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情報武装

胡椒で十分
「催涙スプレーなんて無駄無駄、フィルムケースに胡椒を入れて持ち歩いていれば十分」
と言った人がいる。でもその人は一回も使った事はないし、試したこともないだろう。

この手作り催涙パウダー、かなり昔から私も信じていた。情報の出どころはあるサバイバル本からだったと思う。

で、この護身具を実際に作り持ち歩き試した人がいた。SSRセルフディフェンスを主宰する河合主水氏で、結果は攻撃してくる相手を止めるほどの効果は期待できないと語っておられた。

えーそうなの、無条件に効果を信じていた私は驚いた。だってまことしやかに色んな所で転載されていたし語られていた護身具の一つだったんだよ。

その証拠に新井英樹先生の「キーチVS」にも胡椒フィルムケースの手作り催涙パウダーが出てくる。
地下駐車場での格闘シーンで威力を発揮していた。

情報が武器
本とテレビと雑誌しか情報源が無かった時代と違い、今は疑問を持てば確認できると言うのは、ものすごい武器だと思う。なんとなく知っていても自分ではちゃんと検証してないこと、(めんとう、手間がかかる、一人ではできない、)とかを動画でどんどん見ることができる。催涙スプレーの効果検証とかもyoutubeを探すと結構な数出てくる。自分で買った催涙スプレーの効果を試しておきたいから1本使うというのは結構お金と手間がかかることなので検証動画はありがたい。

スタンガンはどうですか
色々見た中で思ったのは、スタンガンは強力で有効なものもあるのだろうけど、相手との距離が0距離で使わなくてはならない武器なので、あまり護身具としては安全ではなさそうだ。相手より自分が強いときだけ使える武器という印象で、スタンガンでひるませることはできても暴漢への護身具には向かないのではないだろうか。

拳銃式に電極を打ち出せるタイプのものであれば有効だと思うが、一般的なのは相手に接触させて電撃を行うものなので危険度が大きい、相手が一瞬で感電して戦闘不能になればいいが電気耐性は個人差があるし着ている服や接触させる場所によっても効果が変わりそうだ。

恥ずかしながらヒーロー洗脳かなり重症だったので、素手の武術で刃物に勝てると思っていた。
しかし現実には一流格闘家が路上の乱闘で重症を負い、素手で武器を制圧できた動画などフェイクを除き無かった。鵜呑みにしていた武術での護身という思い込みを覆すには十分な量の事件動画を見た。

日本で普通の生活送っていれば危険な目に合わない、とは言ってられなくなってきた。
景気が上向かず悪化に向かい移民が増えればどんな国でも治安は悪くなる。

そんな時、俺は格闘技やってるから大丈夫とは全く言えないし、言える人は幻想の中に生きているかケンシロウ並みに強いかのどちらかだ。


家族と周囲の安全を心配しだしたらきりが無いしみんな催涙スプレーを持ち歩いているような社会はつらくて楽しくなさそうだ。なので、今のところは正確な情報を知り回避というのを一番にしているが、小さな子供がいたり奥さんが超絶美人だったりしたら催涙スプレーを常備したかもしれない。






サムライが負けた日

武術や体術、格闘技をどれだけやっても素手では無理。
護身をリアルに考えるなら物を使わないと結局はやられてしまう。

格闘技の勝ち負けと護身は別物。

反感をもたれるかもしれないけど私の今の結論は徒手での武術や体術では身を守ることは難しいという結論。
人一倍強さに憧れ、全身を武器化する空手に夢を抱いていたので、この認識は私にとっては悲しい現実だった。

強くなれると思って鍛錬稽古していたが、目標の立て方が間違っていたのか。あ、もちろん若いときに試合を経験して、これは肉体的にも精神的にも才能が無いから無理だなとは判断してるので最強武術家を目指していたとかではないのだけど。

