2017年04月09日
【紹介した作品の新刊発売情報】信長のシェフ 第18巻 他9作品
2017年4月10日〜4月16日発売予定の新刊。
このブログで紹介した作品や関連作品の新刊情報と、試し読みした作品の感想。
とつくにの少女 第3巻 2017年4月20日発売
とつくにの少女の過去記事はこちら
テラモリ 第6巻 2017年4月12日発売
テラモリの過去記事はこちら
勇者が死んだ! 第8巻 2017年4月12日発売
勇者が死んだ!の過去記事はこちら
恋するヤンキーガール 第2巻 2017年4月12日発売
恋するヤンキーガールの過去記事はこちら
銀のスプーン 第16巻 2017年4月13日発売
銀のスプーンの過去記事はこちら
銀のスプーンの過去記事はこちら<2>
七つ屋志のぶの宝石匣 第4巻 2017年4月12日発売
七つ屋志のぶの宝石匣の過去記事はこちら
あの山越えて(30): A.L.C.SELECTION (秋田レディースコミックスセレクション)
2017年4月14日発売
あの山越えての過去記事はこちら
信長のシェフ 第18巻 2017年4月14日発売
信長のシェフの過去記事はこちら
試し読みをして気になった作品もふたつ紹介します。
舞妓さんちのまかないさん 第01巻
著者:小山 愛子
掲載:週刊少年サンデー
2017年4月12日発売
日本を代表する観光地、古都・京都。京都の真ん中で華やぐ「花街(かがい)」にて、夜ごと甘く咲かせた美しさで街を彩る舞妓さん。そんな舞妓さんたちもお仕事を終えておうちへ帰れば普通の女の子になる。
「屋形(やがた)」と呼ばれる舞妓さんたちが共同で暮らすこのおうちには、縁あってまかないとして働く16歳の少女・キヨさんがいた。小さな台所でみんなのために温かなご飯を作って、舞妓さんたちが今夜も元気がんばれるように手助けすること、それがキヨさんのおしごと。
小さな台所より、16歳がごはんで綴る、舞妓さんの毎日をお届けします。
京都にある花街を舞台に、舞妓さんが共同生活を送る屋形でまかないとして働く16歳の少女・キヨさんと、舞妓さんたちの普通すぎる日常を描いた物語。
試し読み1話だけだと分からないことだらけなんですが、グルメ漫画としても日常系漫画としても読める作品ですね。
少年向けの週刊漫画雑誌で料理を扱っている漫画は、『中華一番』、『食戟のソーマ』、『トリコ』など、今までにも有名な作品はいくつも生まれていますが、料理対決などのバトル要素を加味された熱さと勢いある内容であることが多く、このようなまったりした作品というのはちょっと珍しい。
昨今のグルメ漫画ブームもあってか若干飽和状態気味のこのジャンルで、「舞妓さん」・「花街」という他ではあまり見ない一風変わったテーマは珍しく、しかも主人公はそんな舞妓さんたちが暮らす「屋形」で住み込みとして働く16歳の「まかないさん」。まかないであるキヨさんの姿と彼女が作る料理と共に、キヨさんを通して舞妓さんや花街のふつうすぎる日常を見る作品。ちょっと新鮮で興味深い。
主人公・キヨさんがとっても素朴で可愛く、安心感を与えてくれる少女。まだ詳しい経緯は分かりませんが、彼女は元々舞妓さん候補だったようで、前にいたまかないのおばちゃんが倒れたことで、新たなまかないとして就任したとのこと。
キヨさんの放つ優しい空気にふれるだけでも十分過ぎるほど癒してもらえそうなんですが、高い作画で描かれている彼女の作った料理からも温か味を強く感じられてとても良いですね。
不安なのはこの作風で、掲載されている「週刊少年サンデー」でウケルのかどうか。「スピリッツ」さんあたりならまだしも、派手さも熱さも勢いもないスローテンポなこの作品が、畑違いとも言われそうな週刊少年誌で受け入れてもらえるのか、ちょっと心配です。
でも、雰囲気はほんと良い作品なので、ぜひ長く続いてほしいですね。
まったりほのぼのした雰囲気でほっこりと癒してくれる作品。その中で舞妓さんというテーマをどう扱っていくのか、とても楽しみな作品。期待してます。
試し読みはWEBサンデーさんの公式サイトで1話を配信しています。(こちら)
魔王の秘書 第01巻
著者:鴨鍋かもつ
掲載:コミックアース・スター
2017年4月12日発売
「光を呼ぶ勇者」が誕生すれば、「闇を招く魔王」が封印から目覚め、その都度激しい戦いが繰り広げられてきた世界。ついに長き眠りから目覚めた魔王は世界を手中に収めるため、目的を果たすには敵を知ることが肝要と、まずは有能な人間の女を攫いに動き出す。
