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私が有機農法の農産物を食べないわけ

私が有機農法の農産物を食べないわけ


有機農法すばらしいか


有機農法は素晴らしい、そう思っていた。科学合成された肥料や農薬を使わず、なるべく自然な肥料、限定された農薬を使い、作っている。いわゆるオーガニック野菜だ。スーパーで見かける高いやつだ。
無農薬農法・有機農法・減農薬農法・自然農法などなど入り込めばたちまち迷う迷路のようになってしまった、自然で健康にいいとされる農法の数々。そんな迷路に素人が付け焼刃の知識で正しい選択なんて出来るわけもなく途中で投げ出してしまった。

これこそ理想だと思ってたアイガモ農法


アイガモ農法という水田でアイガモを放し飼いにして草や虫を食べさせ、さらに、アイガモが食べるときに水田の泥をかき回すので酸素が稲に多く供給されるという。que-14164224609.jpg


この農法を聞いた時は完璧なエコシステムだと思ったし、農薬を使わず除草もできなおかつ稲も丈夫になるという素晴らしい知恵だと感心していた。農業として成り立っているのも素晴らしい。農作業をほとんどやったことの無い私は、なぜもっと普及しないのかと不思議に思っていた。

見た目もかわいく、水田で働くアイガモだが、なかなか取り扱いが大変だ。ひなで買ってきて水田に放し稲穂が垂れてくる前に捕獲して食肉にしなければならない。野生に放すことは禁じられているのと、垂れた稲穂をアイガモが食べてしまうからという理由で、1シーズンしか使えない。

江戸時代には農業の知識、技術とも最高レベルにまで完成していた。しかし、江戸の農家はアイガモ農法は使わなかった。アイガモ(当時はアヒル)農法の技術や知識は平安時代に中国から伝わり複合農法として安土桃山までは行われたようだが、江戸時代の農民はやらなかった。彼らは危険性を知っていたのである。

他藩持ち出し厳禁秘伝火薬製法

持ち出し厳禁どころか、江戸幕府に内緒で火薬を製造して潤っていた藩がある。加賀100万石の加賀藩である。現在の富山県の五箇山の小さな集落で極秘に火薬の原料となる硝石が作られていた。日本では採掘できない硝酸カリウムをどうやって自給するか。これを知ったときは心底驚いた。
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肥料と火薬
尿や糞に雑草を混ぜ合わせて、さらに尿をかけ混ぜ合わせる。分解されて硝酸塩になり土中のカルシュウムと結合して硝酸カルシュウムとなる。これを灰汁で煮詰めて、結晶化させると硝石が取れる。
つまり、堆肥から火薬を作っていたのだ。一体どんな天才がこの工程を考え出したのか。
しかも、変人の天才が少量作っていたのでは無く、この硝石を作れる村は加賀藩から特別待遇の年貢免除を受けていたという、軍事物資供給レベルで生産していた。

完熟か未完熟か

つまり、アイガモ農法の危険性は水田にそのままアイガモの糞尿をまくことになるので、未完熟たい肥になってしまう。肥料は何年もかけて肥溜めで完熟させれば肥料として使っても大丈夫だが、1、2年の未熟な堆肥を使うと火薬の原料をまくようなことになるという危険性を江戸の農民は知っていたのである。
だから、アイガモに限らず鳥や動物が水田に糞をしないようにしていた。稲穂を食べられるのを防ぐためだけのカカシではなかったのである。

そして有機農法で使われているのが、まさに未完熟の肥料であるという。しかし、その野菜たちはどれも体によさそうで、値段も高い。輸入野菜よりはまだ体にいいんじゃないかと迷うが、素人に判断できない。


本当の野菜はくさらない
では、何を基準に決めればいいのだろう。

私は買ってきた野菜の腐りやすさ、というか、腐り方、溶け方で判断している。奇跡のリンゴの木村秋則さんの名言に「本当の野菜は腐らない、ただ、枯れていくだけ」というのがある。

無農薬無肥料で作った野菜は腐らず、放置していてもだんだん枯れてくるだけだという。コメは水につけておくとそのまま発酵して甘い香りがし、リンゴはドライフルーツになる、そうゆうのが本当の食物なのだと。

わたしが、安売りスーパーで買ってきた野菜、すべて国産だが、腐るどころか、溶ける、ぐちゃぐちゃに溶けて形が無くなるようなものばかりだった。放置実験したのではなく、買いすぎたのだけれど。

完璧主義はゴミ箱へ

ここでも、加工肉と同じで完璧に無農薬無肥料の米と野菜を食べて生きるのは不可能なので、マイナスを減らす方法を工夫して、お金に余裕があれば無農薬無肥料、お金に余裕があっても有機JASは買わないとか、出来る範囲でやっていくしかない。この国に頼ることも信用することもできない状況になりつつあるのだから。

選択する権利を

有機野菜を食べない、と言ってられたのが、幸せだった、とならないように、すべての情報は公開、公表、参照できるようにするべきだ。そのうえで何を選ぶのかは個人の権利であり自由だ。

遺伝子組み換え食品の表記を止めようとしているが、それこそ、外国企業や政治組織の利益の下に国民の健康を置いている証拠以外の何物でもない。

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