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謎の粉末

中学で陸上部に入った俺は毎日競技場に行って走ってるばかりだった。苦しいばかりで面白くもなんとも無い。いっしょに走ってた女子もかわいい子はいなかったし、しかも、俺より速かった。1500メートル走で負けてショックだった。運動や体育が嫌いで図書室が好きだった小学生時代を過ごしたのだから当たり前なのだが、ブルースリーや極真を目指している身で女子に負けるのは情けなかった。

金持ちの家の先輩が夏休みにアメリカに行って、なにやら不思議な粉末を持って帰ってきた。パッケージが緑でオレンジのロゴがカッコいい。「グェイタレードて言うんだ。」「向こうのスポーツ選手はみんなこれ飲んでんだ」「水より吸収が早くてエネルギー効率がいいんだ」

粉末を舐めさせてもらい、(ワタナベの粉末ジュースを思い出していた)水道水で作ったゲータレードを飲ませてもらった。

甘い、ウマイ、なんだか吸収してる  気がする。
俺はあっという間にアメリカ帰りの先輩に洗脳されスポーツ科学の進んでるアメリカスゲーと思った。ちょうどジョギングブームも起き、陸上競技にさまざまなグッツやウェアが発売され始めた。
しばらくすると日本でもゲータレードが発売され始めた。
町のスポーツ店に入荷するのを待って買いに行った、いくらだったのか忘れたけど、スゲー高かった覚えがある。

結局もったいなくてすごく薄く溶いて飲んでいた、原末を持っているのを見つかると、薬中のようにみんなが舐めに来たりした。
みんな、いろんなウエァやスパイク、飲料を買って試して、これがいいとか、このスパイクはすごいとかやっていたが、お金がなくなると、「やっぱ水が一番うめぇ」とかいって水道水をガブガブのんでいた。

ゲータレードを飲んでもちっともタイムが縮まらないのと、小遣いが足りないのでだんだん買わなくなってしまった。ずいぶん後になってポカリスエットが発売される。

この頃は大人になってポカリが二日酔いに飲む飲料になるとは思いもしなかったなぁ。
【トレーニング法の最新記事】

マイク死す

マイク・ベルナルドが死んでしまった。

「キレテナーイ」の人だ。

さっき妻から聞いた。

普段テレビを見ないから知らなかった。

「ええ!」とあわててネットで調べる。とっさに思い浮かんだのは「何でやられたんだ、ナイフか銃か」だった。彼の国、南アフリカの怖さをさんざん海外で聞いていたから、てっきり殺されたのだと思った。

でも死因は薬物摂取による自殺だそうだ。がっかりした、とは言わないけれど、さびしいくて、やりきれない。あれだけの肉体、あれだけの戦闘力を持ちながら自殺なんて。

いつも現実はこんなものか、ドラマチックでも何でもない。劇的にリングで死ぬとか、戦って死ぬとかめったに無い。
格闘技ファンとしてK1は見てたけど、ベルナルドのファンではなかったけど、この結果はさびしい。

af



走る俺たち

中学生になっても、結局極真に入門は出来なかった。
親はかたくなに許してくれなかった。
ならば何か別の格闘技と思ったが、柔道や剣道だけで、その当時俺がやりたいと思う格闘技を教えている所は近所に無かった。せめてボクシングやキックボクシングなどのジムでもあれば良かったのだが。

極真に入ると心に決めていたので、それまでの筋トレのつもりで中学の陸上部に入った。
俺の通っている中学に格闘技系の部活は無かった。

小学生の時は運動が嫌いで苦手だった俺は、走るのもあまり早くなかったので、競技場に行っては部活の時間中トラックを何周も走らされているだけだった。

いつの間にか中、長距離の選手にされていた。

今は走るのも好きだし、ベアフットランニングなどとても楽しいと思えるが、当時はただただ苦しいだけで、初めて味わう内臓系の苦痛にひたすら耐えていた。
酸欠状態で失禁しそうになったりする、体の反応に驚いたりしていた。

