2016年10月27日
漫画『テラモリ』1巻の感想とあらすじ
『テラモリ』1巻の感想。
テラモリ
著者:iko
掲載:裏少年サンデーコミックス
1巻発売日:2015年9月11日
日京女子大学に通う20歳の高宮陽は、ゲームに課金しすぎて金欠に悩む女子大生。オクテで社交性も低いことから、人前に立つことも苦手。
9月の終わりに就活セミナーが始まり、周りがインターンシップに参加するかに悩むなか、まだまだ大学生活を謳歌したいと、高宮はお金を稼ぐためにバイトを始めることを決意。
予定していたバイトの面接に向おうとしていた高宮だったが、トイレに駆け込んだスーツ屋「テーラー森」の時給の高さに目が眩み、即応募して内定をもらうことに成功する。
しかし、この選択がこれからの彼女の運命を大きく変えることになるとは、本人もまだ気づいていない。
社交性なし、バイト経験なしの女子大生が、ひょんなことからスーツ屋で働くことになり、上司の厳しい指導を受けながら働いていくなかで、少しずつ社会人としての心構えを身に付けて成長していく物語。
少女マンガ風の絵柄で描かれているお仕事コメディ漫画。社会人応援漫画と言ってもよさそうです。最初はバイト先での恋愛を中心に展開されていく物語なのかと予想してましたが、恋愛要素も踏まえながら主に接客業やスーツについての知識をライトに語っている作品でした。
高宮陽は可愛いだけではなく、非常にユニークな主人公。ゲームの重課金者で常にお金はなく、社交性やコミュニケーション能力が低いにも関わらず、高い自給に目が眩んで接客業のバイトを選んだ女子大生。当初は、コミュニケーション能力のないオタクということだったので、おどおどした大人しい主人公なのかなと思ったんですが、おかしなテンションをしてる意外と明るい性格の女子でした。
ただ、リア充やオシャレ空間に対してはアウェイ感を抱いてしまうようで、あまりの眩しさに体と心が拒否反応を示しています。物語開始数話の彼女は仕事に対しての姿勢もかなり適当な女性。それらのことから、眩しすぎるフロアや店員、お客から逃げ隠れし、別の場所で掃除ばかりしているものだから当然怒られます。お金を貰うのに仕事なめすぎですね。
この高宮と副店長の平尾さんとのやりとりが一番面白かったですね。接客業なのに接客の場から逃げて給料貰うまでやり過ごそうとしてる高宮に対し、なんとかまともに仕事ができるように厳しめな指導を施す平尾さん。高宮は結構言いたいことをはっきり言ってしまう子なので、厳しい仕事(一般的には普通の仕事)や指導に対して、必死に言い訳して逃れようと駄々っ子になる始末。それを平尾さんが一蹴して容赦なく谷へ突き落とします。なかなかテンポとノリの良いコントです。
優しく穏やかに指導した方がいい人もいますけど、高宮に必要なのは厳しさでしょうね。最初の状態のままだと彼女の将来心配過ぎます。それに、平尾さんも優しさからくる厳しさですから(たぶん)、別に無理難題をふっかけているわけではありません。
いつ辞めてもおかしくなかった高宮もいろいろなことを学び、ぎこちなく接客したお客様に「ありがとう」と言ってもらえたことから、社会人としての意識にも少しずつ変化が見られるようになります。特に「ありがとう」と言ってもらえたのはうれしいでしょうね。初のバイト、しかもコミュニケーションが苦手な彼女ですから、その一言にはこれまでにない喜びがあったと思います。これからの彼女にとって大きな気力になることでしょう。
それから、まだ1巻なので内容は初心者向きですが、紳士服に関する知識も養えます。スーツのみならず、ネクタイや靴などのビジネス用品について、変なキャラクターが分かり易く解説してくれるので、新しく社会に飛び出す人には参考になるところもあると思います。私もスーツが毎日必須な仕事ではないのでそれほど詳しくないですけど、それでも必要なときもあるのでいい勉強になりました。
とても面白かったです。スーツという珍しい題材を扱い、関連商品についての解説と青春物語をテンポの良い軽めのギャグで展開していく作品。スーツなどのビジネス用品についての知識や、社会人として仕事に向き合う心構えなどを、漫画という媒体で分かり易く教えてもらえました。
それから、今回は高宮と平尾さんのことしか紹介しませんでしたが、テーラー森で働く他の社員たちもクセの強い方々ばかりで魅力的。2巻以降は彼等についても掘り下げていくしょうから、それぞれのドラマも楽しみ。平尾さん共々高宮との絡みも面白そうです。
【eBookJapan】 テラモリ
