2016年09月16日
【ろんぐらいだぁす!】マンガ 感想&あらすじ ゆるふわガチな女の子たちのサイクリング作品
月刊ComicREX。2012年11月号から連載中。既刊7巻
著者:三宅大志
大学生になった倉田亜美は、友人の新垣葵と街を散策している途中で、運命を感じたあるモノとの出会いをした。そのあるモノとは、コンパクトな見た目が愛らしい「折りたたみ自転車」だった。
常日頃、ダメな自分を変えたいと思っていた亜美は、葵が以前から自転車に乗っていたことで関心を持っていたこともあり、思い切って購入することを決める。
さっそく葵とサイクリングに意気揚々と出かけた亜美だったが、ご飯を抜いてしまったことで力が入らなくなってしまうことに。そんな時、たまたま通りかかった西条雛子と一之瀬弥生に助けられ、彼女たちが同じ大学に通う先輩だったことを知り、この出会いがきっかけでサイクリング仲間が増えた亜美。
友人達に背を押されながら、様々なことに挑戦するようになった亜美は、自転車によって世界をどんどん広げていく。
・倉田亜美
主人公。大学1年生。小柄で取り柄と言える特技はなく、自分に自信が持てない女の子。根暗な性格というわけではなく、素直で明るく笑顔が素敵な可愛い女の子です。よく笑い、よく落ち込み、よく感動し、表情をコロコロ変える感情豊かな子。
・新垣 葵
大学1年生。亜美の幼馴染。黒髪ロングストレートの長身でスタイル抜群の美少女。運動神経も抜群。亜美の親友であり保護者のような立場におり、いつも温かく見守り手助けをしています。小さくて可愛いものが好き。
・西条雛子
大学3年生。亜美より小柄な女の子。背丈を指摘されると怒ります。金髪ツインテールが特長。少々強引な性格ですが面倒見は良く、亜美にいろいろなことを経験(策略をもって誘導)させてくれます。
・一之瀬弥生
大学3年生。雛子の幼馴染で親友。雛子とは対照的に高い身長とグラマーな体系をしたお姉さん。普段はおっとりニコニコしています。重度の自転車マニア。実家が裕福なので専用ガレージで集めた多くの部品を使い整備してます。
・高宮紗希
大学3年生。黒髪のポニーテール。雛子と一緒になって亜美を自転車の世界にどんどん引きずり込んでいく人。自転車旅行とその資金稼ぎにいそしんでいるため、大学では滅多に会えません。
【eBookJapan】 ろんぐらいだぁす! 無料で立ち読みできます
何をやっても上手くできず中途半端になっていた女の子が、偶然出会った自転車に心を奪われたことでサイクリングを始め、出会った仲間たちと喜びや苦労を分かち合い、時に助けられながら、どんどんハマっていく自転車によって成長していく姿を描いた物語。
「自転車」を題材にした漫画。自転車漫画と言ってもその種類は様々ですね、中でも好きな作品は、主にロードレースを主題とした「弱虫ペダル」「かもめ☆チャンス」や、ボタリングについて描かれた「東京自転車少女」「南鎌倉高校女子自転車部」。
本作は主にロングライド(長距離走行)を題材にしている作品です。秋からアニメも始まるのでそちらもかなり楽しみにしてます。
女の子たちがキャッキャウフフしながらサイクリングを楽しむだけではなく、センチュリーライドやブルペといった走行会のイベントに参加する様子も描かれてます。これは、ブルベの1つ、チームを組んで参加するフレッシュを目指す物語でもあります。私はロードバイク歴それなりに長いので「あー、あるある」と思いながら読ませてもらってます。
自転車に乗らない人にはブルペもフレッシュもあまりなじみない単語かと思います。ブルペというのは、200キロ以上の距離を制限時間内に完走するロングライドのイベントです。順位にこだわるものではないので競争ではなく、種類もルールも様々。
フレッシュはブルペの一種。3人から5人でチームを組み、360キロ以上の距離を走る団体戦です。ルートは自分たちで考えます。
日常パートは女の子たちの可愛いやりとりをしているゆるふわな感じですが、サイクリングに関してはハンガーノックやブルペなどの専門用語、先輩方の各種解説が入っているので結構ガチな自転車漫画かと。