それもこれもどんなトレーニングよりも過酷で厳しいと噂され、梶原一騎から刷り込まれた、極真の稽古に耐えられるようになるため、陸上部の退屈でつらい練習も耐えた。

時々友達や先輩などと空手の話しになるのだが、俺は大山倍達の著書を読み漁って、知識だけは膨大だったので、ここぞとばかりに喋りまくっていた。

ところが息吹の説明で、やって見せたら先輩たちは大爆笑する。

大山倍達曰く、「息吹を正しく行い、息吹の頂点ではどんな攻撃を受けてもダメージは無い」という説明を俺は丸呑みに信じ、自分でも息吹らしきものを、映画「地上最強のカラテ」で見たイメージでよくやっていた。

今のようにすぐに動画で確認なんか出来ないので、本の分解写真と映画でやってたみたいに「コォオオオ」と喉をしぼってまねしてみるしかなかった。

しかし、間違っているとも合っているとも思えなかった。何より攻撃されれば必ずダメージを受ける。じゃこの息吹は間違っているのか。よく解らなかったが、友達や先輩からは笑われてしまった。「じゃ、殴ってみろ」とは言えない。なにしろ空手をやったことも無いのだから。
知識だけはある、単なる極真ファンだった。

後年、息吹に関しては益々疑問が深まった。極真でやる喉を絞って「コォオオ」と息を吐くやり方がどれほどの鍛錬効果があるのか疑問だった。極真を学んだ時は内蔵を強化して身体を締める為と教わってその方法でずっとやってきたが、疑問は解消されなかった。

一つヒントになったのは沖縄空手の宇城憲治先生のサンチンを見たとき「ハァーハッ」という感じでやっていて、喉を絞ったり、呼吸を響かせたりはしていなかった。

もともとは息吹はあんなに喉を絞めたり呼吸音を響かせたりするものでは無かったんじゃないのか、と今は思っている、そして鍛錬効果はスピードに出るんじゃないかと仮説を立てているが、本当の所はまだ解らない、まだまだ道は遠いな。

シャドーボクサー


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血涙の入門願い

意を決して極真の入門を両親にお願いしたら、「絶対にダメ」と言われた。
それまでは、突然身体を鍛えだした俺をいぶかりながらも、バーベルなどを買ってくれたりしたので、「始めたならどんなに苦しくても止めちゃダメだぞ」ぐらい言ってくれると思っていた。

しかも父は若い時、講道館柔道と力道山ジムとかに行っていたので父から反対されるとは思ってもみなかった。
その父まで俺が空手をやることに反対したのは以外だった。

母はイメージと感情だけで物事を判断する人なので、最初から空手、特に極真空手を毛嫌いしていた。まともに見たことも無いのに、あんな下品でヤクザまがいの団体に入門なんてとんでもないと叫んでいた。

なんとか本当の大山先生を理解してもらおうと、当時の俺は大山倍達がどんなにすばらしく極真はどんなに高貴な団体か必死で話した。話して話して、話し足りないので、どうしても読んでくれと「空手バカ」も読んでもらった。

読むだけは読むのだウチの母親は。しかも、面白かったとか言うのだ。

俺「じゃ極真に行ってもいい?」
母「いいわけないでしょ」

「梶原一騎ってヤクザみたいな人らしいじゃない」
と母は言い出す。曰く漫画家のおじさんから聞いたと。
俺もおじさんに聞くと、「出版パーティーとかで見かけると柄が悪くてヤクザみたいだぞ」と言い出すじゃないか。俺は混乱して、おじさんの言うことが理解できなかった。いや、理解したくなかった。何かの印象間違いだと決め付けてみた。