すごい才能と絶え間ない鍛錬を続けることのできた達人だけに許される超絶技術が素手での迎撃であり、多少空手をやっても現実の強さにはあまり関係が無かった。

この認識も良く考えるとものすごく、ズレまくっている。大量のフィクションで洗脳されていたのだ。その洗脳は心地よく感動的で積極的に洗脳され続け人生さえ変えるほどの力があった。強ければ刃物を持った卑怯な相手も打ち倒せる。危険な状況でも肉体鍛錬次第で切り抜けることができる。そんな映像、絵、文章を浴びるように受け取り続けていたので。

武術=武力だった時代から武器を使わない兵士は存在しない。徒手にて戦う兵士の集団など存在したことが無い。つまり武術=武器術なのだ。そして武術は集団の軍事力でもあったから技術は軍事情報とも言える。

そして武力だった武術が1863年の薩英戦争で近代兵器に負ける。
勇猛果敢で有名な薩摩武士がイギリスの艦隊にやぶれた。
サムライが近代兵器に敗れたのだ。

刀で大砲に立ち向かったわけでは無く、詳細に見ると薩摩も近代兵器で武装してるしかなりの損害をイギリスに与えてはいるが。

現代の武術を薩英戦争から考えると素手の武術で護身とかはフィクションの中だけだと思う。
だからと言って私は護身具を持ち歩いていない。知識と想像力が今の私の護身具。

しかし突発的な暴行事件が報道されると催涙スプレーは必要なのかといつも考えてしまう。
その場にいたとしても、なんとかできる、何かできるとはとても思えないので。

よく、俺だったら行ったね、とか、なんで周り見てるだけなんだ、とか言う人がいるけど、ヒーロー洗脳されてませんか。

「護身具を持ち歩くとかえってそうゆう状況になる確率が上がるかもよ」という友人の言葉を思い出す。
根拠は無い感覚的な言葉なのだが心は揺れている。

加齢と武術 老化は止められないが筋肉は保てる

空手バカ一代の原作者梶原一騎と、大山倍達がマンガの中でこんなやり取りをしている。
「それでは昔の剣豪の山篭りは」
「ああ、あれは歳をとって衰えたので、仇から身を隠すためですよ」
以下こんなナレーションが続く
全くロマンのかけらも無いなんと言うリアリズム、強さの追求に対して容赦が無い。
(記憶だけで書いているので、表現は違っているかもしれないが)

そして、若き大山倍達がヨーロッパアメリカと試合で連戦連勝し立ち寄った香港で、中国拳法の達人である高齢の陳老師に生涯初の敗北を味わう。

 もちろんメタフィクション、虚虚実実入り混じる梶原ワールドの真骨頂なのだが、小学生の俺は大山倍達の純粋さと武術の奥深さ、東洋武術の広大な歴史と奥儀の一部に触れた気がしてものすごく感動して、何度読んでもちょっと涙ぐんでいた。

老境の達人はどこに
では、現実にどんなに修行しても加齢と共に衰えて弱くなってしまうのなら武術はむなしいのではないのか。
歳をとっても強いままでいる人間は存在するのか。

植芝盛平や塩田剛三、武田惣角などなど歳をとっても驚異的に強かった、実戦でも武勇をはせた達人は記録にあるのだが、もう、確かめようの無い伝説と化している。その逸話が尾ひれのついたものと、差し引いても常識を超えた境地にいた人たちだとは思うが、現実に老人になっても強いという達人にお会いしたことが無い。
そして、現実に自分の身には加齢が起こり衰えは感じるようになり、だんだん達人が幻想になっていく。

筋肉は老化しない?
私の場合中学生の息子に走り負けた時に加齢を感じたのだが、その後、武田邦彦教授が動画で、老化は勘違い、ただの運動不足と言っていたり、どうも最近の研究ではちゃんと習慣化したトレーニングをしていれば加齢による疲れやすさは20台と50台では差が無いという結果が出ている(チェスター大学の研究による)
というのをDaigoさんのユーチューブで見たりして、安易に加齢による衰えを受け入れてる自分を反省してる。