↑無料で立ち読みできます
テラモリ
著者:iko
掲載:裏少年サンデーコミックス
1巻発売日:2015年9月11日
日京女子大学に通う20歳の高宮陽は、ゲームに課金しすぎて金欠に悩む女子大生。オクテで社交性も低いことから、人前に立つことも苦手。
9月の終わりに就活セミナーが始まり、周りがインターンシップに参加するかに悩むなか、まだまだ大学生活を謳歌したいと、高宮はお金を稼ぐためにバイトを始めることを決意。
予定していたバイトの面接に向おうとしていた高宮だったが、トイレに駆け込んだスーツ屋「テーラー森」の時給の高さに目が眩み、即応募して内定をもらうことに成功する。
しかし、この選択がこれからの彼女の運命を大きく変えることになるとは、本人もまだ気づいていない。
社交性なし、バイト経験なしの女子大生が、ひょんなことからスーツ屋で働くことになり、上司の厳しい指導を受けながら働いていくなかで、少しずつ社会人としての心構えを身に付けて成長していく物語。
少女マンガ風の絵柄で描かれているお仕事コメディ漫画。社会人応援漫画と言ってもよさそうです。最初はバイト先での恋愛を中心に展開されていく物語なのかと予想してましたが、恋愛要素も踏まえながら主に接客業やスーツについての知識をライトに語っている作品でした。
高宮陽は可愛いだけではなく、非常にユニークな主人公。ゲームの重課金者で常にお金はなく、社交性やコミュニケーション能力が低いにも関わらず、高い自給に目が眩んで接客業のバイトを選んだ女子大生。当初は、コミュニケーション能力のないオタクということだったので、おどおどした大人しい主人公なのかなと思ったんですが、おかしなテンションをしてる意外と明るい性格の女子でした。
ただ、リア充やオシャレ空間に対してはアウェイ感を抱いてしまうようで、あまりの眩しさに体と心が拒否反応を示しています。物語開始数話の彼女は仕事に対しての姿勢もかなり適当な女性。それらのことから、眩しすぎるフロアや店員、お客から逃げ隠れし、別の場所で掃除ばかりしているものだから当然怒られます。お金を貰うのに仕事なめすぎですね。
この高宮と副店長の平尾さんとのやりとりが一番面白かったですね。接客業なのに接客の場から逃げて給料貰うまでやり過ごそうとしてる高宮に対し、なんとかまともに仕事ができるように厳しめな指導を施す平尾さん。高宮は結構言いたいことをはっきり言ってしまう子なので、厳しい仕事(一般的には普通の仕事)や指導に対して、必死に言い訳して逃れようと駄々っ子になる始末。それを平尾さんが一蹴して容赦なく谷へ突き落とします。なかなかテンポとノリの良いコントです。
優しく穏やかに指導した方がいい人もいますけど、高宮に必要なのは厳しさでしょうね。最初の状態のままだと彼女の将来心配過ぎます。それに、平尾さんも優しさからくる厳しさですから(たぶん)、別に無理難題をふっかけているわけではありません。
いつ辞めてもおかしくなかった高宮もいろいろなことを学び、ぎこちなく接客したお客様に「ありがとう」と言ってもらえたことから、社会人としての意識にも少しずつ変化が見られるようになります。特に「ありがとう」と言ってもらえたのはうれしいでしょうね。初のバイト、しかもコミュニケーションが苦手な彼女ですから、その一言にはこれまでにない喜びがあったと思います。これからの彼女にとって大きな気力になることでしょう。
それから、まだ1巻なので内容は初心者向きですが、紳士服に関する知識も養えます。スーツのみならず、ネクタイや靴などのビジネス用品について、変なキャラクターが分かり易く解説してくれるので、新しく社会に飛び出す人には参考になるところもあると思います。私もスーツが毎日必須な仕事ではないのでそれほど詳しくないですけど、それでも必要なときもあるのでいい勉強になりました。
とても面白かったです。スーツという珍しい題材を扱い、関連商品についての解説と青春物語をテンポの良い軽めのギャグで展開していく作品。スーツなどのビジネス用品についての知識や、社会人として仕事に向き合う心構えなどを、漫画という媒体で分かり易く教えてもらえました。
それから、今回は高宮と平尾さんのことしか紹介しませんでしたが、テーラー森で働く他の社員たちもクセの強い方々ばかりで魅力的。2巻以降は彼等についても掘り下げていくしょうから、それぞれのドラマも楽しみ。平尾さん共々高宮との絡みも面白そうです。
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