しかし、魔王の配下がちょっと人には言えない手で捕らえてきた人間の女は、有能過ぎるどえらい「秘書」だった。無駄を省いた無慈悲な世界制服計画を次々と練り上げていく秘書に、魔王ですら恐れを抱き、人間たちに同情する魔物たち。自分以外の人間には容赦無い魔王の秘書のせいで、人間世界がマッハでヤバイことに・・・。
復活した魔王の命令で攫われてきた人間の女性が「魔王の秘書」として仕え始め、闇に生きる魔王や魔物たちでさえ恐怖を抱き、人間に同情してしまうような世界制服計画を秘書がテキパキと練り上げていくギャグ漫画。
作者・鴨鍋かもつさんが元々は同人誌として製作し、のちにコミックアース・スターから連載スタートされた作品。
主役は勇者でもなければ魔王ですらなく、普通の人間の秘書。ただ、人間側が魔王軍の世界制服を阻止するためには、魔王と戦うよりも秘書を討ち取る方が手っ取り早いほどデキ過ぎな秘書です。
魔王や魔物たちに対して一切脅える様子は見せず、逆に彼らの方が怯んでしまう戦略的な世界制服計画を打ち出し、テキパキ仕事をこなしていきます。
元はどこかの国の国王秘書を務めていたようですが、秘書がいなくなったことに対して国王は心配するでもなく、「ついにワシは自由じゃああああ!!!」と体全体で喜びを表現していました。
魔王軍の魔物たちの方がよっぽど素直でかわいく見えてしまうから面白い。RPGのお約束的段取りを踏んで進軍しようとする魔王軍に対し、手っ取り早く成長する前の勇者を討ち取って短期間での決着を狙ったり、農業地帯への疫病・毒の散布による低リスク計画など、合理的かつ実現可能性の高い侵攻計画を立案し、同族に対して慈悲の欠片もない征服を実行しようとする恐ろしい秘書。有能過ぎるがゆえに周囲の思惑とは若干ズレがあるところも笑えます。
人間と魔王軍が対立する世界であってもシビアな重苦しさはなく、テンポとノリの良いギャグ漫画として読みやすい作品でした。
試し読みはコミックアースターさんの公式サイトで配信しています。(こちら)
このブログで紹介した作品や関連作品の新刊情報と、試し読みした作品の感想。
とつくにの少女 第3巻 2017年4月20日発売
とつくにの少女の過去記事はこちら
テラモリ 第6巻 2017年4月12日発売
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勇者が死んだ! 第8巻 2017年4月12日発売
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恋するヤンキーガール 第2巻 2017年4月12日発売
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銀のスプーン 第16巻 2017年4月13日発売
銀のスプーンの過去記事はこちら
銀のスプーンの過去記事はこちら<2>
七つ屋志のぶの宝石匣 第4巻 2017年4月12日発売
七つ屋志のぶの宝石匣の過去記事はこちら
あの山越えて(30): A.L.C.SELECTION (秋田レディースコミックスセレクション)
2017年4月14日発売
あの山越えての過去記事はこちら
信長のシェフ 第18巻 2017年4月14日発売
信長のシェフの過去記事はこちら
試し読みをして気になった作品もふたつ紹介します。
舞妓さんちのまかないさん 第01巻
著者:小山 愛子
掲載:週刊少年サンデー
2017年4月12日発売
日本を代表する観光地、古都・京都。京都の真ん中で華やぐ「花街(かがい)」にて、夜ごと甘く咲かせた美しさで街を彩る舞妓さん。そんな舞妓さんたちもお仕事を終えておうちへ帰れば普通の女の子になる。
「屋形(やがた)」と呼ばれる舞妓さんたちが共同で暮らすこのおうちには、縁あってまかないとして働く16歳の少女・キヨさんがいた。小さな台所でみんなのために温かなご飯を作って、舞妓さんたちが今夜も元気がんばれるように手助けすること、それがキヨさんのおしごと。
小さな台所より、16歳がごはんで綴る、舞妓さんの毎日をお届けします。
京都にある花街を舞台に、舞妓さんが共同生活を送る屋形でまかないとして働く16歳の少女・キヨさんと、舞妓さんたちの普通すぎる日常を描いた物語。
試し読み1話だけだと分からないことだらけなんですが、グルメ漫画としても日常系漫画としても読める作品ですね。