つまり日常的な運動量が中学生の息子より少なかったから負けただけ?
運動量と運動習慣、目的をもう一度考えるきっかけになった。

高齢者に筋トレ
達人には会ったことが無いが筋肉は衰えないというのは経験がある。
母方の祖父と祖母を引き取り介護していたことがある。

祖母は日常生活は支障なく86歳の天寿を全うしたが、祖父は60過ぎから膝が悪く、家に来たときはほとんど歩けなかった。周りは皆しょうが無いと部屋におまるを置いたり車椅子を用意したりしだしたのだが、私はどうにもそれが弱さと怠惰と無知の行いに思えて反抗した。まともに歩く事ができず一人ではベットから立ち上がることもできなかった祖父に、毎日ストレッチと筋力トレーニングを行うことにした。

最初はただベッドに座ってただ動かすだけから初めてゴムチューブと砂袋で負荷をかけながら足腰の筋肉トレーニングを毎日行った。

最初は、周りも面白がるし、祖父もやってくれるが、1週間過ぎるとやらなくなり、無理にやらせると母や親戚から非難されるが、何を言われてもとにかく毎日トレーニングしてもらった。

かなり厳しく言うこともあったが、孫の私が言うことなのでなんとか続けてくれた。本人は信仰があり神のされるままにという精神の人だったので、私のように老化に抗ったり鍛錬したりという気が全く無く、また、若いころから文系で運動が嫌いな人だったので毎日続けさせるのは大変だった。
しかし、4ヶ月後には立てるようになり半年ぐらいで自分でトイレに行けるようになった。

だから、全く運動をしてこなかった80歳過ぎの老人でも筋トレは有効だし筋肉は増やせるという体験をさせてもらったので、歳を取るほど強くなる武術は存在すると思いたいし、あきらめることができない。

そして、現在は母が80を越えて認知性を発症し介護している。認知性発症前には、なんとか、運動習慣をつけてもらおうと毎日簡単な筋トレと体操を2年間一緒にやったことがあったが、うるさく言ってやらせないとたちまちやめてしまう。結局母に関しては習慣化させることが出来なかった。

自分はと言うと、今は1日20分のヨガとストレッチを組み合わせたものと、スクワット、懸垂、HIITでバーピーを4分 型稽古 というのを毎日の習慣にしている。今は肩が痛くて懸垂や高重量でのトレーニングができないのがもどかしい。



あおり運転殴打事件に思う2

これは覚せい剤中毒だろう、最初にあのニュースを知ったときの私の第一声。
被害妄想 暴力性 体から薬物を抜くために一定期間逃走 が根拠だが。

連日隙間無く報道を繰り返されるあおり殴打の映像と逮捕されてから分かる詳細で常軌を逸した被害妄想と攻撃性は正常な人間のものとは思えず、論理的結論として覚せい剤中毒からの被害妄想での暴力を確信していた。

ところが逮捕直後は薬物検査を報道していたがその後、かん口令でも出たかのように薬物については一切報道しなくなった印象がある。私の受けた印象なので検査をしたけど反応は出ませんでした。ということなのかも知れないが、結果の情報が出なさ過ぎる。

ほとんど、テレビを見ないので断定的なことは言えないがニュースでは逮捕直後の薬物検査を視野に入れてるという21日の報道を最後に薬物疑惑を全く触れないようにして、あおり運転の暴力性やついてて良かったドライブレコーダー、みたいな報道ばかりになった印象がある。ニュースが不安と恐怖をあおるばかりで客観的事実が少ない。だからあまり見ないのだが。

これだけ大量にあおり運転の報道をして日本中のドライバーに不安と恐怖を植え付けたマスコミはその後どうなったのかをちゃんと報道するべきだと思うし、それがマスコミの仕事でしょう。
薬物検査の結果はどうだったのか、どのぐらいの刑期になるのか、刑期を終えた後運転免許取得はできるのか。

