審者に思われそうな時はすぐにサンダルを履いて、滑らかな路面になったら裸足に、また、砂浜や草地を裸足で走るとストレスがかなり軽減される。磁場なのか微弱電流なのかは分からないが、単純に裸足で大地に立つと気持ちいいし、なぜか、関節の緩みがよくなる。
余計なこわばりが取れて力が抜けるのでさらにリラックスできる。

ランニングというよりは、裸足でのお散歩、おススメです。


ビーガン

ビーガン 完全菜食主義者を指してこう言う。

25歳の時、完全菜食を試したことがある。空手をやりながら「なぜ」と周りから不思議がられ「オウム信者ですか」とあらぬ疑いをかけられたりした。

プラトン・レオナルドダヴンチ、・マハトマ・ガンジー、アインシュタイン、ヒットラー
みんな菜食主義者だという。様々な宗教で食に関する禁忌は多く多岐にわたっている。その中でも動物食に関するタブーがやたら多い、いったいこれは何なのだろう。
例外的にピタゴラスは自身が主催するピタゴラス教団の戒律で豆を食べるのを禁じているが、謎である。
単なる好き嫌いの押し付けのような気もするが。
とりあえず、豆はいいだろう、菜食主義者の必須栄養食でもあるし。

歴史上の菜食主義者を知ると。どうしても完全菜食が気になって仕方が無なくて、自分の体で試してみたかったので3年やってみた。

頭脳明晰になり、気持ちが優しくなる、とか、穏やかで、健康的で動きの質が変わってくる、とか菜食を続けることによる効能が言われているが、結論として凡人の私はとくにこれといった変化を感じなかった。
プラシーボの域を出ないぐらいの実感しかない。
体重は確かに10キロほど落ちた。

サンプル数1の事象を色々言っても始まらないが、3年完全菜食した体験談として述べてみると、不足する微量栄養素のことを考えて麦、アワ、など雑穀を入れた玄米に必ずすりゴマをかけて主食とし、
基本季節の野菜を中心に食べていた。油はごま油。豆腐、納豆はほぼ毎食。海藻類もなるべく食べるようにしていた。

山口久子さんという方の書かれた「玄米正食料理法」という本を参考に自炊していた。
自炊は大学生の頃からしていたのでほとんど苦にならなかった。

そんな感じで、肉がめちゃくちゃ食べたくなるとか寿司くいてーとかはならなかった。
体重は落ちたが、練習試合にも出ていたし、そんなに強くなかったので変化は感じなかった。
体重落ちた分、正面から打ち合うと押されてしまうが。

肉を食べると走れない?
武術の面から言うと、当時よく読んでいた甲野善紀さんの著作に幕末に日本に来た外国人が雇った人足がすごい健脚なので、さらにがんばってもらおうと肉を食べさせたところ、スタミナがなくなりもとの粗末な食事に戻すよう要求された、という話がある。
確かに、昔の武将や武芸者が活躍した時代は今から見ればほとんど菜食とも言っていいほどの質素な食事だったろう。
菜食粗食したほうが武術的には上を目指せるのではないのか、そんなことを考えながら、空手を続けて菜食していた。

疲れやすさ、精神面、性欲、自己モニターなので客観的ではないが、大きな違いを感じなかった。
だから、当時は逆に動物を殺して食べなくても人は十分生きていけるじゃないか、という証明だと思っていた。

体質に左右される部分も大きいと思う。
肉をほとんど食べなくても健康的に生きれる人、体調を崩す人、それぞれ体質によるのだろう。3年も菜食をやった結果が凡庸な一般論に落ち着くとは、毎回そうだが、やってみないと気がすまないというのは高コストだ。

玄米菜食主義者は絶賛する玄米食だがやはり向かない人もいるし、食べ方によっては体調を崩すみたいだ。私の場合は胃腸が平均よりかなり丈夫に出来ているようなので、最初から玄米をドガ食いしてもなんとも無かったが、奥さんが玄米食が合わなかったので、結婚を機に菜食をやめた。このへんもいたって凡庸である。

いまだに私だけは麦を入れた玄米食だが、肉も魚も外食も普通に食べている。
加工食品と添加物は極力避けているが、なにもかも科学的証拠と根拠に基づいて食べることは不可能なので、大きなくくりで食べる食べないを決めている。他人から見ると、いろんなこと言ったりやったりするが一貫してないいい加減な人にみえるようだが、ま、いいか。

プロテイン

プロテインはチートか

結論から言うとプロテインは効果がある。筋肉量によるが、私の場合体重1kgあたり2gを目安にしていた。
当時75〜78kg有ったので一日150gを取れるように食事を補助する形でホエイプロテインを飲んでいた。