亜美がいきなり55キロという距離を走行することや、初心者には過酷だろう坂道を苦しい顔をしながら登っている姿を見てると、「ゆるふわは?」「ほのぼのは?」などと思ってしまいましたね。一迅社さんのサイト見てみたら「ゆるふわ系?」と載っていたので、作ってる人達もゆるふわには疑問のようです。
あるある満載の作品でもあるので、サイクリングやってる人なら共感できる部分があると思います。初心者あるあるで言いますと、長い時間乗ってたせいでお尻が痛くなるとか、自転車本体だけでなくそれ以外での出費の多さに驚いたり、初めてロードバイクを乗ったときの爽快感など、かつて自分が体感したことを思い返しながら読めます。
登場するキャラクターはみんなそれぞれの魅力を持つ可愛い子たちばかり。
主人公の亜美は小動物みたいで微笑ましくて可愛かったです。笑ったり泣いたり、感動したり落ち込んだりとせわしなく、表情がコロコロ変わるので見てて飽きませんね。最初は体力もなく、途中で諦めてしまうこともあったんですが、それでも走り続けていくことで少しずつ確実に成長する姿には感動すらあります。ちなみに、この亜美という可愛いキャラは作者本人の体験を投影したキャラなんだそうです。なので、脳内で亜美をおっさんの姿に変換しないように注意しましょう。
他の子たちも亜美のことにはなにかと過保護になってしまう親友や、ロリとグラマーの先輩コンビ、大学そっちのけでバイクに跨り走り続ける先輩、愉快で可愛い女の子たちがこの作品に華を咲かせていますね。
一見ゆるふわでほのぼのとした萌え漫画のようでありながら、中身はそれなりにガチな自転車漫画でした。あるあるを共感することもでき、爽快な気分にもさせてくれましたね。走行中や走りぬいた後、彼女たちの眼前に広がる山や海や空などの壮大で美しい景色は素晴らしく、見てるとさっそく走りにいきたくなる衝動に駆られてしまいます。
可愛い女の子たちが見て体験する1つ1つのことには、ときに辛いこともあるけどその先には感動が待っていますので、ぜひその光景をご覧になってみてください。
著者:三宅大志
あらすじ・概要
大学生になった倉田亜美は、友人の新垣葵と街を散策している途中で、運命を感じたあるモノとの出会いをした。そのあるモノとは、コンパクトな見た目が愛らしい「折りたたみ自転車」だった。
常日頃、ダメな自分を変えたいと思っていた亜美は、葵が以前から自転車に乗っていたことで関心を持っていたこともあり、思い切って購入することを決める。
さっそく葵とサイクリングに意気揚々と出かけた亜美だったが、ご飯を抜いてしまったことで力が入らなくなってしまうことに。そんな時、たまたま通りかかった西条雛子と一之瀬弥生に助けられ、彼女たちが同じ大学に通う先輩だったことを知り、この出会いがきっかけでサイクリング仲間が増えた亜美。
友人達に背を押されながら、様々なことに挑戦するようになった亜美は、自転車によって世界をどんどん広げていく。
登場人物
・倉田亜美
主人公。大学1年生。小柄で取り柄と言える特技はなく、自分に自信が持てない女の子。根暗な性格というわけではなく、素直で明るく笑顔が素敵な可愛い女の子です。よく笑い、よく落ち込み、よく感動し、表情をコロコロ変える感情豊かな子。
・新垣 葵
大学1年生。亜美の幼馴染。黒髪ロングストレートの長身でスタイル抜群の美少女。運動神経も抜群。亜美の親友であり保護者のような立場におり、いつも温かく見守り手助けをしています。小さくて可愛いものが好き。
・西条雛子
大学3年生。亜美より小柄な女の子。背丈を指摘されると怒ります。金髪ツインテールが特長。少々強引な性格ですが面倒見は良く、亜美にいろいろなことを経験(策略をもって誘導)させてくれます。
・一之瀬弥生
大学3年生。雛子の幼馴染で親友。雛子とは対照的に高い身長とグラマーな体系をしたお姉さん。普段はおっとりニコニコしています。重度の自転車マニア。実家が裕福なので専用ガレージで集めた多くの部品を使い整備してます。
・高宮紗希