以外とすぐ自由になってしまって、また運転始めました。なんていうほうがよっぽど不安と恐怖なので、事実この事件の前にもタクシー運転手監禁事件を起こしてるし、そんな人間がなんで普通に運転してるんだ。マスコミさんお願いしますよ。一個人がそこまで調べたり出来ませんから。

ゾンビに囲まれたらやってみる?
昔読んだ柘植 久慶さんの本に書かれていた前方を車でふさがれた場合の対処方法にタイミングを見て急発進して相手の車にぶつかって進路を作り逃走する、という方法があった。

1台でふさがれた場合、複数でふさがれた場合、前方、後方と色々な状況を解説してあり、また接触する場所、どこを狙ってぶつければ相手の車が動き、進路を確保できるかなど、細かく書かれていた。

外国の軍隊やテロ組織が攻めてきたり内戦状態になっている場合や、国外の紛争地帯で戦闘に巻き込まれた場合はこの対処法もありだとは思うが、一度も練習したことのないアクションを知識だけで行うのはかなりのギャンブルだと思う。

また、一度も経験、練習したことがないので、(スタントマンとかにならないとこうゆう練習は出来ないと思うが)知識としてはあるけど、なんとも言いようが無いなあ。なのでこの手は私はシュミレーションから外してあります。

あおり運転殴打事件に思う 

武術、格闘技をやっているといつも考えるのは、その時どうするか、だ。
落ち着いて応戦する?家族と自分の身を守るために鍛えてるんだから。いやいや、でもやっぱり戦うのは本当にそれ以外選択が出来なくなったときの最後の手段だろう。

勝ってもまったくメリット無いばかりかリスクは限りなく膨らむ。まず勝った場合、自分と家族の身は守れたが、相手に負わしたダメージによっては法的に有罪になるケースもある。また、相手が正常な人間とは限らない。精神疾患が有る場合も考えなければならない、特に今回のように常識では考えられないからまれ方をされた場合はなおさら正常な人間とは思わない方が良いだろう。

また、格闘すると多かれ少なかれ多少の傷は負う。相手が感染症だった場合感染リスクもある。触れずに倒すわけ行かないのだから。

だから、どんなに腕に覚えがあろうと、ちょっと武勇と正義感を表明したい誘惑に駆られようと、長年やってきたつらい鍛錬を今こそ使うときだ、と思おうとやはり、こらえて無視してスルーさせるのが一番だろう。

あらかじめ普段から運転中にあおられたり絡まれたりした時を想定して自分の中でフローチャートを作っておくと感情に流されず自動的に行動できるようになるのでお勧めです。

以下私が行っているフローチャートを参考までに書いておきます。

1 あおられた→車線変更できるか→イエス→車線変更して先に行かせる

2 車線変更できない→脇に寄せてかわせるか→イエス→脇に寄せて先に行かせる

3 脇にも寄せられない→広い道に出るまで、またはコンビにやスーパーの駐車場に入れるまで運転→駐車場に入って先にいかせる。

4 先に行かずしつこく絡んでくる→そのまま近くの警察署へ→もし警察署が無ければ停車できる場所で停車しドアロックを確認→警察へ通報→車内で待つ→何を言ってきても取り合わない、目をあわせない。どんなに弱そうでも降りていかない。

5 車に対して攻撃をしてきた→通報後なるべく記録を残す→撮影、録音

6 無理やり停車させられ道をふさがれた→ドアロック→通報→バールや道具を使いガラスを割ろうとしている→割られた→家族を車内に伏せさせバックでも何でも防御と武器になりそうなものを車内で探す、何も無ければ上着を腕に巻く→防御→警察を待つ。

7 警察来ないうちに無理やり進入、外に出されそうになる→割れたウインドウから手を入れてあなたをつかんで引きずりだそうとする場合少なくとも相手は片手がふさがっているので→躊躇せず目を狙って突きましょう。もう、きれいごとは言ってられないので覚悟を決めて戦闘開始。