食事で必要な蛋白質をまかなおうとすると脂質や糖質などが増えすぎてしまうので、効率よく、蛋白質を摂取できる方法が食事を取りながらプロテインを飲むというやり方だった。

また、蛋白質量が明記されているので計算しやすいというメリットもある。
食事から取れている蛋白質量はあくまで予測近似値なので、プロテインで少し多めに補っておく。

しかし、一度に大量に蛋白質を摂取しても筋肉をつけるのに使える蛋白質は限られているので、なるべくこまめに分けて取るようにしていた。

一番参考にしたのは「船木誠勝のハイブリッド肉体改造法」という本
この本の影響で一時ウェイトをやった後20分以内にオレンジジュースに溶かしたプロテインを飲んでいた。
筋トレした後はメチャメチャ美味いんだこれが。

筋肉増強剤じゃないよ
プロテインとドーピングをごっちゃにしてる人がいて、プロテイン飲んでることを言うと、「なーんだ」という反応をされることがあった。完全に筋肉増強剤と勘違いしてるが、プロテイン飲んだだけでは筋肉はつかない。多少体重はふえるかもしれないが。

プロテインとウェイトで筋肉量が増えていくので、楽しくてプロテインの摂取量を増やしたことがある。
欲張って増やしすぎて背中が痛くなってきて、師範に相談したらプロテイン取りすぎで腎臓を傷めたんじゃないのかと言われてから飲むのを中断、過ぎたるはなんとやらの、典型だった。

プロテインの取りすぎと腎臓は関係が無いとも言われるが、私は子供の頃に腎臓病もやっているので、それも踏まえて気をつけるようにはしている。

最近はプロテインも認知されどこでも手に入るが、以前は買うこと自体、輸入するか、ボディビル雑誌の広告を見て通販で買うかしかなかった。

今では、ドラッグストアで簡単に手に入るが、それこそドラックストア自体が無くて、買えそうな所は近所の薬局しかない。「プロテイン?」と怪訝な顔をされた。薬局で怪訝な顔をされるのはこれが初めてでは無く、ボディビル雑誌などを読んでいると最新のスポーツ理論を知ることが多くて、それを試したくて色々なサプリメントを聞きに行ったが何一つ手に入らなかった。

Please give me zinc

柘植久慶さんの本の中で:風邪を引いたらビタミンCの錠剤と亜鉛を飲んでおけばすぐ治る:と書かれていて何とかビタミンC(アスコルビン酸)は探し出したが、1994年当時は亜鉛が普通に売ってなかった。
結局、アメリカに行ったときにやっと買って帰ってきて、その後日本でも亜鉛がサプリとして普通に売られるようになった。

なんでも、知ると試したくなって、自分の体で反応を見たくなって色々やったが、さずがに最近はプロテインもサプリもほぼ取ってなくむしろ自然な食材と食事に気を使うようになった。
運動はしているがプロテインで補うほどの筋トレは現在行っていないので、豆乳、鳥胸肉、納豆、タマゴ、キハダマグロ、あたりを食べている。

なんちゅうことをしてくれましたんや
しかし、今後鳥胸肉は国産でも安心できないかもしれない。
中国が輸入拒否した遺伝子組み換えしたコーンを日本政府がアメリカから大量に購入してしまったから。

世間はそのときだけ騒いですぐに忘れてしまうが、本当に怖いのは1年後2年後からだろう。
ここで遺伝子組み換え食品が危険か危険でないかの話はしない。私は危険だと判断している。
知らないうちに相当食べちゃってるみたいだが。そういえばアメリカ産のプロテインも飲んでたな・・

コーンそのままでは流通しないが食品工業原料として使われるので家畜の飼料やコーンスターチ、甘味料、としてスナック菓子や加工食品、もしかしたらビールにも使われる恐れがある。そうなるともう確認しようがないし国産の食肉が一番危険なものになりかねない。

そういう意味で優秀なプロテイン食である鳥胸肉は来年ぐらいからあまり積極的に取れない食品になるかもしれない。取り越し苦労かもしれないが鳥が食べてる飼料まで確認できないので、できることなら今回輸入したコーンはバイオ燃料にでもして欲しい。

それはそれでさらにコストがかかりそうだが、国民の医療費が上がるのを見ればまだましなのではないだろうか。

今後は、中国産やアルゼンチン産の輸入肉の方がはるかに安全になるかも、そもそもEUの食肉基準は日本より厳しいのでスペイン産のイベリコ豚やオランダやイタリアの肉の方がはるかに残留している薬剤が少ないという話もある。ほんとうに「なんちゅうことをしてくれましたんや」

永遠のボディビルダー

永遠のボディビルダーマッスル北村

39歳で夭折した北村克己というボディビルダーがいた。あまりにも桁外れ規格外の生き方と筋肉で多くの人の記憶に焼き付いている。初めて知ったのはアイアンマンというボディビル雑誌の連載だった。