俺は「空手バカ」の中に出てきた大山先生を崇拝する梶原一騎像しか知らないので、梶原一騎は「あしたのジョー」や「巨人の星」などを生み出した大作家で、すばらしい人だと信じ切っていた。
そんな人が嘘を書くはずは無く、ヤクザみたいであるはずも無い。
著者近影の写真はなんかちょっと怖い感じだけど、写真写りが悪かっただけだろうと思い込もうとした。

大山先生は世界最強の格闘家で崇高な理念を持った純粋な人だと崇拝していた。

日本では大山先生の評価が不当に低いと思っていた。

みんなが力道山に熱中している時に実は力道山よりも強い男がいた!なんて、なんと痺れるフレーズだろう。
しかも、その伝説はまだ生きていて(当時)しかも弟子になれるなんて。
どんなことしても、入門したいと思うだろう。

とにかく、毎日毎日ありとあらゆる方法で空手を習いに生かせてくれと頼み続けた。

箇条書きにした誓約書も書いてみた。

成績が下がったら止めさせても言いと言ってみた。

しかし、何をどう言っても両親は極真への入門を許してくれなかった。

後年父にどうしてあのとき入門を許してくれなかったのか、聞いてみた。
父は「ちょっと覚えて喧嘩して回ったら困るから」という情ないものだった。
父は「やらしてやれば良かったか、と後悔してる」とも言ったが、いまさら遅いやい。

母はいまだに嫌っている。極真と言うより鍛えたり戦ったりが嫌いなのだ。許してくれたのは音楽や美術、しかも自分の趣味に合うものだけだった。

結局、極真への満たされない憧れを冷凍保存したまま大人になりやっと極真への入門を果たす。大山総裁が亡くなる少し前、ギリギリ間に合ったのだった。その大きな回り道が格闘技やトレーニングへのこだわりと追求を生んだのかも知れない。

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おまけ これ見て部屋にピンポン玉を吊るしましたなぁ

極真空手を習いたかった

世の中のあらゆるものが恐怖だった。黒人の大男や巨漢レスラー、ヤクザやチンピラ、当時ツッパリと言っていた不良少年達、すべて怖くて仕方が無かった。一番怖かったのは正義が必ず勝つ・・・わけでは無いということ。力が無ければどんなに正しくても負けて蹂躙されてしまうと言う現実。

ところが、純白の正義感でそれらすべてに立ち向かい、打ち勝ち正義を貫いた男が大山倍達その人なのだ。というのが「空手バカ」を読むと強烈にインプットされるようになっている漫画だった。
なにしろ、自宅の庭で毎朝「正義なき力は無能なり。力なき正義も無能なり。」と稽古しながら叫んでいた、と描かれているのだ。

このパスカルからパクった言葉に子供の俺は、感動し、書にしたためて部屋に飾りたいと思ったほどだった。

そして、「空手バカ」の中で何度も描かれる対立構造、他流は絶対的な悪でダンス空手で卑怯なことばかりして、若き大山の邪魔ばかりすると。

これを鵜呑みにした俺は極真が空手であり他流は武術では無いと思い込んだ。

子供の頃の自分のアホさ加減を棚に上げて言うが、ここまで洗脳する梶原一騎の天才ぶりはすさまじい。あの男はスポーツや鍛錬に興味の無かった人間にもある情念を植え付け、突如必殺技を編み出さねば、とか思い込ませる、影響力の天才だったのだ。

ブルースリーで目覚め、空手バカで道を示された俺は、極真に入門しようと心に誓った。そして、ついに小学校卒業間近に近所に道場が出来たのだ。

うれしさと怖さ半々で両親に入門をお願いすると、「絶対だめ」って。え!−−


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おまけ

空手を習いたい

「空手バカ一代」洗礼を受けた俺は、もう矢も立てもたまらず、極真を習いたくて仕方が無かった。

何しろ後半では「あの国際的映画スターブルースリーも極真を学んだのだ。さあ君も続こう」とか煽る煽る。それを真に受けた俺、当時小6か中1は、もう大山先生=神、状態。

生まれて初めてものすごく高額な本を購入、「ダイナミック空手」。当時コミックスが1冊120円ぐらいだったが、これは2500円、物価感覚から言うと8千円ぐらいの本。

内容は分解写真付きの空手技法書。前半は空手の歴史やマス大山の自伝みたいなものが書かれているのだが、その本人の写真と「空手バカ」で描かれた主人公とのあまりのイメージの違いに驚く。

