東日本大震災から早6年。薄れて行く防災意識。: アスペ嫁と苦悩夫の奇妙な冒険

2017年03月11日

東日本大震災から早6年。薄れて行く防災意識。

ヤフーが「3.11」とヤフーで検索すると10円を寄付するというような
ことをやっていました。東日本大震災から今日で丸6年となりましたが、
自分の中で防災意識もあの悲しみもどこか薄れて行っているような気がします。

そんな自分自身に罪悪感を感じたり、薄情だと感じたりと複雑な気持ちに
さいなまれた時期もありましたが、それもまた人間なのだろうと最近は
思うようになりました。

地震当時は震度6強の場所に居合わせましたが、幸いケガもせず
現在まで過ごさせてもらっています。

東日本大震災は地震や津波という自然災害の恐ろしさだけでなく、
原発のおそろしさをまじまじとおしえてくれる災害になりました。

6年経過して復興した産業や土地はたくさんあるでしょう。
しかし福島の原発はいまだにロボットがメルトダウンした溶炉の
なかを偵察できるようになった程度。

とんでもない力を利用しないと私たちは生活していけないのか？
と自問自答する人もいるでしょうし、そんな環境下で何も疑問を
感じずに生活していた無関心さというもに憤りさえ感じることも。

時の経過でつらいことも心が受け入れられるようなこともあるでしょうが、
そうでないということもたくさんあります。むしろ心にロックをかけて
心を閉ざしてしまうことも珍しくありません。

誰だって恐ろしい思いはしたくないですからね。
アダルトチルドレンも過去の記憶にロックをかけている状態といえます。
こういった心が本当の意味で言えるという定義は有るのか分かりません。

一生かけて自分の中で咀嚼して行くことで心への負担が軽くなる場合が
ありますが、思った以上に心をいやすということはむずかしいものです。

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posted by アスペ嫁の苦悩夫 at 17:19| Comment(4) | TrackBack(0) | 独り言

この記事へのコメント

すすき様

コメントありがとうございます。
海外の人から見ると地震が多い国に原発をたっぷりつくっている
日本が怖いという気持ちがよく分かります。

災害だけではありませんが、日ごろのあたりまえをあたりまえとして
生活しすぎてしまうと多幸感は低下していきます。

やはり、あたりまえのことに感謝できるような人間になりたいです。

Posted by 管理人 at 2017年03月17日 00:37

マロン様

コメントありがとうございます！

そうでしょうね。人によって内容もロックのかかり具合も異なるでしょうが、
「なぜロックがかかっているのか？」という点では共通しているのではないでしょうか。

その涙が出てしまうような悲しい思いを「もう絶対にしたくない！」
という気持ちがロックになってくるのだと思います。

相手を殺すか、自分を殺すかという白黒発想は文面だけでみると
恐ろしく感じる人もいるかもしれませんが、至って普通です。

相手を殺すというのは、結局自分をここまで劣等感を植え付ける人への
憎悪心からうまれるものでしょう。そのためその劣等感を植え付ける人が
この世からいなくなれば自分の心が解放されるのでは？という深層心理が
あるのではないかと思います。

自分を殺すというのは、もうロックされた自分の嫌な思い出に絶えられない
と思ってそこから逃げ出すために自分が消えてしまいたいというような意識です。
逆に言えば、ロックされた記憶がよみがえってしまうことは自分を殺すぐらいの
しんどさが生み出されるわけです。

そういう意味では、いまのマロンさんはご自身のロックを外したりかけ直したり
という狭間で非常に心を揺さぶられている状態なのかもしれません。

帰る場所がないという気持ちの裏返しは、おそらくお母様に分かってもらいたい
という心の帰る場所という意味なのでしょう。

思考がこり固まってより白黒思考になっているときはやむを得ないと思います。
少しずつ監視している自分の時間を減らしていけば良いと思いますよ。

Posted by 管理人 at 2017年03月17日 00:34

日本は地震国・火山国ですからね。
単純計算で五年おき位にマグニチュード5、6、7の地震が起こって、甚大な被害を出しています。
それだけ地震が多いため「忘れやすく楽天的な人間」「環境への順応性が高い人間」でないと、この地では長生きし、子孫を増やすことができなかったのかな？と思います。
（その忘れっぽさが薄れる防災意識に繋がっているのかな？と。）

Posted by すすき at 2017年03月11日 21:01

心にロックをするというのは、正直なところどういうことかまだ分かりません。

が、いまだに過去を思い出すとき、家族と言い合いになるとき、友達と家族について話すとき、ふと先のことを考えたとき、こんな歳になってもそんな時にいつも涙が止まらないのは、心のロックが時折外れかけるからかもしれません。

あの感情がまるっと引き起こされるのは危険な感じます。なぜなら、自分が死ぬか相手に死んでもらうかの二者択一の考えが蘇るからです。
もう今その方面に気持ちが向きそうで嫌なのです。
復讐とか、そんなおかしな考えが浮かんできます。

だから整ったらここを出て行こうと思います。残念だけど、私に帰る場所は無いと思い込んだ方が良さそうです。
大丈夫。生きていけるよ…って、自分が自分に言うしかないです。

普通の人は、親にもっと反論すればいいとか、いい人を演じるのをやめればとか思うと思います。
今回分かりました。そうできればもう前からしていたと思います。
もう私なんかは思考が支配されているというか、プログラミングされているかのようなもので、ちがう考え方をするのはは許されないんです。

誰がゆるさないか？私です。私の中の私です。私が監視しています。だからもう無理なんですよ。

Posted by マロン at 2017年03月11日 19:46

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