「私の履歴書」という連載で自身のボディビルダーとしての半生を綴った読み応えのあるとても面白い連載で毎回楽しみにしていた。ボディビルダーと言う人種はこんな風に考えてこんな風にトレーニングに打ちこむのか、という驚きで読んでいた。書いてることがすごくて精神集中によってどんな環境でも最高のトレーニングが出来るのがトレーニングのプロなのでプロとして活動しだしてからはジムの環境に左右されることは無くなった。とか精神で肉体を彫刻する作業とか、パワーの制御が出来ないぐらい集中してしまってノーチラス社のトレーニングマシーンのバーをへし折ってしまった話とか。全く盛って書いてるとは思えない普通の語り口で、おそろしい話が、ポロポロ出てくる。

何が彼をそうさせるのか

狂気じみたストイシズムで己を鍛え抜き、自身の肉代からダイヤモンドのような筋肉を削りだす作業をひたすら行った挙句、亡くなってしまった。死因は大会に向けての減量中の急激な低血糖状態による急性心不全だという。ある意味餓死だ。

行き過ぎた情熱や無知の行った行為ではない証拠に、彼は東京大学、東京医科歯科大合格の秀才だ。
参考書代よりプロテイン代を優先したとは書いていたが。

自身の立てたトレーニングメニューと理論は化学的裏打ちのある厳密なものだったのだろう。
何度か減量中の低血糖で倒れて治療を受けて点滴されると、その点滴されたブドウ糖の数値を医者に問いただしたりしていたそうだから。

しかし、その専門性と職業的に高度な知識は少しの狂いで死に見舞われるほどの危険性と隣りあわせだったということなのだろうか。

長く生きていると自分の好きだった武術家や格闘家の死を知る機会が増えてくる。毎回、さびしく悲しい気持ちになるが、マッスル北村の死を知ったときもとても信じられなく、長く引きずる悲しい思いをした。

ニコニコやユーチューブに動画が残っている。
好きなのはボディビルダーの食事という動画、オフシーズンに体重を増やすためパンツ1枚で食べまくる北村氏を見ることが出来る。見るだけでおなかいっぱいになる食事シーンが楽しい。

あとはトレーニング風景 いったい何キロあるのかというレックプレスマシンを扱う北村氏。
1回ごとに音が響くが、トレーニングマシンから出る音じゃなくて巨大なプレス機とか工業機械が立てるような音だ。なにか、脳内物質が出てるのではと思うような表情でトレーニングをこなしていく。

自分のトレーニングのやる気が起きないときに北村氏の動画を見ると「お前のゴミ屑みたいなウェイトでなに言ってんだ」と自分に気合が入っていた。

買っとけば良かった、ボクの履歴書
そんな好きなボディビルダーの一人マッスル北村の「ボクの履歴書」ずっと書籍として刊行されるのをまっていた。アイアンマンも毎回買っていたわけではなくて、読みたい記事とか、空手選手のトレーニング特集とかがあったときに買っていただけなので連載を全部読めてない。

その後、書籍では無く、アイアンマン増刊号として2001年に出版されてて、知らずに買い逃してしまった。この増刊号はずーと探しているのだが、ほぼ手に入らない希少本であることを確信した。うそだと思うならアマゾンの「ボクの履歴書」を見てみて欲しい。定価1500円だった雑誌が64800円になっている。

恐るべしマッスル北村 

HIITはいいよ2

HIITはいいよという話 裏
HIIT(High Intensity Interval Training)高強度負荷インターバルトレーニング
立命館大学の田畑泉教授が論文を発表してタバタプロトコルとして世界でも有名。

HIITは、極真にいたときにやっていたサーキットトレーニングのマイルド版だと思った。

当時の極真は、というか私が習っていた師範はきちんと論理的説明をしてくれる人で、なぜこのトレーニングをこの方法でやるのか、という話をトレーニング前にしてくれる人で根性とか精神論とは無縁だった。

曰く「人間の筋肉は最大20秒しか全力で動かすことができない」「だから部位を変えながら20秒づつやる」「各筋肉全力を出す運動を繰り返すことで長時間全力を出せる持久力と心肺機能を鍛えていく」
25年以上まえにこうゆう説明をしていた。

当時の現役選手である指導員もこのトレーニングをやると思うと朝から憂鬱になる、と言っていたほどキツイものだった。

ジャンピングスクワットから始まり20秒間全力で行うのはタバタ式と変わらないが、10秒のインターバルが無い!すぐ次の種目へ移る、当時20秒アラームを60回繰り返せるようなタイマーが無かった、時計係になった女子が20秒ごとに声をかけていた。

