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「セコムマンション・叩き売り」の週刊誌記事

昨日、Twitterにてツイートしましたが、週刊現代の記事を拝見しました。
概略は以下の通り。

1.セコムホームライフ(平和不動産も売主)の新築マンション(完成は昨年9月)が、「叩き売り」とありました。
⇒ あと4カ月経過すると、築1年になりますので、「新築マンション」とは表記できなくなります。

2.土地の入手した際の仕入れ価格が高く仕入れたのと、強気の価格設定が的外れだったとの解説
(コンセプトも世田谷ゲートハウスとのことだが、親会社セコムの先進のセキュリティがマッチする立地やプランとなっていない。購入者層とずれている。)
⇒ 急行停車駅の千歳烏山駅へのルートには、マンションの目の前がラブホテルがあり、夜はそのネオンの方が目立って、マンションの住戸には照明が灯らない(売れていないので、真っ暗な部屋が多い)

3.物件の北側が甲州街道で南側が旧甲州街道、しかも窪地なので大雨やゲリラ豪雨の際の浸水被害の恐れも否めないということ
⇒ 高額なマンションという設定には無理のある立地であったと考えるのが妥当でしょう。

以前にも取り上げましたが、10周年の謝恩価格ということでの値下げが、堂々とホームページにも掲載されております。

最大の値下げでは4000万円を超える価格改定(値下げ)となっています。
13,910万円(2LDK :130.20u) ⇒ 9,890万円



マンションの物件概要を見る限りでは、販売戸数が89戸(総戸数363戸)となっています。まだ、総戸数の24%強が売れ残っているということです。


このマンション事業(プロジェクト)では、相当なダメージがあることは間違いないでしょう。
安全・安心を提供する会社(セコム)が、まずは足元(自社の経営状態の方に)をきちんと固めて、このセコムホームライフという企業の存続を確実に担保できるように努めることこそ必要かもしれません。


※かたや、野村不動産の蘆花公園のマンション(プラウド)は戸数は100戸に満たない規模であったようですが、直ぐに売れたそうです。
⇒ 価格も的を射ていたようですが、アプローチ・導線が良かったようですね。


経営者の判断の誤りで、中堅企業などでは相当なダメージを受け経営破綻するということは皆さん御承知の通りです。特に大規模物件がコケると危ないですね。
経営者もリスクマネジメントの重要性を認識して、取り組む必要があります。


マンション購入を検討されている方は、単純にマンションが気に入ったからといって、安易に飛びついてはいけませんよ。他のプロジェクトで大失敗していて、危機的な状況にある会社であることに気づかないと、「後の祭り」という事態に陥りますから。用心深く、慎重に冷静に。


以上


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新築マンション業界約20年の経歴。大手のマンション販売会社と大手マンションデベロッパーであんな事やこんな事も経験しました。これから新築マンションを購入検討される方に役立つ様々な情報を発信します!!
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