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2016年09月20日
漫画『にじいろコンプレックス』1巻の感想とあらすじ
『にじいろコンプレックス』1巻の感想。
にじいろコンプレックス
著者:ばったん
掲載:ヤンマガKCスペシャル
1巻発売日:2016年5月20日
両親の離婚をきっかけに、生まれ育った賑やかな都会を離れ、母親の実家に連れてこられた新妻さやか。そこはゲーセンやカラオケなど、東京に当たり前のようにあったものは何もなく、あるのは畑に山に黒い海、それと汚いラブホテルと平たい家ばかりのド田舎だった。華やかな街で育ったさやかにとって、ここは灰色の世界。そんな田舎の高校に通う女子高生たちは、日々を楽しく過ごしながらも、制服の下には悩みや葛藤といった秘密(コンプレックス)を抱えながら、笑顔で一生懸命生きている。これは、制服の中に秘めた想いを抱えている女子高生たちのオムニバス。
なにもない田舎の女子高を舞台に、そこで明るく楽しく暮らす女子高生たちの、繊細で脆い心の内をオムニバス形式で描いた作品。
テーマに「JK×下着」と謳っているように、どの話でも下着が絡んできます。あくまで私の感じ方ですけど、下着といっても性的ないやらしさはありませんでした。下着=人には言えない悩み・葛藤といったコンプレックスの比喩にもなっているんだと思います。そして、制服がそのコンプレックスを覆っている普段周りに見せている自分の姿ということなんでしょうね。1人1人身に着けている下着(コンプレックス)は異なり、その人が紡ぐ物語も千差万別あるということをオムニバスで伝ているのはないかと思います。要所で描写される女の子の下着姿も、エピソードとの絡め方が上手かったですね。基本は女の子同士の絡みによって展開されますが、百合作品ではありません。
表紙のイメージからもっと爽やかな話を予想して買ったんですけど、それぞれの話で扱っているテーマは結構重いものだったりするので、確かに人には言い辛い悩みばかりでした。
環境ががらりと変わり喪失感の中にいた少女、
誰とでも話せるけど空気が読めないことから人間関係をうまく築けない少女、
ゆきずりの男と一線を越えてしまった少女、
制服の下にリストカット・レッグカットの跡を隠している少女、
先生への想いから気づいてもらうために下着を盗んで穿いている少女、
あと貧乳に悩んでいる少女、
など、様々な制服の内に秘めたコンプレックスを抱いた少女たちの話です。
思春期の女の子の繊細で脆さもある心の内をリアルに描いていました。昔の自分を振り返ってみれば彼女たちと似たような悩みを抱いていた人もいるかもしれませんね。共感できた人ならより感情移入して読めるかと思います。表情がとても豊かに描かれているだけでなく、表情での感情表現がなくても背中や手の描写によってその時の感情をうまく語っており、読み取り辛い内なる感情をうまく表現されていました。
リストカット・レッグカットの話など、どの話も重くて辛く、読んでいると暗くなりそうな素材を扱っていながら、直接の描写を避けたり、薄くぼかしながら語られているため、読みやすく組み立てられていたと思います。軽めに抑えていながら、少女たちの持つ切なさを消さないあたりは見事でしたね。
オムニバスの作品を読むことは滅多にないので、この形式として優れている作品なのかどうかは分かりませんが、じっくり読み進めてしまう面白さがありました。
登場人物1人1人バラバラの舞台で描いて完全に切り離された作品ではなく、同じ舞台の中でがっつりじゃなくても少なからず繋がりを持っており、オムニバスであっても1つの物語として見ることもできると思います。期待していた清涼感溢れる作品とは違い、明るく過ごしていながらも切なさと少し暗さもある内容でしたが、とても感動させてもらえました。
女性だけでなく、男性でも昔の自分はどんな青春時代を送っていたかを思い返させてくれるんじゃないかなと思います。爆発的な面白さがあるわではありませんが、扱ってるテーマのわりには読みやすく、読後感も比較的良かったです。
【eBookJapan】 にじいろコンプレックス
↑無料で立ち読みできます
にじいろコンプレックス
著者:ばったん
掲載:ヤンマガKCスペシャル
1巻発売日:2016年5月20日
両親の離婚をきっかけに、生まれ育った賑やかな都会を離れ、母親の実家に連れてこられた新妻さやか。そこはゲーセンやカラオケなど、東京に当たり前のようにあったものは何もなく、あるのは畑に山に黒い海、それと汚いラブホテルと平たい家ばかりのド田舎だった。華やかな街で育ったさやかにとって、ここは灰色の世界。そんな田舎の高校に通う女子高生たちは、日々を楽しく過ごしながらも、制服の下には悩みや葛藤といった秘密(コンプレックス)を抱えながら、笑顔で一生懸命生きている。これは、制服の中に秘めた想いを抱えている女子高生たちのオムニバス。
なにもない田舎の女子高を舞台に、そこで明るく楽しく暮らす女子高生たちの、繊細で脆い心の内をオムニバス形式で描いた作品。
テーマに「JK×下着」と謳っているように、どの話でも下着が絡んできます。あくまで私の感じ方ですけど、下着といっても性的ないやらしさはありませんでした。下着=人には言えない悩み・葛藤といったコンプレックスの比喩にもなっているんだと思います。そして、制服がそのコンプレックスを覆っている普段周りに見せている自分の姿ということなんでしょうね。1人1人身に着けている下着(コンプレックス)は異なり、その人が紡ぐ物語も千差万別あるということをオムニバスで伝ているのはないかと思います。要所で描写される女の子の下着姿も、エピソードとの絡め方が上手かったですね。基本は女の子同士の絡みによって展開されますが、百合作品ではありません。
表紙のイメージからもっと爽やかな話を予想して買ったんですけど、それぞれの話で扱っているテーマは結構重いものだったりするので、確かに人には言い辛い悩みばかりでした。
環境ががらりと変わり喪失感の中にいた少女、
誰とでも話せるけど空気が読めないことから人間関係をうまく築けない少女、
ゆきずりの男と一線を越えてしまった少女、
制服の下にリストカット・レッグカットの跡を隠している少女、
先生への想いから気づいてもらうために下着を盗んで穿いている少女、
あと貧乳に悩んでいる少女、
など、様々な制服の内に秘めたコンプレックスを抱いた少女たちの話です。
思春期の女の子の繊細で脆さもある心の内をリアルに描いていました。昔の自分を振り返ってみれば彼女たちと似たような悩みを抱いていた人もいるかもしれませんね。共感できた人ならより感情移入して読めるかと思います。表情がとても豊かに描かれているだけでなく、表情での感情表現がなくても背中や手の描写によってその時の感情をうまく語っており、読み取り辛い内なる感情をうまく表現されていました。
リストカット・レッグカットの話など、どの話も重くて辛く、読んでいると暗くなりそうな素材を扱っていながら、直接の描写を避けたり、薄くぼかしながら語られているため、読みやすく組み立てられていたと思います。軽めに抑えていながら、少女たちの持つ切なさを消さないあたりは見事でしたね。
オムニバスの作品を読むことは滅多にないので、この形式として優れている作品なのかどうかは分かりませんが、じっくり読み進めてしまう面白さがありました。
登場人物1人1人バラバラの舞台で描いて完全に切り離された作品ではなく、同じ舞台の中でがっつりじゃなくても少なからず繋がりを持っており、オムニバスであっても1つの物語として見ることもできると思います。期待していた清涼感溢れる作品とは違い、明るく過ごしていながらも切なさと少し暗さもある内容でしたが、とても感動させてもらえました。
女性だけでなく、男性でも昔の自分はどんな青春時代を送っていたかを思い返させてくれるんじゃないかなと思います。爆発的な面白さがあるわではありませんが、扱ってるテーマのわりには読みやすく、読後感も比較的良かったです。
【eBookJapan】 にじいろコンプレックス
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2016年09月19日
【みなみけ】アニメ 感想&あらすじ 南さんちの何気ない日常を綴った作品
みなみけ
2007年10月7日、テレビ東京系列にて放送
監督:太田雅彦、細田直人、及川啓、川口敬一郎
原作:桜場コハル
脚本:あおしまたかし、鈴木雅詞、小鹿りえ、鴻野貴光ほか
南 春香の声:佐藤利奈
南 夏奈の声:井上麻里奈
南 千秋の声:茅原実里
あらすじ・概要
この物語は南家3姉妹の平凡な日常を淡々と描くものです。過度な期待はしないでください。
とあるマンションに姉妹だけで暮らす、しっかり者の長女・南春香、暴走するイタズラ娘の次女・南夏奈、クールな毒舌家の三女・南千秋の3姉妹がいる。それぞれ高校、中学、小学校に通い、勉強して友達と遊んで家に帰れば仲良く食卓を囲む。親とは一緒に暮らしていないけど、そんななんでもない毎日を楽しく過ごしている。これは、南家3姉妹が織り成す平凡でちょっと面白い日常を綴った物語。
登場人物
・南 春香
南家長女の高校2年生。真面目なしっかり者で家事一切を担い、妹たちの世話もする母親的存在。容姿端麗、成績優秀、身体能力抜群の一見非の打ち所のない完璧超人。本来はのんびりした性格のため、世話をする相手がいないと途端にだらけてしまします。あと天然。
・南 夏奈
南家次女の中学2年生。元気で明るい暴走娘。イタズラ好きで、おもしろいことのための行動力は抜群。反面家事は苦手のようで、特に料理は冒険しすぎてダメにするタイプ。南家のというよりこの作品全体でのトラブルメーカー。恋愛には鈍感。
・南 千秋
南家三女の小学5年生。年の割に大人びた聡明な女の子。クールでドライな性格で、多くのキャラが辛らつな毒舌の餌食になってます。夏奈のことをとにかくバカにしています。ただし、春香のことは尊敬しており、「ハルカ姉様」と慕っています。水泳が苦手。
・ふじおか
アラスカ出身のキングサーモンを捕っていた熊、という設定の藤岡にプレゼントされた千秋のぬいぐるみ。傍目にはぞんざいに扱われているようにしか見せないんですが、大切なぬいぐるみのようです。
感想
南家3姉妹と彼女たちの周りにいる友人とのなにげない毎日を描いたギャグありの日常系アニメ。原作は桜場コハルの漫画でそちらも楽しんで読ませてもらってます。漫画もとても好きなんですが、みなみけに関しては個人的にアニメの方が面白く感じたので、アニメの感想書かせてもらいます。この作品は既に「みなみけ」「〜おかわり」「〜おかえり」「〜ただいま」の4期まで放送されており、コミックにもOADが3本付いてました。
私としては1期と4期が最高に面白く、3期はキャラの作画に少々クセありで気にはなりますけど話はとても面白かったです。2期に関しては評価に少し困りました。話としてはつまらないとまでは言いませんけど、原作にはないオリジナルストーリーだったのでみなみけらしさがなく、みなみけとして評価するなら駄作だと思いましたね。なので3期を観たときは元の原作に忠実な作りに戻っていたので、タイトルの通りまさに「おかえり」って言いたくなりました。2期の話自体の質は普通かそれよりちょっと悪い程度で内容を酷評しようとは思いませんけど、必要のない余計な味付けだなとは思ってます。まあ、その余計のおかげで原作の良さを改めて実感させてはくれましたけど。その後3期を経ての4期は原作に忠実でキャラデザも可愛く、1期に負けず劣らず最高の出来だったので、私はとても楽しめました。
作品全体の内容としてはこれぞ日常系の代表格と言った感じで、なにげない姉妹のやりとりと学校での友人たちとの交流を描いており、ほのぼのした雰囲気とシュールなギャグでクスっと笑わせてくれる作品です。爆笑するようなギャグ漫画ではありません。他の日常系のような4、5人ぐらいの少人数で話を展開していくものではなく、小・中・高それぞれに交友関係があり、違う感覚を持った年代別のやりとりを見ることができます。
何と言っても個性溢れるキャラが魅力的でした。通常の日常系作品のメイングループが南家、もう一つの南家、小学校、中学校、高校と少なくとも5つある形なので登場人物は多いです。似た性格の子はいるにはいますけど見た目と年代による感覚の差があるので覚えやすいと思います。
どのやりとりも甲乙つけられないぐらい好きなんですけど、しいてあげるなら私は3姉妹と高校の話が特に好きです。一番好きなキャラが春香っていう単純な理由もあるんですけどね。普段はしっかり物の完璧超人だけど天然で抜けてるところもあって、世話をする相手がいないとどこまでも怠けて油断から隙も多くなってしまうんですけど、その抜けてるところがいつもとは違う魅力を放ってます。怒らせてはいけないタイプなんですけど、特に夏奈が原因を作って鬼も逃げそうな春香さん降臨し、たまに千秋も巻き込まれてますね。普段穏やかで優しい人が怒ると怖いですよね。
アニメになって特に輝いていたのは間違いなく春香と同じ高校に通う保坂先輩でしょう。声優さんの演技もあって、多くの登場人物の中でもとりわけ異質な存在になってます。春香さんに一方的な恋慕を抱いて接点をつくるための努力と行動力は半端ないんですけど、一向に春香個人とのやりとりは叶わないのに全くめげない強靭なメンタル。ここに問題児速水先輩も加わるともう収拾つかなくなることもあって、それがホント愉快で面白いです。
いじられ役いじり役、ボケ役ツッコミ役は各年代に1人は確実に配置されてますけどその性格がまちまちなのも面白いです。バカなボケがいれば変態のボケ、爽やかなボケもおり、騒がしいツッコミをする子がいれば関わりたくないけど向こうから来るからしぶしぶツッコまされてる子もいます。作品全体での騒動のキーパーソンは間違いなく夏奈です。
何気ない日常っていう謳い文句に間違いない作品ですけど、キャラのノリが非常に良かったことで退屈せずに楽しんで観続けられました。個性あるキャラが多く登場するので、誰かしら気に入る子を見つけられるんじゃないかと思います。というより、ストーリーらしいものはないのでキャラを好きになれなかった人はたぶん楽しめないでしょうね。私は気に入った子上げたらキリがないので困りますけど。出だしの「過度な期待はしないでください。」の通りワクワクドキドキはできませんけど、安定の面白さとほのぼのさはあるので比較的人を選ばず多くの人に楽しめる作りになっていると思います。私の中では日常系の中で確実に五指には入るお気に入りアニメになりました。
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2016年09月18日
【紹介した作品の新刊発売情報】スキップ・ビート! 第39巻 他8作品
2016年9月19日〜9月25日発売予定の新刊。
このブログで紹介した作品の新刊情報と、試し読みした作品の感想。
スキップ・ビート! 第39巻 2016年9月20日発売
小説 スキップ・ビート! キョーコの全力フルコース! 2016年9月20日発売
スキップ・ビート!の過去記事はこちら
亜人ちゃんは語りたい 第4巻 2016年9月20日発売
亜人ちゃんは語りたいの過去記事はこちら
かへたんていぶ 第9巻 2016年9月21日発売
かへたんていぶの過去記事はこちら
のんのんびより 第10巻 2016年9月23日発売
のんのんびよりの過去記事はこちら
ひまわりさん 第7巻 2016年9月23日発売
ひまわりさんの過去記事はこちら
ALL OUT!! 第10巻 2016年9月23日発売
ALL OUT!!の過去記事はこちら
試し読みをして気になった作品もふたつ紹介します。
犬神くんはツンだけどバレてる 第01巻
著者:反転シャロウ
掲載:ガンガンコミックスONLINE
2016年9月21日発売
いつも誰にでもツンツンしている高校生の犬神灯夜くん。言葉は辛辣、表情は無表情なので一切デレを感じさせないクールな男の子。でも彼は気づいていない、彼のある部分の反応からその態度とは裏腹な本心が皆にバレていることを。犬神くんは霊犬を祀る旧家出身のことから、生まれつき犬の耳がと犬の尻尾が生えていた。彼の感情は尻尾と耳からいつも皆にバレバレ。ツンツンしてるけど本心丸分かりの犬神くんと、犬が大の苦手な暁芽衣子との不器用で可愛い日常が始まる。
やばい可愛すぎます。不覚にも男に萌えてしまいました。犬の尻尾と耳が生えているツンバレ男子高校生と、犬が苦手な女子高校生のラブコメ漫画です。
犬神くんは生まれつき犬の耳と尻尾が生えている高校生です。いつもツンツンしていて、表情の変化はなく、人を寄せ付けない言動をとるんですが、彼の周りには自然と人が集まりますね。本心は人付き合いが好きなようで、クラスメイトの誘いを口では拒否しながら耳はピョコピョコ尻尾はパタパタさせて期待に胸躍らせてるようです。強気なことを言っていながら耳をペタンと畳んでブルブルふるえていた姿は微笑ましいかぎりでした。
犬神くんのクラスメイト・暁芽衣子さんは犬が大の苦手な女の子です。散歩されてる犬に遭遇しただけでもびくびくこそこそしながら逃げてしまうほどです。犬神くんにも少しだけ苦手意識があるようですが、元々は犬大好きだったようです。
この2人を中心に話を展開していくようですね。ほのぼのしていて犬神くんのバレバレな態度にほっこりさせてくれます。1話で面白さは十分伝わってきたので期待できそうです。
試し読みはガンガンONLINEさんのサイトで1話と最新話を配信してます。
八雲さんは餌づけがしたい。 第01巻
著者:里見 U
掲載:ヤングガンガンコミックス
2016年9月24日発売
アパートに住む料理が好きな28歳の未亡人・八雲柊子には、人には言えない秘密がある。八雲さんの隣の部屋には、名門の野球部がある高校に通う1年生の大和翔平が1人暮らしをしている。八雲さんの秘密、それは球児の彼に毎晩餌付けをしていること。高校生を自分の部屋に招き入れてるなんて誰かに知られるわけにはいかないけど、「おいしい」「おかわり」「ごちそうさま」と自分の作ったご飯を誰かに食べてもらえることが本当にうれしい八雲さん。そんな温かくてシアワセが並ぶナイショの食卓で、今日も八雲さんは大和くんを餌付けする。
料理を作るのも食べてもらうのも大好きな未亡人女性と、もりもりよく食べる高校生が食卓を囲む餌付けハートフルストーリー。大人の女性が高校生を餌付けって聞くとなんかいかがわしい漫画のように思われるかもしれませんが、みだらなことはなさそうです。食欲怪獣の野球少年のお腹を満たすため、腕によりをかけた料理を特盛りでごちそうし、食べてる姿を温かく見守るっていう感じですね。
主人公の八雲柊子さんは料理が大好きな女性です。でも、旦那さんが亡くなって食べてくれる人がいなくなってしまったことで、その料理も楽しく思えなくなっていました。気持ちが塞いでいたそんなとき、隣に越してきたいつもコンビニごはんやインスタントばかり食べていた高校生に、作りすぎたご飯をお裾分けしたとことが餌付けのきっかけです。誰かに自分の作ったご飯を食べてもらえることが本当にうれしいらしく、表情にもそのこみ上げた感情が溢れ出ていました。
こんなお姉さんの手料理を毎日もりもり食べれるなんてうらやましい・・・。1話ラストにはきれいなお姉さんに裾掴まれて一言、「明日も絶対に来てね」。はい、とどめですね。こんなの年頃の少年でなくてもイチコロでしょうよ。私はあえなく陥落しました。
試し読みはヤングガンガンさんのサイトで1話のみ配信しています。
このブログで紹介した作品の新刊情報と、試し読みした作品の感想。
スキップ・ビート! 第39巻 2016年9月20日発売
愛し愛された記憶の無い母・冴菜から、自身の出生の秘密と、母が自分を否定する理由を聞いたキョーコ。母に告げた「諦めます」という言葉の真意とは…? 一方、ラブミー部には「怨みを晴らして欲しい」というなんとも奇妙な依頼がやってきて──!? (花とゆめ.comより引用)
小説 スキップ・ビート! キョーコの全力フルコース! 2016年9月20日発売
ここはキッチンを模したTV局のスタジオ。エプロン姿のキョーコは豪華な食材に囲まれ、キンチョーの面持ちでたたずんでいた。料理番組のゲストに招かれ、今日はその収録。鮮やかな手際でフルコースを仕上げ喝采をあびたキョーコだが、この方に食べていただきますと、スタジオに登場したのは…!? うれしい初ノベライズ。“スキビ"の小説はオリジナルストーリー全6編、ハイテンションのフルコース。カバーイラストや挿絵など、仲村佳樹の描きおろしもいっぱい。最後までおいしい1冊です! (花とゆめ.comより引用)
スキップ・ビート!の過去記事はこちら
亜人ちゃんは語りたい 第4巻 2016年9月20日発売
ますますカワイイ&ハートフル、大ヒット亜人コメディ! 女子高生のバンパイア、デュラハン、雪女、そしてサキュバスの教師--。4人の亜人〈デミ〉ちゃんたちの青春はますます本格化! 本格的な青春ってなんだ?? それはきっと期待と不安がめまぐるしく入れ替わる毎日! 今巻では、デュラハンの京子と雪女の雪の秘められていた生態が明らかに・・・・!? (講談社コミックプラスより引用)
亜人ちゃんは語りたいの過去記事はこちら
かへたんていぶ 第9巻 2016年9月21日発売
新学期! かへたんていぶに新たな部員が入部!? 2年生に進級したえみなたち。新学期を迎え、新入部員の争奪戦が始まる中、かへたんていぶに入部を賭けて一通の挑戦状が届く。 この暗号を解き明かし、新入部員を獲得することはできるのか!? はたして挑戦状を叩きつけた1年生の意外な正体とは!?
謎が謎を呼ぶ新章突入の最新9巻! (ガンガンONLINEより引用)
かへたんていぶの過去記事はこちら
のんのんびより 第10巻 2016年9月23日発売
にゃんぱすー。大人気田舎ライフコメディ「のんのんびより」の最新10巻の特装版は、アニメ「のんのんびより りぴーと」のOADつきなのん! (amazonより引用)
のんのんびよりの過去記事はこちら
ひまわりさん 第7巻 2016年9月23日発売
学校のまん前に建つ古くてちいさな本屋さん「ひまわり書房」では、今日も店主の「ひまわりさん」が迎えてくれる。本と本屋に集まる人たちをめぐるハートフルストーリー第7巻。 (amazonより引用)
ひまわりさんの過去記事はこちら
ALL OUT!! 第10巻 2016年9月23日発売
TVアニメは2016年10月よりTOKYO MX、MBS、BS11ほかにて放送開始!菅平での夏合宿最終日。神高は嶺蔭学園の2軍と対戦し、リードを奪ったまま試合は進む。だが、後半に嶺蔭のエース・残波琉人が登場し――!?熱き戦いを繰り広げた菅平合宿編、ついに完結!!読むと絶対に熱くなる、王道・青春・高校ラグビー漫画、第10巻!! (amazonより引用)
ALL OUT!!の過去記事はこちら
試し読みをして気になった作品もふたつ紹介します。
犬神くんはツンだけどバレてる 第01巻
著者:反転シャロウ
掲載:ガンガンコミックスONLINE
2016年9月21日発売
いつも誰にでもツンツンしている高校生の犬神灯夜くん。言葉は辛辣、表情は無表情なので一切デレを感じさせないクールな男の子。でも彼は気づいていない、彼のある部分の反応からその態度とは裏腹な本心が皆にバレていることを。犬神くんは霊犬を祀る旧家出身のことから、生まれつき犬の耳がと犬の尻尾が生えていた。彼の感情は尻尾と耳からいつも皆にバレバレ。ツンツンしてるけど本心丸分かりの犬神くんと、犬が大の苦手な暁芽衣子との不器用で可愛い日常が始まる。
やばい可愛すぎます。不覚にも男に萌えてしまいました。犬の尻尾と耳が生えているツンバレ男子高校生と、犬が苦手な女子高校生のラブコメ漫画です。
犬神くんは生まれつき犬の耳と尻尾が生えている高校生です。いつもツンツンしていて、表情の変化はなく、人を寄せ付けない言動をとるんですが、彼の周りには自然と人が集まりますね。本心は人付き合いが好きなようで、クラスメイトの誘いを口では拒否しながら耳はピョコピョコ尻尾はパタパタさせて期待に胸躍らせてるようです。強気なことを言っていながら耳をペタンと畳んでブルブルふるえていた姿は微笑ましいかぎりでした。
犬神くんのクラスメイト・暁芽衣子さんは犬が大の苦手な女の子です。散歩されてる犬に遭遇しただけでもびくびくこそこそしながら逃げてしまうほどです。犬神くんにも少しだけ苦手意識があるようですが、元々は犬大好きだったようです。
この2人を中心に話を展開していくようですね。ほのぼのしていて犬神くんのバレバレな態度にほっこりさせてくれます。1話で面白さは十分伝わってきたので期待できそうです。
試し読みはガンガンONLINEさんのサイトで1話と最新話を配信してます。
八雲さんは餌づけがしたい。 第01巻
著者:里見 U
掲載:ヤングガンガンコミックス
2016年9月24日発売
アパートに住む料理が好きな28歳の未亡人・八雲柊子には、人には言えない秘密がある。八雲さんの隣の部屋には、名門の野球部がある高校に通う1年生の大和翔平が1人暮らしをしている。八雲さんの秘密、それは球児の彼に毎晩餌付けをしていること。高校生を自分の部屋に招き入れてるなんて誰かに知られるわけにはいかないけど、「おいしい」「おかわり」「ごちそうさま」と自分の作ったご飯を誰かに食べてもらえることが本当にうれしい八雲さん。そんな温かくてシアワセが並ぶナイショの食卓で、今日も八雲さんは大和くんを餌付けする。
料理を作るのも食べてもらうのも大好きな未亡人女性と、もりもりよく食べる高校生が食卓を囲む餌付けハートフルストーリー。大人の女性が高校生を餌付けって聞くとなんかいかがわしい漫画のように思われるかもしれませんが、みだらなことはなさそうです。食欲怪獣の野球少年のお腹を満たすため、腕によりをかけた料理を特盛りでごちそうし、食べてる姿を温かく見守るっていう感じですね。
主人公の八雲柊子さんは料理が大好きな女性です。でも、旦那さんが亡くなって食べてくれる人がいなくなってしまったことで、その料理も楽しく思えなくなっていました。気持ちが塞いでいたそんなとき、隣に越してきたいつもコンビニごはんやインスタントばかり食べていた高校生に、作りすぎたご飯をお裾分けしたとことが餌付けのきっかけです。誰かに自分の作ったご飯を食べてもらえることが本当にうれしいらしく、表情にもそのこみ上げた感情が溢れ出ていました。
こんなお姉さんの手料理を毎日もりもり食べれるなんてうらやましい・・・。1話ラストにはきれいなお姉さんに裾掴まれて一言、「明日も絶対に来てね」。はい、とどめですね。こんなの年頃の少年でなくてもイチコロでしょうよ。私はあえなく陥落しました。
試し読みはヤングガンガンさんのサイトで1話のみ配信しています。
2016年09月17日
漫画『寄宿学校のジュリエット』1巻の感想とあらすじ
『寄宿学校のジュリエット』1巻の感想。
寄宿学校のジュリエット
著者:金田 陽介
掲載:講談社コミックス
1巻発売日:2015年11月9日
敵対する2つの国の生徒が通う寄宿学校、名門ダリア学園。寮は東和国専用「黒犬の寮」、ウェスト公国専用「白猫の寮」に分かれ、学園内でも両国の生徒は対立関係にあった。
東和国の犬塚露壬雄は1年生のリーダーという立場にあったが、あることが理由で苦悩の日々を送っていた。それは、敵対しているウェスト側の1年生を纏めるジュリエット・ペルシアに恋をしてしまったということ。周囲からは宿敵扱いされているものの、本当は戦いたくも傷つけたくもない露壬雄は、一世一代の覚悟でついに愛の告白をした。―――お前と一緒にいられるなら、世界なんて変えてやる!!。
偽りのない真摯な告白に心打たれたジュリエットは申し出を受け入れ、絶対にバレてはいけない2人の恋人関係が始まった。
敵対する国同士の生徒が通う学園を舞台に、それぞれのリーダーを務める2人が、周囲には絶対バレてはいけない秘密の恋人関係を送る物語。
ラブコメ。設定とメイン2人の名前が露壬雄(ロミオ)とジュリエットから推察できるように、「ロミオとジュリエット」を現代風にアレンジして可愛さとコメディ色を強くした作品です。最近ではむしろ珍しさすら感じてしまうほど真っ直ぐな恋愛を描いた王道のラブコメ。斬新さはあまり感じられませんが、ノリとテンポよく進むストーリーは面白く、読者をあまり選ばない作品なので多くの人が楽しめると思います。
主人公は犬塚露壬雄、ヒロインはジュリエット・ペルシア。
犬塚露壬雄は「黒犬の寮」の東和国出身1年生を纏めるリーダーです。リーダーといっても黒犬全体から強い支持・信頼を得ているわけではなく、中には彼に反発する生徒もいます。普段仏頂面で近寄りづらいオーラを発しているため、少なくとも親しまれるリーダーではありません。ですが、人間離れしたパワーを持ち、不器用な優しさと何事にも真っ直ぐな性格は好感持てますね。
ヒロインのジュリエット・ペルシアは「白猫の寮」のウェスト公国出身1年生たちのリーダーです。小柄な体格、金髪ロングヘアー、あと大きな目が特徴の超絶美少女。立居振る舞いは優雅で美しく、何気ない所作からも気品を感じさせる強さと気高さを併せ持っている少女です。凛とした彼女も可愛いことに変わりありませんが、犬塚の前でだけ見せる表情は普段とのギャップも生まれ、とんでもない破壊力でハートを貫いてきますね。
この2人意外にも魅力的なキャラは多く、中でもヒロイン級の可愛さを見せる蓮季は特にお気に入りです。犬塚とは幼馴染の関係で開始時から好意を持っていることは伺えますが、なんか気の毒なほど相手にされてませんね。彼女は今後ペルシアを脅かす存在になるのか気になるところ。できれば活躍する機会を与えてあげてほしいと思ってる子です。
表向きは対立しているため逢引するのも会話するのも大変です。2人が甘い雰囲気になりかけたとしても、お邪魔虫がひょっこり登場して終了というのがお決まりの流れです。その場をごまかすためとはいえ、恋人の顔面を"アイアンクロー"で鷲掴みしたときはさすがに吹きました。ヒロインはヒロインでサマーソルトの返礼をお見舞い。見てて飽きませんね。
友好のためとはいえ敵対してる国の生徒を同じ学園に通わせるというのは、少し無理あるんじゃないかなと思ってしまいました。情報が少ないのでどれ程の規模で対立してるかは分かりませんが、ペルシアを襲撃した生徒が「国の代理戦争」とまで言ってるあたり、軽度のいざこざでないことは分かります。友好とは名ばかりで、実は別の理由があったらなお面白くなりそうですけど、どうでしょうね。
学園の設定には多少疑問を持ってしまいましたが、そんなものが気にならなくなるほど2人の関係は面白いです。それに、ペルシアの可愛さによる波状攻撃、私には防ぎようがないレベルでした。
ニヤニヤしっぱなしなので人前では読み辛いですけど面白かったです。ペルシアも犬塚も純粋な想いを不器用ながら伝えようとしているので2人とも可愛く、コメディ場面も結構笑わせてくれましたね。
最後の方でウェスト国側の王女様も登場し、さらに一波乱起こしてくれたので続きが気になってます。この王女様がまたとんでもないお方だったので(あの写真とか)、今後どう2人に関わってくるのか、蓮季共々要注目ですね。
真摯な想いをぶつける直球なラブコメ。キャラは可愛くストーリーのテンポも良かったので2巻以降も期待してます。
【eBookJapan】 寄宿学校のジュリエット
↑無料で立ち読みできます
寄宿学校のジュリエット
著者:金田 陽介
掲載:講談社コミックス
1巻発売日:2015年11月9日
敵対する2つの国の生徒が通う寄宿学校、名門ダリア学園。寮は東和国専用「黒犬の寮」、ウェスト公国専用「白猫の寮」に分かれ、学園内でも両国の生徒は対立関係にあった。
東和国の犬塚露壬雄は1年生のリーダーという立場にあったが、あることが理由で苦悩の日々を送っていた。それは、敵対しているウェスト側の1年生を纏めるジュリエット・ペルシアに恋をしてしまったということ。周囲からは宿敵扱いされているものの、本当は戦いたくも傷つけたくもない露壬雄は、一世一代の覚悟でついに愛の告白をした。―――お前と一緒にいられるなら、世界なんて変えてやる!!。
偽りのない真摯な告白に心打たれたジュリエットは申し出を受け入れ、絶対にバレてはいけない2人の恋人関係が始まった。
敵対する国同士の生徒が通う学園を舞台に、それぞれのリーダーを務める2人が、周囲には絶対バレてはいけない秘密の恋人関係を送る物語。
ラブコメ。設定とメイン2人の名前が露壬雄(ロミオ)とジュリエットから推察できるように、「ロミオとジュリエット」を現代風にアレンジして可愛さとコメディ色を強くした作品です。最近ではむしろ珍しさすら感じてしまうほど真っ直ぐな恋愛を描いた王道のラブコメ。斬新さはあまり感じられませんが、ノリとテンポよく進むストーリーは面白く、読者をあまり選ばない作品なので多くの人が楽しめると思います。
主人公は犬塚露壬雄、ヒロインはジュリエット・ペルシア。
犬塚露壬雄は「黒犬の寮」の東和国出身1年生を纏めるリーダーです。リーダーといっても黒犬全体から強い支持・信頼を得ているわけではなく、中には彼に反発する生徒もいます。普段仏頂面で近寄りづらいオーラを発しているため、少なくとも親しまれるリーダーではありません。ですが、人間離れしたパワーを持ち、不器用な優しさと何事にも真っ直ぐな性格は好感持てますね。
ヒロインのジュリエット・ペルシアは「白猫の寮」のウェスト公国出身1年生たちのリーダーです。小柄な体格、金髪ロングヘアー、あと大きな目が特徴の超絶美少女。立居振る舞いは優雅で美しく、何気ない所作からも気品を感じさせる強さと気高さを併せ持っている少女です。凛とした彼女も可愛いことに変わりありませんが、犬塚の前でだけ見せる表情は普段とのギャップも生まれ、とんでもない破壊力でハートを貫いてきますね。
この2人意外にも魅力的なキャラは多く、中でもヒロイン級の可愛さを見せる蓮季は特にお気に入りです。犬塚とは幼馴染の関係で開始時から好意を持っていることは伺えますが、なんか気の毒なほど相手にされてませんね。彼女は今後ペルシアを脅かす存在になるのか気になるところ。できれば活躍する機会を与えてあげてほしいと思ってる子です。
表向きは対立しているため逢引するのも会話するのも大変です。2人が甘い雰囲気になりかけたとしても、お邪魔虫がひょっこり登場して終了というのがお決まりの流れです。その場をごまかすためとはいえ、恋人の顔面を"アイアンクロー"で鷲掴みしたときはさすがに吹きました。ヒロインはヒロインでサマーソルトの返礼をお見舞い。見てて飽きませんね。
友好のためとはいえ敵対してる国の生徒を同じ学園に通わせるというのは、少し無理あるんじゃないかなと思ってしまいました。情報が少ないのでどれ程の規模で対立してるかは分かりませんが、ペルシアを襲撃した生徒が「国の代理戦争」とまで言ってるあたり、軽度のいざこざでないことは分かります。友好とは名ばかりで、実は別の理由があったらなお面白くなりそうですけど、どうでしょうね。
学園の設定には多少疑問を持ってしまいましたが、そんなものが気にならなくなるほど2人の関係は面白いです。それに、ペルシアの可愛さによる波状攻撃、私には防ぎようがないレベルでした。
ニヤニヤしっぱなしなので人前では読み辛いですけど面白かったです。ペルシアも犬塚も純粋な想いを不器用ながら伝えようとしているので2人とも可愛く、コメディ場面も結構笑わせてくれましたね。
最後の方でウェスト国側の王女様も登場し、さらに一波乱起こしてくれたので続きが気になってます。この王女様がまたとんでもないお方だったので(あの写真とか)、今後どう2人に関わってくるのか、蓮季共々要注目ですね。
真摯な想いをぶつける直球なラブコメ。キャラは可愛くストーリーのテンポも良かったので2巻以降も期待してます。
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2016年09月16日
【ろんぐらいだぁす!】マンガ 感想&あらすじ ゆるふわガチな女の子たちのサイクリング作品
月刊ComicREX。2012年11月号から連載中。既刊7巻
著者:三宅大志
大学生になった倉田亜美は、友人の新垣葵と街を散策している途中で、運命を感じたあるモノとの出会いをした。そのあるモノとは、コンパクトな見た目が愛らしい「折りたたみ自転車」だった。
常日頃、ダメな自分を変えたいと思っていた亜美は、葵が以前から自転車に乗っていたことで関心を持っていたこともあり、思い切って購入することを決める。
さっそく葵とサイクリングに意気揚々と出かけた亜美だったが、ご飯を抜いてしまったことで力が入らなくなってしまうことに。そんな時、たまたま通りかかった西条雛子と一之瀬弥生に助けられ、彼女たちが同じ大学に通う先輩だったことを知り、この出会いがきっかけでサイクリング仲間が増えた亜美。
友人達に背を押されながら、様々なことに挑戦するようになった亜美は、自転車によって世界をどんどん広げていく。
・倉田亜美
主人公。大学1年生。小柄で取り柄と言える特技はなく、自分に自信が持てない女の子。根暗な性格というわけではなく、素直で明るく笑顔が素敵な可愛い女の子です。よく笑い、よく落ち込み、よく感動し、表情をコロコロ変える感情豊かな子。
・新垣 葵
大学1年生。亜美の幼馴染。黒髪ロングストレートの長身でスタイル抜群の美少女。運動神経も抜群。亜美の親友であり保護者のような立場におり、いつも温かく見守り手助けをしています。小さくて可愛いものが好き。
・西条雛子
大学3年生。亜美より小柄な女の子。背丈を指摘されると怒ります。金髪ツインテールが特長。少々強引な性格ですが面倒見は良く、亜美にいろいろなことを経験(策略をもって誘導)させてくれます。
・一之瀬弥生
大学3年生。雛子の幼馴染で親友。雛子とは対照的に高い身長とグラマーな体系をしたお姉さん。普段はおっとりニコニコしています。重度の自転車マニア。実家が裕福なので専用ガレージで集めた多くの部品を使い整備してます。
・高宮紗希
大学3年生。黒髪のポニーテール。雛子と一緒になって亜美を自転車の世界にどんどん引きずり込んでいく人。自転車旅行とその資金稼ぎにいそしんでいるため、大学では滅多に会えません。
【eBookJapan】 ろんぐらいだぁす! 無料で立ち読みできます
何をやっても上手くできず中途半端になっていた女の子が、偶然出会った自転車に心を奪われたことでサイクリングを始め、出会った仲間たちと喜びや苦労を分かち合い、時に助けられながら、どんどんハマっていく自転車によって成長していく姿を描いた物語。
「自転車」を題材にした漫画。自転車漫画と言ってもその種類は様々ですね、中でも好きな作品は、主にロードレースを主題とした「弱虫ペダル」「かもめ☆チャンス」や、ボタリングについて描かれた「東京自転車少女」「南鎌倉高校女子自転車部」。
本作は主にロングライド(長距離走行)を題材にしている作品です。秋からアニメも始まるのでそちらもかなり楽しみにしてます。
女の子たちがキャッキャウフフしながらサイクリングを楽しむだけではなく、センチュリーライドやブルペといった走行会のイベントに参加する様子も描かれてます。これは、ブルベの1つ、チームを組んで参加するフレッシュを目指す物語でもあります。私はロードバイク歴それなりに長いので「あー、あるある」と思いながら読ませてもらってます。
自転車に乗らない人にはブルペもフレッシュもあまりなじみない単語かと思います。ブルペというのは、200キロ以上の距離を制限時間内に完走するロングライドのイベントです。順位にこだわるものではないので競争ではなく、種類もルールも様々。
フレッシュはブルペの一種。3人から5人でチームを組み、360キロ以上の距離を走る団体戦です。ルートは自分たちで考えます。
日常パートは女の子たちの可愛いやりとりをしているゆるふわな感じですが、サイクリングに関してはハンガーノックやブルペなどの専門用語、先輩方の各種解説が入っているので結構ガチな自転車漫画かと。
亜美がいきなり55キロという距離を走行することや、初心者には過酷だろう坂道を苦しい顔をしながら登っている姿を見てると、「ゆるふわは?」「ほのぼのは?」などと思ってしまいましたね。一迅社さんのサイト見てみたら「ゆるふわ系?」と載っていたので、作ってる人達もゆるふわには疑問のようです。
あるある満載の作品でもあるので、サイクリングやってる人なら共感できる部分があると思います。初心者あるあるで言いますと、長い時間乗ってたせいでお尻が痛くなるとか、自転車本体だけでなくそれ以外での出費の多さに驚いたり、初めてロードバイクを乗ったときの爽快感など、かつて自分が体感したことを思い返しながら読めます。
登場するキャラクターはみんなそれぞれの魅力を持つ可愛い子たちばかり。
主人公の亜美は小動物みたいで微笑ましくて可愛かったです。笑ったり泣いたり、感動したり落ち込んだりとせわしなく、表情がコロコロ変わるので見てて飽きませんね。最初は体力もなく、途中で諦めてしまうこともあったんですが、それでも走り続けていくことで少しずつ確実に成長する姿には感動すらあります。ちなみに、この亜美という可愛いキャラは作者本人の体験を投影したキャラなんだそうです。なので、脳内で亜美をおっさんの姿に変換しないように注意しましょう。
他の子たちも亜美のことにはなにかと過保護になってしまう親友や、ロリとグラマーの先輩コンビ、大学そっちのけでバイクに跨り走り続ける先輩、愉快で可愛い女の子たちがこの作品に華を咲かせていますね。
一見ゆるふわでほのぼのとした萌え漫画のようでありながら、中身はそれなりにガチな自転車漫画でした。あるあるを共感することもでき、爽快な気分にもさせてくれましたね。走行中や走りぬいた後、彼女たちの眼前に広がる山や海や空などの壮大で美しい景色は素晴らしく、見てるとさっそく走りにいきたくなる衝動に駆られてしまいます。
可愛い女の子たちが見て体験する1つ1つのことには、ときに辛いこともあるけどその先には感動が待っていますので、ぜひその光景をご覧になってみてください。
著者:三宅大志
あらすじ・概要
大学生になった倉田亜美は、友人の新垣葵と街を散策している途中で、運命を感じたあるモノとの出会いをした。そのあるモノとは、コンパクトな見た目が愛らしい「折りたたみ自転車」だった。
常日頃、ダメな自分を変えたいと思っていた亜美は、葵が以前から自転車に乗っていたことで関心を持っていたこともあり、思い切って購入することを決める。
さっそく葵とサイクリングに意気揚々と出かけた亜美だったが、ご飯を抜いてしまったことで力が入らなくなってしまうことに。そんな時、たまたま通りかかった西条雛子と一之瀬弥生に助けられ、彼女たちが同じ大学に通う先輩だったことを知り、この出会いがきっかけでサイクリング仲間が増えた亜美。
友人達に背を押されながら、様々なことに挑戦するようになった亜美は、自転車によって世界をどんどん広げていく。
登場人物
・倉田亜美
主人公。大学1年生。小柄で取り柄と言える特技はなく、自分に自信が持てない女の子。根暗な性格というわけではなく、素直で明るく笑顔が素敵な可愛い女の子です。よく笑い、よく落ち込み、よく感動し、表情をコロコロ変える感情豊かな子。
・新垣 葵
大学1年生。亜美の幼馴染。黒髪ロングストレートの長身でスタイル抜群の美少女。運動神経も抜群。亜美の親友であり保護者のような立場におり、いつも温かく見守り手助けをしています。小さくて可愛いものが好き。
・西条雛子
大学3年生。亜美より小柄な女の子。背丈を指摘されると怒ります。金髪ツインテールが特長。少々強引な性格ですが面倒見は良く、亜美にいろいろなことを経験(策略をもって誘導)させてくれます。
・一之瀬弥生
大学3年生。雛子の幼馴染で親友。雛子とは対照的に高い身長とグラマーな体系をしたお姉さん。普段はおっとりニコニコしています。重度の自転車マニア。実家が裕福なので専用ガレージで集めた多くの部品を使い整備してます。
・高宮紗希
大学3年生。黒髪のポニーテール。雛子と一緒になって亜美を自転車の世界にどんどん引きずり込んでいく人。自転車旅行とその資金稼ぎにいそしんでいるため、大学では滅多に会えません。
【eBookJapan】 ろんぐらいだぁす! 無料で立ち読みできます
感想
何をやっても上手くできず中途半端になっていた女の子が、偶然出会った自転車に心を奪われたことでサイクリングを始め、出会った仲間たちと喜びや苦労を分かち合い、時に助けられながら、どんどんハマっていく自転車によって成長していく姿を描いた物語。
「自転車」を題材にした漫画。自転車漫画と言ってもその種類は様々ですね、中でも好きな作品は、主にロードレースを主題とした「弱虫ペダル」「かもめ☆チャンス」や、ボタリングについて描かれた「東京自転車少女」「南鎌倉高校女子自転車部」。
本作は主にロングライド(長距離走行)を題材にしている作品です。秋からアニメも始まるのでそちらもかなり楽しみにしてます。
女の子たちがキャッキャウフフしながらサイクリングを楽しむだけではなく、センチュリーライドやブルペといった走行会のイベントに参加する様子も描かれてます。これは、ブルベの1つ、チームを組んで参加するフレッシュを目指す物語でもあります。私はロードバイク歴それなりに長いので「あー、あるある」と思いながら読ませてもらってます。
自転車に乗らない人にはブルペもフレッシュもあまりなじみない単語かと思います。ブルペというのは、200キロ以上の距離を制限時間内に完走するロングライドのイベントです。順位にこだわるものではないので競争ではなく、種類もルールも様々。
フレッシュはブルペの一種。3人から5人でチームを組み、360キロ以上の距離を走る団体戦です。ルートは自分たちで考えます。
日常パートは女の子たちの可愛いやりとりをしているゆるふわな感じですが、サイクリングに関してはハンガーノックやブルペなどの専門用語、先輩方の各種解説が入っているので結構ガチな自転車漫画かと。
亜美がいきなり55キロという距離を走行することや、初心者には過酷だろう坂道を苦しい顔をしながら登っている姿を見てると、「ゆるふわは?」「ほのぼのは?」などと思ってしまいましたね。一迅社さんのサイト見てみたら「ゆるふわ系?」と載っていたので、作ってる人達もゆるふわには疑問のようです。
あるある満載の作品でもあるので、サイクリングやってる人なら共感できる部分があると思います。初心者あるあるで言いますと、長い時間乗ってたせいでお尻が痛くなるとか、自転車本体だけでなくそれ以外での出費の多さに驚いたり、初めてロードバイクを乗ったときの爽快感など、かつて自分が体感したことを思い返しながら読めます。
登場するキャラクターはみんなそれぞれの魅力を持つ可愛い子たちばかり。
主人公の亜美は小動物みたいで微笑ましくて可愛かったです。笑ったり泣いたり、感動したり落ち込んだりとせわしなく、表情がコロコロ変わるので見てて飽きませんね。最初は体力もなく、途中で諦めてしまうこともあったんですが、それでも走り続けていくことで少しずつ確実に成長する姿には感動すらあります。ちなみに、この亜美という可愛いキャラは作者本人の体験を投影したキャラなんだそうです。なので、脳内で亜美をおっさんの姿に変換しないように注意しましょう。
他の子たちも亜美のことにはなにかと過保護になってしまう親友や、ロリとグラマーの先輩コンビ、大学そっちのけでバイクに跨り走り続ける先輩、愉快で可愛い女の子たちがこの作品に華を咲かせていますね。
一見ゆるふわでほのぼのとした萌え漫画のようでありながら、中身はそれなりにガチな自転車漫画でした。あるあるを共感することもでき、爽快な気分にもさせてくれましたね。走行中や走りぬいた後、彼女たちの眼前に広がる山や海や空などの壮大で美しい景色は素晴らしく、見てるとさっそく走りにいきたくなる衝動に駆られてしまいます。
可愛い女の子たちが見て体験する1つ1つのことには、ときに辛いこともあるけどその先には感動が待っていますので、ぜひその光景をご覧になってみてください。
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