2017年06月20日
独居の親は本当に「かわいそうなこと」ですか?価値観は人それぞれ(その1)
高齢化社会に突入して早何年が経過するのでしょう。
これからはさらに高齢化社会がすすんで超高齢化社会になります。
中年以上になってくると高齢化問題については自分自身の老後
という面も視野に入ってくる話ですが、自分の親が健在の場合かつ
独居という場合は先にことを考えると悩みはつきません。
結果的にベストな結論というのはないからです。
■昔の感覚だと独居をさせるのはひどいこと
「親を独居させるなんてひどい!」
「育ててくれた恩を仇で返すのか!」
「兄妹がいるのだから助け合って支援してあげたら良いのに」
親がひとり暮らしをしているというとこんな意見を言う人もたくさんいます。
一番多いのは、身近な親戚が多いかもしれませんね。もしくは親本人が
こういうことを子どもに言うケースもあります。
家父長制をとっていたむかしであれば2世帯、3世帯というのは
あたりまえの時代だったのかもしれません。親や祖父母を同居する
ということは当然メリットもあります。家には必ず誰かしらはいるという
安心感です。
家族や血族関係について結びつきが強い時代なので、
家族がひとりで暮らすという状態にはなり得ない状態だったともいえます。
そのため「親を独居させること=ひどいこと」としてしか受け止められない
人がいることも納得です。
■独居の親はなるべくしてそうなった?
正直、私が小さいとき近所に独居のおばあさんが住んでいて
「どうしてひとりで住んでいるのだろう」なんて思ったことがあります。
子どもが一緒に住んであげるべきだ!とまでは思いませんでしたが、
客観的に見るとなんとなく「さびしい雰囲気」に見えてしまうのでしょう。
実際、そのおばあちゃんが「さびしかった」か「幸せだったか」など知る由もなく
勝手にひとりで暮らしているさびしいおばあちゃんというレッテルを貼り付けていたのです。
その先入観で見てしまうと、
「子どもは親の面倒を見るべきだ」
「法律的に扶養義務がある」
「育ててくれた恩があるのだからしっかり返さなくちゃ」
という常識的な感覚を疑わなければ、この答えしかありません。
しかしながら、親が独居に至るまでにはその過程ごとにさまざまな経緯が
なにかしらあったと思います。
兄妹で親の面倒を見ることを押しつけ合ってその結果独居になっている
ということもあるかもしれません。他にも親の暴言や毒親ぶりが激しく
子どもでさえも離れていったという家族もあるでしょう。
親の方が子どもは親の面倒を見るべきだ!という押しつけで
一緒に同居させてうまくいかず独居になったという場合も…
家族の数だけ独居で生活している理由というものは存在します。
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という面も視野に入ってくる話ですが、自分の親が健在の場合かつ
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「育ててくれた恩を仇で返すのか!」
「兄妹がいるのだから助け合って支援してあげたら良いのに」
親がひとり暮らしをしているというとこんな意見を言う人もたくさんいます。
一番多いのは、身近な親戚が多いかもしれませんね。もしくは親本人が
こういうことを子どもに言うケースもあります。
家父長制をとっていたむかしであれば2世帯、3世帯というのは
あたりまえの時代だったのかもしれません。親や祖父母を同居する
ということは当然メリットもあります。家には必ず誰かしらはいるという
安心感です。
家族や血族関係について結びつきが強い時代なので、
家族がひとりで暮らすという状態にはなり得ない状態だったともいえます。
そのため「親を独居させること=ひどいこと」としてしか受け止められない
人がいることも納得です。
■独居の親はなるべくしてそうなった?
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「どうしてひとりで住んでいるのだろう」なんて思ったことがあります。
子どもが一緒に住んであげるべきだ!とまでは思いませんでしたが、
客観的に見るとなんとなく「さびしい雰囲気」に見えてしまうのでしょう。
実際、そのおばあちゃんが「さびしかった」か「幸せだったか」など知る由もなく
勝手にひとりで暮らしているさびしいおばあちゃんというレッテルを貼り付けていたのです。
その先入観で見てしまうと、
「子どもは親の面倒を見るべきだ」
「法律的に扶養義務がある」
「育ててくれた恩があるのだからしっかり返さなくちゃ」
という常識的な感覚を疑わなければ、この答えしかありません。
しかしながら、親が独居に至るまでにはその過程ごとにさまざまな経緯が
なにかしらあったと思います。
兄妹で親の面倒を見ることを押しつけ合ってその結果独居になっている
ということもあるかもしれません。他にも親の暴言や毒親ぶりが激しく
子どもでさえも離れていったという家族もあるでしょう。
親の方が子どもは親の面倒を見るべきだ!という押しつけで
一緒に同居させてうまくいかず独居になったという場合も…
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コメントありがとうございます!
ここではあくまで健康な親と距離をとるというテーマで記載しましたが、
介護や病気などが絡んでくると選択肢が複雑になってくるので難しい問題だと思います。
アダルトチルドレンタイプの子どもの場合は、自分がしたくて親の面倒を見ているの
であれば良いのでしょうが、親に幼い頃から心を支配されて、最終的に親の面倒までが
義務となる人生では、自分が居ない人生になりかねませんね。
親との関係で苦しい人の第一歩はいきなり絶縁ではなく、まず物理的な距離をとり
徐々に心理的な距離もとっていくと言うことが導入しやすいのかもしれませんね。
しかし同居の場合、義父母と嫁・婿が常に気を使い合い寛げず、本人が居ないところではお互いの悪口を孫(子)の前で機関銃のように吐き出しまくり、最後に「あんたは結婚するなら同居は止めなさい!!録なモンじゃない!」と念を押す…というのはありふれたパターンです。
(挙げ句、義父母が亡くなった際「あー!やっといやな存在が消えてくれた!!」と喜ぶなんて凄まじいケースも。)
それを考えると「親を独りにするのは酷い!」というのは、果たして本当なのか?
「親と心理的にも物理的にも、適度な距離を持って暮らせなくて大変。」と言った方が良いのではないか?と思ってしまいます。