そして牛と戦うシーンのスチール。純白の空手着に身を包んだ若き日の大山が牛の角を手刀でぶち折る。なんてシーンを期待していたのだが、何枚かの写真はなんか、変なパンツ履いて牛をねじり倒そうとしているシーンでがっかりしたが、こんなことぐらいで神の像は壊れるわけも無く、さっそく出来そうな自主トレを本を見ながら開始した。


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私の使っているバーベルセットはこのメーカー
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大山倍達

どんなにあこがれても、すでにこの世にはいないヒーロー、ブルースリー。
彼への憧れと憧憬を胸に、身体を鍛えることを決意した時、巨大なカリスマに出会ってしまった。

空手バカこと、マ・ス・お・お・や・ま・である。

武術、空手の本を物色に近所のデパートの中にある書店で武術系書籍を立ち読みしていた俺は、ついに「空手バカ一代」と出会ってしまう。



この頃はコンビニも無いし、立ち読みできる書店はなかなか無く、小学生の小遣いは毎週、ジャンプかサンデー、たまにマガジンかキングを買うと、無くなってしまう。だから、連載中は「空手バカ一代」を知らず、コミックになりアニメになった頃に、一気に読んだ、立ち読みで。

つのだじろう先生作画の全20巻を立ち読みした。よく怒られなかったもんだ。

その後、すぐに小遣いの前借とお年玉の残りと、妹の貯金をだまして出させ、全巻をそろえ、何度も何度も、何度も読み返した。
特に好きだったのは、山篭りして手製のバーベルでトレーニングするシーン。

俺もやるぜ、ということで、早速、海に行き砂を運んできて、母親からいらなくなったバッグをもらい、それに詰めて、鉄パイプに2つ固定して、手製のバーベルを作り、真似し始めた。

結構しっかりしたものができ、今考えるとトレーニングの観点からは、持ち上げた時、砂を入れたバッグが揺れるので、かなりいい感じで細かな筋肉が鍛えられたと思う。

そんな手製のトレーニング器具でトレーニングし始めて、しばらく経ったら、突然、父親がミズノのバーベル30キロを買ってくれた。結構高かったと思う。

中学生の息子を持つ身になって、やっとその当時の親父の気持ちが解ったような気がする。
親ってありがたいなぁ。




ヌンチャク サイ トンファー

ブルースリー以降カンフーブーム、格闘技ブームが起きていた。
Gメン75では香港特別版が放映され倉田保昭がヤン・スエと戦ったり、千葉真一が和製功夫映画を作ったり、片腕ドラゴンをテレビで見て爆笑したりしていた。

そういえば、功夫映画でもゲテモノ扱いされてる「空飛ぶ十字剣」という台湾の3D映画もあった。
もちろん、公開されてすぐ友達と見に行った。

今の3Dより良く飛び出していたし、眼鏡も軽くて良かったんだが、いったいアレは何だったんだろう。

情報に飢えていた俺やブルースリー大好きな友達はむさぼるように消化し、あっという間に武術、格闘技、武器の偏った情報を蓄積していった。

海に行ってヌンチャクでブロックを割り、その威力を自慢しあい、これを素手で割ってしまう空手ってなんてすごいんだろう、と話し合った。おかげで、本ヌンチャクは傷だらけになったが、それもカッコいいと思っていた。 いつの間にか2本目のヌンチャクを手に入れていた俺は、死亡遊戯を見まくった後、今度はプラカラーで黄色に塗ってみた。黒ラインが上手く引けずすごくダサいものになってしまい、ためし割りにはもっぱらこちらを使った。


