2019年09月12日
ビーガン
ビーガン 完全菜食主義者を指してこう言う。
25歳の時、完全菜食を試したことがある。空手をやりながら「なぜ」と周りから不思議がられ「オウム信者ですか」とあらぬ疑いをかけられたりした。
プラトン・レオナルドダヴンチ、・マハトマ・ガンジー、アインシュタイン、ヒットラー
みんな菜食主義者だという。様々な宗教で食に関する禁忌は多く多岐にわたっている。その中でも動物食に関するタブーがやたら多い、いったいこれは何なのだろう。
例外的にピタゴラスは自身が主催するピタゴラス教団の戒律で豆を食べるのを禁じているが、謎である。
単なる好き嫌いの押し付けのような気もするが。
とりあえず、豆はいいだろう、菜食主義者の必須栄養食でもあるし。
歴史上の菜食主義者を知ると。どうしても完全菜食が気になって仕方が無なくて、自分の体で試してみたかったので3年やってみた。
頭脳明晰になり、気持ちが優しくなる、とか、穏やかで、健康的で動きの質が変わってくる、とか菜食を続けることによる効能が言われているが、結論として凡人の私はとくにこれといった変化を感じなかった。
プラシーボの域を出ないぐらいの実感しかない。
体重は確かに10キロほど落ちた。
サンプル数1の事象を色々言っても始まらないが、3年完全菜食した体験談として述べてみると、不足する微量栄養素のことを考えて麦、アワ、など雑穀を入れた玄米に必ずすりゴマをかけて主食とし、
基本季節の野菜を中心に食べていた。油はごま油。豆腐、納豆はほぼ毎食。海藻類もなるべく食べるようにしていた。
山口久子さんという方の書かれた「玄米正食料理法」という本を参考に自炊していた。
自炊は大学生の頃からしていたのでほとんど苦にならなかった。
そんな感じで、肉がめちゃくちゃ食べたくなるとか寿司くいてーとかはならなかった。
体重は落ちたが、練習試合にも出ていたし、そんなに強くなかったので変化は感じなかった。
体重落ちた分、正面から打ち合うと押されてしまうが。
肉を食べると走れない?
武術の面から言うと、当時よく読んでいた甲野善紀さんの著作に幕末に日本に来た外国人が雇った人足がすごい健脚なので、さらにがんばってもらおうと肉を食べさせたところ、スタミナがなくなりもとの粗末な食事に戻すよう要求された、という話がある。
確かに、昔の武将や武芸者が活躍した時代は今から見ればほとんど菜食とも言っていいほどの質素な食事だったろう。
菜食粗食したほうが武術的には上を目指せるのではないのか、そんなことを考えながら、空手を続けて菜食していた。
疲れやすさ、精神面、性欲、自己モニターなので客観的ではないが、大きな違いを感じなかった。
だから、当時は逆に動物を殺して食べなくても人は十分生きていけるじゃないか、という証明だと思っていた。
体質に左右される部分も大きいと思う。
肉をほとんど食べなくても健康的に生きれる人、体調を崩す人、それぞれ体質によるのだろう。3年も菜食をやった結果が凡庸な一般論に落ち着くとは、毎回そうだが、やってみないと気がすまないというのは高コストだ。
玄米菜食主義者は絶賛する玄米食だがやはり向かない人もいるし、食べ方によっては体調を崩すみたいだ。私の場合は胃腸が平均よりかなり丈夫に出来ているようなので、最初から玄米をドガ食いしてもなんとも無かったが、奥さんが玄米食が合わなかったので、結婚を機に菜食をやめた。このへんもいたって凡庸である。
いまだに私だけは麦を入れた玄米食だが、肉も魚も外食も普通に食べている。
加工食品と添加物は極力避けているが、なにもかも科学的証拠と根拠に基づいて食べることは不可能なので、大きなくくりで食べる食べないを決めている。他人から見ると、いろんなこと言ったりやったりするが一貫してないいい加減な人にみえるようだが、ま、いいか。
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投稿者:ハイキック|09:26
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