大学3年生。黒髪のポニーテール。雛子と一緒になって亜美を自転車の世界にどんどん引きずり込んでいく人。自転車旅行とその資金稼ぎにいそしんでいるため、大学では滅多に会えません。
【eBookJapan】 ろんぐらいだぁす! 無料で立ち読みできます
感想
何をやっても上手くできず中途半端になっていた女の子が、偶然出会った自転車に心を奪われたことでサイクリングを始め、出会った仲間たちと喜びや苦労を分かち合い、時に助けられながら、どんどんハマっていく自転車によって成長していく姿を描いた物語。
「自転車」を題材にした漫画。自転車漫画と言ってもその種類は様々ですね、中でも好きな作品は、主にロードレースを主題とした「弱虫ペダル」「かもめ☆チャンス」や、ボタリングについて描かれた「東京自転車少女」「南鎌倉高校女子自転車部」。
本作は主にロングライド(長距離走行)を題材にしている作品です。秋からアニメも始まるのでそちらもかなり楽しみにしてます。
女の子たちがキャッキャウフフしながらサイクリングを楽しむだけではなく、センチュリーライドやブルペといった走行会のイベントに参加する様子も描かれてます。これは、ブルベの1つ、チームを組んで参加するフレッシュを目指す物語でもあります。私はロードバイク歴それなりに長いので「あー、あるある」と思いながら読ませてもらってます。
自転車に乗らない人にはブルペもフレッシュもあまりなじみない単語かと思います。ブルペというのは、200キロ以上の距離を制限時間内に完走するロングライドのイベントです。順位にこだわるものではないので競争ではなく、種類もルールも様々。
フレッシュはブルペの一種。3人から5人でチームを組み、360キロ以上の距離を走る団体戦です。ルートは自分たちで考えます。
日常パートは女の子たちの可愛いやりとりをしているゆるふわな感じですが、サイクリングに関してはハンガーノックやブルペなどの専門用語、先輩方の各種解説が入っているので結構ガチな自転車漫画かと。
亜美がいきなり55キロという距離を走行することや、初心者には過酷だろう坂道を苦しい顔をしながら登っている姿を見てると、「ゆるふわは?」「ほのぼのは?」などと思ってしまいましたね。一迅社さんのサイト見てみたら「ゆるふわ系?」と載っていたので、作ってる人達もゆるふわには疑問のようです。
あるある満載の作品でもあるので、サイクリングやってる人なら共感できる部分があると思います。初心者あるあるで言いますと、長い時間乗ってたせいでお尻が痛くなるとか、自転車本体だけでなくそれ以外での出費の多さに驚いたり、初めてロードバイクを乗ったときの爽快感など、かつて自分が体感したことを思い返しながら読めます。
登場するキャラクターはみんなそれぞれの魅力を持つ可愛い子たちばかり。
主人公の亜美は小動物みたいで微笑ましくて可愛かったです。笑ったり泣いたり、感動したり落ち込んだりとせわしなく、表情がコロコロ変わるので見てて飽きませんね。最初は体力もなく、途中で諦めてしまうこともあったんですが、それでも走り続けていくことで少しずつ確実に成長する姿には感動すらあります。ちなみに、この亜美という可愛いキャラは作者本人の体験を投影したキャラなんだそうです。なので、脳内で亜美をおっさんの姿に変換しないように注意しましょう。
他の子たちも亜美のことにはなにかと過保護になってしまう親友や、ロリとグラマーの先輩コンビ、大学そっちのけでバイクに跨り走り続ける先輩、愉快で可愛い女の子たちがこの作品に華を咲かせていますね。
一見ゆるふわでほのぼのとした萌え漫画のようでありながら、中身はそれなりにガチな自転車漫画でした。あるあるを共感することもでき、爽快な気分にもさせてくれましたね。走行中や走りぬいた後、彼女たちの眼前に広がる山や海や空などの壮大で美しい景色は素晴らしく、見てるとさっそく走りにいきたくなる衝動に駆られてしまいます。
可愛い女の子たちが見て体験する1つ1つのことには、ときに辛いこともあるけどその先には感動が待っていますので、ぜひその光景をご覧になってみてください。
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