2019年09月17日
37兆の細胞を作るもの
37兆の細胞を作るもの 人間は食べたもので出来ている。
60兆じゃなかったのね、私が習った時は人間の細胞は60兆ということだったんだけど、半分近く減るとは、ぜんぜん関係ないけどちょっとがっかり。その37兆の細胞を毎日動かしているのが、空気と水と食事。特に食事は運動能力の向上からメンタルの安定まで影響が大きい。
毎日の食事は薬ではないので即効性は無いが、半年後、1年後、3年後の体調に大きくかかわってると、言えば皆納得してくれるが、それでも、毎食何を食べてるかに気を使うのはめんどくさいという。
具体的には、めんどくさがる人は、買い物をするときに食品表示を見ないのだ。そこに全部表示されているわけではないが、必ず表示を見る癖をつけておくとわずかな抵抗ではあるが体を守ることが出来る。
私は添加物全否定でも自然食品原理主義者でもないが、避けれるものはなるべく避けようというスタンスで食品を選んでいる。目を皿のようにして表示をチェックする必要は無いが必ず見ておく癖をつけると無意識に健康に悪そうなものを買う確率が減っていくはずだ。
添加物の父阿部司
やっぱり添加物と言えば触れなければならないのがこの人、阿部司だ。「食品の裏側」という本の著者で高度成長時代に食品メーカーと組んで日本の食品を添加物まみれにした一人だ。その開き直りとも、懺悔とも思える暴露は読んでいて怒りを感じるが、彼が書いてくれなければ、知りようもなかった話ではある。
では、添加物が悪いのか、と言うと、国は安全ですの一点張りだが、複数の添加物が人体に長期にわたって複合的に働く影響など複雑すぎて誰も因果関係を証明できないだけの話だ。
ただ、漠然となんで日本人はこんなにガンになる人が多いんだろうとか自殺者が多いなと感じるだけである。
結局はお金
なるべく体にいい食品をどう選んだらいいのか、結局、悲しい結論になってしまうが、お金次第だ。
極論を言えば体にいいものほど高いということになる。
調味料も食材も添加物少ない自然に近いものに比例して値段は高くなる。逆に言えば添加物を使うとすごくコストを下げられるということ。
味噌、醤油、みりん、内容表示と値段を見比べてほしい。単純な原料だけのものほど値段が高いはずだ。
安くておいしくて便利 それが問題
添加物が可能にしていることがすべて表現されているのが、安い、おいしい、便利の3つに尽きると思う。これを提示されるとだれも反抗できない絶対正義のような呪文で、その効果は日本中から本当の食品を駆逐しつつある。
誰もわざわざ手間のかかる方法で作りたくない、一日中家族の食事を作ることだけで終わるような暮らしをしたくない。昔だったら年に数回しか食べれなかったような食事を毎日食べたい。一つ一つはそんなあたりまえの、贅沢とも言えないような欲求をかなえてくれたのが添加物なのだが、引き換えに何を差し出しているのだろうか。
そんなこと言ってたら食べるもの無いよ
そう、無いのだ、特にコンビニには食べれるものが無い。一回、コンビニに入って添加物の入っているものは想像上で消してみたことがある。棚はガラガラになってしまった。水とゆで卵ぐらいしか残ってなかった。酒も添加物入ってるしね。
「食べれるもの無いよ」と思考停止しないで、さらに思考してどうやったら食べれるものを増やせるかを考えていくのも楽しいと思うのだが。添加物も食べたとたんに死ぬわけじゃないから、ゲーム感覚で減らしていけばいいと思うが、こういった話をするとすぐに極端に反応して怖がるか、あきらめて考えようとしないか、という人が多い。
外食を減らす→コンビニで買い物を減らす→自炊を増やす→加工食品をなるべく買わない→食品表示を見る癖をつける→季節の食材を買う→産地や生産方法を意識する
ゆっくりできる出来るところまで、進めていけばいいと思う。
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投稿者:ハイキック|17:46
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