車検を通すだけならば、車検前の点検で異常個所がなければ、整備する必要は、ほとんどありません。
JB31Wジムニーシエラは、不具合があれば適時修理しています。車検前だからといって修理が必要になる事はありません。今回も、ひと通り点検しましたが、少し前にオイル漏れを直したので、多少の調整とグリスアップくらいで完了です。
ただ、しばらくブレーキを見てなかったので、少し気になり念のためパッドもシューも外して、摺動箇所にグリスアップをしておきました。
シューを外して点検中
ブレーキは、昨年マスターシリンダーを含めて分解し、ゴムパーツをすべて新品に交換したから、1年経過した今年の状態はすごく良好です。今回バラす必要も無かったくらいです。
車検前の点検で、まったく気になる点が無かったのですが、実は前回の車検後に、少々曲がったシャックルを交換しました。その時リーフの錆が気になって、予備のリーフと交換しました。
リーフを交換すると、車高が変化します。
昨年のリーフ交換後、JB31Wジムニーシエラの車高が、どのくらい高くなったのか、低くなったのか、前後で違いがあるのか、正確にわかりません。そうなるとヘッドライトの光軸が基準値から外れているかもしれません。
夜間走行で、光軸のズレは感じませんが、車検では、数センチ単位の基準値から外れたら不合格です。車検のラインで不合格になると、整備工場で調整しなければならず面倒です。
ずっと気になっていたんだから、もっと前にやっておけばよかったのですが、車検前にヘッドライトの光軸調整をする事になりました。
ヘッドライト光軸の基準
以前のブログでも紹介しましたが、ヘッドライトの光軸には基準があって、インターネットで調べてみると、いろんな光軸調整の方法がヒットします。
光軸の基準は、ヘッドライトの高さによって、違いがあって基準値を説明している情報に目を通すと、たくさんの数値が出てくるので、面倒臭そうに思えます。
昨年のJB31Wジムニーシエラの車検前に、光軸調整の基準を調べましたが、本当にややこしく感じました。でも本当は、凄くシンプルで理解しちゃえば単純な基準です。
JB31Wジムニーシエラの場合を例にすると、ヘッドライトの高さが1m以下なので、ロービームのエルボーポイントを左右にブレず、真っすぐ正面に向ける事と、照射角度を1%下向きに調整するだけ。この2点をクリアすれば良いのです。
もし、大型のSUVなどヘッドライトの高さが1mを超える場合は、照射角度を1.5%下向きにします。
つまり、ロービームの光軸の基準は、真っすぐ正面を照射している事と、照射角度が1%あるいは1.5%下向きであれば合格です。
JB31Wジムニーシエラの場合、車検のラインでは、ハイビームで検査するので、本来ならハイビームで光軸調整するべきでしょう。
でも、実際の夜間走行では、ロービームを多用します。夜間走行で、対向車に影響があるのもロービームです。
昨年、JB31Wジムニーシエラは標準のシールドビームから、セミシールドビームに交換したので、ロービームで光軸調整し車検のラインを通しています。
当たり前ですが、ロービームを基準値に調整すれば、ハイビームだって基準値に収まります。
光軸基準の説明では、10m先を照射して、エルボーポイントが何処にあるのかを調べる事になっています。
光軸の基準
ヘッドライトが真っすぐ前を照射し、10m先でヘッドライトの高さから10cm下に、エルボーポイントがあれば基準にピタリと合致している事になります。
でも、10m先にヘッドライトを照射して光軸をチェックするとなると、場所探しが大変です。JB31Wジムニーシエラの光軸調整では、ヘッドライトから3mおよび5m先にスクリーンを立て、スクリーンにロービームを照射してチェックしました。
さらに、誤差を最小限にするために、3mと5mでチェックして納得できない場合、路面の傾きによる誤差があると判断して、場所を移動して納得できるまで、何度もチェックしました。
車検合格のための調整なら、光軸の基準値に許容範囲があるので、あまり誤差を気にしすぎる必要はありませんが、夜間の走行時に対向車が迷惑するので、どうせ調整するのならピタリと基準値に合致させるべきです。
ヘッドライトの高さが1m以下のJB31Wジムニーシエラの場合、3m先でエルボーポイントが3cm下に、5mで5cm下に照射されていれば、基準に合致しているはずです。
光軸調整用スクリーン
前回、はじめての光軸調整では、基準をすべて記したスクリーンを用意しました。
スクリーンはヘッドライトの高さ
このスクリーンで問題なく光軸調整が行えましたが、より調整しやすいスクリーンを新しく作りました。
今回は、カレンダーの裏に基準を記しました。前回は段ボールだったので白いスクリーンになって、エルボーポイントがくっきりわかる気がします。
新しいスクリーン
スクリーンのリニューアルでは、基準をすべて記したのですが、よく考えてみるとエルボーポイントをピタリと合致させる場合、許容範囲は不要です。さらにエルボーポイント左側のカットオフラインも、光軸調整時に目障りです。
実際の光軸調整で必須となるのは、3m先と5m先でエルボーポイントを何処に調整させるかの基準です。それ以外のラインや枠は、目障りなだけです。
そこで、思い切りシンプルなスクリーンにしてみました。
必要な基準は、中央のセンターラインと水平ライン、そしてエルボーポイントとカットオフラインの基準を、3m先と5m先の2本加えます。
使用したスクリーン
シンプルなスクリーンですが、実際の光軸チェックでは余分なラインが無いので、わかりやすくて調整しやすい気がします。
昨年使用したスクリーンとの比較
前回のスクリーンと比べてみると、シンプル過ぎて何か物足りなさを感じます。
でも、光軸を調整する場合は、エルボーポイントを基準値にピタリと合わせる事だと思うので、不要なラインは記さず、必要最小限の基準線だけで問題無いはずです。
エルボーポイントのチェック
実際に光軸をチェックしましたが、このシンプルなスクリーンがわかりやすく、調整もしやすい気がしました。
次回、ヘッドライトの光軸調整時に注意する点を紹介します。
クルマの整備や調整、オイル交換は、近くの整備工場に依頼しましょう!
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