以上がシュミレーションしてるフローチャート、今まで3以上になったことが無いので経験としては3以上は話せないけど、事前予測とシュミレーションは心の武術です。

肩が痛い

いやもう、肩が痛くて痛くて。こうこぼすと必ず言われるのが「40、50肩スッか」というつっこみ。
それだったらいいのだけどもう少し複雑だし、説明するのもめんどいし、興味も無いだろうし、「うん、まあ、もうちょっと酷いかな」ぐらいに濁しておく。
トレーニングをやったりスポーツやったり武術を続けていると結構な確率で間接周りをいためてしまうことがあるらしい。全ては自分のやり方が悪かった、フォームが悪かった、トレーニング法が悪かったと自分を責めてみても痛みは変わらない。

今回はHIITバーピーをタバタ式で半年行ってかなり調子が良かったので、ワークアウト用グローブまで購入してしまった。これが手のひらにクッションがあるグローブで野外でバーピーを行うときにすごくいいのだ。
調子に乗って負荷を強くするため少し高めの位置から手で着地。
トレーニングしているときはなんとも無かったが、翌日から左の肩が痛くなり45日経った今でも痛みに悩まされている。

いろいろと調べたら棘上筋周辺を傷めてしまったようで、なかなか治らない、整体と鍼灸も受診したが全く効果がなさそうなので止め。

もう、自力で治していくしかないのである。

股割り 続き

ロドニーイーのパワーヨガのDVDを見て覚えてヨガをやっていた。DVDどおりにやると1時間かかるので、だんだん、短くして大体20分から30分で終わるぐらいのヨガストレッチを4年以上毎日つづけている。それでも完全開脚はできないし、柔軟度は上がっても股関節の開く角度はあまり変わらない。

骨の付き方とか股関節の付き方とか、もって生まれた形状で仕方がないか、と諦めていた。

そんなある日仕事で他流派のカラテをやっていた3歳年上の人と知り合いになる。
どんな話の流れからか股割りの話になり、ある日突然出来るようになったと、それは見事な180度の完全開脚を披露してくれた。

ショックだった。いったい自分は今まで何をやってたんだろうと、今までの惰性と諦めで続けていた稽古を猛反省。
体質、骨の形、そんなもん知らん!同じ2足歩行の人間なんだらかやってりゃそのうち開く!と、
股割りの時間と頻度を増やしてみた。

1年が過ぎた、その間に「体が硬いひとでもペッタリ開脚」とか「簡単に体が柔らかくなる」とかの内容の薄い本がブームになり本屋に平積みされたりした。テレビでも紹介されたりしてはやってたみたいだ。

股割りの時間と頻度を増やしたおかげで前よりは開くようになってきた。以前思っていた限界や体質は、限界じゃ無かったってことだ。でもまだぜんぜん完全開脚には程遠い。

以前に比べると劇的に柔軟度は上がっている、しかし今まで痛まなかったような股関節周りの深部、尻の下の方内側とかが痛んだりするが、筋肉や筋を痛めてしまったような痛さではないので無視している。

ふと、本来の武術や格闘技のトレーニングの一部であるはずの股割りや柔軟が盲目的な目的になっている自分に気付く。手段が目的化したものをフェチシズムと言う。つまり股割りフェチになってしまったのか。
なんか、変態的でいやらしいな。

股割り

ブルースリーに憧れとにかく高く綺麗な蹴りが出したかった。しかし、足が上がらない。

この柔軟というやつとはやたらめったら付き合いが長い。なにしろストレッチや柔軟をやり始めたのは中学生の陸上競技からだから38年以上ほぼ毎日やってる。それでも完全開脚できないし股割が成功しないので、そうゆう体質なのだと半ば諦めていた。

高校でラグビー部に入りフッカーのポジションになるとスクラム中、足でボールをかく為前後開脚の柔軟性が要求される。毎日部活の後少しづつストレッチをやった。それなりに柔軟度も上がり競技スポーツでは問題ないのだが、やはり華麗な蹴りを出す為には股関節の柔軟度がモノを言う。