少年向けの週刊漫画雑誌で料理を扱っている漫画は、『中華一番』、『食戟のソーマ』、『トリコ』など、今までにも有名な作品はいくつも生まれていますが、料理対決などのバトル要素を加味された熱さと勢いある内容であることが多く、このようなまったりした作品というのはちょっと珍しい。
昨今のグルメ漫画ブームもあってか若干飽和状態気味のこのジャンルで、「舞妓さん」・「花街」という他ではあまり見ない一風変わったテーマは珍しく、しかも主人公はそんな舞妓さんたちが暮らす「屋形」で住み込みとして働く16歳の「まかないさん」。まかないであるキヨさんの姿と彼女が作る料理と共に、キヨさんを通して舞妓さんや花街のふつうすぎる日常を見る作品。ちょっと新鮮で興味深い。
主人公・キヨさんがとっても素朴で可愛く、安心感を与えてくれる少女。まだ詳しい経緯は分かりませんが、彼女は元々舞妓さん候補だったようで、前にいたまかないのおばちゃんが倒れたことで、新たなまかないとして就任したとのこと。
キヨさんの放つ優しい空気にふれるだけでも十分過ぎるほど癒してもらえそうなんですが、高い作画で描かれている彼女の作った料理からも温か味を強く感じられてとても良いですね。
不安なのはこの作風で、掲載されている「週刊少年サンデー」でウケルのかどうか。「スピリッツ」さんあたりならまだしも、派手さも熱さも勢いもないスローテンポなこの作品が、畑違いとも言われそうな週刊少年誌で受け入れてもらえるのか、ちょっと心配です。
でも、雰囲気はほんと良い作品なので、ぜひ長く続いてほしいですね。
まったりほのぼのした雰囲気でほっこりと癒してくれる作品。その中で舞妓さんというテーマをどう扱っていくのか、とても楽しみな作品。期待してます。
試し読みはWEBサンデーさんの公式サイトで1話を配信しています。(こちら)
魔王の秘書 第01巻
著者:鴨鍋かもつ
掲載:コミックアース・スター
2017年4月12日発売
「光を呼ぶ勇者」が誕生すれば、「闇を招く魔王」が封印から目覚め、その都度激しい戦いが繰り広げられてきた世界。ついに長き眠りから目覚めた魔王は世界を手中に収めるため、目的を果たすには敵を知ることが肝要と、まずは有能な人間の女を攫いに動き出す。
しかし、魔王の配下がちょっと人には言えない手で捕らえてきた人間の女は、有能過ぎるどえらい「秘書」だった。無駄を省いた無慈悲な世界制服計画を次々と練り上げていく秘書に、魔王ですら恐れを抱き、人間たちに同情する魔物たち。自分以外の人間には容赦無い魔王の秘書のせいで、人間世界がマッハでヤバイことに・・・。
復活した魔王の命令で攫われてきた人間の女性が「魔王の秘書」として仕え始め、闇に生きる魔王や魔物たちでさえ恐怖を抱き、人間に同情してしまうような世界制服計画を秘書がテキパキと練り上げていくギャグ漫画。
作者・鴨鍋かもつさんが元々は同人誌として製作し、のちにコミックアース・スターから連載スタートされた作品。
主役は勇者でもなければ魔王ですらなく、普通の人間の秘書。ただ、人間側が魔王軍の世界制服を阻止するためには、魔王と戦うよりも秘書を討ち取る方が手っ取り早いほどデキ過ぎな秘書です。
魔王や魔物たちに対して一切脅える様子は見せず、逆に彼らの方が怯んでしまう戦略的な世界制服計画を打ち出し、テキパキ仕事をこなしていきます。
元はどこかの国の国王秘書を務めていたようですが、秘書がいなくなったことに対して国王は心配するでもなく、「ついにワシは自由じゃああああ!!!」と体全体で喜びを表現していました。
魔王軍の魔物たちの方がよっぽど素直でかわいく見えてしまうから面白い。RPGのお約束的段取りを踏んで進軍しようとする魔王軍に対し、手っ取り早く成長する前の勇者を討ち取って短期間での決着を狙ったり、農業地帯への疫病・毒の散布による低リスク計画など、合理的かつ実現可能性の高い侵攻計画を立案し、同族に対して慈悲の欠片もない征服を実行しようとする恐ろしい秘書。有能過ぎるがゆえに周囲の思惑とは若干ズレがあるところも笑えます。
人間と魔王軍が対立する世界であってもシビアな重苦しさはなく、テンポとノリの良いギャグ漫画として読みやすい作品でした。
試し読みはコミックアースターさんの公式サイトで配信しています。(こちら)
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