覚えてる限りで並べていくと
ジャンピングスクワット 腕立て伏せ 腹筋 背筋(背中そらし) レックラウンジ スクワット ジャンピング腕立て伏せ あと何個かあるかもしれないがこれらを次々に20秒ごと全力で行うのを10セット。
そりゃ朝から憂鬱になるわ。

それを、ぐっとマイルドにして毎日やっても続けられるし、なおかつ運動効果は、たまにやるハードなトレーニングよりはるかに効率が良く、時間コストも最小に抑えることができるのがタバタ式、うーんすばらしい。

現役選手のトレーニングと健康維持のおじさんのトレーニングを同列に語ることはできないけど、タバタ式はさまざまなアレンジが効いて強度も調整できる自由度の高さもいい。

心肺能力が上がってきたらセット数を増やしてもいいし、トレーニングの種類を変えてもいい。
私の場合は運動強度と手軽さからバーピーだけでやっている。何も考えなくていい分続けやすいと思う。

20秒を8回ワンセット終わったら、ここからはオリジナルのアレンジだが、30秒休んで追加の20秒2回を突きと蹴りのシャドーに当てている。このちょっとしたアレンジに脳は自由度を感じて8回終わったあとを楽しみにがんばれてるような気がする。


室内でバーピーやるときは気にならないのだが、
野外でやる場合手が痛かったりするので。
一ヶ月続いたところで買ってみた。

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近くにある山でバーピーをやったときに植物のとげのようなものが手のひらに刺さって痛かったのだが、これは手のひら部分にシリコンの素材のコーテングがあるのでクッション代わりになって快適。
コンクリやアスファルト路上でもバーピー出来る。変な人になってしまうが。
なるべく人目を避けてやってる。
そして、こうゆう道具でちょっと気持ちも上がる。
自分の脳をうまくだましている気もするが、意外と単純なしかけで脳はだまされてくれるので試してみる価値有です。


HIITはいいよと言う話

HIITはいいよ
HIIT(High Intensity Interval Training)高強度負荷インターバルトレーニング
は20秒全力で運動して、10秒休み、それを繰り返すトレーニングだ。
ワンセット8回で4分しかかからない。

立命館大学の田畑泉教授が論文を発表してタバタプロトコルとして世界でも有名。
20秒の間行う運動によってさまざまな種類があるけど、私はもっぱらバーピーをやっている。
理由は上半身、下半身バランス良く鍛えられるから。

タバタタイマーというスマホのアプリを使っている。このアプリ素晴らしく使いやすくて、このアプリがないと続けられない、と思うほど。

一日たった4分、毎日やるぞ、と決めて半年経つが、1日2日やらない日もある。長い時で10日中断した時もあるが、何度中断しても再開して続いているので、だいぶ習慣化してきた。

決して意思が強い方でも真面目が方でも無いのだが、コツは3つある。

1、着の身着のまますぐやること。
2、やらなかった日より再開できた回数に注目する。
3、苦しければ手を抜いてもいいやと思う。

1は仕事着だろうがスーツ着てようが、やれる時にはすぐそのままやる、だらだら準備してるうちにやるのがどんどん嫌になってくるので、始めてから時計外したり、鍵をポケットから出したりするような勢いで、すぐに始めてしまう。始まってしまえば4分は続けるしかない。ワイシャツは多少汗だくになるが仕方ないと割り切る。

2はやらなかった、やれなかった日は必ず出てくるけどそこに注意を向けない。継続している日数に注意を向けてしまうと、ああ、毎日続いていたのに中断してしまった、と余計なストレスを自分に与えてしまうので、15回中断したけど15回も再開してるから今日できなくても16回目の再開はきっとできる。と再開回数に注目する。

3自分を追い込むトレーニングだからいくらでもつらくできる。そしてつらい。だからやるのが嫌になってくるが、「手抜きしてもいいよ、きつかったらさぼりながらやればいいよ」、と自分に言い聞かせて始めさせてしまう。始めてしまえば自分の脳内に謎のコーチが現れ手抜きさせてもらえない。もっと早く、もっと高くと檄を飛ばされてしまう。

こんな感じでやっているとなんとか続けることが出来る。

実感してる効果は、疲れにくくなってきた。 全体が引き締まってきた。運動後にアドレナリンが出てハイになって気持ちが良い。このおかげで飲酒をほとんど止めてしまった。飲酒して得る楽しさより、運動して得る快楽の方が若干強いので快楽原則で飲酒より運動を優先している。

お酒は確実に体を痛める。それと引き換えに快楽を得ているが、運動はやり方さえ気を付けていればプラス効果ばかりだ。

肩を痛めて今だに痛みに苦しんでいる私が言うのもなんだが、みんな気を付けて運動しましょう。
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プロフィール

ハイキック
ほんとは出来ないハイキック。 股関節を痛めてしまって。 でも、まだまだ鍛えることはあきらめていません。 

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