相撲部屋の強制股割りを見て、部員に頼んでやってもらったが筋と筋肉が過伸張を起こしてしまい(切れはしなかったが)
痛みでまともに走れず治ったら前より柔軟度が落ちてしまっていた。体の内部から響いてくるゴキン!という異音は不気味だった。


これですよ
ウィキ先生によると 闘牙進と言う力士は三役経験者だが最期まで股割りが出来ず仕舞いであった。とあるのでやはり骨格的に出来ない人もいるのだ。股割りが完全に出来ないお相撲さんもたまにだが、いるらしい。

毎日柔軟をする→少しやわらかくなる→もう少しだ!と負荷をかける→スジを痛めてしまう→治るまでに硬くなる→ふりだしに戻る。 

こんなんを何十年も続けてきた。その間に何度と無く異常にリアルな開脚成功の夢を見ている。「やったーついに180度開脚できるようになったぞー」という歓喜とともに目が覚めて、またあの夢かぁ、と落胆する。

この話を当時の極真の師範にしたら「〇〇さん、本当に開脚したいんですねぇー」とあきれ気味驚かれる。

後から入門してきた道場生が同じ柔軟をやっていて大体3ヶ月ぐらいで股割りを成功させていく。
結局現役中は股割り出来なかった。

ここまでくれば体が硬い体質、骨格的に可動域が狭い運動や武術向きではないとあきらめ、無駄な努力を有益な努力に振り向けた方がよっぽどいい人生を送れると思うのだが、もう意地と惰性で股割りを続けている。

ヨガを取り入れたストレッチを毎晩行っているが、健康維持の体操になっているのでもう、そんなにやわらかくはならないだろうと思って諦めていた。才能の無い者の努力の虚しさと悲哀を自ら感じて書いていて悲しくなる。

それでもいい、毎日やっているおかげで普通よりは全然柔らかいし、と思っていたら衝撃的なことが起きる。

単管パイプで懸垂台

自室に懸垂台を作った。市販の懸垂台を買うことも考えたが、工事現場などで足場を組むのに使われる「単管パイプ」と言う鉄パイプで作ることにした。最初は買うよりも安く出来そう、と思っていたのと、市販品より全然頑丈で細部まで自分に合わせたものが作れる自由度が魅力で、自作することにした。

意外にかかる材料費
何度かホームセンターに見に行き単管パイプとジョイントを調べていくうちに結構材料費がかかることに気付く。単管パイプ自体は2メートルのものでも980円とたいした値段はしないのだが、台座に使う4口ジョイントが1つ1200円。2つ必要。単管パイプ2メートルのものを3本、そのうち1本は60センチを2本と40センチに切ってもらい、カット代は1カット50円(安い!)あと固定クランプを2個(1個178円、これも安い)、合計5500円ぐらいになった。
買うより安い、と思うかどうかは微妙なところだ。これだけでは取りあえずぶら下がれるだけというものだし、もう少し単管とジョイントを足して補強したいし、デップス用のバーも付け足したい。
つまり、自作に取り掛かったは良いけどいくらでもいじれるので、どんどん金がかかると言うことになってしまった。まあ、そうゆうことが楽しくて、始めたのでいいのだが。

材料を2階の自室に運び入れて組み立てを始める。無骨な単管パイプを自室で見るとむさくるしいことこの上ない。暑さで汗びっしょりになりながら何とか組み上げる。
ぶら下がって見ると、懸垂できないことも無いが、まだ足場が不安定だ。もう少し補強が必要なようだが、値段の張る4口ジョイントはネジ1つで単管に固定されるのでそれだけではぐらぐらすることが判明。これならクランプで組んだ方がしっかりした脚になったかも、しかし、フローリングを傷つけたくないのでスマートなこの形にしたのだが、安定度がいまいちだ。

