2016年06月08日
自閉症スペクトラム障害(ASD)は2型糖尿病になるリスクが高い!アスペルガー受動型の嫁は大丈夫か?
自閉症スペクトラム障害(ASD)を有する患者は2型糖尿病の発症リスクが高いと、台湾のグループがDiabetes Care(2016; 39: 788-793)に発表した。
引用元:Medicaltribune
台湾の研究グループが自閉症スペクトラム障害(ASD)を有する患者は
2型糖尿病の発症リスクが高いという発表をしたそうです。
飽食のこのご時世、糖尿病というのは人ごとの話ではありません。
そもそも1型2型の違いとは何なのでしょうか。
健康ですと何気なく毎日食事をして過ごしていますが、人間はものを食べると、
血液中の糖分、いわゆる血糖値が上昇します。それにともない、その血糖値を
押さえようと、膵臓からインシュリンという分泌液が放出され血糖値を下げることに
役立っているわけですが、この機能がおかしくなったのが糖尿病という奴です。
■糖尿病1型とは?
1型糖尿病というのは、まだはっきりした原因が分かっていませんが、ある時から膵臓のインスリン産生細胞が壊れていく病気
引用元:糖尿病ネットワーク
私は1型糖尿病というのは小児糖尿病のことをいうのかと思っていましたが違うようです。
統計的に小児が多いのでそういう勘違いをしていましたが、膵臓のインシュリンを出してくれる
ランゲルハンス島が壊れていってしまうということ。自己免疫疾患的な見方もされているようです。
この場合は、インシュリンの注射が必須になります。
■糖尿病2型とは?
2型糖尿病というのは、いつからか血糖が徐々に上昇していき、ある程度の高血糖になって糖尿病の症状が出て病院に行くか、糖尿病合併症の症状が出て病院に行き、‘糖尿病です’と言われる病気です。ですから、本人自身も健診を受けていなければ、いつから血糖が上昇してきたか分かりません。
引用元:糖尿病ネットワーク
一般的に中年以降に多い糖尿病といえば、2型糖尿病のことを指します。
これは日々の食事による影響が大きいといわれていますが、今回の研究では、
この糖尿病リスクが自閉症スペクトラムの人の方が高いらしいということです。
糖尿病予備群だったり、糖尿病の人は、血糖値や尿糖値をはかったりして自分の
体の状態を管理したりしています。糖尿病の難しいところは、この値だけではなく、
HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)という数値にも着目しておかないといけません。
出典先:ライフパレット
自閉症スペクトラムのタイプにもよりますが、うちの自閉症スペクトラムグループの
人たちは、どちらかというとかなりの偏食です。特にアスペルガー受動型の嫁は、
自分が好きな食べ物なら、誇張しているわけではなく、1ヶ月同じでも飽きないという
ことらしいですから、周りに健康に対して留意してくれる人がいないと偏った栄養素を
取りがちであることなんかも関係しているのかと思いました。
まあ、ハッキリいって2型糖尿病に関してはアスペルガーであろうが定型であろうが、
日頃のバランスの取れた食事ができていない人すべての人にあるリスクですから、
人ごととはいえません。ただ、自閉症スペクトラムの遺伝子がもし関係しているとすれば、
将来自分の子どもや孫へそのリスクを遺伝させる恐れもありますので、よりいっそうの
原因究明がされれば良いと感じます。
【楽天ブックスならいつでも送料無料】アスペルガーの男性が女性について知っておきたいこと [ ...
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/5139139
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック