2016年09月19日
【みなみけ】アニメ 感想&あらすじ 南さんちの何気ない日常を綴った作品
みなみけ
2007年10月7日、テレビ東京系列にて放送
監督:太田雅彦、細田直人、及川啓、川口敬一郎
原作:桜場コハル
脚本:あおしまたかし、鈴木雅詞、小鹿りえ、鴻野貴光ほか
南 春香の声:佐藤利奈
南 夏奈の声:井上麻里奈
南 千秋の声:茅原実里
あらすじ・概要
この物語は南家3姉妹の平凡な日常を淡々と描くものです。過度な期待はしないでください。
とあるマンションに姉妹だけで暮らす、しっかり者の長女・南春香、暴走するイタズラ娘の次女・南夏奈、クールな毒舌家の三女・南千秋の3姉妹がいる。それぞれ高校、中学、小学校に通い、勉強して友達と遊んで家に帰れば仲良く食卓を囲む。親とは一緒に暮らしていないけど、そんななんでもない毎日を楽しく過ごしている。これは、南家3姉妹が織り成す平凡でちょっと面白い日常を綴った物語。
登場人物
・南 春香
南家長女の高校2年生。真面目なしっかり者で家事一切を担い、妹たちの世話もする母親的存在。容姿端麗、成績優秀、身体能力抜群の一見非の打ち所のない完璧超人。本来はのんびりした性格のため、世話をする相手がいないと途端にだらけてしまします。あと天然。
・南 夏奈
南家次女の中学2年生。元気で明るい暴走娘。イタズラ好きで、おもしろいことのための行動力は抜群。反面家事は苦手のようで、特に料理は冒険しすぎてダメにするタイプ。南家のというよりこの作品全体でのトラブルメーカー。恋愛には鈍感。
・南 千秋
南家三女の小学5年生。年の割に大人びた聡明な女の子。クールでドライな性格で、多くのキャラが辛らつな毒舌の餌食になってます。夏奈のことをとにかくバカにしています。ただし、春香のことは尊敬しており、「ハルカ姉様」と慕っています。水泳が苦手。
・ふじおか
アラスカ出身のキングサーモンを捕っていた熊、という設定の藤岡にプレゼントされた千秋のぬいぐるみ。傍目にはぞんざいに扱われているようにしか見せないんですが、大切なぬいぐるみのようです。
感想
南家3姉妹と彼女たちの周りにいる友人とのなにげない毎日を描いたギャグありの日常系アニメ。原作は桜場コハルの漫画でそちらも楽しんで読ませてもらってます。漫画もとても好きなんですが、みなみけに関しては個人的にアニメの方が面白く感じたので、アニメの感想書かせてもらいます。この作品は既に「みなみけ」「〜おかわり」「〜おかえり」「〜ただいま」の4期まで放送されており、コミックにもOADが3本付いてました。
私としては1期と4期が最高に面白く、3期はキャラの作画に少々クセありで気にはなりますけど話はとても面白かったです。2期に関しては評価に少し困りました。話としてはつまらないとまでは言いませんけど、原作にはないオリジナルストーリーだったのでみなみけらしさがなく、みなみけとして評価するなら駄作だと思いましたね。なので3期を観たときは元の原作に忠実な作りに戻っていたので、タイトルの通りまさに「おかえり」って言いたくなりました。2期の話自体の質は普通かそれよりちょっと悪い程度で内容を酷評しようとは思いませんけど、必要のない余計な味付けだなとは思ってます。まあ、その余計のおかげで原作の良さを改めて実感させてはくれましたけど。その後3期を経ての4期は原作に忠実でキャラデザも可愛く、1期に負けず劣らず最高の出来だったので、私はとても楽しめました。
作品全体の内容としてはこれぞ日常系の代表格と言った感じで、なにげない姉妹のやりとりと学校での友人たちとの交流を描いており、ほのぼのした雰囲気とシュールなギャグでクスっと笑わせてくれる作品です。爆笑するようなギャグ漫画ではありません。他の日常系のような4、5人ぐらいの少人数で話を展開していくものではなく、小・中・高それぞれに交友関係があり、違う感覚を持った年代別のやりとりを見ることができます。
何と言っても個性溢れるキャラが魅力的でした。通常の日常系作品のメイングループが南家、もう一つの南家、小学校、中学校、高校と少なくとも5つある形なので登場人物は多いです。似た性格の子はいるにはいますけど見た目と年代による感覚の差があるので覚えやすいと思います。
どのやりとりも甲乙つけられないぐらい好きなんですけど、しいてあげるなら私は3姉妹と高校の話が特に好きです。一番好きなキャラが春香っていう単純な理由もあるんですけどね。普段はしっかり物の完璧超人だけど天然で抜けてるところもあって、世話をする相手がいないとどこまでも怠けて油断から隙も多くなってしまうんですけど、その抜けてるところがいつもとは違う魅力を放ってます。怒らせてはいけないタイプなんですけど、特に夏奈が原因を作って鬼も逃げそうな春香さん降臨し、たまに千秋も巻き込まれてますね。普段穏やかで優しい人が怒ると怖いですよね。
アニメになって特に輝いていたのは間違いなく春香と同じ高校に通う保坂先輩でしょう。声優さんの演技もあって、多くの登場人物の中でもとりわけ異質な存在になってます。春香さんに一方的な恋慕を抱いて接点をつくるための努力と行動力は半端ないんですけど、一向に春香個人とのやりとりは叶わないのに全くめげない強靭なメンタル。ここに問題児速水先輩も加わるともう収拾つかなくなることもあって、それがホント愉快で面白いです。
いじられ役いじり役、ボケ役ツッコミ役は各年代に1人は確実に配置されてますけどその性格がまちまちなのも面白いです。バカなボケがいれば変態のボケ、爽やかなボケもおり、騒がしいツッコミをする子がいれば関わりたくないけど向こうから来るからしぶしぶツッコまされてる子もいます。作品全体での騒動のキーパーソンは間違いなく夏奈です。
何気ない日常っていう謳い文句に間違いない作品ですけど、キャラのノリが非常に良かったことで退屈せずに楽しんで観続けられました。個性あるキャラが多く登場するので、誰かしら気に入る子を見つけられるんじゃないかと思います。というより、ストーリーらしいものはないのでキャラを好きになれなかった人はたぶん楽しめないでしょうね。私は気に入った子上げたらキリがないので困りますけど。出だしの「過度な期待はしないでください。」の通りワクワクドキドキはできませんけど、安定の面白さとほのぼのさはあるので比較的人を選ばず多くの人に楽しめる作りになっていると思います。私の中では日常系の中で確実に五指には入るお気に入りアニメになりました。
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