とりあえず転倒することはなさそうなので、チニングバーを取り付ける。単管にパイプを万能ステーを使いボルトで固定してみた。角度も大体適当に作ったが、これは具合がいい。ジムレベルのチニングバーと変わらない使い心地でかなり満足している。

満足のチニングバー

裏側から

夜寝る前だろうが、朝、起き抜けだろうが、いつでも懸垂できるって、かなり楽しいのでお勧めです。次回は足首に器具を装着して逆様にぶら下がれる、逆さぶら下がりの器具を作ろうと計画中です。ヒクソン・グレーシーがやってたトレーニングなんだよね。



ゴルフと真剣

さて、近況。

走ったりサンドバック叩いたり、ウエイトしたり、型稽古したり、してるので40過ぎても運動不足とは無縁なのだが、どうも最近、女房が元気が無い。何か運動をしたら?、と誘うのだが、「ただ走るのなんてつまんない。」 テニスとかも行ったがいまいち続かない。でも、何か運動はしたいと言う。

「そうだ、バッテングセンターは?なんかガーンと叩きたい」と言う。だいぶストレス溜まってんのか?
「でも、バッテングだと空振りすると損だから、ゴルフにしようか」と言うので、せこい理由で近所の山の中にあるゴルフの打ちっ放しに行って来た。




俺は自慢じゃないが、ゴルフと野球は敵視していた。 大学のときにゴルフ亡国論とかのたまう教授がいてだいぶ感化された。 山だらけの狭い国土にゴルフ場ばかり作って人工の自然で里山を破壊していくゴルフ場が嫌いだった。

野球に関しては出来ない、わからない、興味が無い、と言うことで社会人になってからだいぶ変人扱いされた。

よく考えるとスポーツというものが嫌いだったのだ、大人になるにつれてだんだん許容量が増えてスキーやスケート、テニス、などやったが、性格的にチームスポーツが苦手なのだ。

ということで、40過ぎにして初ゴルフ(打ちっ放し)である。
女房の運動不足解消にぶったたこうと言うだけなので、ゴルフが上手くなろうとか言う気が全く無く、手ぶらで何も解らず練習場に行って見た。

受付のアルバイトのおねえさんにどのクラブで打てばいいのか聞くと、自分が練習したいクラブで打てばいいと言う。

だいたい、クラブの種類さえ知らないので適当にでかいクラブを選んで打って見る。
回りはマイゴルフバックを持参でシューズも決めたおじさんばかりだで気がひけるが、まあいいや。



夫婦ともに派手に空振り。なにしろ持ち方や撃ち方一切知らず、知識といえば「プロゴルファー猿」と「あした天気になあれ」のチャーシューメーン!だから自己流にもほどがある。
面白いほど当たらず、当たっても飛ばないので、笑ってしまう。

そこで、今までやってきた武術の切れ端を使ってクラブを振ってみた。
手の内は真剣を持つ持ち方にして含胸抜背(がんきょうばっぱい)、左肱切断、中国拳法と薩南示現流を応用してみた。

すると、当たりだし飛び出した、なんて上手くいくわけは無いが、何回かは高音の打撃音を響かせ球が飛ぶようになった。

そのかわり実験的な打ち方を繰り返すのでひどい打ち損じもして回りのゴルファーを危険な目に合わせてしまい、女房から「もうあなたのとなりでやりたくない」と言われてしまった。

1時間休み無くバカバカ打ち続けて、左手の掌が痛くなってきたので終了。
女房も結構楽しんだみたいだし、ゴルフもやると楽しいのか、とまた、すこし許容量を広げてみた。
ゴルフ場には反対だけどね。

ここからは妄想だけど、できるなら打ちっぱなしじゃ無くて、斬りっぱなしとかあったらいいのにと思う。真剣を借りたり持ち込んだりして好きなだけ試し切りが出来るといいのにな。
あ、そうか、奥さんの運動不足解消が最初の目的だった。
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プロフィール

ハイキック
ほんとは出来ないハイキック。 股関節を痛めてしまって。 でも、まだまだ鍛えることはあきらめていません。 

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