2010年06月11日
世田谷区八幡山2丁目の広大な土地は?
本日の朝日新聞朝刊の記事に、明大「八幡山」売却へとありました。
以下にコメントします。
明治大学では、ラグビー部などの専用グラウンドや合宿所がある「八幡山グラウンド」を売却して、日野市の「多摩テック跡地」と隣接地を購入して5つのグラウンドと体育館・合宿所などをもつ「明治大学スポーツパーク(仮称)」を整備するという構想があり、2014年度のオープンを計画しているようです。
1.明治大学の八幡山グラウンドは約5.7ヘクタールの広大な土地を売却
2.日野市の多摩テック跡地15ヘクタールと隣地5ヘクタールを購入する計画
問題点としては、日野市の多摩テック跡地は用途地域が市街化調整区域である為、現状では合宿所や体育館などを建築することは不可能である。クリアするには日野市との協議が必要である。
⇒ 日野市は「既存の緑を保全する」「スポーツ交流に貢献する」ことなどを条件に受け入れる方針のようです。
ところで、世田谷区八幡山二丁目の約5.7ヘクタールの広大な土地ですが、一体どのような法人が購入するのでしょうか?若しくは世田谷区が公園用地や公共施設の為に税金を投入して買いますでしょうか?
私の予測では、デベロッパー数社が共同事業でマンションと一戸建ての複合的な開発を行うのではないかと予測します。
但し、マンション事業を行うデベロッパーの立場でこの土地を見た場合には、以下に掲げるネックポイントが想定されます。
1.地図をご覧戴くと直ぐに問題点が浮き彫りとなりますが、この土地は道路付けが良くないですね。
2.道路の幅員が狭く、一戸建ての多い住宅街にあるので、マンションを建築するとなると間違いなく反対運動が起きるでしょう。
また、工事を行う建設会社も相当苦労する位狭そうな道路と思われます。(地図からの推測ですが。)
3.用途地域が第一種低層住居専用地域ですので、3階建て程度のマンションしか建ちません。世田谷区の砧のマンション(旧NHK関連施設跡地)で問題となったように、地下室型のマンションは困難でしょう。
数年前には、千歳通り沿いの千歳台6丁目の旧青山学院世田谷キャンパス跡地が、大規模マンション「東京テラス」(売主:積水ハウス、1036戸)になりましたね。
今回の明治大学の八幡山グラウンド跡地は果たして何に変わるのでしょうか?
駅からは少し距離がありますので、良好で閑静な住環境を考慮した場合には、一戸建てがよいのではと個人的には思います。
以上
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