不二子藤雄先生の名作「おやじ坊太朗」で、変身して億万長者になる主人公のホテルのロッカーにぎっしりと武器が並んでいるシーンがあるのだが、あれこそ、あの頃の俺たちの夢だった。

ヌンチャク以外にも色々と武術で使う武器があることを知る。
ヌンチャク、サイ、トンファーなどは不二子先生のマンガで知った。ヌンチャクよりも破壊力が強い、と不二子先生が解説していたトンファーが今度は欲しくなった。


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ヌンチャクよりも強いと言うのに、心をつかまれ、やはりこれも何とか入手し、やっぱり海に行ってブロックを割っていた。お約束どおりこれも自爆系の武器で肘の内側、の神経を痛打し、やり場のない怒りに、「ドラゴン怒りの鉄拳」の顔まねをしながら耐えた。

武術で使う武器はほとんどが自爆系の物ばかりで、手にとって急に使えるものじゃないということが解り、なおさら本格的に武術を習いたくなってきた。その延長線にブルースリーがいると信じて。

おまけ。トラウマシーン

俺とヌンチャクと後頭部2

映画は映画館でしか見れなかった。テレビは見逃せば再放送を何年も待つしかなかった。
俺がブルースリーに洗礼を受けて、体を鍛えだしたり、ヌンチャクを振り回したりしていたのは、そうゆう時代だった。

あのヌンチャク、あの動きどうやっているのか、見たいけど、見れない、見たいけど、見れない、ブルースリーの映画ももう公開されない。とっくに死んでいたから、新作が出るわけも無い。(と、思っていたら後日死亡遊戯が公開され、学校の友達と狂喜して見に行き、朝から夜まで空腹をこらえて何度も見直した。同時上映が「カタストロフ」というグロドキュメントでこれを何度も見るのはつらかった。)

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ヌンチャクの自作に失敗してから、ヌンチャクには沖縄古武術の空手で使う8角形の本ヌンチャクがあると知った。それまではヌンチャクと言えば黒い鉄棒を鎖でつないだものというイメージだった。

本屋で立ち読みした沖縄空手の教則本にヌンチャクの型の分解写真が載っていたが、ブルースリーの動きとは似ても似つかない、別のもので、落胆し、混乱した。

どこに行けばあの武術が習えるのか、憧れは強くなるばかりだ。

後日、ブルースリーが映画で見せたヌンチャク捌きは、共演者のダンイノサントがフィリピンの武術カリをアレンジしたものをアドバイスして組み立てたものだと知るが、その頃は知る由も無い。

自作ヌンチャクに失敗した後、東京で有名漫画家のアシスタントをやっているおじさんが遊びにきた。もちろん「燃えよドラゴン」も劇場で何回も見たと言って、漫画の資料として買ったけど、もういらないからと、なんと本ヌンチャクをプレゼントしてくれた。そして、「何度も見たから覚えたよ」と言ってヌンチャクの動きを解説してくれた。

それから毎日砂浜に行って練習するのだが、手やひじに自爆して、ヌンチャクを涙目でにらむ日々が続いた。軌道を間違えてひじ内側の神経を痛打したときなどは、激痛と屈辱と後悔で心が折れそうになった。

少し回せるようになってきて、体の後ろからヌンチャクを回して、頭の横でキャッチするとい難易度の高い技を練習していた。

どう、考えても実戦には何の意味もなさそうな動きで、逆に不利になりそうだが、これができなければならない、という思考停止だったのでこんな動きはおかしい、とは考えず繰り返していた。

2、3回うまくいき、こわごわやっていたのが、だんだん速いスピードで回すようになり、お約束どおり後頭部を硬い樫の木でできたヌンチャクが直撃した。

衝撃とともに世界は闇になった。


これかぶって練習しよう


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プロフィール

ハイキック
ほんとは出来ないハイキック。 股関節を痛めてしまって。 でも、まだまだ鍛えることはあきらめていません。 

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